その日その時 写真で見る歳時記

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ミソハギ

2011年08月26日 | Weblog

 

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ミソハギ

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日本各地の山野の湿地や田のあぜなどに咲きます

この花の由来は

盆花として仏前に供えるので禊萩が転じて

ミソハギになったそうです

花の穂で供物で水をかける風習からの名前もあります

呼び名もいくつかあって

精霊花(しょうりょうばな)、溝萩(みぞはぎ)、鼠尾草(みそはぎ)、

千屈菜(みぞはぎ)、水懸草(みずかけぐさ)、

水萩(みずはぎ)、草萩(そうはぎ)

江戸中期の国学者天野信影は

昔の医書にミソハギが喉の渇きを止めるに効くとあるので

亡者の渇きを癒す為にするのではないかと考察

また、全草を乾燥させたものは千屈菜として

下痢止めの薬と使ったそうです

この花も俳句の初秋の季語になっています

「みそ萩や水につければ風の吹く」 一茶

「溝萩や売らず作らず田一枚」 皆川白陀

 

 

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