生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

移植後半年経過

2009-03-02 21:05:42 | 退院後

しばらく、忙しくて更新サボっていました・・・

先週でちょうど移植後半年経過しました。

術後1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月目に、体が戻ったなと思う節目があります。

現状がどうかというと、物の見方により感じ方がまったく違います。

ひとつは、移植前に肝硬変による大きな症状がなかったので、そこを0と考えると、今の現状は、かなりマイナスの世界で、プラスと思えることは、精神面のみです。

別の見方からすると、術後のあのひどいときを0にすれば、今はかなりのプラス(精神的・身体的に)の世界にいます。

2つの考えが、その場面場面で入れ替わっていきます。

本当は、超プラスの世界になるはずなのですけども・・・

肉体的には改善してきたのですが、精神的に不安定な時期なのかもしれませんね。


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4 コメント

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半年後 (かんぞう)
2009-03-02 23:06:51
ひささん、こんばんは。

まずは無事半年を迎えられ、本当に良かったですね。
術後、拒絶や感染症などで残念な結果となられる方が少なくはないようですから、やはり素晴らしいことだと思います。

わたしは半年後はやっと初めての退院で、しかもそれから更に半年、入退院を繰り返すことになりますから、仕事に復帰されているひささんは順調ですよ。

わたしも、損得勘定ではないですが、移植で助かった幸運と、ならなくてもいい病気になってしまった不幸と、複雑でした。というか今も複雑です。

特に、わたしやひささんは生体ですから、複雑な感情はひとしおだと思います。

今も病気になる前の自分と比べてかなり落ち込みます。
体力の無さには情けなくもなります。

ひささんも今後、体力の回復とともに、精神的な葛藤は大きくなるかもしれませんよ。

それでも「生きてる」ことがやっぱり一番ですから、わたしはそう思うようにしています。

これもやはり難しいですけどね。
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幸せなことです (ひさ)
2009-03-03 20:56:10
かんぞうさん、こんばんは。

移植だけでも、命を落としてしまう方もたくさんいらっしゃるのですから、このような悩みなどちっぽけなものと思っていますが、悩めるのも生きている証拠なのかもしれません。

半年後に、フルタイムで仕事復帰できていることも幸せなことです。

仕事上も、いろいろ問題山積みなのですが、逃げてばかりもいられませんので、ひとつずつ無理しないで片付けて生きたいと思います。

コメントありがとうございました。
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Unknown (SORA)
2009-03-04 10:38:53
ひささん、おはようございます。
移植から半年経たれたんですね。

私は、手術から、あと10日あまりすると3ヵ月が過ぎようとしています。

考え方次第で体調もプラスに思えたりマイナスに思えたり・・・わかるような気がします。
お互い、どんどんプラス世界へ向かうといいですよね。

今月、私は退院後はじめてのCT検査があります。転移などが見つからなければ、少しホッとするんだろうなぁ~なんて思っています。
検査前は、どうしてもちょっとした身体の不調が気になってしまいます。
でも、仕事復帰も出来た事を励みにプラスに考えなくてはいけないですね(*^-^)ニコღ
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CT検査 (ひさ)
2009-03-04 21:33:52
SORAさんこんばんは。

おそらく造影でのCT検査になると思いますが、結果が出るまで心配ですね。

今のシステムですと検査後、10分程度で電子カルテに結果が反映されますので、検査したその日に患者さんに、結果を説明できます。

以前は、検査した後2週間程度後に結果の説明がありましたので、その間、患者さんはドキドキしながら待っていたようです。

いろんな症状が、がんの再発と結びついて変な想像をしてしまうのも人間の性質のようです。

早いとこ、検査終了しすっきりしたいところですね!

検査の結果が良いことを祈ります。
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