こんにちは、ホノマラ3年のりくそんです。
先日(2018年11月25日)行われたつくばマラソンで、目標としていたサブスリーを達成できました。僕の体験談が参考になるかどうかはわかりませんが、1つの例として記録しておきたいと思います。
◆結果
net差 1:08
1km (計測失敗)
2km 8:24
3km 4:17
4km 3:55
5km 4:21 (20:58)
6km 4:10
7km 4:05
8km 4:12
9km 4:11
10km 4:10 (20.51 計41.49)
11km 4:08
12km 4:11
13km 4:09
14km 4:03
15km 4:16 (20.50 計1:02:39)
16km 4:07
17km 4:07
18km 4:13
19km 4:05
20km 4:10 (20.45 計1:23:23)
21km 4:08
ハーフ通過 net 1:27:58
22km 4:07
23km 4:10
24km 4:05
25km 4:09 (20:42 計1:44:06)
26km 4:07
27km 4:09
28km 4:11
29km 4:04
30km 4:28 (21:02 計2:05:07)
31km 4:10
32km 4:21
33km 4:04
34km (計測失敗)
35km 8:48 (21:24 計2:26:32)
36km 4:21
37km 4:08
38km 4:31
39km 4:38
40km 4.11 (21:51 計2:48:22)
41km 4:29
42.195km 5.21
gross 2:59:21
net 2:58:13 (ave 4:13/km)
◆前日までの調整・練習
2018年3月のはなももマラソンで3:14:28を狙ったが、35km以降で潰れて結果は3:19:18であった。自己ベストではあったものの、これまで出場したマラソンと同じように潰れたこと、十分な練習を詰めなかったこと、同期のみうみうが2回目のサブスリーを達成したことなど、悔しさやモチベーションを多く得た。
さらに悪魔のささやきによってえちご100kmにエントリーしてしまい、練習せざるを得ない状況ができてしまった。
ということで、えちごに向けて練習量を増やすことを心がけ、それがつくばにも繋がるだろうと考えた。具体的には
①練習日数を増やして月間距離を150km以上で保つ
②月に1回は距離練に参加して、長い距離への耐性をつける
の2つを目安にした。その詳細は以下のようであった。
○4月 209.2km
ダイエットしたいという友人の朝ランに付き合って距離を稼いだ。朝ラン中に当たり屋のおばさんに言いがかりをつけられるという事件があり、死ぬほど腹が立った。30km距離練を2回した。山手線企画はずっとチャリで、月間距離に加算できず。
○5月 155.3km
友人とたびたび連絡がつかなくなった。朝は1人で走ることが多くなり、死ぬほど寂しかった。距離練は実施できなかった。
○6月 78km
友人が全く朝起きなくなった。自分も試験期間とかぶって全く朝起きなくなった。当たり屋のおばさんも当たる人がいなくなった。めでたしめでたし。試験後は学科同期と頻繁に飲酒した。言わずもがな走行距離が死ぬほど減った。
○7月 135.5km
朝ランの代わりにと夜ランをメインにしたが、死ぬほど暑くてモチベーションを保てず。50kmの距離練に参加したのは唯一よかった。えちごまであと3ヶ月…。
○8月 162.6km
死ぬほど夏バテしたが、夏合宿の60km距離練や代々木ぐるぐる25km距離練などを利用して、3ヶ月ぶりに150kmを超えた。えちご完走は大会効果に期待し始めた。
○9月 95.1km
3月から通い始めた教習所をようやく卒業した。最後まで技能教員が死ぬほどうざかった。初めてEDM系の音楽フェスに行き、音楽には感動したがウェイに囲まれて死ぬかと思った。走った記憶はあまりない。
○10月 301.3km
えちご100kmが台風で中止になり、死ぬほど萎えた。代わりにと40km距離練をしたが満足できず、むしゃくしゃしたノリで今月は300km走ろうと決めた。計画性の無さから3日間で約75km走ったこともあったりと、かなりめちゃくちゃなことをした。なんやかんや達成。
○11月 69.9km(1週間前まで)
上尾ハーフに向けてスピード練をしたり、つくばを意識した代々木5分/周の30kmペーランをしたりした。上尾は大会一週間前からの調整に気を使い、自己ベストも出せた。つくばもいけるかもしれないと思った。風邪だけは引かないようにと死ぬほどぬくぬくした格好で毎晩寝た。
◆大会1週間前〜前日
上尾の筋肉痛がなかなか消えなかった。それにも関わらず通常練で結構なスピードを出してしまい、余計に回復を遅らせてしまった。つくば前日にようやくましになってきたが、左足付け根の筋肉の張りだけは大会当日まで消えなかった。
カーボローディングに関しては上尾でうまく行った方法と同じで、1週間前から死ぬほど食べまくった。前日の夜はなかなか眠れず、1時くらいにようやく寝られた。
◆当日
4時50分に起床した。シャワーを浴びてから軽くストレッチ。朝食は米1合を卵かけご飯にして食べ、1日分の野菜をコップ1杯飲んで出かけた。南千住駅のホームでカロリーメイトを2本食べた。つくばエクスプレスは混雑していて座れず、約40分間立ちっぱなしで死ぬほど疲労が溜まってしまった。また、車内ではランナーのおじさんに何回か壁ドンされた。
研究学園駅に7時頃到着。シャトルバス待ちの行列がすごい。その時は一本前の電車に乗ればよかったと後悔したが、意外と列の進みが早くて会場入りしたのは7時45分くらい。まぁこんなもんかなと。ホノマラーと合流すると自然に笑みが溢れ、死ぬほどリラックスできた。8時20分くらいに荷物を預けてトイレに向かった。かなり混雑していて、Bブロックにたどり着いたのは出走10分前と、死ぬほどではないがかなりハラハラした。スタートまではとぅっしーと談笑していた。
◆レースプラン
30kmまで4:10/kmで行き、残り12.2kmは4:30/kmを超えないように粘ってサブスリー達成。
◆レース
・start〜5km
寒かった。人が多くて走りにくかった。1万回以上読んだくのさんの大会録の影響を受けてか、自然と横の歩道を走っていた。1kmの表示を見落としたりペースが安定しなかったりと不安要素は多かったが、5kmの通過タイムがプラン通りで、そこでようやく安心できた。
・5〜10km
両足のふくらはぎの張りが気になってきた。序盤から苦戦するとは思ってもみなかったのでめちゃくちゃ焦った。完走無理、サブスリーはもっと無理、と絶望しかけたが、諦めるのはまだ早いと思って辛抱した。潰れた時のことは潰れた時に考えればいいわけで。足の張りを紛らわすために、人について行っては抜かすのを繰り返した。それが結果的にペースの安定に繋がった。
・10〜15km
遠いゴール地点を想像すると途方にくれるので、30km地点に到達することだけを考えて、30kmまでの残り20kmをカウントダウンし始めた。両足の張りはまだ続き、いつ走れなくなるかヒヤヒヤしてた。途中で軽快なフォームのRinさんに抜かれた。誰かについて行きたかったので、視界からRinさんが消えないようにと走り続けた。
・15〜20km
1本目のザバスピットインを投入。Rinさんとの距離は開いていくけど、視界の中にはまだ入っている。サブスリーペースだからか周囲にやたらと人が多かった。日差しが強くなってきたので給水は毎回取るようにしたが、人が多く、かつ給水エリアが短かったので取るのに苦労した。
・20〜25km
ふくらはぎの張りが消えてランナーズハイ突入。いつしかRinさんが見えなくなっていたが、自分でペースを保てていたので不安は感じなかった。
・25〜30km
30kmまで残りわずか。折り返しですれ違ったRinさんとの差が思ったより近かった。他のホノマラーにも遭遇して元気が出た。30kmを通過すれば残りは気合いでなんとでもなるだろうと思って、ペースを落とさないように必死で粘った。
・30〜35km
30km通過後に2本目のピットインを投入。ここからが勝負だと気合いを入れ直した。ペースはあげられそうになかったので、とりあえず4:10/kmでキープ、人を抜かせるなら抜かしていくのを繰り返した。腕の振り方を変えるなどして、35km地点まではそこまでペースが落ちなかった。
・35〜40km
腕を大きく振っても人を抜かせない、むしろ自分が抜かされる場面が多くなってきた。4:30/kmを越えなければサブスリーを念じていただけに、ラップで4:30を越えた時にかなり焦った。もはや残りの体力を温存する必要もないし、温存しようとしてこれまで何度も失敗してきたので全力を出し切るイメージで走った。結果として気持ちが切れれば止まるというくらい足が限界にきて、40kmの通過タイムを見てもサブスリーの確信は持てなかった。
・40〜42.195km
止まらなければ大丈夫だと思い込んでひたすら足を動かした。最後の2.195kmに関してはフォームがめちゃくちゃで、どういう風に走っていたか記憶がない。41km通過で残りタイムを見て、ようやくサブスリーを確信。あっくんとみうみうに抜かされたが、2人とも声をかけてくれて元気が出た。ゴールが見えた瞬間は、本当に頑張っていて良かったと思った。フルマラソンで初めて笑顔でゴールできた。
◆まとめ
サブスリーさえできればなんでもいいと思っていたので、ゴール直後は本当に嬉しかった。今回は歩いたり立ち止まったりしなかったという点では、初めてマラソンを”走り切れた”のかもしれない。
苦しい場面は何度もあったが、春先から距離練を定期的に経験していたことと直前の10月の追い込みが精神的な支えになった。しっかり練習を積めばサブスリーできるというのは実感できた。
上尾ハーフについては、疲労的な意味でフル1週間前にやるべきではないと個人的に思った。序盤の足の張りは上尾の影響もあったような気がするし。上尾で好記録を出して自信をつけ、つくばでサブスリー達成という流れが一部であるようなので、験担ぎとしてはいいかもしれない。
例えば車を買う人にはそれぞれ目的があって、スピードレースをしたいとか、訪れたことのない遠いところまで出かけたいだとか、洗車したてのピカピカの車体を眺めるのがひたすら好きだとか、楽しみ方は無限である。マラソンも同じで、人それぞれの走り方がある。今回のつくばマラソンは記憶に残るレースだった。喜びも苦しみもひっくるめて、自分が未だ未経験のマラソンをこれからも走っていきたいと思った。
長くなりましたが、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
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