その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

ヒオウギ

2011年08月06日 | Weblog

 

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射干(ヒオウギ)

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アヤメ科の多年草で 古名をヌバタマといい

葉がヒノキの薄板を重ねた桧扇(ひおうぎ)に似ることから

この名前がついたそうです

それを野羽(のば)とよんだので

種子を野羽玉という説もあるそうです

黒光りする丸い種子は

黒や髪などにかかる枕詞(まくらことば)「ぬばたま」として

万葉集に80首も載っていますが

平安文学でが影をひそめてしまいます

俳句の世界では晩夏の花

「桧扇のうしろ清少納言かな」 平井照敏

「射干や山の雨きて寺濡らす」 舘岡沙緻

 

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