大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

高田開府400年 第10回記念大会えちご・くびき野(謙信公の里)100kmマラソン(uesugi)

2014-10-21 00:27:18 | えちご・くびき野100kmマラソン
前日の流れとかは既にsanzuinokawataさんとたまるが書いてくれたので、60kmの部のレースに絞って書いていきたいと思います。

練習状況とかも秋田の大会録の方に書いてあるので省略。


sanzuinokawataさんからのメーリスで興味を持ち、2年に一度の大会ってこともあって出場を決意。
2名の猛者とは違って2週間おきの連続100kmを走る勇気はなかったのと、60kmという距離が、果たしてフルに近い感覚で走れるのかそれとも完全なウルトラなのか、身を以て確かめてみたかったので、60kmの部にエントリー。


60kmの部の大会全体の雑感としては、

・コースは、細かいアップダウンは多いものの、飽きない程度の刺激として丁度良く、非常に走りやすい

・エイドは、給水エイド(100kmの部と同じく、水やスポドリに加え塩やレモンも置いてありしっかりしたエイド)と給食エイドが2~3kmおきにあり、全部で23箇所と60kmという距離にしては破格の充実っぷり、ただ、給食エイドのラインナップは全体的にバナナやオレンジやパン等などばかりで特別なものは少なく、100kmの豪華さ比較すると普通な感じ

・途中何度も街中を走るコースとあって、沿道の応援は全体的に多く、その点はウルトラよりフルに近い感じ

・途中、神社の境内を走れるということをこのコースの特色として、スタート前の挨拶でアピールしていたが、ほんの少し通過するだけであまり印象に残らず、むしろ歩道橋を渡ったり何度も地下道を通ったり、という方が新鮮な体験



では、以下レースについて

【LAP】
 5km 21:29
10km 21:19 (42:48)
15km 21:31
20km 21:25 (1:25:44)
25km 20:40
30km 21:26 (2:07:50)
35km 21:27
40km 21:20 (2:50:37)
45km 21:52
50km 21:30 (3:33:59)
55km 21:54
60km 21:51
計4:17:44(@4:18/km)


【スタート前】
100km組の二人のスタートを見送ってから、大会の送迎バスに乗って60kmの部のスタート会場へ。
会場に着いた時点ではまだ寒かったが、8時のスタート直前には日が射してかなり暖かくなっていた。
会場の感じとしては、建物内の選手待機用のスペースが非常に狭かった。また、男性トイレが混んでいるのに対して女性トイレが全然並んでいなかったのが印象的だった。

出発式の段階で選手は目標時間のプラカードの前に並び、スタート直前にゲート前へと移動するのだが、4時間半以内のプラカードのところだけ全然人がいなかったので(10分前くらいまで2人しかいなかった)、スタート間近にトイレに行っても、余裕で先頭に並ぶことができた。

ゲートすぐ横でごーはらさんに写真を撮られているのに気づいたけど、顔を向けずストレッチしていたら、カッコ付けみたいなポーズでの写真を撮られてしまった><


【~10km】
スタートすると共に会場の外へ…ではなく、まさかの会場の建物の周りを1周してから外へ出る。海のすぐそばの建物ということで、このときコースで一番海のそばを走る事になる。
会場を出てしばらく民家が立ち並ぶ道を走っていくが、ここでは地元の方々が選手のナンバーと名前の書いた旗を全選手分持って応援して下さる。僕は発見できなかったが、HARA☆CHANが二人分とも旗を発見したらしい。

2kmもしないうちに、海沿いの国道に出て、途中一度地下道で右手(陸側)から左手(海側)の歩道に移りながら、しばらくこの道を進む。
この時点で、一人だけスタートから飛び出したランナーが100m以上前を独走し、2位が7~8人の集団になっている状態。
秋田の疲れのせいか足が重く、思ったよりスピードが出てなかったので、8km過ぎまで集団の中に位置するが、何だか集団のペースが落ちてきたので、集団を抜け出して走ることに。


【~20km】
13kmあたりでごーはらさんの応援を受ける。ここでの応援は予測していなかったので、給水中に声をかけられて結構びっくりした。
途中、一回だけ3位のランナーに追いつかれたけど、すぐに離れていなくなったので、ここから先は100mほど先を走るトップのランナーの背中を追いながら、ずっと孤独走。
20km手前で直江津市街を走っているところで、完走祈願のお守りを手渡される。嬉しいけど、プラスチックでラミネートされたカードの切れ端が手のひらに食い込んで、正直痛かった><


【~30km】
22km過ぎから春日山神社に向かう道は数百mほどきつめの上り坂が続く。この坂の終わり辺りで再びごーはらさんの応援を受ける。おかげで坂もあっさり上りきれた(^o^)

上った分を一気に下り、しばらく大通り沿いの直線を進む。ここでじわじわと先頭との差が縮まっていき、28kmあたりで先頭が信号待ちに引っかかっているところでようやく追いつく。ラッキー。
ここからしばらくピッタリ後ろについて走る。向こうは30km手前の急坂を辛そうに走ってたけど、こちらもあえて抜かず辛そうなフリ(へωへ)
30kmのエイドは唯一給食が豊富なエイドで、スキー汁(スキーブームの時代に作られた上越の郷土料理らしいが、要は豚汁)やおにぎりを高速で食べた。

【~40km】
しばらく後ろにくっついて追走を続ける。そしたら、高田駅前の商店街の折り返しコーンを揃って見逃して、スタッフに慌てて呼び止められた。
歩道橋を渡り下り階段で一瞬離されるもののすぐに追いついて並走、そして35km手前あたりのまっすぐ進むべきところで、並走していたランナーが、警備員が僕らの後ろにいた車に対して右に曲がるように指示していたのを、ランナーも右へ行くものだと勘違いし(先導の自転車はまっすぐ先を進んでいたので僕は間違わなかった)、一瞬減速したところで一気に前へ。

ここからトップでの単独走の開始。2~3km進む間はまだ2位がすぐ後ろを走っているのが見えていたが、40km付近の前島密記念館あたりでは見えなくなっていた。
また、後ろに追いつかれまいとエイドを速攻で通過することを心がけたら、給水等が上手くなって、アミノバイタルの摂取+給水+バナナを手に取り皮をむく、という行為が一切止まらずにできるようになった。


【~50km】
フルマラソンの距離の看板が見えたところで、丁度3時間間近であったので、一瞬だけペースを上げて2:59:58で通過。サブスリーも達成ヽ(・∀・)ノ

このあたりは、体力的には余裕があったけど、完全なる孤独走で精神的なつらさとの闘い。
先導車が、「まもなくトップのランナーが通過します。皆さん応援・誘導お願いします。」と放送しているのを聞き、沿道の方々からの応援を受けるのを励みにして、淡々と走り抜けた。



【~ゴール】
ひたすら、一定のペースを刻んで走り続ける。40km地点から1kmごとにkm表示があったが、50km以降は結構適当だったという印象(3:50/km~4:40/kmで変動したので)。
とにかく、トップでゴールテープを切る瞬間の喜びを想像して走ることで、1kmずつ通過していき、沿道の応援に対して笑顔を振りまきまくることで、気を紛らわしていた。
ラスト4km辺りにいたJC4人組の応援に笑顔で手を振り返したら、なんと黄色い声援がもらえた(へωへ)

最後の2~3km位はペースアップしようかと思っていたけれど、もう優勝を確信していたし、これ以上頑張る気力もなかったので、ラストスパートはなし。
ゴールゲートが中々見えず少し焦りながらも、先導車の「トップのランナーがまもなく帰ってきます」という放送を聞きながらだんだん嬉しさが溢れてきて、最後は赤カーペットロードを走って、会場にトップでゴールイン!!

大会で優勝なんて初めてだったので超嬉しかった(^o^)

ゴール後はインタビューを受けたり表彰されたり(優勝賞品のトロフィーと米20kgをゲット!)してから、レース中に堪能できなかった豚汁や笹団子やおにぎりを食べまくり、風呂に入ってから、皆のゴールを待ち受けた。


【まとめ】
レース後のインタビューや表彰台で、「次は100kmの部に出たいです」と言いまくったので、次出られる機会には、是非100kmを走りたい。

60kmの部は応援の多さやエイドの充実っぷり、コースの走りやすさなど、どれをとってもウルトラ入門にはちょうど良いと感じられた。個人的には、100kmよりは完全にフルに近いという距離に感じられた笑
次回以降はどうなるかは分からないけれど、60kmの部はそこまでレベルも高くなく、表彰は10位まで対象となっているので、走力に自信のあるホノマラーなら入賞・優勝も狙えるのもポイント。

さらに、前夜の海鮮料理(僕は海鮮丼に地魚の生春巻きに茶漬けと食べまくった!)やレース夜のカニ料理(こちらもとんでもないボリューム!)や日本酒や濁酒はとても美味しく、レース外の楽しみにも溢れていて、非常にオススメできる大会なので、一度は出てみて欲しい。

最後に、旅行を取り仕切って下さったsanzuinokawataさんとわざわざ応援のためにハードスケジュールで駆け回ってくれたごーはらさん、ありがとうございました!
2年後は、100km走れたらいいなぁ…

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