その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

徒花(あだばな)

2007年12月15日 | Weblog

 

徒花(あだばな)

 

***

 

どこで覚えてきたのか

 

おばあちゃんに聞いた様子がない

 

徒花ってどんな花と

 

久しぶりの質問

 

色は 形は

 

どこに行くと見られるの

 

矢継ぎ早の質問

 

・・・

 

わかりやすく答えられなくて

 

本のどこかに出ていたことを思い出し

 

読んで聞かせて

 

一緒に覚えられて良かったねというと

 

知らないこともあるんだね~

 

そうだよ

 

人は勉強してもしても

 

それで終わりはないんだよ

 

生きている間

 

知らないことに出会って

 

勉強できるんだよ

 

勉強はあてもなくするのではなくて

 

神様から必要な分だけ

 

与えられるんだよ

 

だから感謝しないとね

 

勉強できることを

 

~~~

 

***

 

必要な花

咲いても 実を結ばない花

咲いても 直ぐ散ってしまう花

そして 季節はずれに咲く花

徒花という言葉で

表される花たち・・・

「徒(あだ)」は

無駄とかむなしいという意味です

果たして本当に

無駄なのでしょうか

蟻(アリ)を観察すると

本当に働いているのは20%だそうです

その働いている蟻だけを集めてみると

その中の20%しか働かなくなるそうです

反対に

最初働いていなかった80%の蟻を

集めてみるとそのうちの20%は

働き出したそうです

つまり

働いていない蟻も

必要な存在だったわけです

命に無駄はないのだと思います

徒花と呼ばれる花たちも

きっと

なんらかも役割があるはずです

すべての花が必要な花

大切な花なのです

(山下景子「美しい日本語」より)