放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

太鼓の法被

2007年02月26日 01時02分47秒 | Weblog
 昨年暮れから、長男は加茂綱村太鼓さんのこども教室を受講させてもらっていました。
 本来ならば年度当初からやるべきだったんですが、たまたま受講生枠に空きがあるということで特別に入れてもらったのです。

 幼稚園の頃から太鼓を聴くのがダイスキだった長男Yクン。それもあこがれの加茂綱さん。ところが実際フタを開けてみれば「聴くのと演るのと大違い」というギャップに途方に暮れるところからのスタートだったのです。

 なにしろ受講生たちはみんな3年も4年も太鼓を叩いている子供たちばかり。バチの握り方も知らない長男が練習に付いていけるわけが無いのです。付いてゆくどころか、たびたび演奏を中断させてしまうほどのマズさ。まさに「末席を汚す」とはこのこと。

 とにかく「口唱和」で手順を覚えてこよう。
 ところがパートを間違えて覚えてきたのでまたまた練習を中断させる始末。親子共に不覚を取り、顔から火が出るような想いをしました。

 結局、加茂綱さんのレパートリーである「華舞」は覚えられる段階に無いのであきらめることになり、もちろん課題曲の「三宅」もダメ。同じく課題曲の「祭り」だけなんとかしようということになりました。

 放菴ではイスにダンボールをくくりつけて太鼓に見立てて毎日練習しました。12月から受講して、口唱和が出来るようになったのが1月末。合同練習にひぃひぃ言いながらもようやくバチを振れるようになったのが今日(2月25日)のことです。
 何度か「大丈夫?辞めてもいいんだよ?」と訊きましたが、その都度長男は黙って首を横に振るばかり。粘り強いところがこの子の最大の長所かも。父親ながらも彼に学ぶところがありました。
 
こども教室の最終日は発表会となっていましたが、多分みんなと一緒に本番に立つことは無理なんじゃないか、たとえそうなっても、Yクンをいっぱい褒めてやろう、そう、思っていました。

 そうしたら、なんと来週の発表会に出れることになったんです!一曲だけだけど、みんなと一緒に本番に臨める。これはすごい経験になるかもしれない。

 今日、「加茂綱村太鼓」と染め抜かれた法被を渡されました。

 ・・・感無量です。
 え? 大げさだって? 何をおっしゃる。ただでさえ不器用な長男がここまで太鼓を叩くようになったことだけでも充分感に堪えないってのにあなた、発表会に出てもいい、って会長さんが言ってくれたんですよ。親バカの僕がここで感動しなかったら、この三ヶ月間、息子の何を見ていたんだ、て話になるじゃないですか。

 Yクン、ほんと、よくがんばった。

 発表会は翌3月4日10:30から 桂市民センターにて。
 ラストスパートだ。みっちり練習します!
 ドンカメ一発で合わせような!
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