***
浜木綿の花
***
ヒガンバナ科の多年草のこの花は
夏に海の家に行くと大抵は見ることができた
最近は町の中でも咲かせているところをよく見かけます
1mくらいの背でふとい円形の部分は
茎だと思っていたのは実は偽茎だそうです
白色の葉鞘(ようしょう)が互いに抱き合っています
花名は白い糸状の花が楮(こうぞ)の皮を裂いて
神事につかう「木綿(ゆう)」に似ていることからだそうです
又別名で浜万年青(はまおもと)とか文殊蘭の花があります
万葉集にも詠われていて
柿本人麻呂 が「み熊野の浦の浜木綿」と詠んだ花です
俳句では晩夏の花です
「漁火に向き浜木綿は海女の花」 神尾久美子
「浜木綿や濡れし艪櫂(ろがい)を軒に立て」 米澤吾亦紅
写真だけの別ブログ
FocusTime5
(画面隅のブックマークから行けます)