その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

松毬(まつぼっくり)

2007年12月27日 | Weblog

 

松毬(まつぼっくり)

 

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リースを作るため

 

公園に朝早く散歩をかねて

 

出かけます

 

朝はまだ人気が少ないから

 

夜中のうちに落ちた

 

松ぼっくりが沢山落ちている

 

形の良いのや

 

大きなものや小さなものを

 

拾ってきます

 

それを洗って・・

 

リースのアクセントにします

 

今年も自然味たっぷりの

 

リースの出来上がり

 

新年の皆様を

 

お迎えする一役を担うのです

 

・・・

 

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堂々といっていますが・・・

童謡にも歌われている

おなじみの松毬(まつぼっくり)

実は「松ふぐり」が変化した言葉だそうです

松陰嚢と書く場合もあります

昔の人は

こういうことに 本当におおらかです

春先に咲く水色の小さな花に

「大犬のふぐり」という名前を

つけるぐらいですから・・

実が犬のふぐりに似ているからだそうですけど

古語だから堂々といえる言葉ですね

「ちちり」ともいい

こちらは「縮(ちぢり)」が語源だそうです

松毬(まつぼっくり)は

正式には球果(きゅうか)という実で

種鱗(しゅりん)と呼ばれる

鱗のような部分の裏に

小さな種をつけているのだそうです

樅の木もマツ科の植物ですから

球果をつけます

そのせいかクリスマスの飾りつけにも

松毬が良く使われます

美しいオーナメントと一緒に

夢の種も飾られていおるのですね

(山下景子著「美人の日本語」より)