大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

えちごくびき野100kmマラソン(おのだ)

2016-10-19 15:48:17 | えちごくびき野100...
こんにちは。2年の小野田です。
えちごの大盛況を経て、ホノマラにもウルトラの流れが強くなるのではと思い(笑)、これから挑戦する人たちの参考になるようなことが、感想も含めて書けたらと思います。初めての大会録で読みにくい点などあるかも知れませんm(_ _)m

【出場のきっかけ】
4月上旬、いつも通りのアフターズ。
ホノマラのアイドル、久住さんが先輩たちの熱心な勧誘に折れて、えちご100kmのエントリー&入金をしたのを目撃した自分の中で、「出るなら今回だ」という気持ちが沸き起こった。
何日か迷っていたけど、ある日の昼休み、久住さんにえちごに出ようか相談していたはずが気づいたらエントリー&入金してしまっていた(笑)。
ウルトラに出ようか迷っている方、一歩踏み出すのに必要なのは「ノリ」だと僕は思います!

【練習】
4,5,6月は走らなきゃと思ってるうちに過ぎてしまった。通常練で走るほか、学校も楽だったからちょくちょく自主練してた気もする。
7月。箱根、鎌倉練、小谷さん練と、最も距離を積めた時だった。今回のえちごは、初ウルトラの人が多いということで先輩が色々企画してくれた。
メンバーもえちごに出る人が多く参加していたから、みんなで完走したいなーって思いながら練習できて団結感も高まった感じがした。
8月。帰省中はあまり走れなかった気もするけど、野田くんと30kmくらい走ったりした。北海道マラソンが終わってからは遂にえちごに向けて気持ちも高まった。
9月。合宿で50km走った以外は、雨や旅行で思うように走れなかった。もうえちごまで少しで不安だった。
大会直前期。学校が忙しくなり、通常練に参加するのがやっとだった。大会5日前に20kmをキロ6くらいで走って感覚を掴もうとしてみた。その翌日に筋肉痛がきてさらに不安が増してきた。。。

振り返ってみると8,9月は思ったより距離は走れてなかったけど、全く走らない期間も短かったから調子自体は良かったと思う。

【大会準備】
雨予報がほぼ確実になり、気温もあまり上がらないようで、一応アンダーとロンスパを持ってくことにした。
先輩方の大会録を読み漁り、アミノバイタルを買っておいた。
五反田のアドバイスにも従って、なんかの漢方と鎮痛剤も用意した。

【レースプラン】
目指すのはとにかく完走!
タイムは気にせず着実に走る作戦だった。
後は充実したエイドを楽しもうと思っていた。峠の登りは歩いてもいいかなと考えていた。

【当日】
起きたのは朝3時。それはもう眠かった。
朝ご飯がなかなか喉を通らず辛かった。
遂に始まるんだなー、辛いんだろうなーと気持ちも少し落ち込んでた。
バスで会場に着くと早くも雨がぱらついてて、気温も低かった。
先輩方のワクワクしてる感じを見てたらだんだん気持ちも上がってきて、楽しく走れればいいや。とふっ切りにも似た感じになった。

《スタート ~ 20km》
まだ日も昇らない朝5:30にスタート。
人も多いし水たまりも多いし、避けて走るのには神経を使った。
ホノマラ10人くらいで固まって走っていたことが多いけど、みんな思ったよりもペースが早くて最初のエイドまでがとても長く感じられた。
だんだんと集団もバラバラになってきて、僕も久住さんと秋山と走ってたけど、久住さんがペースを上げたそうにしてたから先に行ってもらった。またしても久住さんの「一緒に行こう詐欺」にあった。延々と広がる田んぼの中を、霧がかった遠くの山々を眺めながら走るのは本当に気持ちが良くて、途中で会った江沢さんに「気持ちいいですね。」と言ったら「どこが?」と否定されてしまった…。そんなこんなで最初のレストエイドに着いた。ここでエイドで楽しみにしていたものの1つ、「笹団子」を見つけた。初めて見たので食べ方が分からず、スタッフの方が親切に笹を剥いた状態で渡してくれたのに、さらに草餅の部分も剥がそうとしてしまって笑われた。めちゃめちゃ美味しくてこれからエイドの度に食べようと誓った。と、ここでまさかの久住さんと合流、ペースを上げたのを反省?していたようで「一緒に行こう」をまた持ちかけてきた。しょうがないから乗ってあげた。

《20km ~ 40 km》
とても快調だった。足は疲れてきたけど、この距離を走れば疲れるはずだし気にしないことにした。久住さんとしゃべりながら気持ち良く走っていた。途中で前方に見慣れたシューズを発見して嬉しくなって少しずつ距離を詰めた。横田さんは快調そうに走っていて、ウルマラーの貫禄を感じた。3人で少し並走してると思いがけないところに長谷川さんがいた。バスで先回りされてるようで、応援がありがたかった。少しずつアップタウンが出てきて、山場が近づいてるのを感じた。
坂を登って40kmのエイドに着くと、おぼろ汁があった。休憩所で座ってのんびり楽しんだ。少しして横田さんもいらっしゃったが、あっという間に出発してしまった。

《40km ~ 50.5km》
エイドを出てすぐ分かった。最初の峠だ。明らかに今までより勾配のある坂が続いていた。走って登りきるのがきつそうだと思っていると、久住さんが「1分走って1分歩く作戦」を伝授してくれた。これがなかなか良い作戦で、連続して走るのは1分が限界だった。また、歩き過ぎて体が冷えるのも防げた。それを何度か繰り返して、何とか登りきると今度は打って変わって延々と続く下り道。「♪この長い長い下り坂をー」久住さんと歌いながら気持ち良く下った。見逃しそうな位置に甘酒エイドがあった。さすが米どころ、とてもおいしかった。さらに下った。いつの間にか2つ目の峠も越え、50kmを通過した。あと半分。気持ち的には完走できそうだと思った。というより、1回心が折れると持ち直すのは大変だから完走できると強く信じることにした。
そこからすぐ、ボランティアの中学生がランナーのゼッケン番号を伝言している所を通り過ぎると50.5kmのトランジットエイドに着いた。長谷川さんに再会できて嬉しかった。トランジット袋のポムポムプリンも「つらいの気のせい」と言ってくれたし、「全然余裕」とも書いてあった。励まされた。
しかしここで久住さんが足の痛みを訴え、救護に行ってしまったので泣く泣く1人で出発した。彼ならそのうち追いついてくれると思った。

《50.5km ~ 78.4km》
案の定久住さんが追いついてくれた。僕はペースを落としたわけではないが、エイドに人一倍長く入り浸っていたので割とすぐに再会できた。久住さんはやはり足が痛いようで、鎮痛剤をあげた。こういう時彼は結構協力を拒んでくるけど、その性格を知ってるので強く勧めた結果受け取ってくれた。それでも下り坂は辛いようで、下りは僕が先に行き、次の登りで再会しというのを繰り返した。自分が登りを苦手とすることがよく分かった。
最後の峠、1人で登ることになったけどそこで心が折れた。1人で登る峠はこんなに辛いんだと思った。距離は短いと分かってたからもう歩くことにした。歩くと眠気がどっときてフラフラと何度もドブに落ちそうになりながら登った。そういえば、マラソンのエイドではコーラが置いてあることが多いけど、今回の大会でその必要性を強く感じた。とにかくカフェインが欲しくて今思えばエイドの度にコーラを飲んでいた気がする。そんなこんなで何とかラストの峠を乗り越えた。
この辺、記憶が曖昧でどの区間だったか覚えてないけど周りにランナーがあまりいなくて、応援もスタッフもいない山あいの区間を走っていた時ざーざーの雨に降られた。コンタクトがふやけてきて辛かった。
次のきのこ汁のエイドに久住さんと一緒に辿り着いたのは覚えてる。数分後漆原さんも来た。きのこが苦手できのこ汁は食べられなかった。そのエイドを出ようとした時、寒さに震えているとスタッフの方が温かいタオルとかぶるゴミ袋をくれた。本当にありがたかった。ゴミ袋ってこんなに暖かいんだと感動した。自分の準備不足を悔やんだ。これを書いてるつい前日にもTシャツ、短パンで学校へ行き、季節感のズレからめっちや浮いてしまうほどの暑がりの自分でも新潟は寒かった。ここからも久住さんとは半並走という感じだった。走って久住さんを抜き、エイドで抜かれ…次の大きなエイドでゆっくりしようと言いながら走りを進めた。
2つ目のトランジット前の坂が地味に辛かったけど再び長谷川さんに会えて嬉しかった。久住さんもすぐに来てうどんとそばを食べてた。ここのボランティアの中学生が異常なほどに勧めて来たゼリーは普通だった。濱田さん、漆原さんにも会った。ここまで来ると完走が見えて来た。正直楽しかった。走る前は苦笑いして見てたトランジット袋の「あと21.6kmしか楽しめない」の文句も、その時は深く共感した。さすが長谷川さんって思った。「おのぴっぴ ぴ〜」の文字には走る前同様に笑った。さすがはっしーさん(笑)。
次は海賊汁を目指して走ることにした。久住さんは再び救護に行くとのことで、たぶんゴールまでもう会うことはないと直感で感じた。それでも久住さんなら完走してくれると思った。それより無理をしてケガをしないかが心配だった。

《78.4km ~ 92km》
足が自分でも驚くくらいに生きていた。天気も安定してきて気持ち良く走れた。漆原さんとエイドで何度か会った。漆原さんも元気そうだった。90kmあたり、急に日本海側へ開けるところがあった。風が強く、とても荒れている日本海はそれでも綺麗だった。海沿いの道はやっぱり好きだ。海賊汁エイドが近いこともあり、最小限のレストで走り続けた。
92km、楽しみにしていた海賊汁エイド。海賊汁は思っていた味とは違ったけど美味しかった。元気も回復し、ゴールまで頑張れそうだと確信した。

《92km ~ ゴール》
あと代々木7周。そう考えると、ここまでよく走って来たなと改めて感じた。この辺は人も多く住んでいて、暖かい声援をたくさん頂けた。うるっときた。92kmエイドを出たのがちょうど16:30頃で、このままいければ12時間切れると分かった。ここにきて初めてタイムを意識した。いけるところまでいってみようと決め、キロ6くらいで走った。エイドの滞在時間も頑張って減らした。とにかくゴールを目指して気持ちが高ぶっていた。いつの間にか天気も回復し、広大な上越の風景と夕焼けがとてもきれいだった。
ゴールまでは意外とすぐだった。
最後の角を曲がってゴールゲートが目に入ると、ついにここまで来たんだなとワクワクした。上杉さんたちの声援もあり、ラストスパートをかけた。ゴールテープを走り抜けようとした時、10mほど先にお父さんランナーが少年に両手を繋がれて「感動のゴール」をしようとしていたのが目に入って急ブレーキ。気持ち良くゴールするためだけに100kmリベンジはありなのかなぁ…笑


【ゴール後】
足が死んだ。歩くのが辛かった。でもそれは自分だけじゃなくて、みんな宿の階段に苦戦していた。それでもきりちゃんなんかは難なく登っていてウルマラのすごさをひしひしと感じた。食事、コンパも大人数で楽しかった。

とても拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。読み返してみると、最初に目標にしていた「これからのチャレンジャーの参考になること」がほぼ書けてない気がします笑 記憶が曖昧だしラップ取るのも苦手でデータ見ても良くわかんないし…
また大会録なのか久住録なのかはっきりしないような気もします。が、とにかく初ウルトラ、最高の思い出でした^ ^
パンフレットや写真を見るたびにえちごロスを感じるくらいに楽しめました。旅のメンバーの皆さん、本当にありがとうございました!
おわり。

えちごくびき野100キロマラソン(PPP)

2016-10-19 01:12:28 | えちごくびき野100...
4年生のPPPです。
大会の参考にはならないと思うのですが、楽しかったので書きます(^ω^)
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【えちごくびき野100kマラソン 】
10月9日(日) スタートAM5:30
新潟県上越市から山へ入り峠を5つ越え町をぐるっとするコース
制限時間13時間半、獲得標高1,573m
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エントリーのきっかけは、いつも通りその辺のウルマラーに誘われて。
2年に一度、完走メダル、新潟というワードに惹かれました(´▽`)

今回はメーリスを流し、かなりしつこく宣伝と勧誘を行い、人が人を呼び、たくさんのホノマラーの参加となり賑やかな遠征でした。
初ウルトラの人も多く、騙されてノリでエントリーしてしまった人もいるかと思います。。。来てくれてありがとう(´;ω;`)
T丸さんis河さんとのアフターで盛り上がった「ウルトラマラソンを走る会」のしおりを作ってみることに。みんなの初ウルトラの思い出が形に残るようにしたくて頑張りました。作っていくうちにどんどん楽しくなってしまい気づいたら練習もせずに出発前夜までほぼ3徹してました(おかげで足の疲労が抜けた)
ウルトラの前にてるてる坊主を作るのが恒例になってきましたね。毎日一個ずつ作ってくれる青くんめっちゃかわいいです(^ω^)



【練習】
エントリーをしてから5ヶ月くらいは毎月200キロ走るようにしていて、距離練は遊びという青くんの言葉の意味がわかった。ジョグノートでみんなの練習量に刺激され、時間の空いた日は雨の日も日差しの強い日も走った。楽しかった。多分友達減った。
恥ずかしい話ですが初めて練習を積みました。まともにマラソンの練習を始めたのは4年の山手線企画から。それまでで一番多く走ったのが、伊豆大島(3月)の大会前直前の月間50キロの練習程度だったので、自分の中ではかなりの練習量。距離練をするたびに受けるダメージが少なくなっているのがわかった。

【出発】
朝は早い。電車でランニングウォッチを家に置いてきたことに気づいた。
今回もホノマラーに加え、2年生にしてウルマラ中毒のKIRIちゃん、ずいぶんと派手なリレマラの先輩(伊豆大島大会録参照)も参加。←あんこさんに誘われたんだって笑。バスに乗車する時にしおりを全員に配った。バスの隣はMつんさん。ずっとお菓子を食べながらおしゃべりに付き合ってもらった。せっかくのホノマラーとの時間を睡眠で削りたくないのでバスの中ではずっと起きてた。
途中のパーキングではスーパーウルマラーのODNさんと同じものを注文した。サバの味噌煮。完走できそうな気がした⤴︎観光で滝を見に行ってから、買い出しのためスタート近くのイオンへ。朝ごはんのついでに時計を買った。バナナとアミノバイタルはいつも家から持ってきている。

【前夜】
ゼッケン引換後、トランジット袋にみんなで寄せ書きを書き合って遊んだ。楽しくて明日100キロ走る実感が全くなかった。やっぱり人が多いと楽しい。
宿の夕食は大きなカニが出てきて豪華だったけど刺身以外嫌いな食べ物だった。悲しみ。向かいの席に座っていた目玉焼きおじさんが米をめっちゃ食べてた。はっしーとお風呂で遊んだ。ODNさんと西野カナを聞いた。あべみきが寝言の心配をしている。みなみちゃんとリカさんが準備にあたふたしてるのを見て、嬉しくてニヤニヤしてしまった。とにかく人が多くて楽しい前夜だった。手洗い場にも人が溢れる。10時半頃布団に入ったけどなかなか寝付けなかった。

【スタート前】
3時起床。ついに当日!半年楽しみにしていた大会だけあってテンション高め。会場についてもワクワク。写真をいっぱい撮った。
朝ごはんは、おにぎり二個とバナナ、栄養ドリンクとクリーム玄米ブラン。(みかんゼリーは食べきれなかった)
服装は、サンバイザー、浦佐T、短めタイツの上にランパン、ぴよすけ(ペット)のイラストが入った靴下、もう限界がきているシューズ、ポーチ(ケータイ、絆創膏、バファリン、塩分チャージ)、超でかいゴミ袋を被るというスタイル。
今回はポムポムプリンを持って走る距離で世界一の記録を出すため、ポーチにポムポムプリンのぬいぐるみを紐で結びつけた。もちろんビニール袋で防水加工。13時間ずっと一緒。絶対寂しくない。可愛い(^_^)/ 
人ごみの中60キロ組のみんなに見守られてスタートを待つ。スタートした時superflyのBeautifulが流れていたのでこの曲を聞く度にえちごを思い出しそう。今それを聞いて書いてる。笑

【レースプラン】
最初の平地30Kまで頑張ってタイムを稼ぎ、その後の登りで歩き貯金を崩す。下りは走る。ラスト30Kは気合。ラップは取らない。目標は完走メダル。あわよくばサブ13。

【スタート〜10K】
小雨。周りにホノマラーがたくさんいて楽しかった。しばらくホノマラー10数名でおしゃべりをしながら並走。道で横一列になることもあり、まるで通常練。
水溜りに足が入るだけで面白かった。あんことアーリーが少し前を走っていたので付いていった。

【10K〜20K】
10キロ通過1時間5分。余裕があったので少しペースを上げランナーを抜きまくった。ら、ホノマラーが周りに居なくなってしまった。
少し明るくなってきて、前の方に去年の秋田Tを着ているランナーが見えたので追い抜き際に声を掛けようとしたらアキャマツだった。彼はずっとホノマラーと会ってないらしく寂しそうにしていた。みんな後ろにいることを教え、置いていった。

【20K〜30K】
20キロ通過1時間55分。まだ7時半。ちょっと早くなっちゃったけど貯金のためにそのまま走った。ランナーを抜いていく。タヌキが路上で寝ていた。キュンキュン鳴いていたので私の胸もキュンキュンした♡おはよ♡(^_^)/
26キロのエイドで蕎麦とお土産で貰うような笹団子を食べた。ゴミを捨てようとしたらゴミ箱の横に蕎麦を食べる久住さんがいた。おのPにも会った。

【30K〜40K】
田んぼ道を走っていると前方に袖の穴を開けていないゴミ袋を着ているとても不思議な人がいた。横をスルーしたらその人に声をかけられてしまった。kw田さんだった(^ω^)(^ω^)
平坦はまだ続くよと聞かされて絶望した。平坦は30キロまででそろそろ終わりかと思っていた。3時間もキロ6で走ったことがない。早く峠を理由に歩きたい、疲れた。と、先輩に愚痴りながら並走した。振り向くとk住さんとおのPがすぐ後ろを走っていた。二人で仲良く走る姿を見て元気になったのでとりあえず40キロあたりにある一つ目の峠まではこのまま頑張ることにして、2人とはエイドで離れ追いつきを繰り返していた。k住とおのPと3人で走っていると36キロエイドの手前から応援のはせくんが現れた。50キロにいると思っていたからビックリした。それしか覚えていない。
ここからようやくじわじわ登りが始まってきた。2人には置いて行かれた。kw田さんも消えた。

【40K〜50K】
40キロ地点エイドでk住とおのPに追いつく。おぼろ汁(具なし)を飲んでさっさと出発した。(止まると足が痛くなるからゆっくりできない)
明らかに山を登る急な坂が出てきた。とりあえず走ってみたけど続かず、ついに歩いた。振り向くとk住さんとPの2人が走って登ってきていた。また振り向くと今度は歩いていた。私に気付くとニコニコしてくれた。めっちゃ可愛かった。二人は時計を見て何やらやり取りをしながら走ったり歩いたりを繰り返して並走していた。雨の中おのPが寒い寒と言っていたのをすごく覚えてる。その後数キロは二人を追いかけるようにして峠を越えたけど、いつの間にか視界から消えた。
道中にカカシがいっぱいいた。柳葉ひまわりという黄色い花がたくさん咲いていいたけど雨で全部倒れていた。
2つ目の峠に入るところで両足のふくらはぎから足の裏にかけて痺れてきた。ジワジワするけど対処法がわからなかったので走って治そうと思いそのまま数キロ進んだ。そこにkw田さんが後ろから現れ、ここでも愚痴をこぼした気がする。先輩には愚痴しかこぼしていない。痺れの話をしたら塩分を取ってみればとアドバイスをいただいたので持っていた塩分チャージを2つ食べ、その後エイドでは塩をばくばく食べた。先輩は先に行ってしまった。
ゴール後に発覚したことだけど、42キロの通過でフルのベストが出ていた。44キロの甘酒はすっかり忘れていた。
48キロあたりの下り坂で漆に声をかけられ、いいペースに持ち直せた。50キロの関門を一緒に目指し、一緒に踏んだ。何を話したか覚えてないが彼は元気そうだった。

【50K~60K】
みんなお待ちかねのはせくんエイド。道中で会ってきた数名のホノマラーが集まった。すぐにいのウェイも来た。一回目のトランジットは黄色い袋。用意しておいたアミノバイタルを飲み、ズボぬれの靴下を履き替えた。(すぐ濡れたけど)
k住さんが怪我をしたらしく、ピーが「それじゃあk住を宜しくお願いします。」とはせくんに告げて一足先に去っていった。優しい子だ。
数分休んだだけで足がガチガチになってしまった。先に出発したホノマラーとはこれ以降会わなかった。速ええ(^ω^)
3つ目の峠。いのウェイが後ろからやってきた。上り坂がとってもエグがった。目の前に上り坂がずっとずっと続く。くねくね坂道がずっと先まで見える。本当に凄かった。。。(^ω^)。いのウェイを追いかけながら歩いたり走ったりした。辛かったので神奈川から来たのおじいさんとおしゃべりをして、サークルとポムポムプリンの説明をしといた。食欲はないけどお腹が空いてきた。
ちょうど12時。58キロのエイドでいのウェイに追いつき、川をバックに記念写真を撮った。ツーショットだウェイ(^ω^)
「峠は後一個だよ。70キロ過ぎたとこに緩いのがあるけどほぼ平坦だよ」といのウェイに言ってしまった。ダウト。実際はきつい峠が後2つあった。ミスだよごめんね笑
20分後60キロの山頂のエイドでもウェイに会った。ウェイの60キロ突破記念写真を撮った。いいスマイル。そして下りが始まる。淡々と下っていくウェイに着いていけなくなり、ついに視界から消え、雨もひどくなってきて寂しさが増した。笑

【60K~70K】
豪雨。ゴミ袋を捨ててなくて本当に良かった。ゴミ袋を再び着た。ずーっと雨。前後のランナーが遠く、孤独走に近い状態だった。寒い。
4つ目の峠が終わり、やっと平地に戻ってきたが、歩いてしまった。なんでこの人達は100キロも走ってるんだろうと考えてたら電車(ほくほく線)が通った。
おじさんと並走。君かなり練習してきたでしょ。次のエイドまで一緒に頑張りましょう!と言われたのがすごく嬉しかった。おじさんは新潟のウルトラランナーで、えちご3年目の浦佐の常連さん。私が浦佐のTシャツを着ていたので話が盛り上がった。新潟のランナーにとって浦佐はえちごの練習に最高らしい。千葉県民の私が両大会とも出場したことにかなり驚かれた。
5つ目の峠の入り口。70キロのエイドで和太鼓の演奏があった。大雨なのにたくさんの人に応援してもらった。お兄さんのファイトォオ!!!という力強くいい声の応援で送り出され、嬉しさのあまりついつい目から鼻水が出てしまった。お兄さんはゴリゴリのイケメンだった。あと30キロ。もうすぐ終わる・・・!(´;ω;`)

【70K〜80K】
雨は降ってた気がする、5個目の峠もかなりきつかった。
78キロ付近でエイドっぽいややこしい建物がいくつかあって萎えた。ようやく人の声が聞こえるようになり、上り坂を一踏ん張りしてエイドに到着。はせくんとハイタッチ。そして50キロのエイドで置いてきたはずの久住さんが既に到着していた笑。なぜ?どこで抜かれたのだろう笑。しかしすぐに出発してしまった。ウェイも数分前に出発したらしい。緑のトランジットに入れておいたアミノバイタルを飲みながらメッセージを読み、靴下を履き替えた。ふやけた足の裏がスレて切れそうとはせくんに弱音を吐いたら、横にいたおっちゃんに「足の裏が切れても死なねーよ」と言われ我に返った。そうかその気持ちがないと完走できない。あと22キロ。足が痛い。これからだ〜!(´;ω;`)
出発際にみなみちゃんがエイドに到着。またねと言って先に進んだ。

【80K〜85K】
さっきトイレに行っておけばよかった。どこも混んでるし並んでも入れない。結局7キロも我慢した。
85キロの大きめのエイド。謎のゆるキャラが2匹いたので握手した。人参羊羹とおかゆがとても美味しかった。少しストレッチをして出発。振り向いたら人参羊羹を食べるみなみちゃんが見えたのですぐに引き返し、ゴールまで一緒に行こうと声をかけた。
ラスト15キロ。なんとかなりそうな気がしてきた。ゴミ袋はこの辺で捨てた。

【85K〜100K】
並走のおかげで不思議なくらい走れた。すでに90キロ近く走っている足でランナーをポンポン抜かしているは初めての経験だった笑
日本海が見えた。海風が強い。コース上に設置してある工事用のライトがつき始めた。残りが9キロになったところで歩いているk住さんを発見。一緒にゴールしようと誘ったけど、怪我のためもう走れないらしく断られてしまった。歩いても完走できそうな時間だったので、煽りはせず別れを告げて先を急いだ。(=゚ω゚)ノ
92キロ。最後の大型エイド。Perfumeが流れていた。海賊汁をくれたお姉さんが優しくて、具は残してもいいですよ♩と言ってくれたので具を全部残した。看板の前で二人で記念撮影。日が落ち始めてきた。明るいうちにゴールできるだそうか・・・ここで蛍光テープを渡された。
ゴールまでのカウントダウンが始まった上に孤独走じゃないことが嬉しかった。後は通常練だね!という内容の話をして走った。キロ7・8ぐらいのスピードで走っていたけど、足が重く走っても走っても進まない気がした。みなみちゃんが足を痛そうにしてなかったので驚いた。私は痛くて死にそうだったよ。
信号や踏切で止まったり他のランナーと話しながら進み、田んぼ道へ入り最終エイドに到達した頃にはもう日が落ちて暗くなっていた。ゴールのライトと会場の明かりが遠くに小さく見えた。このレースもあと2.9キロとなった。
青くんがみなみちゃんのトランジット袋に「ラスト1キロで待ってます」と書いてくれたらしく、青君がいる99キロ地点を目指す。青君に会ったらほぼゴール。後1.9キロ頑張ればいいんだと気持ちになりかなり楽になった。すごくありがたい。前を走っていたセラームーンコスプレのおじさんが体にLEDライトをたくさん巻きつけていて非常に眩しかった。発光しすぎ。
そして青君。暗かったけど、バックとのシルエットですぐにわかった。本当にラスト1キロで待っていてくれた!
青君が遠征で使っているバックは3年生からの贈り物らしい。青君も3年生もみんないい奴だなあ素敵だなあと思った。そんな話をしながらゴール会場へ。ホノマラーが暖かく迎えてくれた。ラスト100メートルくらいはあっちにもこっちにもホノマラーがいて嬉しかった。12時間29分。長い長いレースをみなみちゃんと手を繋いでゴール。

長かったけどあっというま。いろんな人に助けられての完走。よかったよかった。
特にラスト15キロはみなみちゃんおかげで登り坂以外全部走ることができた。一人だったら絶対にありえない。感謝しかない。

すぐにみんなが集まってきてくれて、久しぶりの再会。完走メダルを持っている子、特に初ウルトラの子を見ると嬉しくてたまらなかった。
大きな怪我をした人はいなそうだったし、みんな元気そうだった。

【レース後】
トランジット袋、更衣室、おかゆの距離が離れすぎていて、走った直後に回るのはキツすぎた。着替えとシャワーを済まし、会場での食事は断念した。
宿ではまたカニが出てきた。カニはもういらないよう。
入浴後は布団の上に倒れこむように寝てしまい、コンパに遅刻し美味しい日本酒を飲み損ねた。
ピスタチオに顔を描いて遊んだり、ダーラがポムポムプリンチョコを食べたそうにしてたのであげたりした。

【3日目】
遅めの起床。ご飯は全部食べた。カニじゃなくてよかった。
レンタカー組で酒造と温泉へ。お昼に食べた酒粕バター味噌ラーメンはあまり美味しくなかった。あべみきが頑張って車を運転してくれた。ありがとう♡。
後半はバスに移動。楽しみにしてたMつんさんとりいちゃんが買ってくれた最後のポムポムプリンチョコを車内に置いてきてしまったので食べられてしまった。

新宿に到着は9時頃。まっすぐお家に帰りました。(^ω^)


【まとめ】
今回の怪我は、両足裏の豆、爪3つ、右足の膝と甲で、少ないような気がします。
四回目の挑戦で二回目の完走。大会前の緊張や大会後の疲労は少なくなってきたし、レースプランやエイドや峠でのペース配分など、ようやく自分なりのやり方がわかってきました。
半年前の伊豆大島より40分早くゴールでき、練習すると走れることを実感しました。えちごに向けての距離練や大会に誘ってくれた方々や一緒に練習してきてくれた方々のおかげです。ありがとうございました。体力が付いたというよりは、痛くても慣れで走れるようになったような気もします。笑
夏からずっと一緒に練習をしてきたメンバーとの100キロだったので今までよりも大会へのモチベーションが高く、レース中にこんなにホノマラーに会う事はないので貴重な体験ができました。
ウルトラを誘ってきた身だけあって、またウルトラにチャレンジしたいと数名に言われた時とても嬉しかったです。是非また走りましょう。そしてまた色んなところで距離練をやりましょう!


ポムポムを持って走った距離でギネス記録を作りました(^ω^)
ウルトラマラソンの呪いは解けないようなので早く次のウルトラに出たいです(^ω^)
あと、2男、ラブラブすぎ(^ω^)(^ω^)

最後に、後輩の皆さん、来てくれて本当にありがとう!

おわり!