平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3608 新薬を作れない

2024-09-13 13:18:31 | 日記

先日、8月10日の日経で、三菱ケミカルグループが、医薬品子会社の「田辺三菱製薬」を売却する、との記事があり、昔、製薬会社に出向して、新薬開発におカネがかかり、時間がかかり、大変な業界だと、苦労したことを思い出して、製薬子会社を売らねばならない状況に、わかるなあと同情しきりでした。

私が出向した40年程前は、新薬開発に、100億円、10年かかる、と言うのが相場でした。

今の医薬品開発は、私たちの頃の医薬品開発と違い、バイオ薬が競争の中心で、薬にするまでに、膨大なおカネと時間がかかるようです。世界の製薬大手は、年間、数千億円から1兆円の研究開発費を使っているようです

日本のメーカーが、医薬品開発から手を引いたら、私たちの健康維持のための防波堤に穴が開くのです。

新型コロナで、日本は、ワクチン開発に出遅れて、ワクチン後進国になって、外国の製薬メーカーから菅総理

自らが購入交渉するほどに、新型コロナワクチンは、外国製薬メーカー頼みになってしまいました。

1796年ジェンナーが、『牛痘にかかった搾乳婦は天然痘にかからない』という噂から開発した「種痘」が、日本で

「公けに」産声をあげて以来、日本脳炎など、数々のワクチンが開発され、命を救って来たのです。

しかし、1990年代に、最高裁で、ワクチンによる副反応禍は、ワクチンを認可した国の責任、と判断され、政府は及び腰になり、製薬メーカーは、「リスクと儲け」を天秤にかけたのでしょう、研究開発に熱が入らなくなった。

政治家も、官僚も、製薬メーカーも、目先の責任追及を逃れるために、長い目で、国民の安全を守ることを止めてしまったのです。

新薬開発も負担が大き過ぎるからと、製薬会社が開発をヤメるようなことになれば、ワクチンの二の舞になるのでは、と心配です。

製薬メーカーが、目先の利益のためばかりではなく、社会的責任を自覚し、新薬開発出来るように、国と大学など研究機関と、製薬会社の、開発費用も含めた協力体制をつくって、効率よい新薬開発をして頂きたいと、切にお願いしたい。

今日は、午前中病院に行っていたので、ブログアップ、遅くなりました。見守り隊の皆いつもありがとうございます

9月13日「今日は何の日カレンダー」より 世界法の日、司法保護記念日、乃木大将の日
▲イギリスで最初の証拠指紋(1902)▲陸軍大将・乃木希典夫妻が明治天皇に殉死(1912)
▲高柳式テレビジョンの公開放送(1936)▲講談落語協会が艶笑物・博徒物などの口演禁止(1940)
▲立川飛行場拡張のための強制測量実施。反対派と警官隊衝突(砂川基地反対闘争)(1955)
▲警視庁、初のSP(要人警護部隊(セキュリティ・ポリス)発足(1979)▲コンピュータ・ウイルス日本上陸(1988)

▲イチロー選手、9年連続200本安打で、米大リーグ108年振りに記録更新(2009)▲楽天の田中将大投手が、開幕から21回連続勝利投手新記録、前期からの通算25連勝は世界記録(2013)▲世界初iPS細胞(人工多能性幹細胞)使った手術行われる(2014)▲フランスでGoogleが税金滞納の件で約11億ドル支払い和解(2019)▲アフガニスタン政府とタリバン代表の和平協議がカタールのドーハで、20年続いた戦闘の中で初めて始まった(2020)


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