ひでさんの思いつき日記

志度の畑の事・お出かけの記録・パソコンに関することなど
記録に残しておきたいような出来事を時々書いていきます。

葛飾北斎の展覧会が神戸市立博物館で今日(6/22)までありました。

2014-06-22 | お出かけ

先日 元会社の先輩からメールで以下のように知らせて頂きました。

 神戸市立博物館(JR三ノ宮駅から徒歩10分) ボストン美術館 浮世絵名品展 【北斎】
 6月22日まで開催中 我が家は、ようやく 6月10日に見学しました
 展示会の人気は ものすごいもので 展示会の開催当初4月26日から 
 現在までも 連日の超満員の人出・・・ 

結局 私は観に行かなかったのですが、今度 ブログで日本の画家の絵を

Picasaウェブアルバムで紹介しようとGoogle Art Prijectで集めようとしている

画家の一人が葛飾北斎だったことから、インターネットで入手した絵をまとめてみました。


葛飾北斎 展覧会 (神戸市立博物館)

   


「難波六郎常任」 安永末年(1781)頃 

    

  勝川春朗として数え20歳で画界にデビューし、

  師春章や鳥居清長、北尾重政らの影響を受けつつ  

  独自の画風完成を目指 した時期の作品。

  初期に描かれた武者絵で、他に遺存例のない貴重な作品。

 

 新版浮絵 浦島龍宮入之図 天明年間(1781-89

  

  春朗時代に描かれた浮絵(西欧の透視画法を取り入れた浮世絵)

  12種のうち、本展では8点もが一堂に出品。

  いずれも摺られた当時の鮮やかな色が残る。

  本作品は、浮絵の技法で奥行きを強調することで

  異国的に龍宮城が描かれている。

 

 


ぎやうとくしほはまよりのぼとのひかたをのぞむ 文化初期(1804-07)頃

     

 遺存例が少ない洋風版画のうち、

 本展では3種が出品。

 ひらがなを横書きにして、

 まるでアルファベットのような

 表題を持つ本作品は、板ぼかしを

 効果的に用いて

 立体感と明暗を強調している。

 

 

 

 

 


菖蒲に鯉 文化中期(1808-13) 

 

遺存の少ない団扇絵の中でも、

本作品は現在のところボストン美術館での

所蔵のみが知られる貴重な作品。

後の為一時代の作品を彷彿とさせる

鮮やかな色が印象的。

 

 

 

 

 

 

 

 


吉原遊廓の景 文化8年(1811)頃 

  

  北斎の作品中で最大の大判五枚続。遊廓の風俗を題材にしためずらしい作品として注目される。


しんはんくみあけとふろふゑ 天の岩戸神かぐらの図   
                                                                                               上(左)、下(右)」文化中期(1808-13

  

  切り抜いて組み立てる組上絵は、実際に制作されたので遺存例が少なく、  
       しかも揃いで残っているのは大変貴重。

  本作品はその中でも特に珍しく、上下揃いでの所蔵が知られるのは、

  現在確認されるところでボストン美術館のみである。


冨嶽三十六景 「神奈川沖浪裏」 「凱風快晴」 「本所立川 天保2年(1831)前後

  

  為一を号した61歳から74歳までの13年間に、生涯のうち最も著名な浮世絵版画を発表。

  特に有名な「冨嶽三十六景」は、出版当初から相当な評判を博し、

  表題が示すように当初予定されていた36図から増え、全46図が制作された。

  本展では選りすぐられた21図が出品。


諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」 「和州吉野義経馬洗滝」 
下野黒髪山きりふりの滝

天保4年(1833)頃

  

  諸国の名瀑を題材とし、流れ落ちる水の変化を捉えることを意図し て描かれた。

  各々の滝がすべて異なった描法で描かれている点が興味深い。全8図が出品


百物語 「お岩さん」 「こはだ小平二」天保2-3年(1831-32)頃

  

  江戸時代に流行した、怪談話を語る遊びを表題にした作品。全5図が出品百物語 


「芥子」 天保4-5年(1833-34)頃 

     

  最も著名な風景画が描かれた時期に出版された横大判の花鳥画シリーズ。

  全10図のうち9図 が出品。「芥子」は、涼風にあたかも芥子全体がゆらいでいるかのように格調高く、

  揃中最も傑出した作品であるうえ、抜群の保存状態による鮮やかな色彩が注目される。

  同時期の竪中判の花鳥画全10図のうち7図も出品される。北斎花鳥画を鑑賞するまたとない機会となる。