大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

第54回六無月東京喜多(北)マラソン(TbT)

2014-06-03 18:19:37 | 伊豆・戸田マラソン
大会録への初投稿。日々の練習や大会結果などはオリジナルブログ( goo ただのデブ!!! で検索)に乗せていた。しかしパスワードを忘れたため改めてログアウト&ホノマラでログインをためらっていた。めでたく思い出せたのと気が向いたので書くことにした。

【六無月東京喜多マラソン編】
上記の大会の講評をざっくりと書く。

2014/06/1(日) 天気は晴れ、最高気温は30°c越え、最寄り駅からスタート地点へ割と歩きます。
毎年6月の第一日曜日に開催される、大会名の由来は'ろくなことがない月に走ろう'だそうだ。
荒川河川敷沿いの往復周回コース。(フル2周ハーフ1周10km半周)
コースは基本日向 & 地面からの熱有り。(日陰は無しと思っていい)
(注・昨年より7度高温だった模様)
協議開始前に、ラジオ体操第一第二を実施しており、多くの人達がリズムに合わせて身体を動かしていた。
あとから思うと滑稽な様だ。
レースにおいて魅力の一つと言えるエイドは単純である。
基本的に水だけで、1箇所に塩の瓶が置いてあった。
その塩に人が集まり満足に補給出来ない事もあった。
フルにおいて言うと1000人程がエントリーして600人程完走失敗、つまりリタイアした模様。
今回はレース途中で光化学スモッグ注意報が発令された。
高い気温や強い日差しもあってか脱水症状のようにフラフラ歩いている人も見受けられた。
(私自身も脱水状態になったようだ。なぜなら塩を口に含んだ時塩の味がほとんど感じなかったからだ。何度も塩を服用して見ずも飲んで回復もした。)

しかし荒川河川敷では少年野球やサッカー、サイクリング等のスポーツに取り組む人々がいる。
早朝や日が長い日の夕方などは走るのに適しているのかもしれない。

結論は、非常にストイックで初心者に向かない大会である。
各自でエイド等の準備や日差し対策をすることが望ましい。

最後に個人的な感想も述べさせて頂く。

上記の大会は、伝統を重んじていると感じた。
シンプルなエイドやラジオ体操といった近代マラソンを彷彿とさせない姿勢故の意見だ。
ゴール後は毎度の事ながら次回はハーフで出場したい気持ちになった。
現実は10kmがベストだろう。

また、現18年生や15年生といった先輩達も参加している。
大会でしか会えない先輩と交流できるかもしれない。

帰り道に何か食べようという話になった。
しかし最寄り駅前に飲食できる場所は見当たらなかった。
そこで日暮里に移動してかき氷アフターとかパフェなどスイーツアフター。
俺は美味しさと冷たさに感動した。

以上。

【第2回小豆島・寒霞渓100kmウルトラ遠足 (sanzuinokawata)】

2013-03-28 23:01:20 | 伊豆・戸田マラソン
自身5度目の100km。
最早緊張もなく、大会前はどこを観光するかばかり考えていた。

練習はクリスマス辺りに30㎞弱、1月に千葉マリン、2月頃に20㎞弱と計3回の長距離練(長距離とはいえないが…)
あとは週一回 7kmほど走るだけ。
これまでで一番多くの長距離練をした。笑

【前日】
豪華な晩御飯。鯛のお刺身がめっちゃ美味しかった。
あまりの美味しさにゆっこと岩崎がお刺身の配分で喧嘩していた。
100kmは走りながら炭水化物をを取れるのでカーボローディングはしなくても大丈夫だろうという判断で思う存分新鮮な魚介類に舌鼓をうった。
就寝前に鞠絵ちゃんからのまさかのサプライズ。感動して涙が出そうになった。
全員完走の大きな原動力になった。メッセージを寄せていただいた皆様、ありがとうございます。

【当日】
3時起き。おにぎり3個とGF、みかんゼリーの代わりのヨーグルトなどをスタート前までに食べる。

スタート
以下時計の故障によりラップを失ったので、TIMEの情報はなし。
まだ暗い道を行く。少し速いペースで先頭の方へ。
山を上り下り。エイドでスープ等をいただく。
新月直前の月がとてもきれいで印象的。普段はなかなか見れない形のお月さま。
しかしアップダウン多過ぎ。10km手前の巨大観音様の時点ですでにヘトヘト。
この時点で150m級の山を2回登っている。
一気に下り土庄へ。
さらにアップダウンを繰り返しながら道の駅方面へ。
エイドではお寿司!
この時点でまだ30㎞。本番の登りが始まってもいないのに足は限界をむかえている。
T字路のエイドで鞠絵ちゃんが応援していてくれた。
ここのおばちゃんたちが面白かった。焼きプリンタルト最高。
なぜか鶏肉の燻製とかもあってとても幸せ。

いよいよ登り!いきなりの急坂。しばし登ると甘酒エイド。
甘酒はあまり好きではないのでやむなく無視。
そして登山道へ。ここから頂上エイドまでは全部歩いた。
というか普通この路は走れへんやろ…。猿・巨岩奇石多数。
そして頂上エイド(41.4km)へ。柔緬がおいしい。食べながらちょっとしたマッサージも受けた。

さあ、ここからは下りや!っと思ったらここからさらに5㎞くらいは上り。
まさかすぎる…。そして一気に下り。
この時点でもはや100㎞を完走した時並みの疲労感。獲得標高は1000m超。
再びT字路エイド(56km)でカレー。おにぎりを勧められて一度断るも、やはり欲しくなる。
別の人におにぎり下さいと言ったら、さきほど勧めてくれたおばちゃんに
「私があげようとしたらいらんって言ったのに、私のおにぎりは食べられへんのか」
と怒られた笑

ここからは映画村まで海沿いを走り折り返すコース。醤油工場からの強烈な醤油の匂いを受けつつ映画村(65km付近)へ。この頃から歩きがち。
映画村で鞠絵ちゃんと再会。この時点ではまだ30位くらいを走っていた。
ここからは折り返し。しかし戻れど戻れど岩崎やゆっことすれ違わない。
二人のことが心配になる一方で自分も辛い。歩きまくりんぐ。
結局T字路エイド付近で岩崎と、T字路エイドでゆっこと遭遇。
この時点で20㎞の差。二人の完走は正直無理じゃないかと思った。

80㎞手前のエイドで素麵を食べつつマッサージをしてもらう。
マッサージにより復活!かと思いきやマッサージ効果は500mともたなかった…

ホテルエイド(85km?)でクラムチャウダーをいただく。ここからエグイ登り×2
登りも下りもほとんど歩いた。
前のランナーが後ろ走りしたり横飛びしたりしながら進んでいて、細越さんのようで面白かった。
しかし微妙に速くて追いつけない感じが悔しかった。

97㎞地点のエイドではビールと焼き鳥が振舞われていた。焼き鳥はその場で焼くという本格派。
運転があるのでビールは遠慮したが、もし運転がなければここで制限時間ギリギリまで飲んでいたことだろう。
ということでゴール。13時間5分。
今までで最も長く走った大会となった。

【まとめ】
コース設定はエグイ。このコースを考えた人はきっとドSだ。
タイムなんてとてもとても狙えない。
しかし16時間という長大な制限時間は完走を狙うには心強い味方。
ペース配分を考えながらゆっくり走れば誰もが完走できる大会だろう。
まだ2回目ということで私設エイドや沿道の応援はほとんどなし。
しかしその分、景色の変化に富むコースと充実したエイドでとても楽しめる大会だと思う。
機会があればこの難コースにリベンジしたい。

伊豆・戸田マラソン(ぬかの)

2012-11-12 17:35:07 | 伊豆・戸田マラソン
東京大学運動会が主催するフルマラソン。

東大生かそのOB、沼津市民しか出られないのが非常に残念だが、沼津市民権を獲得してでも出る価値のある大会。

その理由の一つが、常人にはあまりにも厳しいコース設定である。

ランナーは上って、下ってを大まかに3回こなさなければならず、平坦な走路などほとんどない。

また、給水ポイントが非常に少ないところも厳しさに拍車をかける。

僕も含めて普通のランナーなら走っている最中は楽しさのかけらもない。

ただただ、足が痛い、のどが渇いた、といった負の感情とリタイアという誘惑に必死と闘うだけである。


僕も何回かフルマラソンを走っているが、これほどつらいフルマラソンを他には知らない。

ホノマラの功労者として名高い、苦労人K氏もこう語った、

「100kmより全然つらいわぁ~、もう二度と走りたくない」

ホノマラ1の苦労人にここまで言わしめる大会である。まだ参加してない人たちにも、その辛さは推して知るべし、だろう。

しかし、このような過酷なコース設定、残酷なほどのエイドの少なさから、ランナーたちは東京大学からの熱いメッセージを受け取ったのではないだろうか。

すなわち、


「学生諸君、人生はマラソンだ。生きていればこの先もっと苦しいことが待っている。今ここを走りきらなければ君たちにゴールという輝かしい未来はない。」


各人が受け取ったメッセージは様々だろうが、少なくとも僕にはこのような言葉が伊豆の山々を通して聴こえてきたような気がした。

他のホノマラの面々も同じような体験をしたのではないだろうか。

このメッセージがどこから発せられたのか、濱田総長か、伊豆の山の神なのか、はたまた東大の化身なのか、その謎は深まるばかりだが、そんなことはどうだっていい。


学生たちは皆完走したのだ。彼らの未来は拓かれた。そこにこのマラソンの意味があったのだ。


東京大学応援歌
ただひとつ


ただ一つ 旗かげ高し
いまかがやける 深空の光
天寵を 負える子ら
友よ 友
ここなる丘に 東大の旗立てり
伝統の旗 東大の光
たたえ たたえん
たたえ たたえん



みなさん是非来年出てみてください。



ぬかの