チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

ドイツからのメール

2012-02-27 22:42:45 | 大切な人
とても眺めがいい、日の光がたくさん入る場所にその人の部屋はあった。

天気のいい日は仕事の話をしながら、時々二人で外を眺めることもあった。

その人はいろんなことを教えてくれた。
会社にいるいろんな人のこと、そこで出会った人のこと、以前あった出来事
なども話してくれた。

自慢話はしない人、ただ一度だけ「若いころは人気があった」と話してくれた。

多くの人に愛されていた。

困った時はいつもその人のところに行った。
忙しい時でも、私の困った顔を見ると「話してごらん」といつも言ってくれた。
私の問題を解決してくれる人のところに連れて行ってくれたり、知り合いに
電話をしてくれたり、その人が動いてくれると私の問題は問題ではなくなった。

家にも招待してもらったことがある。

一人暮らしで、その人の性格のようにさっぱりとした部屋だった。
テラスに面して白い椅子とテーブルがあった。

テーブルにかけてあった絹のテーブルクロスはその方の年老いたお母様が
作られたものだった。

「こんなのが欲しい」と話すと、お母様に新たにに作ってもらったものを
何か月後かに手渡してくれた。

2年前に2度目のお別れをして、私はその方のことを忘れていた。
今日ドイツからメールがやってきた。

その方が亡くなられたことを知らせる悲しいメールだった。

ドイツ人のもてなし

2008-10-29 21:04:02 | 大切な人
今日は日本の友人とドイツのオフィスに行き、昼は会社の食堂で以前一緒に仕事をしたことがあるメンバーと食事をした。



友人もドイツの会社のメンバーも久しぶりの対面をとても喜び楽しい時間を過ごした。

ドイツ人は人をもてなす時の姿勢が素晴らしい。

急激な経済環境の変化に伴い皆とても忙しく仕事の中では笑いが途絶えているような状況なのに、この食事のときは素晴らしい笑顔で日本の友人をもてなしていた。

食堂にやってくる会社の人達の中で、私の友人と関わりがありそうな人を見つけるとその人を連れてきて顔合わせをさせる。社長だって連れてくる。

友人が喜んでくれたこと、友人を暖かくもてなしてくれたメンバーと一緒に仕事をしていることをとても嬉しく感じた。

愛が生まれた時

2008-09-25 04:44:08 | 大切な人
時間が経つにつれベルギー人のことがとても好きになってきている。
正確には会社の人達と、アントワープのアパートの近くで出会う人たちと、何軒かでかけたアントワープのレストランやショップで出会った人たち。

みんなとても優しい。わかりにくい部分も含めてとてもわかりやすい。そしてとてもチャーミング。
これらは私の大切にしている価値観とも共通するもの。だから魅かれるのかなとも思う。

こんな人たちと過ごす日々、自分自身が等身大でいて安全な感じがするし、等身大の自分に戻っていく感覚もしている。

ドイツとベルギー、隣同士の国なのに、私のドイツの家からアントワープまでは200kmしかないのに、なんでこんなに違うんだろう。
私はドイツ人も好きだけれど、ベルギー人と接するときはドイツ人と接している時とは違う感覚を受ける。ドイツ人とは何か共有しているものを感じる。それはお互いに元気な部分で接し、そこでお互いの共通点を見出しているような気がする。だからドイツにいると元気になる。元気でいないといけない気がする。普通に元気な時は元気よく、元気が無いときは「体調が悪い」というその部分にエネルギーを見出し元気になり(わかりにくい表現!)、すごく極端な表現かもしれないけれど、とにかく元気な時も元気でない時もエネルギーを使っている感じがする。

ベルギーの人とはもっと静かなところで共有しているものがある気がする。「ほら、こうだと嬉しいでしょ」みたいな人の内側にあるなにか優しいものを共有している気がする。それが私のことばだと優しさだったり、チャーミングな部分だったりするのだろう。

ベルギー人の女性ともドイツ人の女性ともつきあったことはない。
あくまで想像に過ぎないけれど、ドイツ人の女性と付き合うと激しい恋が生まれそうな気がする。合うところではべったべたで、合わないところは闘争。
ベルギー人の女性とは磁石みたいな関係になりそうな気がする。けんかもするかもしれないけれど、N極とN極のようなけんかはしない。強い磁石ではなくて弱い磁石。微妙なバランスでくっついている。

こんな経験をするのだろうか?

願望が無いとはいえない。
でもきっとしないと思う。

”今日やらないものは、明日もやらない”

2007-08-31 05:24:00 | 大切な人
”今日やらないものは、明日もやらない” という言葉を最近すごく意識している。

これはたとえば仕事の資料作成の依頼を受け、今日やればいいのに「今日は気分がのらないから明日やろう」と先延ばしにすると結局明日もやらないということ。
別のたとえでは、体重を落すために食べる量を減らそうと決めておいて、今日からではなく明日からやろうと先延ばしにする。そうするとやはりその次の日もやらないということ。

今日やると思ったら、今日中にやるまたは今日から始めることが大切。

この言葉のインスピレーションをくれたのは中野明信さん。



中野さんは私が以前通っていたジムに所属している。
2004年にニューヨークで行われたアマチュアボディビルダー世界大会で優勝し今はプロボディビルダーになっている。
自分自身の筋肉の限界まで追い込んでいく精神力には、トレーニングを見ていて本当に驚いた。

そんな中野さんも初めてボディビル大会に出ることをジムの会長に勧められたときは”今年は無理なので、来年出場します”と答えたそうだ。

ところがそれを聞いた会長からは”今年出ないものは来年も出ない”と言われて思いっきりぐさっときて、カチンときた。そして売り言葉に買い言葉で”それじゃ出ます!”と大見得をきったところから世界チャンピオンに至る道が開けたそうだ。

”今年出ないものは来年も出ない”といった森田会長はこの人。


たんたんと語る言葉に、人の気持に火をつけるものを持っている。私も何度か火をつけてもらった。そして中野さんの話を通じて今も火をつけてもらっている。

”今日やらないものは、明日もやらない”だから今日からやる。

”今日やらなくていいものは明日やる”という習慣がついてた私にとってはすごい進歩だ。

ちっちえやつ

2006-03-21 23:40:14 | 大切な人
 「ちっちぇよな~」→「そうそう」
 「たいしたことないよな~」→「そうだよな」
 「何にもできねよな~」→「それそれ!」 

 友人とこんな話をしてすごく盛り上がったことを思い出しました。なんの話かというと、私と、友人それぞれのことです。

 お互いに、自分の力は、ちっちゃくて、たいしたことなくて、何にもできないということで、妙に気が合いました。げらげら笑いながら話しました。

 「自分のことは優秀だとおもっていたし、与えられた仕事では高い成果をだしてきたよな」→「そうそう、そうなんだよ。お互いに自分はできると思っていたんだよな」
 「おう、そうよ。でも、ちっちえよな」→「そうそう!」

 仕事で失敗したから憂さ晴らしをしているとか、二人でやけくそになって話しているのではなくて、これは一つの気づきや悟りなんです。話は続きます。

 「俺もおまえも一人ではちっちえけど、すげえことできるよな」→「その通り」
 「俺達がやりてえことはそれなんだよな」→「そうや!」

 私と友人が話したことは、こんなたわいもないことばかりでしたが、私は友人が言いたかったこと、そして感じていたことは手に取るようにわかる気がしました。そして友人も同じように私の気持がわかったと思います。

 二人の気持ちを言葉にすると、きっと次のような言葉だと思います。

 「自分達はだめな人間だとも全く思っていない。自分達が努力をしないとか、成長をあきらめたとかいうのともまったく違う。自分達は誠意一杯やるし、まだまだ成長する。」

 「いまようやく、自分一人の小ささにようやく気がついたから、でも大きなことをやりたいと思っているから、だからチームの力を引き出す。それが自分達のやるべき仕事。」

 「そして、チームでやると自分ひとりでできた時よりももっと嬉しくて、楽しくて、そしてもっと拡がりがあって、だからチームでやりたい。」「そんなチームを引っ張りたい。」

ノルウェーの百夜

2006-03-02 03:01:58 | 大切な人
ノルウェーという国はヨーロッパの北にあるスカンジナビア半島の国の一つです。知っている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、ヨーロッパの国々は、多くの日本人が感覚的に思っているよりはずいぶん北にあります。

例えば、今回オリンピックが開催されたイタリアのトリノは北海道の北の端の宗谷岬よりも北にありますし、今年サッカーのワールドカップが開かれるドイツはまだ北です。

そのさらに北にあるノルウェーの首都オスロはアラスカのレイキャビックとほぼ同じ緯度にあります。ずいぶん北ですよね。

そしてそのオスロよりもさらに北、ノルウェーでも最も北の北緯71度の北極海に面したところにハメルフェストという町があります。その緯度は南極で比べると昭和基地よりもさらに極に近い位置です。ハメルフェストは小さい町だそうですが、必ず世界地図にその名前がでてきます。

なぜこの話をするかというと、アメリカのリーダーシップワークショップに参加している仲間の一人のKariがこの町の出身だからです。生まれてから18歳になるまでこの町で育ったそうです。

「ハメルフェストでは11月から3月くらいまで太陽が昇らないよ」とKariは話してくれました。

「太陽が昇らないというのは、一日中真っ暗ってこと?」と私が聞くと、「真っ暗ではなくて太陽がある位置の空は少し明るくなるの、写真を送ってあげる」とKariは約束してくました。

このBLOGの写真がそれで、1月のものだそうです。

人は育った環境に影響を受けるといいますが、この北の端で育ったKariはすごく素朴で純粋な女性です。 でも、その反面情熱的な面もあり『I will survive(by Gloria GaynorCake version)』を振り付きで踊ったのを見た時には驚きました。

私とも相性がよくとても自然な会話ができる女性です。大切な友人です。

アメリカとの電話会議

2005-10-21 23:30:08 | 大切な人
 サンフランシスコのリーダーシップ研修を一緒に受けた3人の仲間と電話会議で話をした。
 
 メンバーのうちの一人はボストン、一人はオレゴン、一人はサンフランシスコにいるが、アメリカ国内の電話会議ができる特定の電話番号に電話をかけると、4人で話をすることができる。

 Skype-outを使うと1分間2.38円、1時間で約120円と超格安なので、お金の心配をしなくて済む。それに音声もとてもクリア。左右のヘッドホンをつけて聞くこともできるから普通の電話よりも環境的にはとても快適。

 このメンバーと話をする時間は私にとってとても大切な時間。複雑な話になると、言葉の問題から十分に話の内容を理解できないこともあるし、私の気持を正確に伝えることができないためにもどかしい時もある。それでも、メンバーと同じ時間を共有し、電話を通じて繋がっているだけでとても心がやすらぐ。話しをしながらエネルギーをもらい、力が湧いてくる。

 今日はメンバーの一人がワインケラーを回って試飲をしてきたとのことで、雰囲気のとても和やかな会議になった。
「ワインを飲んでとてもいい気持になったから、いつも以上に皆と話をするのが楽しみだった」と話すオレゴンのメンバーの言葉はとてもはしゃいでいた。

 私の大切な仲間、電話で話す回数が増えるごとにその気持は強まっていく。

 電話会議ではいつも他のメンバーにサポートしてもらいたいことはないかを確認することになっている。私は、「私のことを思い出すようなことがあれば、大事な故とぉを忘れていないか?あなたらしさを忘れていないか?」と心の中で私に向けて問うて欲しいとお願いしている。

 私は私に向けて発信されるメンバーのメッセージを感じながら、大事なことを忘れないようにし、私らしさを忘れないようにしようと思っている。

関西弁の主

2005-10-06 23:14:02 | 大切な人
 人が育つ場面に立会うこと、そして人が育つのを実感することは私にとってたいへんな喜び。私だけでなく教育にたずさわっているものは皆そうだろうと思う。
そして、教育という言葉を意識していてもいなくても、全てのリーダーは皆こんなことを喜んでいると思う。

 電話の向こうから聞こえてきた懐かしい関西弁は、私にそんな経験をさせてくれた人。

 私がその人に会ったのは6ヶ月前。営業の最前線でたいへんな実績を挙げているいる人だった。
人の印象は数秒で決まるというが、ほとんど瞬間的に、その人がとても親しみがもて、人間味があり、そして信頼できる人だと感じることができた。営業の最前線で多くの人を直接動かして、成果をあげる一流のリーダーであることを感じることができた。

 その一方で感じたことは、表現は難しいが、何か自分に枠をはめているような感覚だった。リーダーという点でとらえると、もっと素晴らしいリーダーになる可能性があるのに、それに枠をはめているように感じた。

 このリーダーの成長にとって私が役にたてると感じ、それから毎月このリーダーに、他のリーダーとともに学ぶ場に来てもらった。

 最初は、それこそ自分自身にはめた枠やいろいろな遠慮からか、もてる力を十分に発揮できず、受身でいるように見えた。それが環境になれるに従って、またさまざまな知識を得て他のリーダーと交流するに従って、次第にリーダーとしての実力を見せ、それが強化されているように感じられるようになった。

 本質を見抜きシンプルにものごとをとらえる思考力、何が大切か自分はどうしたいのかを瞬時に迷わず判断する意思決定力、正しいと思ったことをすぐに実行する行動力、そして常に前向きで楽しい雰囲気をかもし出す人間力、これらはもともと持っていたものではあると思うが、それらに磨きがかかっていった。ともに学ぶリーダーに強い影響力を発揮するようになった。

 さまざまな領域のリーダーが集う研修という学びの場は、ある面非日常的な場かもしれない。そこで得られるような学びや、自分の発言に対する周囲からの反応といったものは、日常業務の場でなかなか経験することができない。

 日常業務に戻ると、自分自身は成長したはずなのにそのことが疑わしく思えたり、現実に繰り広げられる泥臭い場面の中で、いつしか学びを忘れてしまう。
「あれは研修の場だけの話、現実には通用しない」と思ったりもする。
 
 でも、きっとここがより素晴らしい本物のリーダーになるか、これまで通りのリーダーでいるかの分かれ道のように思う。

 本物のリーダーは決して学びを無駄にせず、どのように活かせるかを模索する。現実は確かに厳しいから、上手くいかないこともあり失敗することも、転ぶこともあるかもしれない。でも決して転んでもただではおきあがらない、より素晴らしいリーダーになって起き上がってくる。そう私は思っている。

 関西弁の声の主は、今こんな現実に立ち向かっている。新しい環境で、どのように周囲に影響を与えられるのか、それまでよりも広い範囲の人に、立場の違う人に直接に影響を与えるだけでなく、間接にそしてさまざまな仕組みを使ってどのように影響を与えられるのかを試されている。

 こんな状況の中で、このリーダーは以前に比べると少し元気がなかったように感じた。

 でもこのリーダーは現状にとどまる人ではない、かならず現状に変化をおこし、さらに素晴らしいリーダーになる人。
このリーダーと一緒にいる時間を過ごした多くのリーダー達が疑っていないように私はそのことを全く疑っていない。

魅力的な眼

2005-10-03 23:07:59 | 大切な人
 規模の大きな組織に属しているメリットとして、組織の力によって、個人ではなかなか会うことができない人に会えるということがある。
今週はそんな一週間。

 今日お会いしたのは黒田由紀子先生。ジョン・コッター『リーダーシップ論』の翻訳者そして経営者&コンサルタントとして有名な方で、最近はファシリテーションの世界で評判が高い。有名人が多数登壇する慶応丸の内シティキャンパスの『夕学五十講』にもファシリテーションの講演で11月に出られる。

 黒田先生に始めてお会いしたのは3年位前。ファシリテーション研修の講師をしていただいた。

 研修内容もとても良いものであったが、大変印象に残ったのが黒田先生の眼の力。
それは、参加者が複数のグループに分かれてファシリテーションのロールプレイングをしているときだった。私も参加者としてロールプレイングに参加していたが、何気なく黒田先生のほうを見てドキッとした。

 なんと表現したらいいのだろう、厳しさと優しさと、強さと美しさのようなものが感じられる眼をされていた。結果としてロールプレイングにもっと真剣に取り組もうという気持になった。

 声は出さず、動きもせず、ただ眼の力でその場をファシリテートしていた。

 黒田先生には毎年何度かお会いするが、いつ会ってもすごく新鮮な感じのする方。魅力的な眼、そして眼の力は変わらない。

素敵な表情

2005-09-29 23:04:13 | 大切な人
 私がとても大切にしたいと思っている仲間との時間を、夕方からダブルヘッダーで過ごした。掛け持ちで少しばたばたしたけれど、ばたばたした以上の収穫が確実にあった。

 両方の仲間に共通するのは、自分自身を自律的に高めようとしていること。誰かにいわれたからやっているのではなく、自分がやりたいと思うからその場にいて、そして学んでいる。

 お互いに依存せず、互いのことを尊重しながら、一緒にいる場から学びを得ようとしてる。ここでは年齢も、仕事も、男も女も関係ない。これらの違いは違いがあってもその場にとっても一人一人にとっても大きな意味を持たない。

 私はこんな空間、そしてこんな人達がとても好きだ。

 「いつもにこにこしているね」と今日も言われたが、その通り。この場にいると自然とそうなってくる。でも、これは私だけではないように思う。皆それぞれとても良い表情をしている。

 こんな人達と、このような空間で一緒に仕事ができたらどれだけ幸せだろうかと思う。

 現実の仕事の場では、不愉快そうな顔をしている人が少なからずいる。

 皆それぞれ事情があって不愉快な顔をするのもしっかりと筋が通っているかもしれない。でも、私はそんな人達は好きではない。そんな人達とは正直なところ一緒に仕事をしたくない。

 私自身、本当に忙しい時には忙しい顔をして、人のことを不愉快にさせていることもあるかもしれない。ただ、私は心してそのような表情はしないようにと思っている。

 しょうもないことかもしれないが、表情ってとても大切。
 素敵な表情の仲間とすごしていて、表情の大切さをあらためて感じた。

人との出会い、興奮

2005-09-23 23:00:02 | 大切な人
 「人と人との出会いにはいつも興奮がある」と表現すると少しエッチな表現だと感じる人もいるかもしれないが、私はよく興奮する。特に「こんな人に会いたい」と思っていた人に会えると興奮がしばらくおさまらず、舞い上がってしまう気持をどうやって抑えるかに苦労する。

 でも、こんな気持は私だけではないかもしれない。
 今日出会った多くの人の表情には興奮があった。

 残念ながら私と出会って興奮しているわけではない。いつもの「いざわ」さんで開いた今日の赤提灯会で初代ロードスターを作った平井さんや、2代目-3代目(最新)ロードスターを作った貴島さん、そして翻訳家/作家の宮本さんに出会ったからだ。

 平井さんの話はとても興味深い話が多い。この方がいなかったらロードスターという車が現在のような車として存在せず、ひょっとしたら三代目も世にでなかったかもしれないと思う。

 このロードスターを作った時の経験談もとても興味深いが、この平井さんという人物、その考え方がとても興味深い。
こんな平井さんだが、なぜかは知らないが、私のことを気にかけてくれ私にいろいろなことを教えてくれる。でも、できの悪い私は、教えていただいたことのほんの一部を活かせているに過ぎない。

 平井さんの面白い取材記事が雑誌にのっていた。3代目ロードスターの取材記事で、そこに初代ロードスター主査の平井さんにも登場してもらい、ロードスターについて話をしてもらうことを狙った?もの。

 狙ったもの?という書き方をするのは、平井さんはそんなことはお構いなしで自分の話したいこと、本当に大事だと思っていることを語っている。車の話はほとんど出さず、文化のこと、そして若い人達と水琴窟を作っていることを語っている。

 ジャーナリストがなんとか車について語ってもらおうと質問を振っているが、全くお構いなし。最後に「新型ロードスターの印象はどうですか?」の質問には「乗ったことないから知らん」

 見事に自分のいいたいことを最後まで正直に言い切った平井さんはすごい。そして、これを記事として出した雑誌社もたいしたものだ。

 平井さんを通じての多くの人との出会い、今日もたくさんの新しい人と出会い、そして興奮した。

エバタさん

2005-04-27 22:09:25 | 大切な人
 人が大好きなヒト。

 スマートでカッコいい人が好き。でもそんな人だけでなく、かっこ悪い人も受け入れる。とにかく人が大好きなヒト。

 人が喜ぶ姿を見るのが好きで、いつも人を楽しませることを考えている。人のしんどい姿や寂しい姿悲しい姿を決してほおっておくことができず、そのために自分自身が疲れても、倒れそうなくらいになっても人のために自分を犠牲にすることができる。

 外資系企業に勤め、英語が抜群にできて、仕事もてきぱきとこなすけれど、そんな人たちにありがちな尖がった鼻はなく、とても自然体。背伸びをせずまっすぐに生きている。

 昨年6月から一緒にプロジェクトに携り、その間11ヶ月、期間としては短いがとても濃い時間を過ごした。たいへんな仕事も、エバタさんがいたからなんとかやり終えることができた。
 
 仕事で困った時にはいつも助けてくれた。人間関係で悩めば相談にのってくれた。自分がやれることは何かを考えて、応援をお願いする前に、そのことをやってくれている。
 
 知り合えて一緒に仕事ができたことをとても誇らしく思える。「こちらがエバタさんです」と私の知っている人全員に紹介し、自慢したくなるようなそんな素晴らしいヒト。

 ときどき「ぶーたれる」こともお愛嬌。鞄の中には小道具の金色のカツラ。

 そんなエバタさんとも一緒に仕事をするのは明日が最後。たくさんの優しさと暖かい心に感謝。

2人の女性

2005-04-11 23:22:35 | 大切な人
 「人は簡単には変わらないが必ず変わることができる。」

 「人が変わるきっかけにはいろいろあるが、人は人を変えることはできない。人が変えることができるのは自分自身だけ。」

 「自分自身におきる変化は、誰かによって変化させられたのではなく、自分自身が変化を受け入れたことでおきているもの。」

 何かの本で読んだのか、誰かから聞いた話かは忘れたが、これは私の頭の中にある人の変化についての考え方だ。以前の私は人を変えよう変えようとしていた。今でもその傾向はないわけではないが、私自身が意識して考えを変えてきたように思う。

 私の身近にいる2人の女性は、どんどん素晴らしい女性になっていっている。意識して自分自身を変えているように感じる。何がきっかけだったのかは知らないが、何かでスイッチが入った。

 話すことが変わり、それに伴い行動が変わり、周囲に対する影響力も変わっている。そうすると周囲からの反応も変わってくる。良いサイクルがまわり出す。

 2人の女性がどこまで素晴らしくなるのか楽しみだ。

 私も負けてはいられない。

笑いの勝ちパターン

2005-04-06 20:45:24 | 大切な人
 人を楽しませることができる人は素晴らしい。

 今晩飲みに行った仲間は人を楽しませることの天才だ。みな笑いの勝ちパターンを持っている。

 筋肉系のパフォーマンスが得意なのが”ハッスルコング”。ウエイトトレーニングで鍛えた抜群の体は自転車に乗った人を軽く持ち上げるくらいの恐ろしい力がある。一目見て恐ろしいと感じる人も多いと思うが、実は「気は優しくて力持ち」の典型。鍛え上げられた筋肉、そして体をコミカルに動かすとそれだけで楽しい雰囲気ができあがる。

 ”飲んだらおばはん”は名前の通り、お酒を飲んだらおばはんになる。普段は抜群の知性派なのだが、飲むと急にベタベタの大阪のおばはんに変わる。おばはん言葉の大阪弁で、少し早口にになり声も高くなる。そして言葉の出て行く方向に手が伸びて、人の手をつかんだり、たたいたりする。とにかく明るく楽しい大阪のおばはん。

 ”しもネタキング”はしもネタが上手い。少しもいやらしさの無い笑いの取れるしもネタが得意だ。とにかく頭の回転が速いから次々と笑いのネタが出てきて、ネタがつきない。過去に聞いたネタが出てくることも多いが、演技派なので、同じネタを何度やっても必ず笑いを取る。しもネタと同じくらい、その場にいる人をネタに使うのが上手い。けなしたり馬鹿にしたりするのではなく、持ち上げるような使いかたが特に上手い。

 3人の勝ちパターンは異なるが、共通するのはサービス精神の旺盛なところと人に対する暖かい気持ち。こんな仲間と飲むのはとても楽しい。