チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

コーチ、コアクティブな存在

2008-11-30 16:45:11 | 身近な出来事
アントワープからデュッセルドルフに帰る車の中でコーチング資格試験時の教材であったコーチングのオーディオライブラリーを聞いた。

久しぶりに聞くオーディライブラリーにはとても新鮮な感覚を受けた。過去に聞いた回数は10回はくだらないと思うけれど、忘れていたことを思い出したり、以前何度も聞いているはずなのに始めて聞くように思える内容もあったりでとても興味深かった。

内容に加えて、オーディオライブラリーで語っているコーチにもすごく好奇心が向いていることを感じた。とても深い愛情、揺るがない感覚、人を安全でかつ勇気づけるエネルギー、これらのコーチがコーチングのワークショップで出しているそんないろいろなものをオーディオライブラリーからも感じた。
ワークショップ以外の場所で会うと、ユニークで面白い人達という感じなのに、伝える場面になるとなにかが乗り移ったようにすごくエネルギーレベルが高まっているように感じる。声を聞いていると、オーディオライブラリーの内容から離れて、お会いした時に聞かせていただいた話も思い出されてきた。

私の中のコーチとしてのあり方、コアクティブな存在が反応を始めた気がした。

パートナーとつくるダンス

2008-11-29 23:30:46 | 身近な出来事
思ったように踊れない。
ステップを完全にマスターしていないのもよくないが、あせっているのがもっとよくないのだろうと思う。

それがわかっていてもあせってしまう。

フロアには他のメンバーも踊っているから、スペースが開いたところに入っていこうとして、そこに気がとられてダンス自体に十分気持ちが入っていないところもある。

そんな気持ちはパートナーにも伝わる。パートナーはあまり楽しそうにしていない。楽しむというよりは『修行』のようなダンスになっている。

私自身は『楽しむ』ということが大切だど思い、そのように言っているのに、実際のところは『楽しむ』ことよりもいかにかっこよく見せるかという『見栄えがする』にこだわっているように感じる。

ええかっこしーの私には見栄えがとても大切。そこに妥協をすると私が私でなくなってしまう。

見栄えはしっかり保ちながら楽しむことができるといいのだけれど。

私の気負いはダンスの先生にはすべて見透かされている。
先生が時々やってきて私のパートナーと交代をしてダンスをしてくれる。

そんな時の先生のダンスはとても静か。静かだけれど沈んでいない、そこには力強さもあるし、そして何よりも楽しんでいる感覚もある。

これに私も影響をされる。力が抜けて、それとともに気負いも抜ける。
楽しみながらその瞬間瞬間にダンスを先生と一緒に創り出している。

私が求めている人との関係はこのようなコアクティブな関係。

本当のダンスから学べるところはたくさんあるのに、ついつい忘れてしまう。

日本の飲みをなつかしみ

2008-11-28 23:44:24 | 覚えておきたい考え
日本にいた時は11月の下旬から忘年会シーズンがスタートした、12月末まで毎週金曜日は必ず飲みだった。

デュッセルドルフでもアントワープでも前回宴会的な飲みにいったのはいつのことだろう。きっと誰かの歓送迎会。会社の日本人の仲間と飲みにいったはず。

そういえばデュッセルドルフのアルトシュタットのフィッシュレストランに行ったことを思い出した。仲間と一緒にさんざんワインを飲んだ。高いワインは飲んでいないのに料理よりワイン代のほうがはるかに高くつき、飲まない連中は割り勘になっていることに文句を言っていた。

楽しい飲みではあったけれど、そこで話したことは全く覚えていない。発散の場になっていたんだと思う。
そういえば帰りにカラオケに行って、みんなでさらに発散したんだった。

日本で11月末から12月末にかけて飲みが続いていた時には「今晩はほどほどにしか飲まないぞ」と心に決めて、でもいった場の盛り上がりで調子に乗って飲んでいたことがなつかしい。

インプットかアウトプットか

2008-11-27 21:08:23 | 身近な出来事
ドイツ語の授業に間に合うように早めに仕事を切り上げて学校に向った。

学校が近づくにつれ気持ちが暗くなる感じが増してくる。ドイツ語を勉強することが嫌なわけではなく、今の気分のままで3時間ドイツ語の授業を受けるのがとても辛い気がしていた。教室の席に着いてそこでじっとしてインプットを受けるのがとても辛い。

気分転換したい。インプットを得るよりはアウトプットしたい感覚。

そう思うともう学校にはいけなくなった。
学校を通りこしアントワープの家に向かった。
でも家にそのまま帰るわけではなく、駐車場に車を停めてトランクからスポーツバッグを取り出した。

駐車場の上にはスポーツクラブがある。
2週間前にカナダから戻ってきていらいトレーニングができていなかったことも気になっていた。

久しぶりにランニングマシンで走った。
フリーウエイトで胸や肩の筋肉を鍛えた。
マシンを使って腹筋や背中のトレーニングをした。

たくさんアウトプットした感覚。1時間後には心地よい疲労とすっきりした気持ちになった。

ジムから家に歩いて帰る途中にパブが目に付いた。ビールが飲みたくなった。

でも今日はパブに行くのは止めにして家でトラピストビールを楽しむことにした。
今日はアウトプット(さぼり)を選んで正解だった。

パソコンのない日

2008-11-26 21:35:59 | ビジネスアイデア
いつものように朝会社に来て、いつものようにパソコンの入ったカバンのチャックを開けていつものようにパソコンを取り出そうとしてびっくりした。

カバンの中にパソコンがない。

仕事で使うノートブックパソコンはいつも自宅に持ち帰っている。
自宅で使うことはあまりないけれど、たまに仕事を持ち帰ってすることもあるし、緊急に入ってきた案件に対応する必要もあるから。

また、体調が急に悪くなって会社にいけなくなっても仕事を使うパソコンがあれば家からでも仕事ができる。保険をかけるみたいにパソコンを持ち帰ることもある。

昨日は家でパソコンを使ったあと、カバンにしまうのを忘れたのだ。

家にパソコンをとりに変えることも考えた。でもラッシュアワーの時間帯に家に戻るのは気分が重いし時間も無駄。そこで今日はパソコンが無い日に決めた。

BlackBerryは持ってきているのでメールは全てチェツクできるし、返事もかける。メールに関わることで誰かに迷惑をかけることはない。

パソコンのない一日は、書類を見るのにはとてもいい。これまで気になりながら見られていなかった書類を一気に見て、いらない書類を処分し机がすっきりした。

仕事に集中したせいか、夕方4時を過ぎるとすでに疲れがでてきたため、5時に退社。それ以降の時間も有意義にすごせた。

パソコンの無い日もたまにはいい。

思い出のシーン

2008-11-25 23:18:44 | 身近な出来事
ひとりで飲んでいるときによく思い出すシーンがある。

場所は四国の松山。駅の名前は忘れてしまったけれど、とても小さな駅。
そこにくる電車は2両編成くらいの小さな電車。ここから電車に乗って松山港にいくところ。

耳に聞こえてくるのは街の音。道路を走る車のタイヤの音、エンジンの音や排気音も聞こえる。子供のはしゃいでいる声も聞こえる。それらは駅の外からやってくる。いろいろな声は皆とてもおだやかな音をしている。時折駅に電車が近づいてくると「カン、カン、カン、カン」というけたたましい警報機の音が聞こえてくる。駅の近くには踏み切りがあって、その警報機の音が聞こえてくる。

時間は夕方の5時を過ぎたくらい。
駅は混雑はしていない。小さな駅だから電車を待っている人も少しだけしかいない。お年寄りの人がめだつけれど、女子高生のようなグループもいる。気取らない飾らない人たちが多い。

11月の始めの頃だったな。空にはまだ日の光が残っているもの、光はオレンジ色をしていて夕方をかんじさせている。

私の隣には誰もたっていはいない。

誰かと別れてきたことを悲しんでいるわけではないし、誰かに会いに行くことをワクワクしているわけでもない。
今週、そして今日一日をやり遂げたことへの充実感を感じている。一方で、まだまだ不十分な私に対して少しの苛立ちも少し感じている。ただ、これ以上はできなかったたのだからしかたがないという割り切った気持ちが強く私を支配している。

1週間前にはここに立っている予定はなかった。前の週には大阪にいて、そこで松山に行くことが決まった。

終わりであり始まりとなる一日を感じていた。
振り返ったら、その日の私と今の私は繋がっている。そしてその日の私はそれ以前の私と繋がっている。

つながる記憶と記録の中の一場面。とても大切な一場面。

リーダーにとって大切なもの

2008-11-24 23:39:19 | 身近な出来事
リーダーにとって大切なことの一つに相手に自信を持たせることがあると思う。
無いものをあるように言うのではなく。あるものに焦点を当てる。
相手のよいところに焦点をあてて、それをしっかりと見て具体的でポジティブなフィードバックを返す。多少の欠点には目を瞑り、よいところに焦点をあてる。

ポイントになるのは、リーダーは対象となる相手がどこまで真剣に取り組んだのかをしっかり見ること、感じ取ることだと思う。
ここに対しては妥協はしない。アウトプットがよければOKというわけではなく、そこにどれだけの気持ちがこもっているのか、考えがこもっているのか、そうするために真剣に取り組んだのかをしっかりと感じ取る。

相手が真剣にやって出てきた答えならば、たとえ他によい答えがあるとしても、出てきた答えをしっかりと認める。そしてその答えをだすために取り組んだ相手のあり方を認める。

何をやったか、何をいったかという結果にだけとらわれることなく、むしろその源泉となった相手のあり方に焦点をあてて、それに対して必要なフィードバックを返す。
リーダーの言葉はとても思いからフィードバックの言葉に気をつけることが大切。過度な賞賛は必ずしも必要ない。あえて多くを語らないほうが良い場合もある。

ある人が言っていた。うちの上司は仕事の報告をした時に「グッドジョブ!」という言葉が出ればそれでOK。その言葉がいろいろなものを含めて認めてている時にでてくる言葉だということを知っている。

リーダーは相手の理解度、相手との関係を踏まえて言葉を使い分ける。ただその時にも常に安定していること、変わらないこと、ぶれないことがリーダーにとっては大切だと思う。

私の周りのリーダーにはそれがとても上手な人が多い。
今日もそんなリーダーシップにふれる機会があった。

たまたまなんだろう。今日は2種類の360度フィードバックレポートを受け取った。ひとつは日本の組織で採用しているコンピテンシーに照らして日本にいる上司や同僚が行ってくれたフィードバック。もうひとつはヨーロッパの組織で採用しているコンピテンシーに照らして、ヨーロッパにいる上司、同僚、部下や関係者が行ってくれたフィードバック。

内容はまだよく見ていないけれど、きっと面白い結果が出ていると思う。
リーダーについてえらそうに語っている私に、リーダーが持つ大切なものがあるのかどうか、そこに現れていると思う。

心の中の違和感

2008-11-23 23:07:37 | 覚えておきたい考え
窓から外を見ていた。

午後に降り始めた雪は夕方ころには一粒一粒が親指の爪ほどの大きさになり、芝生の上、木々の上、車の上、家々の屋根、外を歩く人の上に降り積もり、全てを真っ白に変えようとしていた。
その手にはのらないと思いつつも、雪が降り出すと外にでて雪の感触を試したくなる。

外は思ったほど寒くなかった。雪は外の世界一面を真っ白に変えはしたものの、車なのか、気の植え込みなのか、その形がわからないくらいに降り積もるつもりはないらしい。

雪の上をあるくと、期待していたような「サクッ」という足元の感覚ではなく、「ジュルッ」という鈍い音を立てている。私の歩いた後の歩道には黒いくぼみが残っていく。

子供のころに戻って雪合戦でもしたい気分だけれど一緒に雪合戦をしてくれる相手はいない。しかたなく家に引き返した。

スキーに行ったのは何年前のことだろう。今でも昔のように滑ることができるだろうか。自分でいうのもなんだけど滑っている格好は良かったと思う。形から入るほうだからウエアやスキー用品はばっちり決まっていたし、急斜面でなければ上手そうに見える滑りも出来ていたと思う。

スキーではいい格好ばかりをしていたのではなく、そんなことは忘れてチャレンジをしていたこともあった。
これは滑れないと思うような斜面にあえて取り組み、弱虫の自分を克服しようとしていた。無茶もしていたし、無理もしていた。一緒に滑っていた仲間がおじけずくような斜面には真っ先に飛び込んでいった。そのことを素晴らしいと思っていた。

今はどうだろう。同じようなチャレンジをするかな?

真っ先に飛び込むことは今はしないな。飛び込んだ人の様子を見て、どうすればいいか考えると思う。チャレンジする気持ちが薄れたわけでなく、怪我をしたくないから。怪我をすると私が他にやりたいことができなくなるから。

これって、守りに入っているんだろうか。失敗しないようにしようという気持ちが強くなったんだろうか。

足元に感じる違和感とともに、心の中の違和感を感じていた。

等身大の村と自然、そして人

2008-11-22 19:24:28 | 身近な出来事
デュツセルドルフに初雪が降った。



昨年よりも早い初雪。
地球温暖化の影響で、この冬は雪が降らないのかもと心配していたので雪を見て嬉しい気持ちになった。

10月に南ドイツを旅した時にドイツ南端ボーデンゼーの近くでこの冬初めての雪に出会った。先々週のカナダモントリオール空港に降り立ったときに2回目の雪に出会い、今日がこの冬3度目の雪。

今日はベルギーアントワープに同僚の結婚パーティーに参加する日だったので、雪を見て嬉しいと感じるとともに、移動のことが少し気にかかった。
幸い途中オランダで雪に降られ、ベルギーに着くとパーティーの間に大量の雪になったが、行きも帰りも雪に悩まされることは無かった。

結婚パーティーに参加したベルギー人の同僚が、今日は雪も降り、雨にもなり、目の覚めるような青空も広がるとても珍しい天気だったと話していた。新にうまれたカップルを祝福しているのかな?と二人で今日の天気に意味づけをしようとした。

パーティーは日本の披露宴のような位置づけなんだけれど、形式は一般的な日本の披露宴とは随分違う。どちらかと言えば日本の二次会に違い感じ。招待者であるカップルからのお礼の言葉はあったけれど、それ以外の形式的なものは全く無い。

終始カップルやカップルの親族の方、他の参加者同士でお祝いの言葉を掛け合ったり、お互いのことを紹介し知り合ったり、カップルと写真をとったり、とてもリラックスした雰囲気の中で時間が過ぎていく。

アントワープの郊外にある、このレストラン以外には何もないような場所。レストランの雰囲気はいいんだけれど特別なレストランではない。外は雪が降っているということもあるけれど、窓からは何も特別な景色は見えない。

カップルのこだわりは、この場所が新郎の育った村であること。彼の原点がこの村にある。
着飾ったところは何も無い村、ただ自然だけがある。大きくも見せない、小さくも見せない、そんなことには何の意識もいっていない等身大の村と自然。

彼の人柄を感じ、カップルのメッセージを感じた気がする。

何かがおきる予感

2008-11-21 21:12:37 | 気づき
一週間が終わった。月曜日にカナダモントリオールからドイツに戻り、火曜早朝にベルギーに行き、水曜夜にドイツに戻った。木曜午前中に再びベルギーに行き、金曜夜にドイツに戻った。
時差ぼけは無かったと思うけれど、運転中に眠くなって気がつくと右側を走るトラックのすぐ近くを走っていた。
それからは眠くなると窓を全開にしてヨーロッパの風を身体にたくさん受けながら走った。

今週は自分自身の感情をよくコントロールできていた。

怒りたくなるような場面、たぶん怒っていもいい場面でも落ち着いて関わっていた。怒っている相手に対してもそれに反応することなく冷静にしかも暖かい気持ちで接することができた。粘り強さがあった。

自分自身の意見もはっきり言っていた。多少無謀で無邪気な意見であったかもしれないけれど、言おうと思ったことは、はっきり言おうと決めていた。いや、決めていたというよりは決まっていたような感覚。

なにかがすこしふっきれた気がする。
見失っていたものをもう一度見つけたのか、失っていたものを取り戻したのか、もっとぴったりくる言葉はきっと「私自身のコアな部分につながった」というものかもしれない。

私に与えられた役割を果たすこと、私のコアなところで大切にしているものを守るために私ができることをする。今週はそれができていたように思う。

きっと先週モントリオールで経験したことが私自身に変化を与えているんだと思う。意識にあがっていること、あがっていないことを含めて私自身の中にいろいろなものが入ってきて、それがじわじわと効いてきているのかもしれない。

冷静でいられること、それでいて内側には熱いものがある。そんな感覚が今の私にはあるような気がする。

何かがおきる予感がする。

下手なダンスがいい

2008-11-20 06:55:04 | 身近な出来事
世界中にいろいろんな人がいること、違いがあるから面白いと感じる。

世界って素晴らしいなって感じられる映像 "Where the Hell is Matt? (2008)"

モントリオールのICF大会のオープニングセッションで毎日流されていた映像。
観ていると嬉しくて涙がでそうになってまともに観られなかった。

エネルギーが溢れているのがいい。楽しんでいるのがいい。力強さがいい。希望があったり、そこには諦めがない感覚がただよっているのがいい。

下手なダンスがいい。

夢のなかにいる感覚

2008-11-19 06:48:33 | 身近な出来事
24時間以上眠っていた夢を見た。

目が覚めて、夢だということがわかっても夢の中にいた感覚が抜けなくて時間や空間の感覚が極めてあいまいになっていた。

モントリオールのショッピング街のすぐ横にある芝生の上でリスを見た。
たくさんの人や車が通っているすぐ横の教会の前庭にある芝生だった。
とても大きなリス。まるまると太ったリスだった。
きっと冬に向けた準備で忙しかったんだろうと思う。回りの喧騒が全く気にならない様子だった。木の下の土を手で穴をほるような動作をしていたように思う。
きっと冬篭りのために集めたどんぐりを隠していたのかもしれない。

部屋の中にリスがいる気がして、いるはずのないリスを探していた。
リスはいるはずがない。どんぐりがあるかもと思ったがどんぐりも落ちていない。
どんぐりがあれば隣のととろがくるのに...
わけがわからない。

24時間寝ていたとしたら約束していたプレゼンテーションもすっぽかしてしまったことになる。それはそれでいい。準備をしていないんだからプレゼンのしようがない。今日が何曜日なのか、本当に24時間寝過ごしたのか、その事実を確かめるのも面倒な感じ。

普段はシャワーで済ませるお風呂にお湯をためて朝風呂に入った。
風呂の中で、昨日の夜中に寒く感じて目が覚めると布団をかぶっていなかったことを思い出した。身体が温まってくると次第に目が覚めてくる。

時間や空間の感覚は依然としてあいまいなまま。
ただ、身体が勝手に動いて出かける用意をしている。
7時半に家を出た。
アパートから駐車場に続くアントワープの石畳の上を歩いていると、急に空の青さが気になった。

美しい雲を引き連れた、まだ少し夜の余韻をのこした青い空が私の目の前の空にあった。

青い空を見ることは気持ちが良い。青い空に照らされているような気持ちになり、少しづつ自分自身を取り戻している、自分自身の感覚が蘇ってくる。

ここはアントワープ。何日かは知らないけれど、曜日は水曜日。アントワープで一夜を過ごした後の日は毎週水曜日。いつものことを思い出してくる。

車で会社に向かっている時に緊急の電話がかかってくる。今から30分以内に特別な資料を作って欲しいというリクエスト。今日やる予定のプレゼンテーションも同じくらい急ぎでやらないといけないのに。

ようやく夢から覚めた。

休暇明け初日のできごと

2008-11-18 06:19:00 | 身近な出来事
休暇明け初日には休み中に入ってきた仕事を処理するために忙しい。

それにも関わらず、今日と明日の2日間はNet Meetingと電話会議を使った終日の会議が入っている。

さらに、今日は私のプレゼンテーションが入っているのに資料が準備できていない。昨日中に資料を作っておく予定だったのに、情報が予定通り入手できなかった。

ということで、今朝は4時半にドイツの家を出発しアントワープの会社に向かった。予定通り6時半に到着したのはよかったのだけれど、なぜかパソコンがシステムにログインできない。

システムのサービスデスクメンバーが7時半に出社し対応してくれたものの結局終日システムトラブルが続き、予定していたプレゼンテーションはキャンセル。
「システムトラブルで対応できなかった」と言い訳にならない言い訳をして明日にプレゼンテーションを伸ばすことが出来たのが唯一の救い。

Net Meetingと電話会議を使った終日の会議なんて機能するわけはない!と思っていたけれどこれが案外使えることに驚いた。
若干の時差ぼけや早起きしたこともあり、うとうとしながらの会議参加であったが、うとうとしているのがばれないのもいい。
電話の音をミュートにしておけば、途中で内職をしていても、他の人と携帯電話で話をしていても問題ないし、集中するべきときに集中できるように自分自身でコントロールできるのがいい。
わがままなんだけれど、周りのことも少しだけ気にしてしまう私の性格にあう感じ

親会社の出資会社の比率に関わる発表が行われ、それに伴い社長をはじめ役員の交代が行われたり、話題の多い一日だった。

夜はアントワープのアパートでアルコール度の高いトラピストビールを飲み、モントリオールで買ったボサノバのご機嫌なCDを聞きながら過ごした。
本当は今日する予定だったプレゼンテーションの資料を作らないといけないんだけれど、気が向かないからやれない。

明日朝の短期集中型準備に向けて今日はゆっくり充電という感じかな。

フランクフルト空港にて

2008-11-17 17:28:23 | 身近な出来事
フランクフルト空港に朝の8時前に着き10:20発のデュッセルドルフ行きのフライトを待っている。
今朝のフランクフルトは天気がいい。私は天気に気持ちが左右されやすいので、とてもいい気持ちで
いる。

カナダからフランクフルトへのフライトは6時間半。ドイツ時間の夜中に移動ということもあり、
ひたすら寝て過ごすと決めていた。搭乗後すぐにだされた機内食に少しだけ手をつけ、映画を観ながら
眠りにはいった。前日の睡眠時間が短かった事もあり眠りから覚めれば到着1時間半前で朝食
が配られていた。
カナダからのフライトは混んでいてほとんど空席がなかった。カナダ行きと同じく真ん中の列の3人
がけの通路側の席。今度は真ん中の席に人が座っていた。ただすごく行儀の良い紳士で眠りも一切
邪魔をされず全くストレスなく過ごすことができた。
紳士はカナダの絵葉書を何通か書いていた。

「ラブレターフローム カナダ もしもあなたが一緒にいたら...」
カナダからの手紙のフレーズがあたまをよぎる。

それを見ていて、出発前のコーラスの練習の際に、メンバーの女性にカナダからラブレターを送って
ねといわれ、冗談を真に受けて手紙を送ろうと思っていたことを思い出した。

そもそも私には手紙を書く習慣がないから、こんな時だけ手紙を書こうと思っても無理なことだった
のかもしれない。手紙をまめにかける人には尊敬の思いをいつも持っている。

今日はデュッセルドルフに戻った後は会社には行かずに、カナダの旅の整理や明日からの仕事の準備を家でする。

モントリオール空港にて

2008-11-16 16:49:20 | 身近な出来事
今は夕方の5時。モントリオール空港で7時に出発するフランクフルト行きのエアカナダ874便
を待っている。

土曜日夜から続いたパーティーは夜中の3時半ごろに終わり、ほとんど寝る間もなく朝5時には
多くのメンバーが日本に帰っていった。
20人以上が帰って静まった部屋に残った4人も、私を残して皆旅立っていった。

少し飲みすぎたのか耳鳴りがしていた。その中にはさっきまでの笑い声や拍手も一緒に聞こえていた
気がする。同室のゆたかさん、ふゆふゆ、タカさんの声も聞こえてくる気がするし、別れのときの
言葉も聞こえていた。

少しセンチメンタルな気分と、それてともにまた私の旅が始まったことを感じていた。

いつ終わるかわからない旅。
気がついたときには旅をしていた。
いつ始まったのかもわからない旅。
旅の途中にいる感覚。

モントリオールの旅が物理的に終わりを迎えようとしていることだけはわかっている。

この感覚には名前がある。今日夕方まで一緒につきあってくれた亜希子さんが教えてくれたんだけれど、
残念ながら忘れてしまった。

今私がドイツに持ち帰ろうとしているのはさまざまな変遷を経た後の感謝の気持ち。

亜希子さん有難う。あなたのお陰で最後にとても安らかで暖かい気持ちで帰れます。
ゆたかさん有難う。昨年に続き同室でたくさんの刺激を与えてくれましたね。後になってじわじわ効いてます。
ふゆふゆ有難う。いつも暖かいけれど、別れの時の暖かい目が私の記憶に深くとどまっています。
タカさん有難う。タカさんとは何か共通するものを多く感じます。一緒にいると気持ちが穏やかになれました。
奈緒ちゃん有難う。帰りのホテルでもまた偶然出会ったし、なにかとても不思議な気持ちがしています。
なべゆき有難う。いろんな場面で私のことを気遣い、そして勇気づけてくれましたね。
剛さん有難う。いろいな役割をいつも変わらない姿勢であり続け、やり続ける剛さんに刺激をうけます。
あやぱん有難う。いつも元気と前向きさをもらいます。今回は二人の共通することもわかりそれも嬉しかった。
シェリー有難う。パーティーで私を見つけて、たくさんの愛をくれて。