***
射干(ヒオウギ)
***
アヤメ科の多年草で 古名をヌバタマといい
葉がヒノキの薄板を重ねた桧扇(ひおうぎ)に似ることから
この名前がついたそうです
それを野羽(のば)とよんだので
種子を野羽玉という説もあるそうです
黒光りする丸い種子は
黒や髪などにかかる枕詞(まくらことば)「ぬばたま」として
万葉集に80首も載っていますが
平安文学でが影をひそめてしまいます
俳句の世界では晩夏の花
「桧扇のうしろ清少納言かな」 平井照敏
「射干や山の雨きて寺濡らす」 舘岡沙緻
写真だけの別ブログ
FocusTime5
(画面隅のブックマークから行けます)