100キロチャレンジマラソン秋田 2013/09/22
5km 23:40 (23:40)
10km 24:58 (48:38)
15km 23:56 (1:12:34)
20km 24:02 (1:36:36)
25km 23:37 (2:00:13)
30km 23:55 (2:24:08)
35km 24:15 (2:48:23)
40km 25:31 (3:13:54)
45km 24:59 (3:38:53)
50km 27:37(休憩5:00) (4:06:30) 中間地点エイド到達 3:59:59
55km 23:14 (4:29:44)
60km 26:19 (4:56:03)
65km 27:45 (5:23:48)
70km 25:25 (5:49:13)
75km 27:03 (6:16:16)
80km 29:13 (6:45:29)
85km 28:43 (7:14:12)
90km 28:35 (7:42:47)
91km 5:22
92km 5:52
93km 6:58
94km 5:41
95km ×××
96km 11:10
97km 5:25
98km 7:44
99km 5:56
100km 5:39? 後半 4:36:04?
計8:42:34?(@5:14/km)
ゴールタイムはおそらく数秒のずれ有
<練習>
5月:325.9km
6月:308km
7月:321.4km
8月:351.2km
9月(大会前まで):202.9km
40km超の練習としては、
7月に皇居45km練と8月に合宿55km練(どちらも主に5:00/kmは切るペース)、それに9月にゆっくりの約50km練を行った
いずれも翌日に疲労はあまり残らない程度の負荷で行うことができた
普段の練習内容はレースペースを意識した4:30/km~5:00/kmでの10~20kmjogや4:00/kmを切るペースでの10km前後のペース走&ビルドアップが中心だった
<大会前>
レース1週間前は2度8kmjogをしたのみで、2日前からは走らず疲労抜きに徹した
2日前から経口補水液とアミノバイタルの摂取も行い、ウォーターローディング等も意識した
食については特に意識はしなかった
目標を9時間切りに設定していたので、以下のようなレースペースを設定した
start~50km:5km24分ペースで走り、エイド滞在時間を加えて4:05:00前後で中間地点到達
50km~70km:5:00/kmで押す
70km以降:エイド滞在も含めて6:00/kmを下回らないようにして走り切る
去年の反省から、エイドに長く時間を割くことを想定しておいた
<前日>
突然の豪雨に戸惑いつつも、前夜祭を楽しむ
大会へのコメントの(へωへ)が(^w^)になってて萎えた
かわりに、ゼッケンに(へωへ)を書き込みことで、レース中にアピールすることにした
W〇藤からの電話で茶番を演じつつ、10時前には布団に入ったが、夜中2度もトイレに行った
<当日>
1:30に起床、睡眠時間は少なかったが、去年よりは寝たので気にならず
朝食は、おにぎり2つ・カステラ2つ・バナナ2本・みかんゼリー・ウイダーインゼリー1本としっかり摂る
胃腸薬とアミノバイタルをポケットに入れて準備完了(去年とまったく同じ)
【start~10km】(48:38)
WRの集団にいるMつん氏と少し会話をし、その後ろからクリスタルランナーゾーンでスタート
開始5kmもしないうちに孤独走に
5km通過は良い感じだったのに、10km通過が遅かったので少し焦る
【10km~20km】(47:58)
エイド1でアミノバイタルを摂取しトイレにも行く
エイドではスポドリ・水は必ず摂取し、バナナ・ご飯・オレンジ・梨を適当に食べまくるという感じで中盤までは補給していた
10~15kmはトイレと2回のエイドの遅れを取り戻すためにややペースをあげたが、それ以降は少し落ち着けた
【20km~30km】(47:32)
エイド4でアミノバイタルを摂取
一人二人に抜かれたり、抜いたりをする程度で、自分のペースで走り続ける
途中、25番目位を走ってることを教えてもらう
【30km~40km】(49:46)
エイド7でアミノバイタルを摂取
36km辺りで前方にMつん氏らしき人を発見、こっそり近づこうと思ったら思いっきり振り向かれた
エイド7で追いたところ、既にやる気を失って相当疲れている感じであったので、次の登りで一気に突き放した
【40km~50km】(47:36+中間地点で休憩5:00)
既に足首や足の裏が痛み出していて下りはつらかったが、去年もこの下りの時点でつらかったけれど完走できたので、気にせずペースを上げた
下りで背後につけていたランナーに、「自分のペースで走りなさい」と言われたが、この方が、例年入賞している猛者だったと後で知った(中間地点以降はるか前方に行っていた)
4時間丁度に中間地点に到着しようとしたが、1秒失敗
応援組が8:31(startから4:01後)に到着すると聞いており、3人の顔をみないとこの後心が折れそうな気がしたので、長めに休憩して待つことにした
ウイダーインゼリーとオレンジジュースとアミノバイタルを飲み、トイレを済ませ5分丁度経ったところで出発
走りだしてすぐに、ささP・ふしP・Yさまの3人を発見し応援を受けたので元気が出た
【50km~60km】(49:33)
下っているのになぜか苦しいし足裏やひざ裏が痛い、もうダメかと感じ始める
が、直後に55km通過を見てペースが速すぎたと判明、ペースを落とす
60km手前で腿が攣りそうな気配がしたので1度立ち止まる
こんなことがあったりしたが、60km通過が思ったより遅くなかったので、精神的には少し持ち直した
【60km~70km】(53:10)
エイド11でアミノバイタルを摂取
この辺りからゴールまでは、他のランナーははるか前方に一人二人見かける程度で、殆ど孤独走続き(自分のエイド滞在時間が長かったので、走るペースが殆ど変わらない人にもどんどん前に離されていった)
前回同様かなり足が痛くなっていたが、去年は結局歩くことなく完走できたということが自信になっていたので、前回心を折られた65km付近の上り坂も難なく通過することができた
走っているペース自体は5:00/kmちょっとを維持できていたので、エイドでしっかり休んで、無理せずサブ9達成を最優先に走ることを意識していた
【70km~80km】(56:16)
エイド14でアミノバイタルを摂取
とにかくエイドと5kmごと表示の看板だけを求めて走り続けた
足裏とひざ裏の痛みがかなりきつかったので、エアサロをかけまくってとにかく誤魔化した
ペースはちょっとずつ落ちていたが、6:00/kmにはまだ余裕があったので、焦りはなかった
【80km~90km】(57:18)
エイド17でアミノバイタルを摂取
エイドでご飯などを摂取すると気持ち悪くなりそうだったので、果物だけでも少しは食べるようにしていた、梨が美味かった
この辺りは田んぼ脇の単調な直線が続き、日光も照っていてかなり暑くなってもいてキツイ区間であったが、サブ9にはかなり貯金ができていて精神的には少し余裕があったので、淡々と走り続けられた
【90km~100km】(59:47?)
ラスト10kmを切ったが、スパートかける気力は湧いてこなく空腹がどんどん増してきたので、だらだらと走り続けた
前回はとばした最後のエイドでもしっかり休憩をとる、このエイドは96~97kmの間にあると書いてあったのに、97kmの看板よりも先にある詐欺エイドだった
そして、商店街で名前を呼ばれいよいよゴールだと高まるが、特にスパートを起こす気にもならず、そのままだらだらとゴール! 無事に目標通りサブ9できたので、嬉しさ一杯のゴールであった
2回目の秋田は、前回の経験がある分、肉体的には同じつらさでも精神的にはかなり余裕を持てたのが大きかった。精神的に余裕さえあれば、足の痛みなどは我慢でどうにかなるので、走り続けられると感じた。
参考までに、サブ9前後のペースで走っていることのメリット・デメリットとして、
【メリット】
周囲にランナーが殆どいないので応援を独り占めできる(秋田では、ゼッケンから名前を調べて、知らない人が名前で応援をしてくれることが多い)
ゴール後のマッサージやアイシングが空いている
【デメリット】
周囲にランナーがいないので、終始孤独走になる(ランナー間の会話など殆どない)
電車の便の時間の都合などの影響で、ホノマラーの応援がいても、中間地点やゴールに先に到達してしまって応援を受けられない可能性がある
という感じです
余談として、ゼッケンに横向きに書いた(へωへ)は正面から見ると、ひらがなの”くろく”に見えたり、また、エイドのおばちゃん方は顔文字を知らなかったりしたため、色々なエイドでこれが何なのか質問を受けた。(残念ながら、トレードマークである顔文字だということはあまり通じなかった…)
走っている最中はつらいことも多かったけれど、総括してみれば秋田100キロは今年も非常に楽しい大会であった!こういう大会は大勢で行けば行くほど楽しいと思うので、是非来年は沢山のホノマラーと行きたい。
完走は保証できないし、逆につらいことは保証できるけれど、それ以上に、走ることで得られるモノは大きいと思う。勿論、フルで速くなりたい人は一度100キロを経験しとくべきなのは間違いない。 最後に、今回走れないのにわざわざ応援に来てくれた3人、ありがとう!100キロほど応援にパワーをもらう大会はないと思う。
目指せクリスタルランナーということで、秋田よ、また来年(へωへ)
某ページとほぼ同じ内容ですが、とりあえず書いておきます!
ラップはこんな感じ。
5km 23:07(23:07) 10km 47:38(24:31)(0:47:38) 15km 1:10:26(22:48) 20km 1:33:28(23:02)(0:45:50) 25km 1:56:54(23:26) 30km 2:21:54(25:00)(0:48:26) 35km 2:47:27(25:33) 40km 3:17:46(30:19)(0:55:51) 45km 3:49:44(31:57) 50km 4:19:54(30:10)(1:02:07) 前半 4:19:54 55km 4:54:00(34:06) 60km 5:33:49(39:49)(1:13:55) 65km 6:11:41(37:52) 70km 6:42:11(30:30)(1:08:22) 75km 7:12:44(30:33) 80km 7:47:08(34:24)(1:04:57) 85km 8:19:02(31:54) 90km 8:47:27(28:25)(1:00:19) 91km 8:52:53 (5:26) 92km 8:58:44 (5:51) 93km 9:05:04 (6:20) 94km 9:11:02 (5:58) 95km* 8:17:35(30:08) (6:33) 96km 9:24:19 (6:44) 97km 9:30:35 (6:16) 98km 9:39:28 (8:53) 99km 9:46:07 (6:39) 100km 9:50:30(32:55)(1:03:03)(4:23) 後半 5:30:36 ----------------------------------------------- Finish 9:50:30(5:54/km)
(*)95kmは表示がなかったので、95.4km地点からの推測タイムってことで。
3回目のウルトラマラソン。前回(2012年)、前々回(2010年)と同じ秋田で。
<出場まで>
なんで今回出ることにしたのかは忘れた。
とりあえずみんな出るみたいなので今年も出る的な流れだった。
去年は7月くらいから練習を初めて9時間26分くらいだったというのと、
覚醒したのが10月くらいだったってことで、今年は8時間~8時間半くらいで
いけるのではと思っていた。
ウルトラ用の練習は特に意識しなかった。
唯一、2週間前に超ゆっくりの55km練をやった。
あとは8月に北海道マラソンを走っていたとか。
<当日>
ということで目標は8時間~8時間半。 どれだけ調子が悪くても9時間は切るという感じ。
【0~10km】(47:38)
今年もかなり前のほうからスタート。ロスは5秒くらい。
4:50/kmくらいを狙っていたが、少し速め。5~10kmが少し長かった気がする。
【10~20km】(45:50)
5~10kmとあまり変わらないペースのつもりだったけどタイムは速め。
やっぱり表示がすこしずれてたのかも。
順調。
【20~30km】(48:26)
それまでエイドはとまってなかったけど25kmのエイドで一旦止まった。
止まったあとに走り始めたら、なんか太ももの裏のお尻のあたりの筋肉が
痛くてペースが全然あげられない。
そこから一気にペースが落ちてしまった。
【30~40km】(55:51)
筋肉が痛いというのもあったけど、なぜか気持ち的にペースが落ちるのを止められなかった。
35kmくらいの上りの手前でUSGに抜かれた。まったくついていけない。
去年も35kmくらいで疲れたけど、トイレに行ったら回復した、みたいなことを書いた気がするので
今年もいったんトイレに行ってみたが、まったく回復しない。
上りですでに歩き初めてしまった。
この時点でこれだと9時間切りも無理だと感じて、モチベーションを保つものがなくなってしまった。
【40~50km】(1:02:07)
フルマラソン地点は3時間半くらいで通過。下りになっても全然走る気が起きてこない。
もう歩いたり走ったりの繰り返しになってしまった。
残り50km以上と考えるとほんとに嫌になった。
なんとか中間点までたどりついてウイダーinゼリー飲んだりサプリを補給したり。
でも精神的には全然回復しなかった。
50km地点は4時間20分くらいで通過した。
【50~60km】(1:13:55)
この区間が一番つらかった。
くだりなのにまったく走る気が起きない。
走っても超ゆっくりであとは歩き。
キロ8くらいまで落ちたので、このままではゴールタイム12時間とかになってしまうと思って、
残りの時間を想像したら嫌になった。
そして、前に行ってしまった人たちは(きっと)良いタイムでゴールするのに、
自分だけがこんな感じになってしまっているというのが、超悔しかった。
かといって走る気は起きなかった。
【60~70km】(1:08:22)、【70~80km】(1:04:57)
65kmくらいまでは死んでる状況が続いていた。
その辺りの坂を歩きながら上っているときに、きれいな女の人に抜かれたので、
とりあえずついていってみることにした。
もうそんな感じのことをしないとずっとゴールできない気がしたので、
しばらくその人の近くを走った。
でもペースを全く合わせるのはそれはそれでつらいので、
平地とかくだりで抜いて、上りやエイドで抜かれるというのを
このあと80km地点くらいまで続けた。
80km地点くらいまで辿り着いたあたりで、だんだんその人のペースも落ちてきたし、
タイム的には10時間くらいは切っておかないとというタイムだったので
1人でも走ることにした。
(あとで結果を見たら、その人は結局10時間23分くらいまで落ちてた。そして年齢は21才!)
【80~90km】(1:00:19)
サブ10までは残り20kmで約2時間12分。5kmあたりで33分なので、これまでのペースだと
ぎりぎりになってしまいそう。
こんな日にラストでタイムで焦ることはしたくなかったので、早めに貯金を作ろうとして
85km~90kmあたりは結構走った。といっても大したペースではないけど。
というわけでサブ10は確実なものにして残り10km。
【90~100km】(1:03:03)
もうあとは1kmごとに表示があるので、それを探しながら走るだけ。
サブ10も確実だし、走れるくらいのペースで進む。
でもやっぱり94kmくらいで一回疲れてしまったけど、
もはや何のためらいもなくペースは落とせるので、ゆっくり進んだ。
そんな感じでゴール。
つらいレースでした。
おわり。
初大会録&初ウルトラです。読みにくかったらごめんなさい…。
ラップ
5km 32'57
10km 1:04'11 (31'13)
15km 1:33'30 (29'19)
20km 2:04'50 (31'20)
25km 2:35'50 (31'00)
30km 3:08'12 (32'21)
35km 3:40'12 (31'59)
40km 4:16'49 (36'37)
45km 4:48'24 (31'34)
50km 5:21'47 (33'22)
55km 5:50'32 (28'45)
60km 6:27'08 (36'35)
65km 7:01'17 (34'09)
70km 7:31'40 (30'22)
75km 8:01'05 (29'24)
80km 8:36'06 (35'01)
85km 9:06'06 (30'00)
90km 9:35'25 (29'18)
100km 10:44'29(69'00)
ゴールしてから少したってから時計を止めたので、タイムはちょこっとずれているかもしれないです。
〈動機〉
追いコンで2年生は大量にウルトラに出る(かもしれないっぽい)という情報を聞きつけたのと、単に100kmに興味があったので出場を決める。T丸さんと体育の授業が一緒だったのも大きいと思う。
〈練習〉
8月末に北海道マラソンを走ったのと、9月初頭に距離練を走った以外は、ちょくちょく代々木で走るくらい。他のサークルが忙しく、6~8月は練習があまりできなかった。怪我だけはしないように普段からフォームを意識した。ウルトラは長いので、おそらくフォームがフルマラソンよりも重要になってくるのだろうなとは予想していた。
また、自分が走れなくなる状態を見定めてみた。北海道マラソンは前半突っ込んだ結果、28kmあたりで両足の太ももとふくらはぎがつってさようならしたので、秋田でその兆候が表れたら思い切ってちゃんと休もう、と決めた。
大会1週間前は練習としては水曜に通常練で5周、金曜に7kmくらい走った。金曜は全休でもいいとは思ったのだが、ちょうどその日M川氏と上野に行ってすごく安いロングタイツとハーフパンツを購入したため、使い心地を試そうと思って走った(結局それで全部走った)。
〈当日〉
前日は8時半くらいに寝ようとした気がするが、枕が違うと寝られないタイプの人間なのであまり寝つけない。大会録を熟読した結果、自分の走行距離がヤバいことに気付き焦ったりして困った。布団が暑かった。素数を数えてみるも83あたりでめんどくさくなる。そんなこんなで朝。朝ごはんは納豆巻きのちっさいやつ12個入りパックを1つと、おにぎり2つ、ちっこいソーセージパン1つ、ぶどうゼリー1つ、アミノバイタルのゼリー1つ。大会前のごはんはおいしい。
目標は完走。粉末状のアミノバイタルプロとゼリー状のアミノバイタル1つをポーチに詰めた。中間点には消費期限が1日切れたしゃけおにぎり2つとみかんゼリー、そして携帯電話を送った。服装は、半袖Tシャツと金曜に買ったロングタイツにハーフパンツ、そしてポーチを腰につけたという感じ。
~10km
暗い。何もつかめないのでねえさんと一緒に併走。くまもんのリュックを背負った人をみかける。右の太ももの前の部分が少し痛い。ねむい。初エイドでりんごなどを食べる。早々とアミノバイタルを投入する。
~20km
ひたすら走り続ける。日が出てきたものの、なんか暗いし屁は出るし、15kmの看板を見かけた時は「あと85kmか…」と思って絶望していた。ねむい。20kmあたりのエイドでねえさんと別れる。エイドではとにかく食べた。ここらへんでパンに氷砂糖を挟むとおいしいことを発見する。
~30km
とにかく前半は抑えようと思い、キロ7くらいで走ろうとする。ただ、6分半が気持ち良かったのでそのまま走ることにする。どうすれば完走できるかをひたすら考えていた。日光+沿道のおばちゃんの応援によって元気になる。応援されたら必ず会釈を返すかありがとうございますと言うようにした。25kmでアミノバイタルを飲んだ。
~40km
割と良い感じで36kmのエイドまで走り、そこでI田さんに遭遇する。おにぎりに塩、パンに氷砂糖、水とスポドリを3杯くらいという定番エイド食+みそしるを食べて、I田さんにあいさつして走り出す。そのエイドを出て最初の曲がり角で突然坂が出現してびびる。少し坂を歩いた後、ちょっと前に野辺山ウルトラについて調べた時に得た情報(坂の登り方)を思い出して実践してみる。これがなかなかに役立った。33kmでトイレに行った。
~50km
そりたつ坂をようやっと登りきったあと、ひたすら下る。中間点でアミノバイタルを詰め替えるために慌ててアミノバイタルゼリーを飲む。42km通過は4時間半くらい。にしさんの大会録にあった変な実のつけものを発見したので、地元の人にこれは何ですか、と聞いてみる。ミンズの実(?)と言っているように聞こえたが、よくわからなかい。あとで調べた結果、あれは「ミズの実」だったらしい。謎が解決した。ここらへんで12時間を切ることを意識し始める。中間点でしっかりと休もうと思って頑張る。
中間点
応援に来てくれたSさん、S木、F木さんに会い、テンションが上がる。消費期限の切れたおにぎりは怖いので食べず、みかんゼリーも食べない。今のペースを保てば11時間が切れそうなことが判明し、少しやる気が出る。先に行ったUSGさんとK田さんは3分くらいしか休んでいかなかったらしいと聞き、そういうもんなのかーと思ってあまり休まずに走り始める。11時間を切るための貯金を気にし始める。アミノバイタルゼリーをポーチに詰め、粉末状のアミノバイタルを飲む。
~60km
きれいなお姉さんに声を掛けられ、少しの間喋りながら併走。ただ、お姉さんのペースが速過ぎておいてかれる。後半5kmはその反動で遅くなる。
~70km
60~80kmはつらいと聞いていたので警戒しながら走る。10時間40分切れるかな、と考えつつ、欲を出さないように「完走が目標」と自分に言い聞かせる。北緯40°ゲートのところで手を挙げてカメラの前を走り抜けたが、その瞬間をF木さんに見られていたらしい。
~80km
72kmで可愛い女子大生がエイドにいてテンションが上がる。調子がいいと思って前半あげてみた結果、後半空腹でつらくなる。アミノバイタルゼリーを76kmあたりで飲む。ここらへんはあまり記憶にない。
~90km
81kmエイドでK田さんに出会う。K田さんが伊丹トークを繰り広げている横でマルメロ煮やパンなどを多めに食べて走る。少し体力が残っているっぽかったので10時間40分を切ろうと頑張る。50kmの出場者と併走したりする。完走が見えてきたものの、最後に何があるか分からないのでやっぱり警戒しながら走る。田んぼばかりで少し暑かった。アミノバイタルを飲む。
~100km
ラスト10kmはなかなかにきつかった。最初の5kmは50kmの人と併走するもおいてかれる。そしてラスト3㎞くらいの上り坂を登っている時に、空腹だか疲れだかのせいで頭がもうろうとなり、とても眠くなる。そのために98km~99km区間は歩く。この時点で10時間40分切りを断念。流石にラスト1kmの商店街は歩くわけにはいかないと思い、のろのろと走る。最後の曲がり角でS木に出迎えられる。「あと何km?」と聞くと「あと1km弱!」と返答されて心が折れかける。結局そのあと300mほど走ってゴール。
〈感想〉
目標だった完走が達成できてよかった。途中で筋肉がつりそうになったりしたものの、走り方を工夫したらなんとかなったのは発見だと思う。エイドは充実していて、エイドにいるおばちゃんと話すのも楽しかった。
また、何よりも思ったことは、応援の人たちにとても勇気づけられたということ。秋田に来てくれた2年生&応援メッセージをくれた方々&沿道の人たちがいなかったらもっと辛いレースになっていたと思う。ほんとうにありがとうございました。
ということで、今回応援に来てくれた2年生、今回レースに出た人含め、来年は大人数で100kmに出られるといいですね!!!
3年の遠山です。トレイルランにちょっとでも興味がある人にとって参考になるよう、
がんばって思い出して書いていきます。
やたら長いので、斜めに読んでいってください♪
→まとめにとぶ
<参加への経緯>
6月に開催された『富士忍野高原トレイルランニングレース』に参加した折に知り合った方から、
この大会の存在を教えてもらう。
なんでも景色が非常に良い、参加賞もわりと良いものをもらえる大会とのこと。
エントリーが開始するまで迷ってはいたものの、秋口までにトレイルを走っておきたかったので参加を決意。
既にショートの部(20km未満)は定員に達していたため、不安を感じつつも、ミドルの部(約30km)にエントリーした。
ぼっち大会の覚悟を決めていたが、志の高い後輩がついてきてくれたので、
ぞろぞろと他のホノマラーも巻き込むことができた。彼女の熱意に感謝する。
<練習>
ランニングの時間がさっぱり取れなかったため、6月の忍野トレイルの経験や、
9月初頭の浦佐での坂練習を頼りにした。
また、8月中にハセツネコースの一部(刈寄山など)~陣馬山~高尾山の約30kmのコースを走った(歩いた)のはとても役に立った。
厳しい斜面を経験することで、どこで走ってどこで休めばいいのかの見当がつくようになるし、
厳しい暑さを経験することで、どれだけ給水や食料を用意して
どのタイミングで摂取すればいいのかだいたいわかるようになった。
(…というのは、どんな大会でも同じかな?)
とはいえ、平地でもいいからもう少し走りこみをしておけばよかった…。
<装備>
前回のトレイルは初大会・短距離(約15km)ということもあり、
靴は普通のランシュー、荷物も500mlペットボトルしか入っていない軽いトレランリュックのみという、散歩でもするかのような装備で挑んだ。
しかし今回はおよそ30kmにわたる長めの行程・1300mにおよぶ最大標高を走るということ、
さらに大会開催日前後の悪天候が予報されていたことから、
めっちゃ怖気づいてしまったので、トレランに必要なほとんどの装備を急いで買い揃えた。
・ トレランシューズ(montrail BAJADA)
…今回のコース設定・コンディションでは、ランシューは滑りまくって走れない。
まぁ走れる人もいるみたいだけど、わたし自身はそこまでトレイルに慣れているわけではないので、
無難に、軽め(230g)でしなやか、かつグリップの効いたトレランシューズを購入。
サイズは、ふだんのランシューより若干大きめのものを。店員さんと相談しながら試着して決めた。
走った感じは厚めのランシューという感じで、そこまで不自由さを感じなかった。
ただ日頃からすごく軽いランシューを履いていたり、スピードタイプのランナーだったりすると、窮屈に感じられるかも?
・ グローブ(厚手・指なし)
…木に掴まりやすく、転んでも手のひらの怪我を防げる。
・ ハイドレーション 2L
…走りながら・リュックを背負ったままの状態で給水できるすぐれもの。
水を入れたパックからチューブが出ていて、そこから水を吸い込む。
今回はこれに1Lの水+500mlペットボトルでアクエリアスをリュックに入れて携帯した。
・ 携帯用カップ
…マイカップ持参という大会規則だったので。折り畳めるものを購入した。
・ 鈴
…熊よけだけでなく、前のランナーを追い越すときに合図になる。
・ タイツ
…膝~足首が隠れるなら、レッグカバーでもよかったかも。草や枝から脚を保護する。あと雨から体温を守る。
・ 上着
…トレラン向けの軽くて小さくたためる上着。本格的なレインスーツではないが、
ちょっとだけ撥水する+とても暖かいので、走れなくなったときのためにリュックに入れておいた。
<本番>
* 前日
行きの車で貧血になったので、『今日は食べまくる』と決意。
道中では芋饅頭やおやき、現地に到着してからはそば、前夜祭での振る舞いもの、宿の豪華な夕食を食べた。
渋滞のせいで到着が遅くなり、現地のおいしい蕎麦屋に行けなかったのが心残り。
前夜祭では地元の人々の太鼓の演舞が素晴らしかった。あとは福田六花さんが歌を歌って(!)いたり、
クイズ大会をしたりしていた。
地元でつくっているりんご、野沢菜は本当においしかったし、
豚汁うどんは食べているだけで元気が湧いてきた。
みんなの前で鏡開きされた日本酒『大雪渓』も大盤振る舞い。
まろやかで、ちょっと田舎っぽい味がおいしかった。
発泡酒もおいしく頂いた。やっぱり大会前日は発泡酒に限ると思う。
(走り終わったあとの生ビールへの期待が高まるので)
なぜか酔いすぎてウコンの力を飲んでいる人もいたのだが、とりあえず平和に1日が終わった。
PM22:30頃就寝。
* 当日
AM5:00 起床、宿で用意されたお弁当を食べた。
AM7:00 あらかたの準備を済ませて、ロングの部(約50km)の出発を見送る。
どの人もとても強そうだったけど、応援に応えて笑顔でスタートする姿には胸キュンした。
AM8:00 ミドルの部スタート。
以後、タイムを測り忘れたためだいたいの目安として記録していく。
AM8:20 (比較的)平らな歩道が続いていたが、牛とともに、砂利の上り坂が出現した。まだまだ走れる程度。
狭い草むらになったりもしたので、追い越したり追い抜いたり、気をつけながら走り~早歩きで進んだ。
AM8:50 『すごい上り坂』が出現。整備されたアスファルトなのだが、
角度が『すごい』ので、後ろに転げ落ちそうになった。もちろん歩いた。わたしの周りの人もみな歩いていた。
『すごい上り坂』を登り終えると、景色がバッと広がって、かなり急な下り坂が現れた。
どうやら八方尾根ゲレンデの上まで来たらしい。
スキー板履いていても怖いほどの急斜面を、ジグザグしながらなんとか駆け下りる。
トレイルっぽい「楽しい!」という感じではなく、スピードが出すぎていてひたすら怖かった。
あまりスピードに乗りきれず、残念。
AM9:00 第一エイド。5.2km地点。ここで女子3位と教えてもらったが、おいしくコーラを飲んでいる間に2人くらいに抜かされたので、慌てて追いかけた。
ここから5kmくらいはずっとアスファルトの下り。
だが、下り終着点のニレ池に辿り着くまでに2回ほど道に迷ってしまい
(それも5人以上で固まって「どっちに行くの??」状態)、
不安になりつつもみんなで励まし合って進んだ。
山じゃなくて一般道で迷うとは思わなかった。
この間下りで抜かされて4位に転落していたのと、雨が降りだしたのとで、写真を撮っている余裕がなかった。
ニレ池は青~緑色でとっても綺麗だったし魚もたくさんいた。
松川も非常に綺麗で、思わず遊びたくなるような川だった。
この辺りから13kmくらいまでは比較的平坦だったが、スピードが出ない。完全に走り込みが足りていなかった。
少しずつ上りが現れ始め、ようやく下りで勝てなかった女性に追いつき、ちょっとおしゃべりしてから先を行った。
この辺で第二エイド(14.7km)。ロングの人々と出会うようになる。
AM9:50 再び上り。今度の山道は狭く、階段が多かった。
なるべく速く歩き、少しでも傾斜が緩ければ走り…を繰り返した。脚は軽かったが、腰が痛い。
AM10:10 道幅が開けてきたものの、急な上り坂が続く。ここはほとんど歩いた。
すると第一エイドで一旦追いつかれていた女性に、ここで軽やかに追い抜かれ、また4位に転落。
悔しかったので追いかけようとするも、走っては止まり走っては止まり…
そうこうしている間に彼女の姿は見えなくなった。今までの大会で一番、悔しいと感じた瞬間だった。
チョコレートをかじりながら、これ以上順位を落とさないことを決意。
AM10:30 第三エイド(18.6km)。
レッドブル(既にシュガーレスしかなかった)が置いてあったのでおいしく頂いた。
翼はあまり生えなかったが、気分はスッキリした。
細かい上り下りを繰り返し、ほうの木平(最後の頂上)へ。脚が重く、ちょくちょくあった下りに乗れなかった。
AM10:50 ほうの木平を通過すると、怖いところに来てしまった。
「ここからはずっと下りだよ!」と声をかけられて、確かにその通りだったのだが、
なんだか期待している下りとは違った。
そこかしこにある『SLOW DOWN』『注意』の看板のすぐ先には、小さな崖と言ってもいいような傾斜がちらほら。
ひどくぬかるんでいることもあって、道の右側にはロープが垂らされていて、みんなそれを伝って下っていた。
そんな状態のところが何箇所もあったため、
ここでスピードアップは望めないか~…と落胆していると、脇を小さなおばさまがすごい速さで駆け下りて行った。
ゼッケンを見るとミドルの部の方だったので、慌てて追いかけた。
2km弱付いて行って、なんとか抜き返すことができた。
おかげで途中から、4時間ちょうどでゴールできるペースまで持ち直すことができた。
後半は小さな川(楠川)と小さな橋があってとてもかわいらしいトレイルだったのだが、写真を撮れなかった。残念。
AM11:15 下り終わると、第四エイド(24.5km)に到着した。
オレンジがすごくおいしくて、何切れか食べた。あと5kmほどはほとんど平坦なはずだったので気合を入れた。
ロングコースの方はここからさらに20km以上走るとのことで、本当に尊敬する。
AM11:20 ミドルコースの小さい森林道のようなところに入ると、もう誰もいない。
今までのまさに山っぽいコースとは異なり、緑がたくさんで落ち着くところだった。
しかしここで今までの疲労がピークに達し、細かいアップダウンでさえもだらだらと走ってしまった。
平地でキロ6程度のペースだったので、ちらちら周りの様子を伺いながら走るはめに。
AM11:35 畑や田んぼの畦道を走っていると、TBTに遭遇。
激励して、雄叫びを上げながら走って行く巨人を見送った。
ちょっと先にて、最終エイド(26.4km)。
時計を見るとギリギリ4時間を切れそうだったので、もう少し頑張ることにした。
あとのコースは平坦そのものだったので、大自然に囲まれた農地や一般道、町並みを眺めながら走った。
ここに来てようやく、息の吸い込みやすさ(空気の綺麗さ)に気づいた。
ゴールが近づいてくると、応援してくれる町の方々の数も増えてきた。
とても嬉しかったので、元気よく応えながらラストスパート。
途中で、昨日行くはずだった蕎麦屋を見つけてちょっと切ない気持ちになったものの、めげずに走った。
最後はいつもどおり手を振りながらフィニッシュ。
最終結果は女子4位で入賞ならず。すごく悔しかったけれど、
今までにないくらい「次こそは」という気持ちを得られたので、よかったのかな。
いいところを走れて幸せでした。
<大会運営・参加賞など>
参加賞…シューズケース、鈴、りんご
前夜祭…豚汁うどん、りんご、野沢菜、日本酒、発泡酒、缶チューハイ、ソフトドリンク
ゴール後…きゅうり・なす・みょうが等(浅漬)、オレンジ、そば、甘酒、ドリンク。お汁粉もあったらしい(高速ランナー達に食された模様)
などなど。
◎まとめ
長くなりましたがまとめます。
・ トレイルの準備とは山の経験・基本(平地)の練習・コースの予習。
どれを欠いても、なんだかイマイチなレース展開になってしまいます。
・ 今回は、フルではよくあったエネルギー切れを起こさなかった!
なのでたくさん食べましょう。食べて栄養をつけましょう。前日のアルコールも、(適量なら)燃料になります。
・ 恐れずにチャレンジ!トレランシューズなら意外と走れるポイントはある。
ただし、足元は十二分に注意して走ること。
・ エイドのスタッフや応援しにきてくれた方には、積極的にありがとうって言いましょう!!
感謝の気持ちで爽やかランニング!!
・トレイルラン初挑戦の方は、ここのショートの部に出るよりも、まずは走りやすい他大会のショートの部に出てゆるゆる走りましょう♪♪
ここは見どころがミドル以上に集中しているのと、けっこう走りごたえのあるコースなので(><)
こんな感じです。
みなさんも楽しくトレランしましょー(^-^)/