大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉

2016-07-29 00:38:16 | 野沢温泉トレイル
5年のたまるです。トレイル走ってきました。
ただただ長いです。価値のあることははまちゃんの方が書いてそう。
暇つぶしくらいに読んでください。

特徴
65kmで獲得標高4100mと、国内屈指の難関コースらしいが、20時間という制限時間の長さが魅力的。三つのセクションに分かれており、一回ごとに会場に戻ってこられるのもポイント。


事前の練習
ほとんど走る時間を作れなかった分、帰りに自宅のマンションの階段を上る悪あがき。今までのトレイルの前は自宅階までだったが、今回は最上階まで上ってから下ってみた。果たしてどれだけ効果があったかは不明。
それ以外はゼロに等しい練習量。


レース前日
東京出発組(5年以下)はレンタカー2台で渋谷発の野沢温泉へ。3連休の初日ってこともあり、渋滞にも巻き込まれたりしながら2時過ぎに野沢温泉へ。先輩方とも合流。宿にチェックイン後、歩いて受付会場へ。4時にならないと受付が始まらないようだったので、その前に遅めの昼食。ピザのMサイズとLサイズ半分はどちらが得なのかという謎や、はせさんとお互いのピザにタバスコをかけあうという小学生レベルのネタで盛り上がっていた。何事も適量が大事。
受付して、宿に戻って、ぐだって、外湯(野沢温泉に13個ある、公衆浴場的な温泉。無料で入ることができる)に行き、夕飯を食べ、花火をした。夕食のときの話題は覚えてない。初大会の某二女は「私、速くないですよ~」と言っていた。よくある「走れないですよ」詐欺だった(笑)


レース当日
レースは7時スタートなので、朝5時に起床。ご飯を食べ、準備して、6時ごろ出発。65km組で歩いて会場へ。1kmくらいの上り坂。暑くてこの時点で汗をかき始めた。

そこからはスタートまでぐだっとしていた。会場は広い芝のグラウンドに荷物置き用のテントがあるだけなので、日陰は全くない。スタート前は曇りだったからよかったけど。大人数でいくなら、一つ簡単なテントを持ってくのもありかも。

10分くらい前から列に並んで、スタート。

目標
事前に調べた情報で、第三セクションが傾斜の緩い坂が多く(脚が残っていれば)一番走れるセクション、っていうことだったので、前半抑えて、後半の第三セクションを走ってタイムを稼ぐ計画。過去の参加者の記録から、第一セクション≒フル、第二セクション≒浦佐、第三セクション≒フルくらいのきつさと考え、各セクションを4.5→2.5→5で走ってサブ12が現実的かなあと思っていた。

装備
半袖Tシャツ、短パン、レッグカバー、トレイルシューズ、指無しのトレイルグローブ、頭には手拭い。
グローブは奥三河のときに奮発して買ったもの。万が一転んだときに掌の保護になるし、岩場や鎖場で手が滑ることがないので重宝。レッグカバーは、草などから脚を保護する目的でつけている。

ザックには、飲み物がペットボトル2本(お茶とスポドリ)計1L、食べ物がういろう、男梅、シリアルバー、ドライマンゴー、そのほかにカメラや携帯、レインジャケット、サバイバルブランケットなど。
会場のデポジットに、ういろうやシリアルバーの余り(各セクションで一個ずつ食べるため)、水ようかん2個(戻ってきたときに1個ずつ食べる)、OS-1ペットボトル1本、OS-1ゼリー、ライト(最終セクションまでは置いておいた)、などなど
会場に戻って荷物の入れ替えができるので、いつもに比べるとザックの中身は少なめ。


結果
第一セクション…3:47:24
第二セクション…2:31:22
第三セクション…5:40:20
計11:59:06


第一セクション
スタート直後に65km組のほかの4人に置いてかれる。周りのペースも速いし、まじかぁ(; ・`д・´)と思いながら温泉街への下りを走る。温泉街の上りではまちゃん、はせくん、H瀬さんを抜かし、下り階段ではまちゃんに抜かされた。温泉街では日曜日の朝に朝市が開かれているようで、地元の人や観光客に応援してもらいながらはまちゃんの30m後ろくらいをストーカー。速すぎて追いつけない。5km通過が28分くらい。65kmのトレイルを走るとは思えないハイペース。抑えて入る、とは何だったのか。でもこのときはまだ、山の登りで歩いて回復できるからいいや、と楽観的に考えていた。

そのあと会場にいったん向かう上り坂で、補給のために立ち止まったはまちゃんを抜き、単調な上りを走る。登山道までの林道の上り坂が5kmくらい続いた。ロードの上りはゆっくりでも走ろうと思っていたので、歩いてる人を抜かしながら上る。10km通過がほぼ60分。だらだらした上りはつらかったが、第一セクションも残り13kmだし意外と早く終わるのでは、とまだ楽観的。
登山道に入るとこでスタッフの人に40番目だよ、って教えてもらう。わかっていたけど突っ込みすぎた(笑)。登山道に入って500 mくらい行ったところの登りでふくらはぎがぴくっとなった。もうつり始めたか。苦笑。雨も降り始めてきた。そのまま注意しながら進んでいたら、ちょっと急な登りでふくらはぎが完全に逝く。動けないので坂の途中で木の枝につかまりつつ、沢の方によけてうしろの集団に道を譲る。それを道中3,4回繰り返した。どこかではまちゃんに心配されながら抜かされた(笑)はじめはふくらはぎだったが、内臀筋や大腿四頭筋など徐々にいろんなとこをつっていった。筋力不足。というか突っ込みすぎ。

途中、はしごや鎖場を通りながらながーい登りが終わり毛無山頂上へ。雨だし疲れていたのでカメラは使わず。とにかくエイドで休みたかった。
そこから下って登って下ってくらいでエイド。この時点で1Lちょいあった飲み物がほとんどなくなっていた。危ない。おにぎりとかあったけど、固形物を食べる気になれなくて、楽しみにしていた野沢菜もスルー。バナナ半分くらいと、紙コップの水に塩を大量に(スプーン半匙くらい)溶かして飲んだ。で、リスタート。

ちょこっと登って、ぬかるんだ山道の下り。ぬかるみで踏ん張ると一気に脚がつりそうになるのでゆっくりしか下れず、後ろの人に道を譲りながら降りていく必要があった。下り嫌い。そのあとは噂に聞く岩場セクション、風ごうろ。恐怖でしかなかったけど、岩のフラットな面を避けて角張ったところに脚を乗せるとあんましすべらない上に、周りの人も走ってないので、あんまし後ろに気を使わずに下ることができ、何故か涼しいので、楽しく終わった印象。グローブを付けていたので岩に躊躇なく手をつけたのも大きいかも。その前のぬかるみ道の方が嫌い。
そこからは、ゲレンデを少し登って、ゲレンデの下り。急で止まれないし、ところどころに溝トラップがあるのでつらい(´・ω・`)

なんとかゲレンデの下りを終え、アスファルトの下りで会場へ。H瀬さんから情報を聞き、荷物をまとめ、水ようかんを食べ、第二セクションへ。

第二セクション
初めはアスファルトの下りだが、3kmくらいで林道へ。脚に疲労が相当きていたらしく、緩やかな上り坂どころか平坦な林道も歩いてしまう始末。途中の北竜湖湖畔で今回唯一の写真。少し進むと第二セクション名物(?)の長い石段。近くにいた人と励ましあいながらひたすら登る。階段終わったら急登。地味に長いし辛い。
この坂の途中で、上から降りてくるカップルに遭遇。女性の靴が低めのヒール(ブーツだったかも)だったのをみて、思わず「よくもまあそんな靴で」と言ってしまった。「ごめんなさい」と謝られた。ごめんなさい。あのくつでこの急坂を歩いてるのすごいとは思うけどね。
神社の直前の岩をよじ登るとこで右の内臀筋が完全に逝く。ちょっと休んで右脚を引きずりながら岩をよじ登る。危なかった。登ったとこに湧き水。ちょっと回復。
この後は下りですか?ってスタッフの方に聞いたら、「下る前にもうひと登り」と言われた。そのひと登りが思ったより長くて絶望。たしかにひと登りだったけどね。
そのあとに出てきた下りも急で、周りのランナーが駆け下る中、一人ビビりながら下る。下り嫌い。
長い下りが終わった後のロードの上り。がっつり日が照っている。もちろん歩いた。途中の自販機で飲み物を買っているランナーがいて、無性に甘いものが飲みたくなる。だんだんと第三セクションに行くのがいやになりながら会場へ。ちょうど、T端さん、はせさん、なつの三人が会場を後にするところだった。

ここで長めの休憩。
豚汁は汁だけもらったが、思いのほか熱くて残してしまった。太陽照りすぎ。なぜこのタイミングで(´・ω・`)。会場に自販機があったら飲み物買おうと思ってちょっと回ったけどなかった。ここまで補給がぎりぎりだったので、持っている補給物を取りあえず全部持って、さらにナイトラン用にライトも持ってリスタート。モチベーションは「リタイアはしたくない」のみ。

第三セクション
リスタート直後に、第二セクションから戻ってくるはせくんとすれ違う。
長く休んだので、はじめの2kmくらいはゆっくり走ったけど、温泉街を抜けた登りでところどころ立ち止まるようになってしまった。やばめ。やる気の問題なのかもしれないけど力が入らない感じ。
65kmの60kmくらいの地点と交差するところ(スタッフが誘導をしていた場所)でへこたれて座っていると、後ろから自分と年が近そうなお兄さんランナーが来たので、無理を言ってご一緒させてもらう。「ご一緒させてもらう」って言っても、自分がへたって走れないので、ペースを合わせて歩いてもらっていた。本当に申し訳ない。話してみると、いろいろ出ているベテラントレイルランナー。年も二回り近く上だった(笑)トレイルの走り方など色々と教えてもらいながら、この後ずっと引っ張ってもらっていた。ただただ感謝。「若いならもっとほかに楽しいことしなきゃ。こんなとこ走っている場合じゃないよ。」っていわれた。「よく言われます(笑)」と返しておいた。
ちょっと登ったところでガスってきて、日差しは気にならなくなった。助かった。だけども上りは歩き。ていうかロード多すぎ。せっかくのスタカ湖は波打ち際しか見えず(笑)。エイドに着く前に飲み物が切れた。絶望。取りあえず歩く。待望のエイドでは、今日初のおにぎり。さらに自販機でポカリが買えた。小銭もってきていてよかった。
残り距離から考えて13時間くらいでゴールできるだろう、って話しながら走っていたけど、いい感じで走れるようになってきたので、フィニッシュ予想タイムを上方修正されていった。57kmくらいからひたすらロードの下り。61kmくらい(お兄さんランナーのGPS)になってもまだまだロードで、温泉街は何処に状態。そしたら、道の脇のトレイルにそれるとこがあって、スタッフ(自分が泊まっていた宿の御主人だった。)に残り距離を聞くとあと6,7kmとのこと。あぁ、そういう感じね、察し。タイム的に12時間切れるかどうか微妙なライン。えっさこらさと進んでいると、お兄さんの仲間に遭遇。三人でひとまず12時間を目標に進む。
最後に立ちふさがるのは会場までの1kmの上り坂。お兄さん達に自分は歩くから先に行っていいよ、と言われたので、取りあえず先に行かせてもらう。途中歩きを混ぜながら坂を上りきり、あと250mくらいで、待っていてくれたほのまらーを見つける。そしたら、後ろの方で声援が大きくなったので振り返ったら、あのお兄さん達が上ってきていた。時計を見ると12時間がぎりぎりきれそうなので、お兄さん達を待ち、まだ行けるって煽って、最後は一緒にゴール。

会場のエイドでゆっくりして、記録賞をもらったらぎりぎりサブ12。ほんとにお兄さん方のおかげ。感謝。


そのあと
ちょっと急な下りは後ろ向きで進むレベルの疲労度。最近の中では断トツに辛い。会場から宿への1kmの坂を下っていると、はせくんが上ってきた。暗くなりかけではあったが、無事に完走できそうでよかった。
宿でお風呂につかり、応援のために待ってもらっていた人やはせくんと一緒に夕ご飯。疲れすぎてて咀嚼が億劫って言ったら、はせくん以外に笑われた。内臓に問題がなかったのが救い。
で、コンパ。よく覚えてないけど、印象的だったのは、O川さんが魔法のネックレス(笑)を宣伝していたこと、さらにOはらさんが神がかっていたこと。疲れてるからかしょうもないことで盛り上がっていた、気がする。まあでも大会後のコンパなんてこんなもんだよね。
25時前に終了したので、一人でちょっとラスト1kmの坂の下(宿から100mくらい上ったところ)に行ってみた。ちょうど5~6人くらいの集団が来たところ。この時間までレースを続けている姿がカッコよかったし、さらにこの時間まで誘導をやっているスタッフの方もすごい。地元の人の協力なくして大会が成り立たないことがよくわかる瞬間だった。
30分くらい立っていたけど後続が来そうになかったので帰って寝た。

翌朝は、先に抜けるこけなおとなつの見送り。階段を下るのが絶望的だった。某二女は筋肉痛がなかったらしい。まじか。
朝ごはん食べて、部屋でだらだらして出発。温泉街を観光して、おひるごはんに鶏料理を食べて、13時前に東京へ出発。渋滞に巻き込まれつつ、19時30分くらいに渋谷着。
解散。


まとめ
・補給物としては、干し梅タイプの男梅があたりだった。グミタイプよりも塩っぽさや酸っぱさがあって、食べやすく、塩分を摂ってる気になれる。そのあと飲むスポドリの甘さも引き立つ。
・トレイル用のグローブはあると便利。なくてもいいかもしれないけど。
・下り嫌い。
・連休は当たり前のように渋滞が起こるので、早めの出発が大事。
・取りあえず走ってみないとわからないよね。


奥武蔵ウルトラマラソン完走記(ポム)

2016-07-23 09:38:30 | 奥武蔵ウルトラマラソン
4年横田です。
もうずいぶん日が経ちますがオクムに3人のホノマラーが挑みました。

【奥武蔵ウルトラマラソン78km】:通称オクム
6月5日(日)スタートAM7:00
埼玉県毛呂山らへんの山々
制限時間12時間、高低差800m

〜プロローグ〜
初めて見た時、78kmで制限時間が12時間という良心的な大会であることが魅力的だった。あんこさんもいますよ。と、はせくんに誘われエントリー。ちょろかった。だけど入金した後に累計標高が2000mを超えるとんでもない大会であると発覚したよ(^ω^)・・・・(・ω・)・・・

〜はせくんを愛でる会〜
エントリー直後の3月9日、噂の「はせくんを愛でる会」誕生。(正式名称は「はせくんを最高に可愛がる会」。ラインのグループ名に入りきらないので省略。)気付けば既にエントリーが終了していてオクム出場は3人ぼっちに・・・(^ω^)エントリーしなかったヤツが強烈に後悔するほど大会を楽しむことを目標を掲げ、大会までの3ヶ月、いろんな距離練をしたり、最高に楽しむための作戦を練ってきました。

〜大会に向けて〜
【お風呂カフェ練】3/22
大宮近くのお風呂カフェへ32kmくらい。まったり。
【伊豆大島ウルトラマラソン】3/28
秋田ではリタイアした3人がそろって初めての100km完走。めでたい。
【奥武蔵試走】4/30
田丸さんのご好意で47kmほど大会コースの試走。暑かった。山頂は寒かった。
【明治神宮参拝】5/30
距離練を中止。ポムポムプリンカフェで昼食。明治神宮で走る距離分の78円(はせ君は100円)のお賽銭を納めた。

〜練習〜
初めて練習を積み大会へ挑んだ。
直前5月は200km、6月は当日の5日まで休養にした。

【大会前日】土曜日
お昼くらいに集合して、天気のいい奥武蔵の田んぼ道を散歩。近くを流れる川まで行き、足をつけてアイシングをしたり水切りなどの水遊び。ローカル電車の線路の上を歩いて青春ごっこをしたり、関東の駅百選に選ばれる明覚駅で記念撮影をしたり、日が落ちる前に昭和の雰囲気が楽しめる温泉に入り露天風呂を堪能したのち宿へ。早めの夜ご飯を食べて、3人で夏メロを聞きながら畳の上でごろごろおしゃべりをして21時に就寝。ウルトラのレース前にこんなことできるって完璧。私が前日に学校なんてなければこれは妄想で終わらなかった。
実際は19時坂戸駅集合でした。歩いて近くのそば屋さんで夜ごはんを食べ、そこからさらに歩いて銭湯へ。(かなり歩いた)
お風呂ではすごく盛り上がり楽しかったけど、省略。バスタオルは荷物になるからレンタル。駅まで戻る途中に合コン(ホノマラホ完合同コンパ)に参加してる青君と電話したりして、時間は確か21時ごろ。坂戸から電車に乗り、タクシーで宿へ。確か22時。
宿舎は民宿の宿で、木のぬくもりが感じられるとてもいい所でした。テンション上がっちゃいました。ポケモンとPerfumeを聞きながら畳でごろごろして、ホノマラの人達と電話をしたり大会の準備をしたりして就寝。カエルの鳴き声がすごくて、真っ暗でした。熟睡。

【大会当日】
4時半頃起床。準備をして宿主さんのお見送り&写真撮影をして出発。せっかくのいい宿なのに6時間もいなかったのは残念。ちょっと迷子になりながらも無事に明覚駅に到着。可愛い。いい駅。はせくんの地元で走ってるのと同じらしい2両編成の電車に乗り、毛呂駅から送迎バスで会場へ。レース開始まで1時間も体育館でごろごろ。荷物預かりはなく(なくもない)、ぎりぎりまで自分の荷物の横で準備ができるので、レース前に余計な緊張感がなくとてもよかった。原宿の竹下通りで買ったひまわりの髪飾りを3人で帽子に装備。おそろっち。
あんこの友達のランニングアイスマンがレースに並走するということで合流。
服装は、いつもの帽子、涼しげなランパン、大好きな先輩に貰ったTシャツ、ゲンガーの靴下。ポーチ(スマホ)。ウルトラ用のシューズ(サロマレーサー)。誕生日が近かったので殆どオクムにあわせて新調してました。

〜スタート〜
朝7時スタート。最初は雨が降ってて靴が濡れた。メインの山に入る前に始めの10kmで300mくらいの山を一越え。トイレでバラバラになったり出会ったりしたけど基本的にはおしゃべりしながらアイスマンも含め4人で走った。田丸先生ならこの山道を平坦と仰るだろうとか考えながら、試走でキツい坂を走った事を思い出して頑張って登った。今までなら絶対に歩く坂も走る事が出来た。

10km〜
みんなで並走(してたと思う)。ここまでキロ6ちょいぐらいのペースで進んだ(アイスマンがそう言ってた)。

20km〜
塩まみれにしたバナナが美味しかった。って話しをした。早くも右の膝に違和感を感じた。
気付いたら2時間前と同じ場所(鎌北湖)を走っていて、走ってるのに振り出しに戻っている感じがちょっと怖かった。ここからは山頂まで急なアップダウンの道が続く。かなり急な登り坂であんことアイスマンを見送り、25キロくらいではせ君と合流し並走。しばらくして見送り、焼き鳥エイドで追いつくも見送り。ここからはずっ〜と一人。エイドの焼き鳥は人が並びすぎててパス。

30km〜
そばを発見。お菓子もいっぱいあって、たまたま手にした3枚のポテチが最高に美味しかった。ほぼ全てのエイドで必ずスイカとメロンを食べた。35kmで膝に激痛を感じリタイアがチラついた。急すぎる登りは歩き、その他は走り痛みをごまかすために走った。一度止まると膝が固まるように痛くなるので3キロ毎にあるエイドが苦痛で仕方なかった。顔振峠の茶屋の近くで気持ち悪いカッパが盛大に応援してくれて元気でた。茶屋には美魔女メイドがいた。楽しそう。

40km〜
登るにつれてエイドの方々のコスプレがきわどくなって行く。この大会は女性の参加者がかなり少ないので、女性スタッフからの女性ランナーへの応援が熱い。試走での折り返し地点であった晴見台から先がかなり長かった。こんなに長い12キロは初めて。走りやすい気候だった事がちょっとだけ救いだった。
折り返してくるはずのあんことはせ君になかなか遭遇しない。登り最後のエイドを過ぎても会わない。予想以上に離されていないのかとわくわくしながら登った。折り返して山を下ってくるランナーにたくさん声援を貰い、自分もたくさん応援した。声援に混ざっておじさん達の「いますよっ!」「今年も名物ありますよ〜!」という声も聞こえる。名物がわかってるからみんな山頂目指して下心全開で走る。並走しているあんことはせ君とすれ違った時、もちろん名物の話しをした。おじさんと同じ。アイスマンは帰宅したみたいでいなくなってた。
49km折り返し地点。6時間経過。かき氷とみんな大好き水着美女とのツーショットを頂いた。

50km〜
来た道を帰るコース。右膝が動かず思うように下り坂を下れない。
エイドのおばさんの「おかえり」が嬉しい。スイカが美味しい。

60km〜
試走で走ったコースにまで戻って来た。試走の楽しい思いでを思い出したり、人工林を眺め卒業制作のことを考えていた。メイドのおばさんもカッパのおじさんもみんな頑張ってた。

70km〜
(^ω^)後8キロ!?思わず写メ。17時までに帰れるかもしれないと思い足を動かし、へとへとになったランナー達を着々と抜いた。本日三回目の鎌北湖。試走での記憶や朝の記憶を回想しているうちに気付けばポンポン走れるようになっていた。すると湖の向こう側に見覚えのあるピンクのシャツが見えた。何度も確認してはせくん(本物)に間違いないことを確認し、ダッシュした。(あんこもいるように見えたけど幻だった。)最終エイドで追いつき合流。リンゴジュースを頂き、一緒にゴールを目指す。何を話したか覚えてないけど、はせくんの膝はかなり痛そうだった。が、サブ10を目指す。ゴール。やったー!あんこちゃんは1時間前にゴールしてたらしい。あっぱれ。

ゴール後
こっそり作って来た完走メダルを渡した。
用意しておいたひまわりの髪飾りを頭に乗せてずっと写真撮影。→掲示板見てね☆
あんこちゃんはインタビューに捕まる。(ランナーズ8月号に掲載)
夕日が強かった。
予定より時間が余ったので、前日行った銭湯へ。露天の水風呂に何度も入った。
横の食堂で肉を食べた。
3時間かけて電車で帰った。


〜大会を終えて。〜
こんなコースはマラソンじゃないだろ・・でも、そのコースを完走できたことは良い経験であり今後の自信に繋がっていくはずだと思います。そうなって欲しいです。オクム楽しかった。78kmは少し物足りなさを感じた。人気の大会ですので出場希望の方は早めにエントリーしましょう。
あんこ、はせくん、ランニングアイスマン、ありがとう。田丸さん、ありがとうございました。

水着美女、よき。
おわり。

The4100D マウンテントレイル in野沢温泉(はまちゃん)

2016-07-19 16:41:24 | 野沢温泉トレイル


The4100D マウンテントレイル in野沢温泉 2016/07/17

5年の濵田です。野沢温泉のトレイルに行ってきました。
メンバーは
65K 広瀬・小川・濵田・田丸・長谷川(拓)
23K 大原・長谷川(悠)・浦野・小池・松田(奈)
14K 田端
(敬称略)

「年に1度はホノマラ大人数でトレイル行きたよね」企画の大会。
短い距離から長い距離まで複数距離があり、かつ3連休で休みを取りやすいことからこの大会にしようということになった。「累積標高4100m、全長65Km、制限時間20時間、日本屈指の難関コース、だそうです。」というまっつんさんの2014年出場時のブログの指摘も、まあなんとかなるだろ、くらいに考えて勧誘した(甘かった)

以下、記録を中心に。





記録 
9:54:33(65K)
第1セクション(23K): 3:13:33
第2セクション(14K): 1:58:54(0:06:42休憩→1:52:12)
第3セクション(28K): 4:42:06(0:18:33休憩→4:23:33)

65km男子総合 49位/461人中
65km男子29歳以下 10位

想定
3:40→2:00→4:30
で休憩10分×2でサブ10.5狙い。あわよくばサブ10。
序盤抑え目で、後半しっかり走って楽しめるように、といういつものペース設定。

第1セクション(23K)



想定と違い、珍しく序盤から飛ばし気味に。
スタートが真ん中より前に並んだ&totoやった効果&どれくらい混むかの情報不足&ホノマラ4人が自分より速いペースでスタート&前回のスパトレイルで序盤若干抑えすぎた&温泉街のロードは応援がたくさんあって気持ち良かった
などの理由から自然と速くなった。
これから65キロもトレイル走るとは思えないスピードで。
(キロ4.5分〜5.5分。のぼりでもキロ6とか)
このままのペースでは無理なことはわかっていたので、くだらないツイートなどして意図的にペース落とすようには努力する。
が、まあ速すぎた。やや反省。



トレイルに入る前の林道でも田丸が速すぎてついていけない。周りのランナーがみんな自分より速い環境。そういう状況でトレイルを走ったことがあまりなかったので新鮮な感じ。ただトレイルに入ってからは丁度いいのぼりのペースで引っ張ってくれるので、それは非常にありがたかった。登りを引っ張ってくれる人の後ろにつき、いい感じのペースで、たまに登り苦手そうなランナーを抜かしながら進む。雨結構強く降ってきたがのぼりにはそれほど大きくは影響しない。多分もっと後ろなら前が遅くて若干いらいらしたかも。
自分のトレイルでの登りの得意不得意がはっきりしてきた。
・走る人が多いのぼりの林道→長い距離ずっと走るのは苦手。途中で歩き入れたくなる。相対的に苦手。
・歩く人が多い急なトレイル→歩いて急斜面を登るのは速い方。相対的には得意。
・歩く人も多いロードの登り→ずっと走る人には勝てないけど、うまく歩きと走り組み合わせるのは苦ではない。相対的に普通。
まとめると、
速く歩くのと、ちゃんと走るのはできるけど、ゆっくり登りを走り続けるのが苦手ということっぽい。
いい感じのペースでのぼりを登っていたら脚釣っている人を発見。大丈夫ですかー、と声をかけたら田丸さんだった。
自分もつりまくる人なので、つり対策はしっかりしつつ走ろうと改めて意識した。
(具体的には、塩熱タブレットと水分のこまめな摂取、足つりそうな時に無理して走り続けない、芍薬甘草湯の適切なタイミングでの摂取とエアサロのこまめな噴射)

第1セクションのくだりの難易度は、今まで出場したトレイルの中でも一番の難易度だった。
雨でツルツルのがれ場で、1m以上の大きな石なのに安定していない石があったり、それらを避けようとしたら石の間に足が挟まって抜けなくなって後ろの人に足一緒に引っ張ってもらったりw 写真撮りたかったが全くその余裕がなかった。あと2時間雨が降るのが遅かったら滑らなくてよかっただろうに、と恨めしく思いつつも、これから走る23K の人本当に大丈夫だろうか、とも思った。(結果はちゃんとみんな23K完走)
くだりは苦労しつつも、序盤のロードとトレイルのぼり分の貯金で想定より25分以上早く帰ってこれた。

第2セクション(14K)
田端さんスタートが10分後であることを広瀬さんに教えてもらいつつスタート。広瀬さんはUTMFに向け大事をとったようだ。
田端さん最初ダッシュをキメるらしく、見てから行こうかとも思ったが、14Kの部の元気な人たちに集団で飲まれるのは精神的にも辛いのでやめた。

スタート後30分くらいですぐ14Kトップの黒人選手に抜かされた。
調子乗って黒人選手に習ってのぼりも軽快に走ろうと真似したら、並走してた女子65K4位の人に今調子乗って走ると第3セクションで後悔するよ、と言われてやめた。
第2セクションは第1と違い走れるところも多い。



比較的辛いと言われてた石段も、周りの人より息がきれてない、という余裕を持ちながら登れたのは良かった。
比較的快調にまわれたが、最後のロードのぼりは暑さと右足膝の内側が痛くなってきたのと、で結構歩いてしまった。
途中引き離した女子4位の人においつかれつつ、全体としてはまずまずのタイムで帰ってこれた。

第3セクション(28K)
この大会はセクションごとにスタート地点のオリンピックパークに戻ってくるので、荷物等をそこにおいておけるのが良いところ。時間も少し余裕があったので、ウエアを着替えたり、荷物を少し入れ替えたりし、エイド補給も十分にしてゆっくり休んだ。広瀬さんに、うまくいけばサブ10で帰ってきます!と言ってスタート。

ここからはひたすら単調なゲレンデやロードの登り。なのに午前中の雨の気配は微塵も見せないくらいの快晴。気温は25度を超え、日陰になる木も少なく、本当に暑かった。しかも第2セクション終わりで痛くなった脚が悪化して、少しでも登りになると脚が痛んで全然走れない。弱気にもなり、広瀬さんに11時間から12時間で帰ります、とlineする。
暑くて足痛くて、できることは水分補給しながらひたすら歩くだけ、という辛い区間。登りきる約13Kで飲んだポカリの量はなんと1.9リットル。暑すぎてエアサロを痛くもない首にかけたりして冷やす奇行も発生した。この暑さで頭がやられて正直あまり記憶が定かではない。いつかこの大会出るときは冷えピタでも持って行こうかという暑さだった。

ただ、ここでただゆっくり歩いたおかげで脚の疲れは回復。膝の痛みも、走り方を変えたのと、気のせいだと念じ続けたおかげでだいぶ治る。辛いのは気のせい、足痛いのは気のせい、はウルトラやトレイル走ってる時に結構使える。
最後のエイド出発の時点で残り15Kを2時間で行けばサブ10だということになり、頑張るきも出てきたので頑張る。残りをキロ8で行けば良い。ただ、トレイルの距離表示はあてにならないのでキロ7を目指すことを意識する。そしたら案の定、実際は15Kじゃなくて17Kくらいあるという罠が仕掛けてあった。読み勝ち。

最後は少し余裕もあったので、1キロほどの登りはだいたいの人が歩く中、8割走&2割歩で行って何人か抜かし、なんとかサブ10達成。



まとめ
暑さも、霧も、雨も、気持ちのいいふかふかの尾根も、石段登りも、階段下りも、ロードの平地も、登りも、下りも、ツルツルした岩場の下りも、登りも、鎖場も、がれ場も、ゲレンデ下りも、登りも、温泉街巡りも、ぜ〜んぶ楽しめる盛りだくさんのトレイルでした。ただ、第1セクションの難易度は高い。
今度ホノマラでこの大会出るとしたらリレーの部(3つのセクションを分担して走る)に出て上位狙いたいな、とも思った!出るなら自分は一番短い第2セクション担当したいな。

おわり。

第3回スパトレイル〔四万to草津〕2016 (はまちゃん)

2016-07-04 19:29:26 | スパトレイル
第3回スパトレイル〔四万to草津〕2016
SPATRAIL〔Shima to Kusatsu〕2016

5年の濵田です。スパトレイル走ってきました
これは群馬の四万温泉から草津温泉まで野反湖を一周しつつトレイルで結ぶ、というコンセプトの大会です。
http://www.spatrail-shima-kusatsu.jp/index.html

昼間だけで終わり、かつ70キロ超の大会に出てみたかったのと、熊野古道と同じく鏑木さんが関わっている大会であること、
死ぬまでに走りたいマラソン大会、みたいな特集にも出てたこと、等から出場を決めました。
メンバーは原さんと二人。

備忘録も兼ねていて長いので適当に読み飛ばすといいと思います。

長くなるので、前日の宿、持ち物、自分の脚つり対策、の3点に関しては割愛します。
大会まで1〜2か月のトレーニングは、研究に疲れたら本郷付近を適当に走ることが多かった。頻度は週2〜4くらい。
適宜三四郎池での階段や石が多い場所で走る練習、工学部14号館を12階まで一段飛ばしダッシュを何本かも取り入れてみて、
自分自身最長距離のトレイルに備えた。軽く高尾山にも2回ほど行った。
長めの距離だと、一度大学から家まで50キロ強走ってみたのと、野辺山での42キロでの戦略的撤退。





①スタート~スタート地点
0:03:26 (区間 0:03:26)
[総合867位/出場者981人]

四万温泉を朝5:00スタート。夏なので既に十分明るい。四万温泉はそれほど地名度は高くないが古くからある山の中の名温泉街、といった感じ。山あいということもあり広いスペースはなくスタートゲートはかなり狭目。
参加人数は約1000人、とトレイルとしては中規模くらいの大会だということもあり、列としてはかなり縦に長くなる感じ。

本当はもうちょっと前でスタートしようとは思っていたのだが、なんと高校のテニス部の先輩にスタート前に遭遇!久しぶりに会う先輩との会話も弾み、2人で写真もとってもらったりして気づいたらかなり後ろの方のスタートだった(^^;


高校時代の先輩と。

しかし事前説明で序盤でも渋滞は発生しない、と言われてたので焦らずスタート。まちの人の声援や鏑木さん、松本さんのエールに応えながら進む。
スタートまで3分以上かかったにも関わらず、ほぼノーストレスでスタートできた。

②スタート地点out~給水所in(町道万沢線峠)
<11.3km>
1:27:43 (区間 1:24:17)
[総合 326位(+541位)]

だらだらした上りが続くゾーン。
基本走れるが、先も長いのでたまに歩きも交えつつ進む。
トレイルらしいえぐい登りはない。人によっては飽きる 笑

③給水所in~out
1:28:44(区間 0:01:01)

給水所がある、ってことは給水しとけ、っていう鏑木さんのメッセージだと受け取り、大丈夫そうではあったが水を1リットル程補給。暑さについて補給してくれた人と話をしつつ1分ほどで出発


④給水所out~第1エイド(野尻湖パークランド和光原)in
<21.9km(区間10.6km) >
2:31:24(区間 1:02:40)
[総合 274位(+52位)]

快適に降れるくだりだけど、とにかく脚を使わないことを意識。まだ先は長い。5~10人くらい抜かして1人抜かされるイメージ。速い人についていきたくなるけど抑える。

⑤第1エイドin~out
2:34:40(区間 0:03:17)

地元のパンやさんが出してるパンなどを食べる。
スポドリも結構なくなってたので給水。先も長いので座ったりはせずにエイドを後にする。


⑥第1エイドout~第2エイド(野反湖ビジターセンター)in
<34.6km (区間12.7km)標高1520m>
4:27:55(区間 )
[総合順位 175位(+99位)]
コースの中で一番トレイルの上りの多い区間。比較的元気だったので、ちょうどよいペースで周りを抜かしてくれる人がいたので追跡したおかげで抜かしやすくてよかった。(上り序盤)
途中で前の人が疲れてだれてきたので抜かして中盤も歩きと走りを混ぜつつ抜かしていく。
あとから考えると上り中盤で若干とばしすぎた、というか無理に前の人抜かそうとしすぎた感はある。
上り後半は止まることはないけどみんな疲労で歩くので若干つまり気味。道幅も狭かったので無理に抜かしはせず、自分も疲労とる意味も兼ねて基本歩き。
1550mに到達すると野反湖の絶景。



梅雨でこんなに晴れてるのは本当に運がいい。
湖からの涼しい風と、太陽に照らされたあっつい風がランダムに吹いて不思議な感じ。

自分は上り中盤で無理しすぎたこともあり、このあたりで脚つり気味。
エアサロしつつ、漢方飲みつつ、写真撮るという言い訳で歩きもいれつつ走る。走りもかなりゆっくり目。
平坦で走りやすいだけに順位をあげたい区間ではあったが、まだ先も長いので疲労回復を最優先にして進む。
3人抜かして3人抜かされる、くらいの感じ。
全区間の中で一番、もっと走れればよかったなあという箇所になった。
でもこんな感じで本当に気持ちい所だった。


⑦第2エイドin~out
4:36:20(区間 0:08:25)
[総合167位(+5位)]

第2エイドの野反湖ビジターセンターは、KtoK(六合(くに)から草津温泉まで)38Kのスタートで、賑わってていい感じのエイド。



ちょうど自分たちがスタートしてから5時間後にスタートしてくるので、それよりは前にスタートしたいな、と思っていた。
すいてたので、自分としては珍しくトイレに入る。
ここでもアクエリを1リットルほどいれもらう。
コーラ。バナナ。オレンジ。舞茸うどん。
を座って食べてゆっくり休憩して、身体を充電した。
エアサロ等も少し使った気がする。
8分以上滞在したのに順位が上がったのはちょっと意外。
みんなゆっくり休憩したエイドだったみたい。

⑧第2エイドout~第3エイド(根広ねぶとみの里)in
<47.2km(区間12.6km)>
6:03:37(区間 1:27:17)
[総合144位(+23位) ]
出て2キロくらいするとエネルギー補給されたか、脚の疲労もとれてきたか、結構元気になってきた。
24分後に出発する38Kの部に出る人にいつ抜かされるか楽しみにしながら進んだ。

ちょうどもとのビジターセンターまで戻ってきて、1周し終わった。
そこでの計測もあり、5:10:57[152位(+5位)]
という状況。快調。

そこからはコース最高地点に向けて、のぼりの追い越し禁止の区間。だいたいみんな歩くので順位は変わらない。頑張る箇所ではないので歩く。
最高地点に着いて図々しくも写真とってもらう。




その後は少々テクニカルなくだりが一瞬だけありつつも、だいたいはくだりやすい楽しいくだり。
気分よく楽しく進む。
まさにトレイルの醍醐味が味わえる区間。
まだ先があるから無茶はできないが、後半なので前半ほどは気を使わずに楽しく降る。
44〜45K地点のくだりで38Kのトップの人に抜かれた、当たり前だけど速かった。


⑨第3エイドin〜out
6:12:35(区間 0:08:58)

暑かったのでゆっくり休んだ。足の疲れもあったので足湯に入ろうか迷ったけど、誰も入ってなかったのでスルー。
エネルギー切れも若干心配されたので、バナナ半分x3、地元の舞茸汁、などたくさん食べて休む。
とにかく暑くて頭から水をかぶってスタート。
感覚的には他の人より長く休んだ気もするけど、実際のところは平均くらいの休憩時間だと思われる。

⑩第3エイドout〜特設関門(世立八滝入口)
<56.7km(区間9.5km)>
7:31:36(区間 1:19:01)
[総合115位(+29位)]

きついトレイル登り等もあったけど、そんなに長くは続かない、という区間。
長く続かないので登りで疲れた筋肉をくだりで休めたり、その逆ができたりするのが良い。

51〜52Kではロードの登りをしっかり走り切れたのが良かった。
KtoK女子1位の後をつけてロードの登りでも走ることを意識した。
さすがに速すぎたのでずっとはついていかなかったが、いいペース作りになった

ここでまさかの原さんとすれ違い!
52キロあたりと58キロあたりで1キロ弱の区間だけすれちがう区間があってそこで。
70キロ以上もある中で、まさかすれ違わないだろうなーと思ってたのでテンション上がった。
700段の階段にやられてやはり疲れていたようで、某原のような首の傾きをしていた。



鏑木さんから「いっぱしのトレイルランナー」と言われるサブ9に向けて頑張って、とエールを送りつつ別れた

⑪特設関門〜第4エイド(ふるさと活性化センター)in
<58.7km(区間2.0km)>
7:57:02(区間 0:25:26)
[総合108位(+7位)]
世立八滝という滝を間近に見ながら、700段の有名な階段。
(※後から調べたらもっとあるっぽい。1500だとか。)
まあ走れない。
歩くのもきつい。
手すりを頼りにして、足で進むより手と足両方で進む感じのところや、はしごの部分も。



非常にきつかったが、ラボの建物(13階建て)で階段練習したりしたおかげで、他の人よりは相対的に楽に階段登れた気がする。
参考タイムとして、滝昇りきってロードに出たのが7:51:10(特設関門からの時間は0:19:34)との記録。

階段登りきった後はフラフラで確かにつらく、原さんの首が傾くのも納得。
救いはエイドまで1キロしかなく、ロードのゆるやかな下りだということか。
第4エイド直前で水かぶれるところあったので水かぶる。

⑫第4エイドin〜out
8:02:01(区間0:04:59)

ちんすこう、みたいなの食べたりバナナ食べたり。
大きなエアサロあったので貸してもらって念入りに座ってケア。
感覚としては5分以上いた感じもしたが、第2、3エイドみたいに汁物がなかったのでその分3分ほど短い。

ここをスタートする時に、まだ身体が元気だったので、追い込めばサブ10行けるかもしれない、と思い始める。
ちなみに事前に用意したサブ11想定ではここから2時間15分。サブ9の人が1時間55分とかで走っている感じ。
結構辛い設定だけど、行けるところまで行こうと決める。ここから登りが多い中で、今までと同じペース(約8分/km)を維持できればいけるといった概算だった。

⑬第4エイドout〜第5エイド(田代原ザゼンソウ公園)in
<64.5km(区間5.8km)>
8:50:21(区間0:48:20)
[総合93位(+15位)]

62キロのトレイル前のコンクリートの坂。ご高齢の方と「普段からこんなキツい坂本当に使ってるんですか?」「ああ、毎日使うよ!」みたいなやりとりをする。こういうやりとりがあるのもトレイルの魅力。
62キロ付近のトレイルは短いながらも結構つらく、一瞬22分/kmとか時計に表示されるので、萎える。

⑭第5エイドin〜out
8:50:58(区間0:00:37)
[総合89位(+4位)]

後半にエイド間隔が短いのがランナー目線でとても良い。
第5エイドについた時点でサブ11想定だとゴールまで72分だったこともあり、泣く泣くゆっくり休憩せずに行くことに。
バナナだけ食べて栄養補給してスタート。

⑮第5エイドout〜ゴール(草津温泉スキー場)
<72.7km(区間8.2km)>
9:51:07(区間1:00:09)
[総合85位(+4位)]

最後の追い込み。
コースは相変わらず登り基調。ただ、脚の攣りが一番怖いところだったので、ゆるやかな登りは、急激な下りよりはマシ。脚がつらないように、かつペースできるだけ速く、という戦いだった。
最後72キロだと思ってたら72.7キロだと途中から知り、萎える。
ただ、72キロ地点の鏑木さんからのコメントを見て元気が出る。



最後は、残り0.5キロのロードまできたら、さすがにサブ10を確信した。
原さんもゴール付近で待っててくれて見送られながらゴール。
ゴールのポーズは手で10を作りながらゴール。





ゴール後は草津温泉で疲れた身体を癒す。
ゴール後の温泉最高。
原さんはそのまま東京へ。
自分は月曜午前休みを取っていたので、草津のお寺に民泊でゆったり。朝温泉に入り東京へ帰宅。
最近民泊はまってる。少人数で安くならとても良い。地元の人と交流できたりもするし。
民泊のAirbnbに紹介するとお互い今何千円かキャッシュバックキャッシュバックつくみたいなので、興味がある人は連絡ください(宣伝)


【まとめ】
・ある程度走り込んで、かつ走ってる途中もしっかり気を使って走れば、トレイルでも足を最後ま大きくつらすことなく走れることがわかってよかった。
実力以上にいいタイムがでたと思う。MtSNポイントも127.05ポイント、と自身最高ポイントをget。

・一キロごとの距離表示、分岐点での丁寧な誘導、とコースロストはほぼありえない丁寧な大会運営が印象的。
トップランナー予想時間、ラストランナー予想時間、会場での地図配布、必携品チェック、たくさんのエイド、と丁寧な大会運営が好印象。
さすが鏑木さんと松本大さんプロデュース大会。

・制限時間は厳しめ(完走率72.3%)だが、今までのどんなトレイルよりも「走れる」コース。(自分が出場した21キロ以上の全トレイル大会で)
制限時間からすると、「走らさせる」コースとも言える。
その意味では、ホノマラに所属している、マラソンや100キロロード中心の人にも向いている大会、とも言える。
ただ、まあ距離は短くはないので、所要時間からいっても大体ロードの100キロに参加するイメージ。
走れるトレイル、はある程度しっかり準備していけば本当に楽しい。
来年以降この時期に100キロ出場するか迷ったら、この大会を選択肢に入れるのはありだろう。
100キロ系ランナーにオススメの大会。

・100キロの翌週にもかかわらずサブ9する原さんやっぱり速い。今回のコースが平坦な100キロ相当だと考えるとサブ9はすごい、、、

・やっぱりトレイルは楽しい!