***
ミソハギ
***
日本各地の山野の湿地や田のあぜなどに咲きます
この花の由来は
盆花として仏前に供えるので禊萩が転じて
ミソハギになったそうです
花の穂で供物で水をかける風習からの名前もあります
呼び名もいくつかあって
精霊花(しょうりょうばな)、溝萩(みぞはぎ)、鼠尾草(みそはぎ)、
千屈菜(みぞはぎ)、水懸草(みずかけぐさ)、
水萩(みずはぎ)、草萩(そうはぎ)
江戸中期の国学者天野信影は
昔の医書にミソハギが喉の渇きを止めるに効くとあるので
亡者の渇きを癒す為にするのではないかと考察
また、全草を乾燥させたものは千屈菜として
下痢止めの薬と使ったそうです
この花も俳句の初秋の季語になっています
「みそ萩や水につければ風の吹く」 一茶
「溝萩や売らず作らず田一枚」 皆川白陀
写真だけの別ブログ
FocusTime5
(画面隅のブックマークから行けます)