三流読書人

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「灯籠流し」アイスランド

2006年08月19日 06時45分34秒 | 平和

最北の「灯籠流し」(『朝日新聞』「特派員メモ」という囲み記事より)

《 休暇で訪れたアイスランドでまさか「灯籠流し」を目にするとは思わなかった。
  北極圏に近い首都レイキャビクでは、8月は午後11時ごろになってようやく薄暗くなる。ホテルに戻る途中、市庁舎前のチョルトニン湖近くを通ると、数百のキャンドルの炎が湖面に揺れていた。 「幻想的だなあ」と近づくと、そこには「ヒロシマ」と「平和」の文字。深夜なのに、小さな子ども連れの家族も目立つ。湖の周辺には、一千人ほどが集まっていた。 
 ラジオ局勤務のフレイル・エイウルソンさん(32)が「広島と長崎の原爆犠牲者に祈りをささげ、核廃絶と世界平和を望む」と訴えると、参加者らは静かに祈った。湖にうかぶキャンドルは、世界最北の島国の「灯籠流し」だった。毎年8月9日に行われ、今年で21回目だという。 
 アイスランドは日本の4分の1強の広さの島々に約30万人が住む。北大西洋機構(NATO)加盟国で、国防を米軍に依存しているが、自前の軍隊を持たない。 
 エイウルソンさんは「小国だが、平和への思いは強い。レバノンでの戦闘や対テロ戦争など、いかなる戦争にも反対だ」と強調した。        さいはての小国の願いが、大きな声となることを願わずにはいられなかった。 (関本誠)》

 「レバノンでの戦争や対テロ戦争など、いかなる戦争にも反対だ」 
 わが国の取るべき態度ではないか。 朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン、イラク戦争など第二次世界大戦後の悲惨な戦争のほとんどにわが国は、アメリカ側の一員として加わった。

 

 


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