三流読書人

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ドングリ小屋住人 

宮内義彦 規制緩和でもうけた人

2006年08月04日 05時46分45秒 | 経済
 政府の規制改革・民間開放推進会議が三十一日、「規制緩和見直し基準」の中間答申を出した。新聞の拾い読みですが、放送、通信、教育、保育、外国人、金融に重点を置いた答申だそうです。
 この、規制改革・民間開放推進会議の議長はなんと宮内義彦オリックス会長なんですね。これはすごい。
 宮内氏が会長を務めるオリックスは、リース事業やタクシー業といった「規制緩和ビジネス」で急成長を遂げ、純利益を五倍に伸ばした会社です。
 「改革利権」という言葉が交わされ始めたようです。
 自分が会長を務める会議、で自社のための規制緩和の要望を出し、それを決め、自分の会社が儲かる。こんな美味しい話はないで。
 十年この会議のトップをやっているのです。
 選手が審判員を兼ねて、自チーム有利に試合をするようなものですね。
 今度は保育への、民間の企業の参入を緩和するそうです。
公立の保育所というのは、大抵の場合、「応納負担」で、各家庭の事情を勘案した負担額です。それが民間経営となると「応益負担」への転換となり、保育料引き上げは必至です。

 いくつかの新聞の記事の合成です。

 自民党・公明党の「改革」とはこういうものです。彼らを政権の座に据えたのは国民ですけどね。

 普通に日本人として生活している方々に聞きたい。「規制緩和・構造改革」でなんかええことありましたか。
 あったら教えて下さい。



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