チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

和への憧れ

2005-09-30 23:25:50 | 身近な出来事
 バスの中で見た国政調査のポスターが気に入った。上戸彩とあと二人の俳優(名前はしらない)の3人が別々の背景で座っている。

 左の俳優は、純和室の畳の上で着物姿で正座をしている。後方には掛け軸がかかっている。
 
 真ん中の上戸彩は、橙系のカーペットに洋服姿で正座をしている。後方には和紙っぽい絵がかかっている。

 右の俳優は紫系のカーペットの上にあぐらをかいて座っている。後方には障子戸がある。

 キャッチコピーは「10月1日は国政調査 日本に住む一人ひとりがこの国の明日を担っている」。

 気に入ったのは、状況が違う3枚の写真のそれぞれにとても「和」を感じるところ。そしてこの「和」の雰囲気とキャッチコピーとがとても上手く調和をしているように感じるところ。今の日本にどんどん失われている「和」の感覚が感じられ、自分自身がこの「和」を自然な感覚で受け止められたところ。

 和の世界への憧れのようなものは年齢を経るたびにだんだん強くなってくる。

素敵な表情

2005-09-29 23:04:13 | 大切な人
 私がとても大切にしたいと思っている仲間との時間を、夕方からダブルヘッダーで過ごした。掛け持ちで少しばたばたしたけれど、ばたばたした以上の収穫が確実にあった。

 両方の仲間に共通するのは、自分自身を自律的に高めようとしていること。誰かにいわれたからやっているのではなく、自分がやりたいと思うからその場にいて、そして学んでいる。

 お互いに依存せず、互いのことを尊重しながら、一緒にいる場から学びを得ようとしてる。ここでは年齢も、仕事も、男も女も関係ない。これらの違いは違いがあってもその場にとっても一人一人にとっても大きな意味を持たない。

 私はこんな空間、そしてこんな人達がとても好きだ。

 「いつもにこにこしているね」と今日も言われたが、その通り。この場にいると自然とそうなってくる。でも、これは私だけではないように思う。皆それぞれとても良い表情をしている。

 こんな人達と、このような空間で一緒に仕事ができたらどれだけ幸せだろうかと思う。

 現実の仕事の場では、不愉快そうな顔をしている人が少なからずいる。

 皆それぞれ事情があって不愉快な顔をするのもしっかりと筋が通っているかもしれない。でも、私はそんな人達は好きではない。そんな人達とは正直なところ一緒に仕事をしたくない。

 私自身、本当に忙しい時には忙しい顔をして、人のことを不愉快にさせていることもあるかもしれない。ただ、私は心してそのような表情はしないようにと思っている。

 しょうもないことかもしれないが、表情ってとても大切。
 素敵な表情の仲間とすごしていて、表情の大切さをあらためて感じた。

素晴らしい一日

2005-09-28 23:27:35 | 身近な出来事
 素晴らしいリーダーと暖かい言葉と勇気とに始まり、美味しい食事と綺麗な夜景と素敵な人達で一日が終わった。

 スタートは朝5時。毎月1回最終週の水曜にサンフランシスコのリーダーシップ研修で一緒に学んだ仲間とのグループコールというのがある。特定の電話番号に連絡し、参加した人達で会議の場のように話合う。今日は18人が参加したが、全員の発言を全員が聞くことができる。

 18人という人数で会議が成立するのかと、最初は疑問に思っていたが、全員がしっかりと話ながら会議がしっかりと成立する。

 もちろんこれは技術的なものだけで成立しているのではない。18人もいれば発言のタイミングがかぶったり、そのためにお互いが発言を控えたり、間が抜けたりしそうに思うが、今回もそれはほとんどなかった。

 参加者一人一人が電話を通じてその場を共有し、お互いの発言の微妙な間を感じ取って発言のタイミングを見計らっているからだと思う。このためのトレーニングをしたわけではないが、8月に一緒に研修を受けたときにこれに役立つトレーニングを受けている。 

 1ヶ月ぶりに話をした仲間の成長、素晴らしいリーダーシップに感動し、私も負けていられないという勇気が湧いてきた。

 終わりは19時スタート。今月で仕事を離れる仲間との食事会。ビルの最上階にある豆腐専門料理店で仲間と仲間の奥様と、同じく仕事を一緒にしている素敵な女性と食事をした。

 仕事を離れるというタイミング、そんな食事の場に漂う寂しさというものはその場には全くなかった。むしろ新たなスタート迎えるワクワク感がそこにはあった。

 とても素敵な時間を過ごした。 

ウイスキーの味

2005-09-27 23:29:22 | 身近な出来事
 ウイスキーは美味しい、ウイスキーを飲むって楽しいことだと始めて思った。

 何が良かったか?

 全てが良かった。

 一緒にやってきた仲間、店の雰囲気、音楽、飲んだウイスキー、マスター、ママさん、そしてそこでの会話。

 今日は一次会で帰ろうと硬く決意してやってきて、思わずふらふらとついていった2次会が大当たり。これまでで間違いなく一番の2次会。

 2次会でスタンドに行ってウイスキーを飲むことはよくある。これまで、2次会でスタンドに行く目的、そして何よりも一番気になるのが、店に素敵な女性がいるかどうかだった。

 たとえお店の女性であっても素敵な女性がいる空間で飲むのはとても楽しいから。

 でも、今日の体験をすると、そんなのはどうでもよいような気になった。

触感、そして抱きしめる

2005-09-25 18:21:31 | 気づき
 すごく久しぶりに人の手を握った。それも握手ではなく、2~3分間眼を閉じてお互いにいろいろな握り方をしたり、手から腕、肩まで触れて相手を感じる。手の『触感』を頼りに、手を握っている相手の存在を感じ、相手の内面まで感じることが目的だった。

 触感を体験したのは今日始めて出会った人。3人とこの触感を確認したが、この体験がなければ感じ取れなかった相手のぬくもりや豊かさを感じ取れた気がする。

 そして私は『触感』を普段ほとんど意識せず、そして使っていないことに気がついた。私に限らず多くの人にとって、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の『五感』の中でもっとも使っていないのが、触覚つまり『触感』ではないかと思う。

 人と人とが接する時、触感以外の感覚はフルに活用しているが、触感を使う機会はあまりない。ビジネスの場で海外の人とは握手をするが日本人同士だと握手をすることはほとんどない。
同じ組織のチーム内では男性同士でも握手をすることはほとんどないし、ましてや女性とは握手をするようなことはほぼ皆無に等しい。

 でも今日の体験を通じて『触感』がとても大切なことを実感した。五感の中で唯一温度を感じられるもの、人と人との関係で相手の体温を感じ、相手の存在を確実にそして最も強く感じられるものだから。

 「抱きしめるという会話、子供をもっと抱きしめてあげてください」というコマーシャルがあった。抱きしめることは親子の関係のスタートであって最も大切なことというメッセージがそこにはあったと思う。

 今日参加したインプロの体験コースでは、他にもいろんなことを学んだが、私の一番の気づきはこの『触感』の効果だった。

 抱きしめる、『触感』といえば、夏休みにサンフランシスコ郊外で受けたリーダーシップ研修の期間中、よく抱きしめたり抱きしめられたことを思い出した。心がすごく揺れる場面が多く、その揺れる心を抱きしめることでお互いに受け止めていた。

人との出会い、興奮

2005-09-23 23:00:02 | 大切な人
 「人と人との出会いにはいつも興奮がある」と表現すると少しエッチな表現だと感じる人もいるかもしれないが、私はよく興奮する。特に「こんな人に会いたい」と思っていた人に会えると興奮がしばらくおさまらず、舞い上がってしまう気持をどうやって抑えるかに苦労する。

 でも、こんな気持は私だけではないかもしれない。
 今日出会った多くの人の表情には興奮があった。

 残念ながら私と出会って興奮しているわけではない。いつもの「いざわ」さんで開いた今日の赤提灯会で初代ロードスターを作った平井さんや、2代目-3代目(最新)ロードスターを作った貴島さん、そして翻訳家/作家の宮本さんに出会ったからだ。

 平井さんの話はとても興味深い話が多い。この方がいなかったらロードスターという車が現在のような車として存在せず、ひょっとしたら三代目も世にでなかったかもしれないと思う。

 このロードスターを作った時の経験談もとても興味深いが、この平井さんという人物、その考え方がとても興味深い。
こんな平井さんだが、なぜかは知らないが、私のことを気にかけてくれ私にいろいろなことを教えてくれる。でも、できの悪い私は、教えていただいたことのほんの一部を活かせているに過ぎない。

 平井さんの面白い取材記事が雑誌にのっていた。3代目ロードスターの取材記事で、そこに初代ロードスター主査の平井さんにも登場してもらい、ロードスターについて話をしてもらうことを狙った?もの。

 狙ったもの?という書き方をするのは、平井さんはそんなことはお構いなしで自分の話したいこと、本当に大事だと思っていることを語っている。車の話はほとんど出さず、文化のこと、そして若い人達と水琴窟を作っていることを語っている。

 ジャーナリストがなんとか車について語ってもらおうと質問を振っているが、全くお構いなし。最後に「新型ロードスターの印象はどうですか?」の質問には「乗ったことないから知らん」

 見事に自分のいいたいことを最後まで正直に言い切った平井さんはすごい。そして、これを記事として出した雑誌社もたいしたものだ。

 平井さんを通じての多くの人との出会い、今日もたくさんの新しい人と出会い、そして興奮した。

声で勝負する

2005-09-22 23:55:52 | 身近な出来事
 「俳優になりたい!」

 テレビドラマ『金八先生』を見ていてそう思ったのは中学3年の時だった。
高校に入ってもその夢は消えず、俳優を育成する大阪の劇団に毎週末通い始めた。

 劇団の公演や、劇団が請け負ったイベント系の演劇に出演したり、関西地方限定の学園ドラマの出演者になったりもしたが、もらったのは全て脇役。同じ劇団の中から当時は少しは名の売れた役者もでたが、私にはそういう機会はやってこなかった。

 高校3年の夏休みのころ、そろそろ勉強をしないと大学にはいけないとの危機感から劇団をやめることを決めた。

 2年半の期間演劇を学んだが、基本的な発声や身体的動作などを学び、公演でもらった役の練習を通して役作りについて学んだのだと思うが、正直なところ何を学んだのかあまりよく覚えていない。

 「目が大きいほうが役者としては有利だから」と先生に言われたこと、そのために毎朝起きたら鏡の前に立ち大きく眼を見開く練習をしていたことくらいはよく覚えている。

 こんな過去があったからだと思う、いまもう一度声で勝負できるようになりたいと思っているのは。

 今晩は、「声で勝負をしたい」と思っている仲間で始めての食事会に行った。
実際は「声で も 勝負をしたい」と思っている人達だと思う。皆とても個性的で魅力がある。私が持っていないものをもっている人達。

 そんな食事会の場で先生が言われた、「皆仲間だけどライバルですよ」という言葉は深かった。

 魅力溢れる人達と仲間になりそしてライバルになれたことは幸せだ。

弱さの虫を見逃さない

2005-09-21 22:43:56 | カラダを鍛える
 「昨日も今日も夜遅くまで働いたから体が疲れている。疲れているときは休もう」と私の中の弱さの虫が叫ぶ。

 「昨日は休んだんだから今日は行ったほうがいいんじゃないか?そうでないと次いくのがもっと面倒くさくなるぞ!30分だけでも行くだけ行ったら?」と私の中の別の何かが声をかけてくる。名前は、とりあえずやったら虫かな。

 結局今日は、とりあえずやったら虫の声が大きく、トレーニングに行った。

 でも、背中を鍛えるマシーンを少しやっただけで気分はもう弱っている。「あ~疲れた、疲れたゆっくり適当にやろうよ」弱さのむしが叫んでいる。あと2回くらい引いたら休もうと思った。

 すると、「はい、胸はって、ウエイトを緩める時はゆっくり!」という声がする。先生がサポートに入っていた。
「はい、まだまだ、もっと胸はって」「はい、もっと」「はい、もっと胸張って」

 背中を鍛えるマシーンだけではない、胸を鍛えるマシーン、上腕三頭筋を鍛えるマシーン、全てのマシーンで先生がサポートに入ってくれる。

 先生は限界を見極めて、それより手前で休むことを許してくれない。
 結局いつもより回数は多くなった。

 弱さの虫を先生は見逃さない。でもこれはきっと人が育つために超えなければならないもの。人を育てる人が見逃してはいけないもののように思う。

 トレーニングが終わると先生は必ず言う。「ボディービルダーみたいですね。すごいですね。」本当にそのようにおもっているのかどうかは知らないが、精一杯努力した後にこんな言葉をかけてもらうととても嬉しい。 

トム・ピーターズとの対話

2005-09-19 13:51:34 | リーダーシップ
『トム・ピーターズのマニフェスト(2) リーダーシップ魂』トム・ピーターズ 氏(著), 宮本 喜一氏 (翻訳)、ランダムハウス講談社、2005を読んだ。

 私はそれなりの数のビジネス書を読むが、私のビジネス書のこれまでのイメージは「どこか堅苦しくて真面目な書」だった。あまり面白くはないけれど、読み終えたときに自分自身が賢くなったような気がするから、なんとか頑張って最後まで読む。それが当たり前だと思っていた。

 この本は、そんなビジネス書とは完全に一線を画した、全く新しいタイプのビジネス書。とにかく楽しい、そして「私もリーダーになりたい、絶対になりたい」という元気と勇気が湧いてくる。
 
 楽しさの理由としては、全ページカラーで写真も多用され、パラパラとめくっているだけで楽しい気分になれることもその理由の一つ。でもこれはその一部に過ぎない。
 
 楽しさの理由、そして元気と勇気が湧いてくる理由は、本を通じて行うトム・ピーターズとの対話。本を読み進めていくうちに、いつしか本を読んでいるのでなく彼と直接会って対話をしている気分になる。

 彼は極めて簡潔な言葉で、強烈なエネルギーを放ってくる。ビシビシ問いかけをしてくる。これらの言葉や問いはトム・ピーターズの心から発せられた言葉であるためか、私の頭にではなく、心に直接響いてくる。

 そして彼の言葉を受け止め、質問に反応しているうちにまるで目の前にいる人と対話をしているような気分になる。そしてまたこれは単なる対話ではない、私自身がリーダーになるための対話、その気持があるかどうかを厳しいけれどもとても暖かい心で問われている。

 今の時代に生きるリーダーが絶対に読むべき本。読まないと後悔する。

 訳者宮本喜一氏のあとがき「トム・ピーターズの世界。 読者諸賢にとって、それは全身の血が沸騰する知的ワンダーランド。 訳者にとって、それは、全身の血が凍りつく、地獄のワンダーランド」という言葉は、この本の内容と、そこから受け取るものを極めて端的に示している。

会議を考える

2005-09-14 23:56:39 | 身近な出来事
 会議が最近とても多い。1日のうちのほとんどの時間が会議。

 一つ一つの会議はそれはそれで大切な会議で、開く意味はあるものの、それも数が多くなるともっと効率的にならないものかと感じる。

 その一方で、1時間の会議と決めたら、その時間より早く終わりそうでも少し議論を深くして1時間きっちり会議をしてしまう私がいる。

 いいのか悪いのか判断が難しいが、結果的に会議に1日のほとんどの時間が費やされる。会議が終わるとダッシュで次の会議に向かうことが多く、おちつきもない。

 どうしたらよいかを考えていて今思いつたのが会議の時間を55分とか、50分とか、1時間を切る時間に設定すること。そうすれば少しの時間でも余裕が持てるようになる。思いつきだけれども、明日から早速試してみる。
会議についての学びはこのこと以外にもあった。

 会議を効率的、効果的に運営する手法としてファシリテーションというものがあるが、今晩この研究会に参加してきた。18人ほどが集まるワークショップ形式の研究会で、短時間ではあったものの久しぶりにファシリテーションの感覚を確認できた。

 そしてこの手の会の面白いところは、いろいろな人が集まること。勤めも違うし、年齢も違う、これまでの経験もさまざまでいろんな興味深い考えや体験の話が聞けること。

 ワークショップが終わった後も、日が変わるまで「泡の会」という飲み会で、興味深い話は続いた。

さりげないサポート

2005-09-13 23:08:43 | 気づき
 おはずかしながら...

 最近風呂に入る前に必ず鏡の前でポーズをとる。前を向いてポーズ、後ろを向いてポーズ。

 ジムに通っている成果がだんだん出てきて筋肉が大きくなってきた。ジムで見る人達に比べるとまだお子様サイズだが、それでもトレーニングを始める前と比べれば明らかに違いがわかる。

 週3回通っている成果もあるが、それに加えて先生がトレーニングに付き合ってくれる効果も大きいことを今日あらためて感じた。

 
 肩の真ん中の筋肉を鍛えるマシーンを久しぶりに試そうと、重さ50kgにセットした。すぐに先生が近づいてきてマシーンに手を添えていつものようにサポートをしてくれた。8回くらいあげたところで私はもう限界を感じていたが、「あと2回!」という先生の声。
へろへろになりながら2回あげた。

 ぜいぜいいっている私に「重りが軽すぎますよ。もっと重くしたほうがいいですよ」と先生は言う。私は「この重さで限界です、これ以上重いと上がりません」と答えた。
それに対して「そんなことはないですよ」と先生は言って、他のトレーニングのサポートに入った。

 私は半信半疑で重さを20kg増やして再びトレーニングを始めた瞬間「あっ!」と気がついた。
20kg増えたのに、さっきよりも全然軽い。
先生がさっきサポートしてくれていたのは、重りを上げるサポートではなく、重量の負荷をかけることをしていたのだ。

 筋肉の発達は、①適切な負荷、②栄養、③休養で実現されるため、軽すぎるウエイトでは効果がない。

 サポートする相手の状態を見ながら、時には重量の負荷をかけることを先生はしていたのだった。

 トレーニングだけの話ではないと思う。

 時には負荷を取り除き、時には逆に負荷をかける。人の成長のサポートとはそういうものだと思う。
これがさりげなくできるととてもかっこいい。

 そういえば、先生の口癖は「すごいですね」。

 先生のサポートを受けて、自分の限界まで挑戦した時に、先生は必ずこの言葉を口にする。

特別な二人

2005-09-12 22:22:53 | 身近な出来事
 ひとりの女性が5歳くらいの男の子の手をつないで立っていた。
 母親と子供。

 二人ともまっすぐ前のほうをむいてはいたが、母親は子供の手をにぎっているせいか幸せそうな顔をしていた。子供の顔も同じように幸せそう。

 どこにでもある光景かもしれない。
 そして二人にとっては日常の当たり前のシーンのひとこまかもしれない。でも私にはとても新鮮で、そして二人がとても幸せそうに見えた。

 出会う場所が違うと感じるものも違ってくるのだろうか。
 二人に出会ったのは会社の中だった。

 「なんで子供が会社の中にいるんだろう?」という少しの驚きが最初にあったが、次に「そうか、社内にある託児所から子供を引き取って帰るところなんだな」と納得した。
朝別れて何時間かぶりの再会だから、やはり二人ともうれしかったんだろうと思う。

 今日二人のリーダーの話を聞いた。約5ヶ月間続いた研修を1ヶ月前に終えた二人のリーダーに、今日から新たに始まる同じ研修に参加するメンバーの前で体験談を語ってもらった。

 苦労話を楽しそうに語る二人。そんな二人の存在は今日から研修をスタートするメンバーとは明らかに違っていた。
落ち着きと自信が感じられた。
このような感覚は、今年の3月に初めて二人と会ったときには感じた記憶がない。

 これまでは一人一人の存在を意識しながらも、20人のメンバーの中の二人として会っていたのかもしれない。でも研修を終えた今はそうではない。一人一人の存在として会っている。
 
 二人のリーダーを見る環境がこれまでとは違うものだから、存在も何か特別なもののように感じられたのだろうか。
 
 それとも今日出会った二人の親子のように、二人の内面からあふれるものが、二人を特別な存在に見せたのだろうか。

リーダーの表情

2005-09-11 22:49:39 | リーダーシップ
 真面目に?選挙に行ってきた。

 私が投票する小選挙区では、選挙をやる前から勝敗がほぼ明らか。私自身もその勝者以外に興味をそそられる人がおらず、私が投票に行っても行かなくても影響がないと思うと、あまり積極的に投票に行く気にはなれなかった。

 比例区も同様。与党を積極的に支援したいとは思わないものの、それ以外の政党に惹かれるものがないことから、やはり勝利する政党に投票することになるのだと思うと、投票に行く面白みがあまりわかない。

 でも、実は今回の選挙はそもそも解散のきっかけがつまらないと感じているので各党の主張は聞く気にもならず、よく知らない。
電車の中吊り広告で、特定の候補についてのゴシップ的記事を見たくらいなのと、政党のTVコマーショルをたまたま何度か見たぐらい。

 YVコマーショルについては、民主党のコマーシャルが暗すぎる。テレビを思わず消してしまいたくなるようなそんな気分になる。岡田代表の闘志やエネルギーを感じてもらおうとういう意図があるのだろうが、何か私にはピンとこない。どこかで何かがずれている気がする。

 別の政党の「いかんざき!」とかいうコマーシャルもかなり間抜けな印象を受けるが、それでも少なくともネガティブな気持にはならない。
 
 岡田代表はコマーシャルだけでなく、ニュース番組などで見る表情もどこか陰気くさくていい感じがしない。
党の代表になるような人だからきっと素晴らしいリーダーだろうと思うのだが、あんな表情をしている人を応援しようという気持にはなれないし、一緒に何かをしようという気には個人的にはなれない。

 岡田代表を批判することが私の目的ではなく、リーダーたるもの自分自身が相手に与える影響をもっと考えるべきではないかと、岡田代表を見ていていつも感じていた。

 野球では巨人軍の監督もそう。最近4連勝と調子はいいが、あんな陰気くさい表情をしている監督とは選手もあまり近づきたいと思わないのではないだろうか。

 リーダーの表情って大事だと思う。

大満足の買い物

2005-09-09 23:18:20 | 身近な出来事
 1年近く使ったドコモのプレミニというとても小さな携帯に飽きて、同じドコモのドルチエという携帯に変えた。

 購入して1週間になるが、これがすごく気に入っている。

 気に入っているのはデザイン。合成皮革が全体に張られており高級感が少し漂っている。見て楽しんで、触って楽しんでいる。
説明書は最低限のところしか読んでいないので、どんな機能があるのかはよく知らないが、とりあえず電話はできているし、全く問題はない。
とにかくデザインだけでも購入して大満足。

 そういえば、なんだかんだ値引きがあって、結局6千円も払わなかった。すごくお買い得感があるのにも満足している。

 今週は「これ、いいでしょう!」といろんな人にみせびらかしていた。誰かから電話かかってこないかなと待っていた。

 買い物が好きで、必要のないものまで衝動買いをして、後で公開することもたまにはあるが、買い物をすると気分がすっきりする。
特に今回のように買ったものがお気に入りになるととても気持がいい。

離れてみてわかること

2005-09-08 23:38:22 | 気づき
 以前お世話になっていた人に会いに行った。

 約束のない突然の訪問にも関わらず、私を暖かく迎え入れてほとんど一方的に私の話を聞いてくれた。
私が嬉しそうに話をしているときには一緒に嬉しそうにしてくれ、困った話をしていると一緒に困ったようにしてくれた。

 過去に嬉しいとき、苦しいときを一緒に経験してきた人だから、私の話し方や表情を見ているだけで、それがどの程度嬉しい話なのか、こまった話なのかも瞬時に感じていたと思う。私の話の内容を少し聞くだけで状況はほとんど手に取るようにわかっている。

 私がアドバイスを欲しいと思っているのかどうかもよくわかっている。

 ひとしきり話を聞いてもらった後、私は少しすっきりした気持でその人と別れた。
 「たいへんだけど大丈夫だよ。またいつでも気軽に来なさい。」と別れ際に言ってくれた。


 私にいろいろな影響を与えてくれ、ビジネスについて、マネジメントについて、リーダーシップについて大変多くのことを教えてくれた人。この人に会わなかったら私は今の私ではなかったと思う。  

 叱られることもしばしばあったし、それ以上にほめられる事もあった。
 話はしないでも、いつもその人の存在感を感じていた。この人に納得してもらう、この人をいい意味で驚かすようなことをやってやるといつも私は思っていた。

 時には、過度にプレッシャーを感じ、私自身の力を十分に発揮できなかったこともある。でも多くの場合は、このプレッシャーを跳ね返すことが私のエネルギーとなっていたように思う。

 そして、一緒にいるときは、私はあまり素直でなかったようにも感じている。何かいらない力を、体に心に私自身がかけていたように思う。

 距離を置いてみて、少しづつ私の中から余計な力が抜けていく。
 
 少しづつ素直な私がでてくると、あらためて、私が一緒に過ごしていた人のすごさがわかってくる。

 今度会う時は、さらに素直な私になって、また新たな関係からこの人のすごさを学べる気がしている。