***
大文字
***
毎年8月16日は京都五山の送り火
その中でも一番大きな大文字
いつのまにか大文字だけがメジャーになって
代表のように言われてしまっているけど
そのほかにまだ4つの山焼きがある
金閣寺裏山にある大北山の「大文字・左大文字」
松ヶ崎西山東山の「妙法」の二文字
西加茂妙見山の「舟形」
北嵯峨曼茶羅山の「鳥居形」を
京都に代々続く五山の送り火といいます
京都に学生のころ住んでいたので
何度も見に行ったりお手伝いさせてもらった
送り火の薪の準備で何度も山登り
普通に歩いても息が切れるのだけれど
途中に石の階段があって
それがとりわけきつく感じたものです
今年は特別な思いと複雑な感情があって
陸前高田の倒れた松を薪にして
思いを供養するアイディが計画倒れになってしまった
仕方のないことではあるけれど責められない事情がある
結果としてよい方向でまとまったと
思われていたけど・・新たな検査でセシウムが~
またまた決定が覆った
人さまざまな思いがあるのをしみじみと感じました
素晴らしいアイディアも分からない不安には勝てなかったようだ
思いやる心よりも現実的な心が・・・
悲しい結果と夢にも思わなかった深く傷ついたこころだけが
陸前高田にも京都にも残る出来事
今晩の送り火には複雑な気持ちで見上げる人が多いかも
写真は昨年のものです
この大文字は俳句の秋の季語にもなっています
「大文字や近江の空もたゞならぬ」 蕪村
「合掌の闇はるかなり大文字」 宮藤空郎
「正面に見しことなき大文字」 栗津松彩子
写真だけの別ブログ
FocusTime5
(画面隅のブックマークから行けます)