ほはとの日誌

個人の日誌として利用

九州横断徒歩の旅、4日目(高森町高森→阿蘇市乙姫)

2008-05-11 | ウォーク
4日目 5月11日(日) 曇時々晴 9℃~15℃(高森)65%
出発7:35 到着15:05 21km

中岳登山口(バス停)8:15-25 休憩
11:35 火口西駅(ロープウェイの駅)着
12:05-12:35:阿蘇山上駅で休憩昼食 

登りに5時間かかった。距離にして10kmしかないが登りは時間がかかる。
きょうは600mから1200mまで登り、また600mまで下るコース
登る途中で、南側の外輪山が見えた。

高山植物のキリシマツツジやマイズルソウを見つけた。
山頂付近はガスでほとんど見えず、風も強く吹いている。
火口も見えないので、近くまで行かなかった(立ち入り禁止のロープがしてあった)
きょうは立ち入り禁止で阿蘇山上駅から上は車も人も入場禁止となっていた。
我々は反対側から歩いて登ってきたので、禁止になっていることを知らなかった。
火口西駅にきて、誰も人がいないので不思議に思っていたが、ロープウェイの修理人がいたのできいて、初めて禁止を知った。

阿蘇山上駅には観光バスやマイカーがたくさん来ていた。
とくに韓国人グループが目に付いた。ここのレストランで昼食を食べる。休憩後下り始める。
写真の後ろが、中岳(山頂はガス)と山上駅、歩いている右側が車道

車道のソバを歩くときは少し怖かった。
出来るだけ車道のソバの牧場の中を歩く。しかし両側が山の所は車道を歩かざるを得ない。米塚の近くからは完全に牧場の中を歩く。ドンドンくだって今日の宿へ向かう。
牧場にたくさん咲いていたハルリンドウ


牧場の入口のゲート


牧場と牛


途中の牧場の中の景色はイギリスのコッツウォルドと変わらない。黄色い「ウマノアシガタ」の花がたくさん咲いている。「ハルリンドウ」の花も咲いている。「オキナグサ」がたくさん咲いているところがあって楽しかった。
丁度「タヌキ」がコソコソと逃げているところも見た。

オキナグサ(花の咲いた後のホウケた状態)

NECの阿蘇山荘は我々2人だけが宿泊なので、特別いい部屋を貸してくれた。
洗濯もし、部屋で乾かす。食事はとびきりたくさんあった。
大きな風呂も独り占めではいる。

この日は、今回の旅の中で一番素晴らしい1日だった。
宿泊料金:4,935-/人2食




九州横断徒歩の旅、3日目(山都町浜町→高森町高森)

2008-05-10 | ウォーク
3日目 5月10日(土) 大雨後雨 9℃~12℃ 89%(高森)
9時出発:清水(きよみず)峠まで車、清水峠発9:40 宿着16:00着 13km

前日から雨が降っており、予報でも1日雨。しかも外輪山への登り、36kmくらいもある。
条件が非常に悪いので、途中までタクシー利用を考え、宿にお願いし、前夜の内にタクシー手配をする。
9時に出発なので、食事は8時とした。
6時頃起きたが、7時から宿の近くを散歩。コンビニへ行って昼食を買う。8時からしっかり食事をする。出発前に雨具をしっかり着る。
9:00に宿の前でタクシーに乗り、歩くと20kmのことろ40分で清水峠までくる。
9時40分清水峠から外輪山の尾根を歩き始める。
外輪山を歩く(このあたりは九州自然歩道になっているので標識もしっかりある)

外輪山は900mくらいの高度もあり、気温は7-8℃の感じで、写真でも寒そう。
ガスで遠くは見えず。雨も降っている。50分で長谷峠へ出る。
まっすぐ外輪山を歩こうかとも考えたが、コンディションが悪いので、予定通り、外輪山を下りることにする。曲がりくねった道を降りる。1時間もかかった。すでに11:35。
神社まで歩くことにする。
昼食休憩:高森阿蘇神社 12:00-12:30
このあと湧水館へ行き、30分ほど休憩する。雨もきつく降っていた。
こちらの休憩は無料で、座ることも出来、暖房も入れてくれて助かった。
湧水トンネルにはいって(入場料300円)時間をつぶす。
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トンネルを掘っている最中に地下水が出てきてしまい、工事を中止することになりましたが、現在ではそのトンネルを水源地や公園として活用しています。トンネルの中には歩道が整備されていて、奥には流れ出る水玉が落ちたり登ったりと不思議な動きをするウォーターパールがあります。
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ウォーターパール(上から水が線状態で放射状に落ちているが、なぜか、連続しないで大きな水玉が静止しているように見える)


ウォーターパールの原理を書いた説明書


高森駅に寄ったのち、立派な観光案内所へ寄る。ここでは野鳥のカービングの展示をしていた。木を掘って、野鳥そっくりのものを作るのだ。作者の人がいて、話を興味深く聞くことができた。掘る手間と絵の具で色づけをする手間が同じくらいかかる。熊本に住んでいたが、今では高森町に移住しているとか。
そのあとも雨の中を宿「灯里」(あかり)まで歩く。宿は国民休暇村の近くで、隣が老人ホームだった。
歩く途中の綺麗な藤の花(満開だった)

広い部屋を提供してくれて、雨で濡れたものをすべて乾かすことができた。
石油ストーブもだしてくれた。

朝食が8時とあったので、室内電話で7時できないか、また昼食に弁当ができないかとお願いしたが返事がなかった。
夕食時に「おにぎりでいいですか」といわれたの「ええいいです」と言った。
翌朝、朝食はなく、昼食用におにぎりを用意してくれていた。どうも意思疎通がうまくできていなかった。反省することしきりだった。
なので、翌日は朝食抜きで出発した。
宿泊料金:8,500-/人2食

九州横断徒歩の旅、2日目(御船町滝川→山都町浜町)

2008-05-09 | ウォーク
5月9日(金)晴後雨 15℃~24℃ 69%(熊本市)
出発7:30~宿着7:30  28km
朝、7時から食事をする。ことぶき旅館は仕事の人が宿にしているので早くから食事を用意している。
旅館ことぶき(出発時)

近くの「RIC」というコンビニで昼食を買う。木倉で山道ですぐに行き止まりとなり、車道へ回る。戦争中の防空壕の跡が残っている。
今年の2月にできた日向往還の碑(熊本から4里という意味)

軍見坂をいうところはさびしいところだった。車も時々通くらい。歩道はない。古閑迫、古閑原の集落をへて、茶屋本の集落にくる。ここは宮部鼎三(ていぞう)の生まれたところだ。記念公園(春鼎園)もできていた。
公園内の宮部鼎三の銅像

かれは幕末の人で、吉田松陰とも親交があり、京都の寺田屋事件のときに新撰組に殺された。宮部鼎三は、昨年のサンケイ新聞に吉田松陰の話が連載されていたときに彼の名前が出ていたので、知っていた。
この近くの八瀬目鑑橋(めがねばし)は有名だ。


そこから昔の日向往還である石畳の道を歩く。きょうは日向往還の道を歩く予定だ。所々に最近建てた日向往還の標識があるので助かる。
丁度昼頃にゴルフ場にさしかかる。11:50~12:20 昼食休憩 グリーンの側でゴルフをプレイする人を、2組、見る。矢部ゴルフ場に入るつもりはなかったが、標識がゴルフ場の中を指しているので、その案内に従って歩く。ゴルフ場の中は標識がほとんどなく、どちらにいいか迷う。


自分の判断で歩き、ゴルフ場をでる。ところが現在地が分からなくて、迷う。
歩いて行くと、ゴルフ場の入口が見つかり、そこで現在地がようやく大体分かる。
反対方向に歩いていたようなので、引き返し歩く。すると人家があったので、人に聞く。
ここで現在地を確信する。
あとは車道をしばらく歩く。
金内橋に着く。この橋も有名らしく、立て札があった。
ここから車道を離れ、山道に入る。途中の原で道に迷う。
自分では分からなかったが、尾崎の集落にはいったらしい。軽トラで追いかけて来た人にどこへ行くかと尋ねられ、日向往還を通って、通潤橋へ行くのだと答えると、道を間違えている言われた。車に乗せられ正しい道まで引き返し、また山道へ入るところまで運んでくれた。そして岩屋田を目指す。
そこから地図通りに歩くのだが、どうも地図とは異なる道を歩いているようで不安だった。
一度引き返し、間違ってないことを確認したりした。
芦屋田という集落にでると、日向往還の道標があったので、それに従って歩いていくと、山都町の中心街にでる。合併前は「矢部町」といっていた町だ。
町の中は店屋がいっぱいあり、昔はにぎわっていたという感じがした。
通潤橋は町の東のはずれにあり、そこで1時間ほど見学した。

通潤橋は大きな水路橋(石の管があり、橋の上は歩くことが出来る)、橋の上を妻が歩いている


雨のためもあり、また時間が4時30分を過ぎているので、人はだれもいなかった。
宿について、風呂に入り、18:30から食事をする。

この宿は喫茶店も経営しており、食事は喫茶店でした。
大画面テレビがあり、テレビの声は大型スピーカーから出ていた。
宿泊費:6,500-/人2食

九州横断徒歩の旅、1日目(熊本水前寺→御船町滝川)

2008-05-08 | ウォーク
1日目 5月8日(木) 薄曇一時晴 14℃~29℃ (熊本市)
出発8時 宿着14:30 16km  きょうは距離がないのでゆっくり歩く。
YH出発後すぐに 水前寺公園。入園して30分ほど見学。
水前寺公園内で

公園内の湧き水を水筒に入れる。池の水も湧き水でできているので、水温が一定だとか。有名なだけあって、すでに入園者あり。7時30分からに開園している。
公園をでて図書館方面へ、そして川沿いの道を歩く。この道は「水辺の文学散歩道」と称して虚子、汀女などの句碑がある。図書館のそばに近代文学館もある。
あちこちで湧き水が出ている。
川沿いの湿地に黄菖蒲がきれいに咲いている

川沿いに歩いていくと、江津湖に出る。上江津湖、下江津湖とあり、川幅が広い湿地帯が池になったような湖である。湿地で黄菖蒲を見る。我々年代の人がたくさん散歩している。下江津湖の最後に、広い公園ができており、立派な休憩所(管理施設)ができていた。
ここから矢形川を遡るように土手を歩く。すでに熊本市の隣の嘉島町に入る。
嘉島町がペタンクが盛んなところと初めて知る

井寺集落で、浮島周辺公園へ寄る。ここは湧き水で出来た池で、釣りをしている人がいた。鯉、鮒、ウナギ、鮎等々各種魚が居るとか。

昼食休憩(11:30-12:00)すぐ近くの井寺古墳を見学。このあたりは一面の麦畑だ。
麦畑の麦(まだ少々青い)

集落をいくつか過ぎて、14:30と早々と御船町滝川の「ことぶき旅館」に着く。
宿泊費:5,775-/人2食

九州横断徒歩の旅、移動日(東京→熊本)

2008-05-07 | ウォーク
5月7日(水) 晴、12℃~28℃(熊本)
ANA645(13:15→14:55)で熊本空港につく。バスで約1時間で熊本駅へ。
熊本駅前で(妻)

16:20駅をでて、繁華街に向かう。北岡自然公園に寄るつもりだったが、時間的にそんな余裕がないので、熊本城方向へ。藤崎台球場の側を通り、護国神社により、熊本城公園(ニノ丸公園)へ。ここは広い芝生と所々に大きな楠があって、広々としてくつろげる所だ。学生が部活でランニングをしたり、アベックが座って休んでいたりしていた。
熊本城公園(ニノ丸)で

熊本城の天守閣に登ろうとしたが、閉門が17:30のため、この時刻を少し過ぎていて登れず。市役所前から市電(路面電車)に乗り、水前寺駅通りまで10分くらい。市電をおり、きょうの宿泊所の熊本YHへ18:30に着く。熊本青年会館の中に、YHがある。素泊まりなので、夕食を食べに外出。近所に食べるところがなく10分くらい歩いてJR水前寺駅まで行き、駅側のラーメン屋で食事、帰りにスーパーマーケットに寄り、ビール、明日の朝食を買う。YHに帰り、風呂に入って寝る。YHには我々以外には2組が泊まっているだけのようだった。暑くて、窓を開けて寝た。
宿泊料金:素泊まり3,150-(YH会員)、4,095-(一般)
熊本YHの前で(翌朝出発時)