チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

離れてみてわかること

2005-09-08 23:38:22 | 気づき
 以前お世話になっていた人に会いに行った。

 約束のない突然の訪問にも関わらず、私を暖かく迎え入れてほとんど一方的に私の話を聞いてくれた。
私が嬉しそうに話をしているときには一緒に嬉しそうにしてくれ、困った話をしていると一緒に困ったようにしてくれた。

 過去に嬉しいとき、苦しいときを一緒に経験してきた人だから、私の話し方や表情を見ているだけで、それがどの程度嬉しい話なのか、こまった話なのかも瞬時に感じていたと思う。私の話の内容を少し聞くだけで状況はほとんど手に取るようにわかっている。

 私がアドバイスを欲しいと思っているのかどうかもよくわかっている。

 ひとしきり話を聞いてもらった後、私は少しすっきりした気持でその人と別れた。
 「たいへんだけど大丈夫だよ。またいつでも気軽に来なさい。」と別れ際に言ってくれた。


 私にいろいろな影響を与えてくれ、ビジネスについて、マネジメントについて、リーダーシップについて大変多くのことを教えてくれた人。この人に会わなかったら私は今の私ではなかったと思う。  

 叱られることもしばしばあったし、それ以上にほめられる事もあった。
 話はしないでも、いつもその人の存在感を感じていた。この人に納得してもらう、この人をいい意味で驚かすようなことをやってやるといつも私は思っていた。

 時には、過度にプレッシャーを感じ、私自身の力を十分に発揮できなかったこともある。でも多くの場合は、このプレッシャーを跳ね返すことが私のエネルギーとなっていたように思う。

 そして、一緒にいるときは、私はあまり素直でなかったようにも感じている。何かいらない力を、体に心に私自身がかけていたように思う。

 距離を置いてみて、少しづつ私の中から余計な力が抜けていく。
 
 少しづつ素直な私がでてくると、あらためて、私が一緒に過ごしていた人のすごさがわかってくる。

 今度会う時は、さらに素直な私になって、また新たな関係からこの人のすごさを学べる気がしている。