大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

100キロチャレンジマラソン秋田2016(あお)

2016-10-02 16:02:16 | 100キロチャレンジマラソン秋田
100キロチャレンジマラソン秋田(2016/9/25)

5km 25:16
10km 26:07(51:23)
15km 25:26
20km 25:40(1:42:30)
25km 26:06
30km 26:55(2:35:30)
35km 27:34
40km 31:55(3:34:58)
45km 29:00
50km 34:34(4:38:32、中間点エイド到達が4:29くらい、中間点休憩5分)
55km 29:51
60km 30:46(5:39:08)
65km 30:22
70km 28:15(6:37:46)
75km 28:09
80km 29:18(7:35:13)
85km 29:47
90km 31:55(8:36:55)
91km 6:59
92km 6:47
93km 5:54
94km 7:46
96km 13:08(90~95km 34:00)
97km 5:41
98km 6:29
99km 6:08
100km 5:06(95~100km 29:58、後半5:02:20)

9:40:53(5:49/km)
ゴールタイムに数秒のずれあり、95kmの表示がなかったので90~95kmは94~96kmのラップをもとに計算




3年の青です。自身2回目の秋田を走ってきました。例によって何も面白くない大会録なので、てきとーに読み飛ばして下さい。

【練習】
7月:303.4km
8月:317.6km
9月:175.2km(前日まで)

7、8月はテストとかを言い訳にして練習をさぼっている時期があったり、焦って練習を詰め込みすぎた結果怪我して1週間くらい走っていない時期があったりして思っていたような練習は積めず、練習のほとんどが距離練だけで終わっているような印象だった。

ただ、50kmを超える距離練は7月の鎌倉練+20kmjogの51km(ゆっくり)、多摩湖での小谷練の87km(前半は5:30/km~4:50/kmくらいまでのビルドアップ、後半は休み休みかつゆっくり)8月の多摩湖リベンジ練54km(ゆっくり)、復刻版中央線企画60km(前半はゆっくり、後半は5:30/kmを切るくらい)、9月の夏合宿50kmコース+7kmjogの56kmと数をこなすことができ、60kmくらいの距離であれば精神的に辛くなることなく走りきれるようになったり、固形物の摂取への抵抗が少なくなったり、といった変化はあった。

大会2週間前の合宿が終わってからは、体調不良だったり天気が悪かったりして走らない日が多かったが、レースペースを意識したjogを中心とした練習に切り替え、また1週間くらい前からはカーボローディングを意識して炭水化物を多めに摂るようにしたりした。(体重は2kgくらい増えてた)ウォーターローディングは今回もぐだぐだになって結局行わなかった。

【レースプラン】
当初は9時間切りを目標にしていたが、練習量的にかなり難しいのは分かっていたので、前半は60kmまでは26-26-26-26-26-26-26-28-26-25-25-26とみたいな感じで刻んで中間点の休憩込みで5時間15分くらいで60kmを通過し、調子が良ければ70kmまでそのまま行って残りも6:00/kmを切って9時間、潰れても残り5km32分で走りきれば9時間半という感じで走ることにした。
9時間15~20分くらいが現実的な目標かなと考えていた。

【レース前日】
8時に東京駅に集合して盛岡へ。あんこさん、PPPさん、すどーさん、とりごえさんが見送りに来てくれていた。あんこさんとPPPさんが伊豆大島で活躍したてるてる坊主を作ってきてくれた。

盛岡ではわんこそば組と冷麺組に別れて昼食。ホカンの2女みのりんがわんこそば組を煽るのを見ながら冷麺をおいしくいただいたり、ホカン勢にホノマラ前キャプテンの男気を見せつけるも我らがキャプテンたんたんに全部持っていかれたりした。

角館に着いて買い出しをしたあと、受付&前夜祭会場へ。ここで昨年前夜祭会場で知り合って後泊の宿でもお世話になったクリスタルランナーのウエハラさんらしき人と目が合い、向こうから「去年の若者か?」と声をかけてくださり、しばらく、話した。二週間後のえちごくびき野にもエントリーされているとのことだったので、また会えるのが楽しみですね!

去年と同じ宿に向かい、去年と同様きりたんぽ鍋の夕飯。ホノマラーから応援メッセージをもらったり、アフターズにいる人たちと電話したりしてから9:30頃に就寝。

【レース当日】
1:30に起床、2:30宿発、3:30前会場に到着。朝食はレース中にトイレに行きたくならないよう前日まで多めに摂る代わり当日は控えめに、ということで宿にて菓子パン2個、きんつば、みかんゼリー(結局スタート30分前以降はゴールまで一度もトイレに行かずに済んだ)。

スタート時の携帯品はクエン酸の飴4個(2個だけ消費)、アミノバイタル1本(37kmのエイドで消費)、ロキソニン2錠(腰が痛くなったとき用、29kmと56kmで消費)をポケットに入れたのみ。いつも付けているウエストポーチは腰が痛くなるのを避けたかったので、クエン酸の飴6個(消費せず)、塩飴2個(76km、81kmで消費)、アミノバイタル2本(60km辺り?と83kmで消費)、ロキソニン2錠(78kmで1錠消費)を入れて中間点に送った。中間点にはその他に前回終戦した50km過ぎでも気持ちが持つよう、多摩湖リベンジ練で試したレッドブルを送った。

4:15頃に久野と一緒に目標タイム7~8時間の真ん中辺りに並んでスタート。ロスは20秒弱で済んだ。

0~10km
5:00/kmを少し超えるペースくらいの感覚で進んでいく。どうせ後で回収されるんだろうなと思いながら、Nしさんやホカン勢と一緒に少し前でスタートしていたクロさんを1.5kmくらいで抜いた。5km手前から最初のエイドまではずっとちょうど良さそうなペースの一人の人に後ろから付いていった。5km通過が少し早くて、長めの5~10kmで25分台が出たらまずいなと思っていたが、26分ちょっとくらいだったので、まあこんなもの。Nしさんやホカン勢は全く見えなかったので、相当飛ばしてるんだろうなと思った。

10~20km
エイド1を過ぎたところでYusakuを発見。エイド2で追いつく。少し話ながら並走して、Nしさんが後ろにいるかもしれないという情報を得たが、少しオーバーペースな気がしたので、15kmを通過したところで先に行ってもらった。そのあとの登りが、去年は登ってるとも感じなかったのに、今回はなぜか辛くて、しかも10kmに一回摂ろうと思ってたクエン酸の飴口に入れたら気持ち悪くなって早くも萎えてた。オーバーペースか練習不足が原因で、今日は駄目かもしれないなと思ってたけど、上位陣が総崩れしてた話を後から聞くと、朝から気温が高かったのが原因だったのかもしれない。

20~30km
あまり記憶にないが、応援に応えるのが辛くなってきて、このあたりから結構な数のランナーに抜かれるようになった気がする。腰に違和感を覚えたので、痛くなる前にと思ってエイド5でロキソニンを投入。

30~40km
次第に脚も疲れてきて、それがラップにも現れるようになったが、峠の手前のエイドで休んで、峠に入って涼しくなったら復活するかもしれないしと思ってとりあえず走った。が、峠が始まっても辛くて、去年よりも遅いペースになっていることが分かって余計にやる気を失った。

40~50km
へとへとになりながら41kmの峠の頂上の巫女さんのエイドに到達。ゼッケンにホノマラと書いてあるのを見て、「さっきも来たよ」と言われる。ホノマラって書いてある人はまだ来てないはずなんだけどなと思ったら、どうやらホカンとホノマラを同一のものと思っていたらしく、ホノマラの方が分かりやすいと誉めてくれた。
そのあと下りに入ってからも、脚が疲れていてペースは上がらず。頭もぼーっとしてきてふらふらしながら走ってたらガードレールにぶつかって両足つりそうになりましたw
もう終戦かなと思いつつ、つらないようにペースを落として中間点のエイドに到達。

ところが、いるはずの彼がいない、流石は期待を裏切らない男w(「中間点にいなかったら寝過ごしたんだなと思ってください」とスタート前に言っていた。なお、走りの方では見事なビルドアップで5位入賞してました。)
だいぶ疲れてたので、椅子に座ってレッドブルを飲んだりしながらゆっくり5分くらい休憩。中間点を出るときにちょうどkwmrさんが中間点に到達したところだった。

エイドを出てすぐのところで、神宮さん(神宮24時間の常連であり、秋田の優勝経験者、最近は9時間半前後で走っていることが多いよう)が「神奈川のどこ出身なんですか?」と話しかけてくれた!
周りのランナーは前よりも後ろのゼッケンを見ることが多いので、そっちにはサークル名ではなく出身地とか書いておくと同郷の人が話しかけてくれたりしていいかもしれないですね。

エイドで取ったおにぎりを食べながら歩いていたら、kwmrさんに抜かれた。食べ終わっても走る気が起きず、6月のサロマより10分以上遅い4:38くらいで中間点を通過。

50~60km
去年同様諦めてファンランモードに切り替えようか迷いつつ走ったり歩いたりを繰り返す。落ち着いて考えてみると、こんな展開でまた10時間ちょっとでゴールするのもだるいし、9時間半は無理でもサブ10にはまだ20分くらいの貯金があったのでぐだぐだでも走り続ければサブ10くらいはいけるかなと思うようになった。とはいえ、補給を怠ったり、頑なに歩かないようにしたりするとすぐに終戦しそうだし復活も見込めなかったので、ところどころ歩くのとエイド滞在が長くなるのは仕方ないとして、残りを頑張りつつ復活を待つことに。そしたら歩いてるのに思ったよりラップが良かったので、このまま行ける気がしてきた。

60km~70km
中間点過ぎから気持ち悪くなくなってエイドで補給がしっかり摂れるようになったのもあってか、60km過ぎのエイドでほぼ復活。とはいえ長く走り続けると持ちそうになかったので、ここからは
・エイドでは飲み物を飲んだあと梨とおにぎりを取ってすぐに出発、食べながら早歩き
・エイド到達から走り始めるまでを2分以内
と決めて走ることにしたら、5:30/kmは切ってるかなくらいのスピードで走れるようになり、エイドを含めても5km30分を切るくらいで刻めるようになった(50km以降はほぼ全ての区間が短かったようなので、実際はそれよりかかっていたかもしれないが)。ついでに65km手前のエイドで毎回登り全部歩いて9時間半くらいで走ってるというおじさんに話しかけられ、歩くなら登りにした方がいいと言われてからは(このあとそのおじさんとは80kmくらいまで抜きつ抜かれつを繰り返しててアドバイスに背くのが申し訳なかったのもあって)エイドから次の登りが始まるまで梨持って走って、梨食べながら登り歩いてたので、応援の人たちからすれば変な光景だったと思う。

70km手前のエイドで再びkwmrさんに遭遇。辛そうだったので先に行かせてもらうことにした。

70~80km
歩きを混ぜつつではあるが、引き続き快調に進むことができた。72kmのエイドを過ぎたところでYusakuと60kmぶりの再会、80km手前で今回は怪我の具合が悪くて不調だというKiriちゃんを抜いた。ここで初めてNしさんが後ろにいることを確認した。80kmの通過を見たときはうまくいけば9時間半切りも狙えるかもと思った。

80~90km
81kmのエイドの直前で突如つりそうになる。そのあともしばらく走るとつりそうになる状態が続いたので、9時間半は諦めて自己ベストを狙うことにしようと思ったら、歩きの割合が徐々に増えてしまうようになった。田んぼ道で歩いてたら応援の人に走れって言われることが多くて、厳しいなと思った。

90km~100km
90km通過で、自己ベストすら怪しい感じになってくる。でもゴールはまだまだな気がして頑張れず、引き続き歩いたり走ったり。 すると下りが始まる93km過ぎにはもう自己ベストには遠く及ばなそうな感じになってしまった。
というわけで最低限気持ちよく終われるように、最後のエイドを過ぎてからだけ頑張って98kmで一人抜いてからは前に誰も見えない状態になり、名前を呼ばれながら9:41くらいでゴール。

ラスト5kmで3人くらい抜いたお陰で、偶然総合40位になり、北緯40°賞をいただくことができました\(^o^)/


【まとめ】
辛くなってから補給をしっかりするようにしたことである程度意図して復活できたこと、戦略的に歩くことで歩きと走りを混ぜつつもある程度安定してラップが出せたことが功を奏して初めてサロマ以外のウルトラでサブ10できたのは収穫だったと思う。後半6:00/km前後で刻めたのは初めてだったし、初めて経験がプラスに働いたレースでした。

そして、2回目に来てもやっぱり秋田は良いところだった。充実したエイドと応援の温かさでは他のどの大会にも負けないと思うし、来年以降研究室に入ったり社会人になったりした後も、どんな過密スケジュールになっても毎年来たいと思える場所です。
今年もありがとうございました、そして来年もよろしくお願いします。

とはいえ、練習不足が主な原因で前半のハイペースに耐えきれず、終盤も精神的な弱さに負けて粘りきれず目標とは程遠い走りになってしまったことには変わりないので、次は最後までイーブンで粘りきることを目標に頑張りたいと思う。


さて、次はえちご!
今までにないくらいたくさんのホノマラーが出る大会なので、皆が春からの練習の成果を発揮して満足のいく走りができるといいな。
頑張りましょう!