三流読書人

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ドングリ小屋住人 

謹賀新年

2010年01月01日 13時42分26秒 | 徒然なるままに
謹賀新年 2010年1月1日 

回首七十有余年  首(こうべ)を回(めぐ)らせば七十有余年
人間是非飽看破  人間の是非、看破に飽きたり
往来跡幽深夜雪  往来 跡幽(かす)かなり深夜の雪
一炷線香古窗下  一炷の線香 古窓の下
良寛の漢詩。(中野孝次『風の良寛』より)
振り返ってみると70年あまりも生きた。
人の世のことなどああだこうだというのは飽きた。
深夜の雪で人の行き来の跡も消えそうだ。
古い窓の下で線香を一本焚き、座っているだけ。というようなことか。
私にはよく解からない、がなんとなくそんな気がしないでもない。
古希。心の欲するところに従って規を超えずなんていうが、嘘やろ。
私の場合は則など超えっぱなし。
まだまだ修行が足りない。とりあえずもう一年生きてみるか。
なにせ今年は寅年。
頼むぜ虎よ。心ゆくまで六甲おろしを歌いたい。