その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

立秋

2011年08月08日 | Weblog

 

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立秋

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今日から暦の上では秋です

秋と言ってもまだまだ暑い日が続きます

秋にまつわる話を一つ

「長五百秋」 なんと読みでしょう

それは「ながいおあき」と読みます

一年を一つの季節で表す時は「秋」を使います

そして「秋」を「とき」と読ませます

そこで「長五百秋」は五百年のことではなくて

果てしなく長い年月のことをいいます

「長秋(ながあき)」「千秋(せんしゅう)(ちあき)」

「千百秋(ちおあき)」「千五百秋(ちいおあき)」など同じ意味

「秋」は実った稲を集めることを意味する漢字

「年」は稲と人を表す部首とで実りの時を

「歳」は収穫のお祭りを 「稔」は稲穂が膨らむことを

それぞれ表しています

そして「とし」という言葉も

穀物を意味した「稔」という言葉から出来たものだそうです

私たち先祖は実りの秋を基準に

一年一年を重ねてきたのでしょう

次の年もまた次の年も・・ずっと~

永遠にこの豊かな実りが続きますように願いながら

人々は次の実りへと向かう営みを繰り返してゆくので

秋には人にとのたくさんの願いがこめらた

一年で一番大事な季節なんです

秋は人恋しい季節でもあるね

そこで心温まるような句を一つ

「ぐちゃと父ぺちゃっと母の秋日和」 坪内稔典

少し解説すると

ここに出てくる父母は年相応にとっている

父が「ぐちゃと」いった形で

言ってみれば柿の実が潰れたように存在する場合もあるだろう

そして母親がそこに秋の日をいっぱい受けて寄り添うような

何故か親しみのある存在をうまく表現した句だと思います

 

 

一枚目の写真

何に見えますか?

ゴリラの親子に見えませんか(爆)

二枚目の写真は

黄色の葉っぱ内にハートのシミ

秋にはロマンチックにメルヘンに

 

 

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