大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

伊豆大島ウルトラランニング(たまる)

2015-04-02 11:36:42 | 伊豆大島ウルトラランニング
4年生のたまるです。もう4年生とかつら。。。
3年生のときに出た大会なのでだいぶ昔の話ですが。。。

伊豆大島は以前から出てみたかった大会の一つだったので、すっさんがメーリスを回したのをきっかけに出ることにしました。100kmと58kmで悩んだ気がするけど、今回は58kmへ。58kmは5:00スタートなので、暗い中を走るウルトラの気分を味わうことができて、尚且つ昼には終わるという楽しい感じですね。ただ、ほかの男性陣が100kmということもあって、旅行中ずっと「58kmは甘え」って煽られてました。



0日目(?)
22:00竹橋港出港の船。トランプで遊んだ後24:30くらいに就寝。ただ、慣れないベッドだったのでなかなか寝付けず、起きたり寝たりを繰り返してた。

1日目
5:30起床。6:00到着。晴れ。港から富士山がくっきり。
レンタカーを借りて宿へ。2階建てログハウス!2階へ行く階段が急だった。
荷物をおいて、観光へ。レンタカーで走る道が坂ばかりで不安になった。ただ、どこがどのくらいの傾斜なのかわかったのはよかった。
そして三原山へ山登り。じゃんけんで負けたので300mくらい走った。そういや、徳島のときはフルの前日に眉山に登りかけてやめたけど、今考えるとあれこそ甘え。
元町港へ降りて食事。べっこう丼。美味。
火山博物館。このあたりで眠気が襲ってきた。何人か館内の通路で寝てた。
三原山温泉。ホノマラで混成競技やったら誰が強そうか話した覚えがある。
牧場で牛乳ソフト食べて、受付会場の元町港へ。レンタカーの返却方法が路駐で放置とか大島のすごさを実感した。
スーパーで買い出しして抽選会。何も当たらず。夜ご飯食べて、翌日の準備。ボードゲームして、すっさんとたぬきの茶番を見届けて22:30に就寝。


2日目
2:30起床。おにぎりなりぶどうぱんなりを食べて着替えて準備。4:15くらいに宿を出発。スタート30分前に会場についた。でも会場でそんなにすることもなくUSGさん、すっさん、たぬきと3列目くらいに並んでスタート。

5km 23:30
10km 24:35
15km 23:25
20km 24:10
25km 24:16
30km 37:05
35km 38:44
40km 39:20
45km 41:04
50km 29:41
55km 23:46
finish 5:45:06

目標は特になかったが、45.4kmのそばエイドからゴールまでは下りなので、いかに45.4kmまで走るかがポイントだと考えていた。というわけで自分はフルに出てるつもりで走りました。
スタート後は気持ちがいいくらいのペースで走った。けど、前が速すぎて、1kmくらいしたらすでに孤独走状態。暗い海岸線をひたはしる。折り返したら強い向かい風。USGさんに追いつかれて、しばらく並走。5kmの看板を見つけられなかった上に、8kmでウォッチを起動させてなかったことに気付く。USGさんにタイムを聞いたら、5kmのはいりが想像以上に速かった。

そのままの感じで25km手前まではUSGさんと並走。エイドも殆どとまらず。本格的な登りの前で脚に疲労がたまり始めてたので、不安しかない。26kmのエイドで初めて止まって、いろいろ食べた。
そこから登りが続く。もう少しで登りきるところで歩いた。一度歩くとやる気がなくなり、あとは歩きがメイン。甘え。30kmのあたりでたぬきに抜かされた。37.1kmのエイドではおばちゃんに折り紙で作った椿をもらった。これはレース後isgrにあげた。

45.4kmのエイドまで歩くつもりで坂を登ってたら、近くに若いおにいさんを発見。話をしながら一緒にのぼる。話すと元気がでる(もしくは疲れがまぎれる)ので、走れた。余談だけど、そのおにいさんは二週間前にIZU TRAIL journey走ったっていうトレイルランナー。ロードの坂は苦手って言ってたけど、十分速い。6月のオクムにもでるみたいだからそこでも会えたらいいな。

44km付近で折り返してきたたぬきとすれ違った。そのまま45.4kmのそばエイドへ。そばが美味しかった。さあ、下りだ。と思って走り始めた瞬間、isgrに遭遇。かなりいいペースで走ってきたことに驚く。と、同時にだらだらしたら負けそうだったので下りを頑張ることに。なんか秋田でホーリーに追いつかれた時と似てる笑。少ししたら、すっさんとすれ違った。かなりいいペースで走ってきたことに驚く。

あとは下るだけ。エイドも2つあったがとばした。途中で、自動車学校の教習車を見かけた。こんな日に路上教習やらなくてもいいのに、と思った。
くだりきってからの残り1.5kmくらいの平地で歩いてたら向かいの歩道で2周目に向かうたぬきに「歩くな」って怒られた。ごめん。そのまま、ゴール。

ゴール後、つみれ汁を食べつつisgrのゴールを見届け、すっさんの通過を見届けた。そしてささみ氏のところまで追加ジョグ。1.5kmくらい戻ったところで合流できた。そしたらささみ氏の第一声が「追加ジョグはもうしたんですか?」二女にまで煽られるとは。まあ、自分が後輩の立場だったら煽るけどね笑
そのまま、ゴールの直前まで並走。

さらに、眠り姫、USGさん、PPプリン、たぬきのゴールを見届けた。
タイミングを見計らって、すっさんを95km付近で出迎えるために追加ジョグ。
そしてすっさんと合流。かなり辛そうだったが、走るよう煽り続けた。ラスト800mくらいですっさんと別の道を行って先にゴールにたどり着こうとしたら、すっさんが速すぎて間に合わなかった。

というわけで全員完走!
参加者は温泉入浴券がもらえるので、温泉行って疲れを癒し、宿へ。夕食のときに隣に座った団体の話が聞こえてきた。曰く、100kmは朝スタート夜終わりで、生活リズムを崩してないから普通。24時間とか30時間とか生活リズムを崩さなくてはならないレースにでるのが変態、とのこと。わかってたけどたぬきは変態だったwww
夕食後、ログハウスでプチアフター。すっさんはずっと寝てた。二女も全員眠そうだった。早めにお開き。


3日目
6:45起床。からの朝練withたぬき。前日の夜までは、港までいけるかな。とか話してたけど、脚は痛いし坂ばっかりだし無理。2kmくらいのところにある大島一周道路まで走って戻ってきた。そのあと歩いて牧場に向かうも、お牛さんとは会えず。
朝食を食べて観光へ。
椿花ガーデン。いろんな種類の椿があった。景色のよい芝生広場やハンモックの森などゆったりできた。ハンモックの森では、地面に突き刺さった枝を抜くことに挑戦。たぬきが抜いた。さすが変態。うさぎの森では、isgrが餌を使ってうさぎと戯れてた。

その後、浜辺へ。ごつごつした岩場をみんながわたっていく中、ささみ氏は岩場の手前でみんなを温かく見守っていた。
元町港で昼ご飯。小鉢がたくさんきた。その後、急いで岡田港へ。
この日は、ちょうど小学校教員の離島の日とか何とかで、港にはたくさんの見送りの人が。出港のときは映画のワンシーンのようであった。
そして5時間かけて東京港へ。どうでもいいことだけど、大島も東京都なので、東京に戻る、という表現はたぶん正確ではない。島の人はなんていうんだろう。
到着後は、秋田のようにアフターで焼き肉へ。ウルトラの後の焼き肉が定番になってきた。ただ、港から最寄りの牛角に行こうとしたらまさかの満席。しぶしぶ隣駅の牛角へ。予め予約をしとくべきだった。今後への教訓。
そして解散。長い長い旅が終わりましたとさ。


まとめ
58kmは甘え、とか散々言われましたが、58kmでコースの内容は十分満喫できました。エイド全制覇を目指したり限界まで挑戦したりするのであれば100km、伊豆大島を満喫するのであれば58kmか42kmでいいかなと。58km、42kmの女子も相当ダメージを負っていました。
ただ、悩んだら長いほうに行ってもいいんじゃないかとは思いました。あくまでも悩んだらの話。モチベーションに差が出てくると思います。
特にこれといった目標もなかったのであまりまとめることもありませんが、これからウルトラ走ってみたいという人にいくつか。

まず、どんな大会でも食べ物の準備は最低限しておくといいと思います。大島はコンビニがなくスーパーが閉まるのが早いので、計画がずれると食べ物がつきる可能性があります。実際、今回も宿のお弁当だけでは少なかったです。遠征するときは、宿の周辺に食べ物を調達できる場所があるか、ほかのランナーに買い占められてないか考えておくといいと思います。余れば、レース後に食べたりできるので、ちょっと多めに買っておくといいのかなと。
また、荷物はスーツケースより肩掛けのほうがいいらしいです。自分はスーツケースをガラガラ引っ張るのがもともと好きじゃないので肩掛けの大きなバッグを使ってますが、フルやウルトラで疲労した脚でスーツケースを持つと、階段で死ねるらしいです。興味ある人は試してみるといいと思います。とりあえず大会に出ましょう。
あと、辛くなったときこそいろんな人としゃべるといいんじゃないでしょうか。エイドの人に挨拶、お礼を言うのはもちろんだと思いますが、意外なところで接点があったりとか地元の話が聞けたりとかするとやる気も出てくると思うので。さらに、ほかのランナーとしゃべったりすることができるのはウルトラとかトレイルならではだと思います。走っている人と話したら走らざるを得なくなるし、面白い大会とか練習方法とか聞けたりするかもしれませんね。

結論
58kmが甘えかどうかは走ればわかります。

さあ、次はチャレ富士だ!

伊豆大島ウルトラランニング(たぬき)

2015-04-02 01:14:56 | 伊豆大島ウルトラランニング
こんにちは。ふくもとです。伊豆大島にお邪魔して色んな所に行ったり100km走ってきたりしたので、旅行記でも書こうかと思います。

伊豆大島ウルトラランニングに出場しようと思ったきっかけは、すっさん改めスドンヌに誘われたから。
去年秋田に行った際、「すっさんが初めて出る100kmには出場するよ」と言った手前、出場しない訳にはいかなかった(>_<)
単純に伊豆大島に行ってみたかったというのも大きかった。

〔ふね〕
浜松町に集合して買い出し・大型客船で伊豆大島へ。レインボーブリッジを真下から眺めたり、客室(特1等!)でお菓子を食べながら大富豪をやったりした。そして寝た。

〔大会前日〕
朝6時、伊豆大島の岡田港に到着。宿泊予定のログハウスへ。ログハウスは2階建てで、男性陣は1階、女性陣は2階に泊まることになった。声や物音が筒抜けだった。

まずは三原山へ。火口に向かうために急坂を登った。坂の途中で翌日58kmに出場するたまるが何を思ったか坂を走って登り始めた。
推測するに、翌日100kmを走れない悔しさがたまるの体を突き動かしたのであろう。さすがである。

火口はなかなかの眺めだった。明日の58kmだけでは物足りないだろうから火口を42km分周回してきていいよとみんなでたまるに言ったのだが、走ってくれなかった。甘え。

元町港にあるべっこう丼のお店で昼ご飯を食べた。ポムポムプリン専属カメラマンがなぜか牛丼を頼んでいた。牛丼が食べたかったらしい。
海鮮のお店で牛丼を食すのも、それはそれでオツなものなのかもしれない。知らないけど。

火山博物館では宇宙を旅したり、アルキメデスの原理を勉強したりした。色々と衝撃的だった。
その後三原山温泉で強風に吹かれつつ露天風呂を堪能した。

ゼッケン引換を行ってコテージに戻り、翌日の支度をした。
上の階のブレーカーを落として遊んだり、隣にいるすっさんにTwitterで「伊豆大島ウルトラ頑張れ!」とかリプしたりして遊んだ。

某とうふがすっさん宛に送ったLINEで僕の存在が忘れられていて男みんなで爆笑していたら誰かに壁ドンされた。時計を見ると10時半くらいだったので素直に寝た。

〔大会当日〕

時計でのラップ。
25'36-25'46-24'13-25'58-25'19-30'58-27'50-29'08-41'23-30'45(50km)
26'57-32'17-35'11-41'38-44'35-41'18-31'00-38'15-48'33-31'17(100km)
計10:58'04

朝2時半に起床し、おにぎりやらパンやらを食べて会場へ。スタート地点ですっさん・たまる・USGさんと一緒に並んでいると、前の女性の方に「若いのに100km走るの!他に楽しいことたくさんあるでしょ!200kmとかのレースになると20代とか1人もいないよ!」と言われた。残念ながらここにいた。

スタートしてさっそくたまるとUSGさんにおいていかれる。今回のレースはとりあえず突っ込んでみようと決めていたので適当に飛ばす。
10-15kmのラップが24分台になってちょっとあげすぎかなと思ったが、とりあえず何も考えずに飛ばす。

25kmくらいで本格的に山登りに入ってからちょっとつらくなってくる。
「ピンチはチャンス」と書かれていた看板の割と直後に「ピンチはピンチ」と書いてある看板があって精神に50くらいのダメージを受ける。

30km過ぎで先行していたたまるに会った。ちょっと話してから5kmくらい走ったところで両足の太ももが吊り、終戦を悟る。
やはり飛ばし過ぎたかと思いつつ、とりあえず45.5kmのあしたばそばを目指す。
ただ潰れて終わるのもあれなので、ゼッケンの前に「ホノルルマラソンを走る会!!」と書いていたことを利用してエイドの方々にホノマラについて知って頂くことにしよう、と決める。
伊豆大島出身のほのまらーが生まれる日も近い。

あしたばそば直前の坂をたらたら歩いていたらめっちゃ元気そうなUSGさんとすれ違う。応援を受けた後、なんとかあしたばそばに辿り着いてしばらく休む。
ここから58kmまではしばらく下りなので体力を回復させようと試みる。下っている途中でたまる&あんこ氏&すっさんとすれ違う。みんな元気そうだった。

58kmでスタート(ゴール)にいったん戻ってくる。あと42km走るの?ここでゴールで良くね?とか考えた。
今まで58kmは甘えとか42kmジョグしなきゃなとか散々たまるを煽ったけど、正直58kmは正解なのではないかと思った。
とはいえスタートしないわけにもいかないので泣く泣く元町港を後にする。

58-60kmでたまる&あんこ氏に遭遇する。ラストスパート頑張れ的な言葉をかけた気がする。ここらへんでリスまんじゅうエイドに到着する。
とりあえずポーチにリスまんじゅうを詰めて走り続ける。70km前で食べたおかゆがすごくおいしかった。その後の坂は辛かった。リスに遭遇した。

調子があまりに上がらないので80kmくらいでリタイアしようかとも思ったのだが、リタイアするのもそれはそれでだるいので走り続ける。
91.7kmのエイドでかしわんば餅を食べた後、一応11時間切れそうなことが判明したのでちょっと頑張る気が起きる。
ゴールではUSGさんとたまるが応援してくれていた。ダッシュしてゴール。

USGさんと御神火温泉に行ってからすっさんのゴールを待った。風呂上がりのアイスは至高。
すっさんと100mくらいゴールまで併走しようと思ったのだが、すっさんのラストスパートが速過ぎてついていけなかった。

買い出しをして帰ってから宿でご飯を食べた。隣接していたランナーのグループが「100kmは朝始まって夜終わって生活リズムに合っているからいいけど、24時間以上かかる大会に出る奴は変態」とか話していて、なんかごめんなさいという気持ちになった。
夜の飲み会でやたら変態変態と言われた気がする。眠り姫あーりーが降臨していた。すっさんは爆睡し、ささみは梅酒を飲んでいた。

〔大会翌日〕
7時頃起きてたまるとともに朝ジョグした。足と内臓が痛かった。
僕と同じく足・内臓ともにぼろぼろであるはずのたまるがなぜわざわざ朝ジョグを敢行するのか、推測するに、昨日100km走れなかった悔しさがたまるの体を(以下略

朝ごはんを食べた後、車で椿花ガーデンという所に移動した。ここではハンモックで遊んだり、ウサギと戯れたりした。ハンモックから落下している人、ベンチで昼寝している人、ポムポムプリンを撮影している人など、色々な人がいた。

その後は海の近くまで行って岩場を歩き、元町港で昼ご飯を食べて帰りの船に乗船した。



最初から最後まで楽しいこと尽くしの伊豆大島だった。レースに関しては、伊豆大島を2周もする必要はなかったかな、と感じた。58kmで充分。
取りまとめしてくれたすっさん並びにみなさんありがとうございました。

次は、今回の旅行で散々いじられたあの人です。