大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

えちごくびき野100キロマラソン(PPP)

2016-10-19 01:12:28 | えちごくびき野100...
4年生のPPPです。
大会の参考にはならないと思うのですが、楽しかったので書きます(^ω^)
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【えちごくびき野100kマラソン 】
10月9日(日) スタートAM5:30
新潟県上越市から山へ入り峠を5つ越え町をぐるっとするコース
制限時間13時間半、獲得標高1,573m
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エントリーのきっかけは、いつも通りその辺のウルマラーに誘われて。
2年に一度、完走メダル、新潟というワードに惹かれました(´▽`)

今回はメーリスを流し、かなりしつこく宣伝と勧誘を行い、人が人を呼び、たくさんのホノマラーの参加となり賑やかな遠征でした。
初ウルトラの人も多く、騙されてノリでエントリーしてしまった人もいるかと思います。。。来てくれてありがとう(´;ω;`)
T丸さんis河さんとのアフターで盛り上がった「ウルトラマラソンを走る会」のしおりを作ってみることに。みんなの初ウルトラの思い出が形に残るようにしたくて頑張りました。作っていくうちにどんどん楽しくなってしまい気づいたら練習もせずに出発前夜までほぼ3徹してました(おかげで足の疲労が抜けた)
ウルトラの前にてるてる坊主を作るのが恒例になってきましたね。毎日一個ずつ作ってくれる青くんめっちゃかわいいです(^ω^)



【練習】
エントリーをしてから5ヶ月くらいは毎月200キロ走るようにしていて、距離練は遊びという青くんの言葉の意味がわかった。ジョグノートでみんなの練習量に刺激され、時間の空いた日は雨の日も日差しの強い日も走った。楽しかった。多分友達減った。
恥ずかしい話ですが初めて練習を積みました。まともにマラソンの練習を始めたのは4年の山手線企画から。それまでで一番多く走ったのが、伊豆大島(3月)の大会前直前の月間50キロの練習程度だったので、自分の中ではかなりの練習量。距離練をするたびに受けるダメージが少なくなっているのがわかった。

【出発】
朝は早い。電車でランニングウォッチを家に置いてきたことに気づいた。
今回もホノマラーに加え、2年生にしてウルマラ中毒のKIRIちゃん、ずいぶんと派手なリレマラの先輩(伊豆大島大会録参照)も参加。←あんこさんに誘われたんだって笑。バスに乗車する時にしおりを全員に配った。バスの隣はMつんさん。ずっとお菓子を食べながらおしゃべりに付き合ってもらった。せっかくのホノマラーとの時間を睡眠で削りたくないのでバスの中ではずっと起きてた。
途中のパーキングではスーパーウルマラーのODNさんと同じものを注文した。サバの味噌煮。完走できそうな気がした⤴︎観光で滝を見に行ってから、買い出しのためスタート近くのイオンへ。朝ごはんのついでに時計を買った。バナナとアミノバイタルはいつも家から持ってきている。

【前夜】
ゼッケン引換後、トランジット袋にみんなで寄せ書きを書き合って遊んだ。楽しくて明日100キロ走る実感が全くなかった。やっぱり人が多いと楽しい。
宿の夕食は大きなカニが出てきて豪華だったけど刺身以外嫌いな食べ物だった。悲しみ。向かいの席に座っていた目玉焼きおじさんが米をめっちゃ食べてた。はっしーとお風呂で遊んだ。ODNさんと西野カナを聞いた。あべみきが寝言の心配をしている。みなみちゃんとリカさんが準備にあたふたしてるのを見て、嬉しくてニヤニヤしてしまった。とにかく人が多くて楽しい前夜だった。手洗い場にも人が溢れる。10時半頃布団に入ったけどなかなか寝付けなかった。

【スタート前】
3時起床。ついに当日!半年楽しみにしていた大会だけあってテンション高め。会場についてもワクワク。写真をいっぱい撮った。
朝ごはんは、おにぎり二個とバナナ、栄養ドリンクとクリーム玄米ブラン。(みかんゼリーは食べきれなかった)
服装は、サンバイザー、浦佐T、短めタイツの上にランパン、ぴよすけ(ペット)のイラストが入った靴下、もう限界がきているシューズ、ポーチ(ケータイ、絆創膏、バファリン、塩分チャージ)、超でかいゴミ袋を被るというスタイル。
今回はポムポムプリンを持って走る距離で世界一の記録を出すため、ポーチにポムポムプリンのぬいぐるみを紐で結びつけた。もちろんビニール袋で防水加工。13時間ずっと一緒。絶対寂しくない。可愛い(^_^)/ 
人ごみの中60キロ組のみんなに見守られてスタートを待つ。スタートした時superflyのBeautifulが流れていたのでこの曲を聞く度にえちごを思い出しそう。今それを聞いて書いてる。笑

【レースプラン】
最初の平地30Kまで頑張ってタイムを稼ぎ、その後の登りで歩き貯金を崩す。下りは走る。ラスト30Kは気合。ラップは取らない。目標は完走メダル。あわよくばサブ13。

【スタート〜10K】
小雨。周りにホノマラーがたくさんいて楽しかった。しばらくホノマラー10数名でおしゃべりをしながら並走。道で横一列になることもあり、まるで通常練。
水溜りに足が入るだけで面白かった。あんことアーリーが少し前を走っていたので付いていった。

【10K〜20K】
10キロ通過1時間5分。余裕があったので少しペースを上げランナーを抜きまくった。ら、ホノマラーが周りに居なくなってしまった。
少し明るくなってきて、前の方に去年の秋田Tを着ているランナーが見えたので追い抜き際に声を掛けようとしたらアキャマツだった。彼はずっとホノマラーと会ってないらしく寂しそうにしていた。みんな後ろにいることを教え、置いていった。

【20K〜30K】
20キロ通過1時間55分。まだ7時半。ちょっと早くなっちゃったけど貯金のためにそのまま走った。ランナーを抜いていく。タヌキが路上で寝ていた。キュンキュン鳴いていたので私の胸もキュンキュンした♡おはよ♡(^_^)/
26キロのエイドで蕎麦とお土産で貰うような笹団子を食べた。ゴミを捨てようとしたらゴミ箱の横に蕎麦を食べる久住さんがいた。おのPにも会った。

【30K〜40K】
田んぼ道を走っていると前方に袖の穴を開けていないゴミ袋を着ているとても不思議な人がいた。横をスルーしたらその人に声をかけられてしまった。kw田さんだった(^ω^)(^ω^)
平坦はまだ続くよと聞かされて絶望した。平坦は30キロまででそろそろ終わりかと思っていた。3時間もキロ6で走ったことがない。早く峠を理由に歩きたい、疲れた。と、先輩に愚痴りながら並走した。振り向くとk住さんとおのPがすぐ後ろを走っていた。二人で仲良く走る姿を見て元気になったのでとりあえず40キロあたりにある一つ目の峠まではこのまま頑張ることにして、2人とはエイドで離れ追いつきを繰り返していた。k住とおのPと3人で走っていると36キロエイドの手前から応援のはせくんが現れた。50キロにいると思っていたからビックリした。それしか覚えていない。
ここからようやくじわじわ登りが始まってきた。2人には置いて行かれた。kw田さんも消えた。

【40K〜50K】
40キロ地点エイドでk住とおのPに追いつく。おぼろ汁(具なし)を飲んでさっさと出発した。(止まると足が痛くなるからゆっくりできない)
明らかに山を登る急な坂が出てきた。とりあえず走ってみたけど続かず、ついに歩いた。振り向くとk住さんとPの2人が走って登ってきていた。また振り向くと今度は歩いていた。私に気付くとニコニコしてくれた。めっちゃ可愛かった。二人は時計を見て何やらやり取りをしながら走ったり歩いたりを繰り返して並走していた。雨の中おのPが寒い寒と言っていたのをすごく覚えてる。その後数キロは二人を追いかけるようにして峠を越えたけど、いつの間にか視界から消えた。
道中にカカシがいっぱいいた。柳葉ひまわりという黄色い花がたくさん咲いていいたけど雨で全部倒れていた。
2つ目の峠に入るところで両足のふくらはぎから足の裏にかけて痺れてきた。ジワジワするけど対処法がわからなかったので走って治そうと思いそのまま数キロ進んだ。そこにkw田さんが後ろから現れ、ここでも愚痴をこぼした気がする。先輩には愚痴しかこぼしていない。痺れの話をしたら塩分を取ってみればとアドバイスをいただいたので持っていた塩分チャージを2つ食べ、その後エイドでは塩をばくばく食べた。先輩は先に行ってしまった。
ゴール後に発覚したことだけど、42キロの通過でフルのベストが出ていた。44キロの甘酒はすっかり忘れていた。
48キロあたりの下り坂で漆に声をかけられ、いいペースに持ち直せた。50キロの関門を一緒に目指し、一緒に踏んだ。何を話したか覚えてないが彼は元気そうだった。

【50K~60K】
みんなお待ちかねのはせくんエイド。道中で会ってきた数名のホノマラーが集まった。すぐにいのウェイも来た。一回目のトランジットは黄色い袋。用意しておいたアミノバイタルを飲み、ズボぬれの靴下を履き替えた。(すぐ濡れたけど)
k住さんが怪我をしたらしく、ピーが「それじゃあk住を宜しくお願いします。」とはせくんに告げて一足先に去っていった。優しい子だ。
数分休んだだけで足がガチガチになってしまった。先に出発したホノマラーとはこれ以降会わなかった。速ええ(^ω^)
3つ目の峠。いのウェイが後ろからやってきた。上り坂がとってもエグがった。目の前に上り坂がずっとずっと続く。くねくね坂道がずっと先まで見える。本当に凄かった。。。(^ω^)。いのウェイを追いかけながら歩いたり走ったりした。辛かったので神奈川から来たのおじいさんとおしゃべりをして、サークルとポムポムプリンの説明をしといた。食欲はないけどお腹が空いてきた。
ちょうど12時。58キロのエイドでいのウェイに追いつき、川をバックに記念写真を撮った。ツーショットだウェイ(^ω^)
「峠は後一個だよ。70キロ過ぎたとこに緩いのがあるけどほぼ平坦だよ」といのウェイに言ってしまった。ダウト。実際はきつい峠が後2つあった。ミスだよごめんね笑
20分後60キロの山頂のエイドでもウェイに会った。ウェイの60キロ突破記念写真を撮った。いいスマイル。そして下りが始まる。淡々と下っていくウェイに着いていけなくなり、ついに視界から消え、雨もひどくなってきて寂しさが増した。笑

【60K~70K】
豪雨。ゴミ袋を捨ててなくて本当に良かった。ゴミ袋を再び着た。ずーっと雨。前後のランナーが遠く、孤独走に近い状態だった。寒い。
4つ目の峠が終わり、やっと平地に戻ってきたが、歩いてしまった。なんでこの人達は100キロも走ってるんだろうと考えてたら電車(ほくほく線)が通った。
おじさんと並走。君かなり練習してきたでしょ。次のエイドまで一緒に頑張りましょう!と言われたのがすごく嬉しかった。おじさんは新潟のウルトラランナーで、えちご3年目の浦佐の常連さん。私が浦佐のTシャツを着ていたので話が盛り上がった。新潟のランナーにとって浦佐はえちごの練習に最高らしい。千葉県民の私が両大会とも出場したことにかなり驚かれた。
5つ目の峠の入り口。70キロのエイドで和太鼓の演奏があった。大雨なのにたくさんの人に応援してもらった。お兄さんのファイトォオ!!!という力強くいい声の応援で送り出され、嬉しさのあまりついつい目から鼻水が出てしまった。お兄さんはゴリゴリのイケメンだった。あと30キロ。もうすぐ終わる・・・!(´;ω;`)

【70K〜80K】
雨は降ってた気がする、5個目の峠もかなりきつかった。
78キロ付近でエイドっぽいややこしい建物がいくつかあって萎えた。ようやく人の声が聞こえるようになり、上り坂を一踏ん張りしてエイドに到着。はせくんとハイタッチ。そして50キロのエイドで置いてきたはずの久住さんが既に到着していた笑。なぜ?どこで抜かれたのだろう笑。しかしすぐに出発してしまった。ウェイも数分前に出発したらしい。緑のトランジットに入れておいたアミノバイタルを飲みながらメッセージを読み、靴下を履き替えた。ふやけた足の裏がスレて切れそうとはせくんに弱音を吐いたら、横にいたおっちゃんに「足の裏が切れても死なねーよ」と言われ我に返った。そうかその気持ちがないと完走できない。あと22キロ。足が痛い。これからだ〜!(´;ω;`)
出発際にみなみちゃんがエイドに到着。またねと言って先に進んだ。

【80K〜85K】
さっきトイレに行っておけばよかった。どこも混んでるし並んでも入れない。結局7キロも我慢した。
85キロの大きめのエイド。謎のゆるキャラが2匹いたので握手した。人参羊羹とおかゆがとても美味しかった。少しストレッチをして出発。振り向いたら人参羊羹を食べるみなみちゃんが見えたのですぐに引き返し、ゴールまで一緒に行こうと声をかけた。
ラスト15キロ。なんとかなりそうな気がしてきた。ゴミ袋はこの辺で捨てた。

【85K〜100K】
並走のおかげで不思議なくらい走れた。すでに90キロ近く走っている足でランナーをポンポン抜かしているは初めての経験だった笑
日本海が見えた。海風が強い。コース上に設置してある工事用のライトがつき始めた。残りが9キロになったところで歩いているk住さんを発見。一緒にゴールしようと誘ったけど、怪我のためもう走れないらしく断られてしまった。歩いても完走できそうな時間だったので、煽りはせず別れを告げて先を急いだ。(=゚ω゚)ノ
92キロ。最後の大型エイド。Perfumeが流れていた。海賊汁をくれたお姉さんが優しくて、具は残してもいいですよ♩と言ってくれたので具を全部残した。看板の前で二人で記念撮影。日が落ち始めてきた。明るいうちにゴールできるだそうか・・・ここで蛍光テープを渡された。
ゴールまでのカウントダウンが始まった上に孤独走じゃないことが嬉しかった。後は通常練だね!という内容の話をして走った。キロ7・8ぐらいのスピードで走っていたけど、足が重く走っても走っても進まない気がした。みなみちゃんが足を痛そうにしてなかったので驚いた。私は痛くて死にそうだったよ。
信号や踏切で止まったり他のランナーと話しながら進み、田んぼ道へ入り最終エイドに到達した頃にはもう日が落ちて暗くなっていた。ゴールのライトと会場の明かりが遠くに小さく見えた。このレースもあと2.9キロとなった。
青くんがみなみちゃんのトランジット袋に「ラスト1キロで待ってます」と書いてくれたらしく、青君がいる99キロ地点を目指す。青君に会ったらほぼゴール。後1.9キロ頑張ればいいんだと気持ちになりかなり楽になった。すごくありがたい。前を走っていたセラームーンコスプレのおじさんが体にLEDライトをたくさん巻きつけていて非常に眩しかった。発光しすぎ。
そして青君。暗かったけど、バックとのシルエットですぐにわかった。本当にラスト1キロで待っていてくれた!
青君が遠征で使っているバックは3年生からの贈り物らしい。青君も3年生もみんないい奴だなあ素敵だなあと思った。そんな話をしながらゴール会場へ。ホノマラーが暖かく迎えてくれた。ラスト100メートルくらいはあっちにもこっちにもホノマラーがいて嬉しかった。12時間29分。長い長いレースをみなみちゃんと手を繋いでゴール。

長かったけどあっというま。いろんな人に助けられての完走。よかったよかった。
特にラスト15キロはみなみちゃんおかげで登り坂以外全部走ることができた。一人だったら絶対にありえない。感謝しかない。

すぐにみんなが集まってきてくれて、久しぶりの再会。完走メダルを持っている子、特に初ウルトラの子を見ると嬉しくてたまらなかった。
大きな怪我をした人はいなそうだったし、みんな元気そうだった。

【レース後】
トランジット袋、更衣室、おかゆの距離が離れすぎていて、走った直後に回るのはキツすぎた。着替えとシャワーを済まし、会場での食事は断念した。
宿ではまたカニが出てきた。カニはもういらないよう。
入浴後は布団の上に倒れこむように寝てしまい、コンパに遅刻し美味しい日本酒を飲み損ねた。
ピスタチオに顔を描いて遊んだり、ダーラがポムポムプリンチョコを食べたそうにしてたのであげたりした。

【3日目】
遅めの起床。ご飯は全部食べた。カニじゃなくてよかった。
レンタカー組で酒造と温泉へ。お昼に食べた酒粕バター味噌ラーメンはあまり美味しくなかった。あべみきが頑張って車を運転してくれた。ありがとう♡。
後半はバスに移動。楽しみにしてたMつんさんとりいちゃんが買ってくれた最後のポムポムプリンチョコを車内に置いてきてしまったので食べられてしまった。

新宿に到着は9時頃。まっすぐお家に帰りました。(^ω^)


【まとめ】
今回の怪我は、両足裏の豆、爪3つ、右足の膝と甲で、少ないような気がします。
四回目の挑戦で二回目の完走。大会前の緊張や大会後の疲労は少なくなってきたし、レースプランやエイドや峠でのペース配分など、ようやく自分なりのやり方がわかってきました。
半年前の伊豆大島より40分早くゴールでき、練習すると走れることを実感しました。えちごに向けての距離練や大会に誘ってくれた方々や一緒に練習してきてくれた方々のおかげです。ありがとうございました。体力が付いたというよりは、痛くても慣れで走れるようになったような気もします。笑
夏からずっと一緒に練習をしてきたメンバーとの100キロだったので今までよりも大会へのモチベーションが高く、レース中にこんなにホノマラーに会う事はないので貴重な体験ができました。
ウルトラを誘ってきた身だけあって、またウルトラにチャレンジしたいと数名に言われた時とても嬉しかったです。是非また走りましょう。そしてまた色んなところで距離練をやりましょう!


ポムポムを持って走った距離でギネス記録を作りました(^ω^)
ウルトラマラソンの呪いは解けないようなので早く次のウルトラに出たいです(^ω^)
あと、2男、ラブラブすぎ(^ω^)(^ω^)

最後に、後輩の皆さん、来てくれて本当にありがとう!

おわり!




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