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立秋
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今日から暦の上では秋です
秋と言ってもまだまだ暑い日が続きます
秋にまつわる話を一つ
「長五百秋」 なんと読みでしょう
それは「ながいおあき」と読みます
一年を一つの季節で表す時は「秋」を使います
そして「秋」を「とき」と読ませます
そこで「長五百秋」は五百年のことではなくて
果てしなく長い年月のことをいいます
「長秋(ながあき)」「千秋(せんしゅう)(ちあき)」
「千百秋(ちおあき)」「千五百秋(ちいおあき)」など同じ意味
「秋」は実った稲を集めることを意味する漢字
「年」は稲と人を表す部首とで実りの時を
「歳」は収穫のお祭りを 「稔」は稲穂が膨らむことを
それぞれ表しています
そして「とし」という言葉も
穀物を意味した「稔」という言葉から出来たものだそうです
私たち先祖は実りの秋を基準に
一年一年を重ねてきたのでしょう
次の年もまた次の年も・・ずっと~
永遠にこの豊かな実りが続きますように願いながら
人々は次の実りへと向かう営みを繰り返してゆくので
秋には人にとのたくさんの願いがこめらた
一年で一番大事な季節なんです
秋は人恋しい季節でもあるね
そこで心温まるような句を一つ
「ぐちゃと父ぺちゃっと母の秋日和」 坪内稔典
少し解説すると
ここに出てくる父母は年相応にとっている
父が「ぐちゃと」いった形で
言ってみれば柿の実が潰れたように存在する場合もあるだろう
そして母親がそこに秋の日をいっぱい受けて寄り添うような
何故か親しみのある存在をうまく表現した句だと思います
一枚目の写真
何に見えますか?
ゴリラの親子に見えませんか(爆)
二枚目の写真は
黄色の葉っぱ内にハートのシミ
秋にはロマンチックにメルヘンに
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FocusTime5
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