その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

あさがお

2010年08月11日 | Weblog

 

***

あさがお

***

 

「朝顔が夕餉の膳に乗っている」

 

最近は人と人とをつなぐ情が薄くなった気がする

なじみのお店に行けば

どんなものが好きで何を食べに来たかも察してくれて

黙っていても出てきた

昨日食事に行ったら

サプライズで頼まないものまでが出てきた

面喰っているとる

きょうはいつも来ていただくので

商売繁盛ってことでささやかなお礼です

ありがたくごちそうになって帰る

江戸時代の商人は

儲けを神社仏閣などに積極的に寄進したり

道路、河川、橋などの工事にも多額の寄付をした

善行によって次の利益がやってくると信じて

このお店のように

商売繁盛は皆さまが来てくれるからと

障害繁盛という言葉に江戸時代の商人と共通する

信念を感じる食事だった

お金は大切

でもお金のためだけに働くのでもないね

***

あさがお

中国南西部やヒマラヤが原産

日本で観賞用に大輪などの花の形や

葉っぱの形が改良されました

もともとは中国から薬用として入ってきました

熟した種子を乾燥させて粉末にして

下痢や利尿剤として使ったそうです

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)

 


夏水仙(リコリス)

2010年08月10日 | Weblog

 

***

夏水仙(リコリス)

***

 

「惜別や天使のラッパ夏水仙」

 

法則

「じりじり暑い季節を乗り切る方法」

「クーラーかけっぱまし」(正攻法)

「ジリジリ暑いですね」

「夏以外だったら許せない」(背理法)

「じりじりする暑さももう終わりですね」

「ということが9月ですね」(消去法)

「暑いときは冷たいデザート」

「冷やし水羊羹」

「だから暑いの嫌いなんだ」(三段論法)

 

とにかく暑いの嫌い・・・

 

***

 

夏水仙はヒガンバナ科の球根植物

水仙の仲間で夏に咲くから

なんとまんまの名付けですね(笑)

中国原産の帰化植物だそうです

別名をリコリスといい

園芸店で観賞用に売られています

花びらの曲線がうつくしいです

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)

 


イワタバコ

2010年08月09日 | Weblog

 

***

イワタバコ

***

 

「咲かぬ木の下に並んでイワタバコ」

 

虫だって

あたたかいところへ

花だって

陽にむかう

あたたかい

あなた

 

***

イワタバコ(岩煙草)

山間地の谷沿いや日陰なところ湿った岩陰に咲きます

寒いところを嫌い

根際から葉を伸ばして下垂します

名前の由来は

大きな葉が煙草の葉に似ていて岩場に生育することから

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)

 

 

 

 

 

 


沙羅の花

2010年08月08日 | Weblog

 

***

沙羅の花

***

 

「生き延びよ路地から路地は夏椿」

 

多くの友達に

かこまれている あなた

友達が

あなたを創り

あなたが

友達を創る

 

***

 

本州福島辺りから西にかけて自生してると言われています

夏に椿に似た花を咲かせることから

ナツツバキと言われます

沙羅の名前はインド産の沙羅樹と

誤ってついた名前だそうです

仏教と縁を持つ聖樹として寺院の庭などにも

たくさん植えられています

姿が美しいので日本庭園や茶庭にも好まれています

俳句の晩秋の季語にもなっていて

「沙羅の花」「夏椿」などとして使います

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)


コマツナギ

2010年08月07日 | Weblog

 

***

コマツナギ

***

 

「駒繋ぎ恋も歴史も結果論」

 

先日子供が積み木遊びをしていた

見るとはなしに見ていると

つい手を出したくなってくる

そこに乗せると崩れる~

曲がっているから落ちる~

でも手を出してはいけない

子供が遊んでいるのだから

その内にふとあることに気がついた

土台がしっかりしていれば

少々上で曲がっていても

乗せ方が悪くても崩れないものだ

そして子供のペースでゆっくりと乗せてゆく

大人は自分の時間で物事を行っていない

どうも相手のペースになっている気がしてきた

自分以外のことに惑わされている気がした

目からうろこの思わぬ発見であった

 

 ***

 

コマツナギ

主に九州四国に自生する

全体に草のように見えるけれど茎も丈夫だ

この期に昔は馬の手綱を

つないだことからついた名前だそうですが

萩に似た花がたくさんつきます

花が終わると豆状の実がなりますが

解毒作用があるそうです

 

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)


サルビア

2010年08月06日 | Weblog

 

***

サルビア

***

 

「サルビアのこよなく好きな青い空」

 

胸を熱くする言葉

ピカピカ輝いている言葉

「心を きれいにする

そんな難しいことに

挑んでいるあなた」

 

「使っても 使っても

へらないものは

勇気と元気」

 

「目の前のことを

一生懸命に やっていると

次の道が用意されている」

 

「できない人は その理由を探し

できる人は その道を探す」

 

***

 

きょうは原爆記念日

自由に自分の意思で生きられなかった

悲しい時期に起きた戦争被害

それぞれの国がそれぞれの人の

愛国心のぶつかり合いでおきた戦争

悲しい争いだった

戦争に参加してない世代でも

戦争の悲惨さは見れば少しはわかる

二度と起こさないためにもといいながら

世界では今も人類誕生以来ずっと

戦争がどこかで起きている

この星には戦争を収めることはできないのだろうか

悲しい現実と果てしない夢が交差する

・・・・・・・ 

サルビア

シソ科アキギリ属のうちの

観賞用に栽培される外国産園芸品種

この総称をサルビアというのだそうです

そして

日本で見られるものの大半が

ブラジル原産のスプレンデス種だそうです

世界中に700種類ほどあるといわれるサルビア

欧米でサルビアといえば

南ヨーロッパ原産の薬用サルビア(セージ)だそうです

園芸品種ではほかに

コネッキア、ファセナリア、ホルミヌムなどの種類があるそうです

それに色も赤に限らずピンク、白などのあります

 

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)


鷺草

2010年08月05日 | Weblog

 

***

鷺草

***

 

「鷺草はいつでもぴゅんと飛ぶ用意」

 

私が輝いて見えるとしたら

それは

あなたの瞳が

汚れなく透明だからです

 

***

ラン科の多年草

花の先から伸びているのは距(きょ)といいます

そして鷺の羽のようなところを唇弁(しんべん)といいます

ちょうど鳥の鷺が飛んでいるように見えることから

幻想的な世界イメージされる花ですね

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)

 


千日草

2010年08月04日 | Weblog

 

***

千日草

***

 

「千日紅二十歳の闇のにおいする」

 

あなたは五年前と比べると

確実に成長している

たくさんのことを学び

たくさんのこと経験し

たくさんの成長につながった

でもそれらは

少しずつの成長が積み重なったこと

日々の変化は

わずかかもしれないけれど

わずかな積み重ねが

大きく成長してゆくんだからね

一日一日を大切にしてくださいね

 

***

 

千日草(千日紅)

熱帯アメリカ原産

ヒユ科の一年草

長い花茎の先に小花の集まった

球状の頭花をつけます

イギリスやフランスでは「不死の花」と呼ばれるそうです

長持ちするこの花は

中国では簪の代わりに利用したこともあるそうです

俳句の世界ではこの花は夏の季語になっています

花ことばは「変わらぬ愛情・不変の愛」

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)

 


松葉牡丹

2010年08月03日 | Weblog

 

***

松葉牡丹

***

 

「曇天の角を曲がれば日照草」

 

道を曲がると

人とぶつかりそうになった

お互いぎょっとして身をかわす

そんなことが二回も続いた

三回目のとき声をかけた

またぶつかりましたね

お互いが少し笑っている

なんだか急に知り合いになった気分

次の日からまた角を曲がると会えるかも

淡い期待を込めて・・でもそれっきり会えなかった

すっかり忘れてしまったころ

急にばったりと曲がり角で出会う

すごくうれしそうに声弾ませて

「もう会えないかと思ってました」といわれ

えぇえ~私もそうです!!

再開のうれしさがお互いを近づけた

明るい太陽が顔を出す

 

***

 

松葉牡丹

ブラジル原産

19世紀初めにヨーロッパに伝わり

その中ごろに日本にもオランダから渡ってきた

この花はたくさんの名前を持っています

日本では葉をマツ 花をボタンに見たてています

英語名では地面にはう茎葉をコケに

花を薔薇に喩えて「ローズ・モス」と

花には色も種類もたくさんあります

晴天に日に咲き午前に開き午後に閉じてしまうことから

ヒデリソウ、テンキグサ、ヒヨリバナなどと呼ばれます

面白いのは「ホロビソウ(不亡草)」という名前

花はすぐしおれますが枝ごとに次々咲き

年々子ができて耐えることがないことに由来するそうです

最近は園芸種で「ポーチュラカ」と呼ばれています

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)

 


水葵

2010年08月02日 | Weblog

 

***

水葵

***

 

「隅っこの空気ひんやり水葵」

 

仕事上沢山のお年寄りと話す機会がある

いつもお話をするおばあちゃんが

最近少し合いが悪なってお嫁さんと来られる

とても仲が良い

そのお嫁さんから聞いた話

先日車の中でおばあちゃんが急に

私が死んだら右の箪笥の一番下にしまってある

花柄の着物を着せてくれって言うんです

ふつうは白い着物だけれど

私はおじいさんと結婚してすぐ戦死したから

あの世でもう一度結婚するつもりだと・・

もしかしておばあちゃんの体調が悪くなっていて

先のことなど一度も話したことがないのに

急に言い出したので心配だといいます

おばあちゃんは至極元気で

今いなくなるなんてことはなさそうだよって言うと

少し安心したようだ

おばあちゃんがもう一度嫁に行く話を

思い出すたびに胸が熱くなる

心やさしいおばちゃんとお嫁さんが

ずっと元気でいてほしいものだ

 

***

 

 

水葵(みずあおい)

庭園でよく見かける布袋草ににたハート型の葉っぱ

短い茎から柄を伸ばして生い茂っています

ふと目にとまった一輪の花が咲いていた

径2cmほどの小さな紫の花です

まだ咲き始めたばかりでもう少しすると花が揃うはず

この花・・古名を「なぎ」(菜葱・水葱)といいます

また俳句の夏(晩夏)の季語にもなっています

昔はこの葉っぱを野菜として食用したようです

水葵というように名前のように

カンアオイの葉に似ているからついたとされています

最近はすっかり減って絶滅危惧種になっているそうです

 

ぱふぱふの 

8月の旬な写真だけの

別ブログ・・・FocusTime5

(画面隅のブックマークから行けます)