チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

夢が伝えていること

2012-02-29 23:13:41 | 身近な出来事
何度も繰り返し見る夢のシーンがある。

それは走る夢。

ジョギングのようにゆっくりと走るのではなく、めい一杯早く走る夢。
短距離のリレーで走ったり、何かを追いかけていたり、何かに追いかけられたり、
とにかう早く走ることが必要な場面の夢を見る。

お決まりのパターンは、足はすごいスピードで回転する。
でも、スピードがぜんぜん早くならないで、足が空回りしている。

なんで前に進まないんだ!って、びっくりするやら悔しいやら、
そして「普段走っていないから、走ることができないんだ」
「昔は走るのが早かったのにな」っていう結論になって眠りに落ちていく。

昔は早かったことも、そして長い期間頑張って走ることをしていないから
走ることができないのも事実。
走ることを促す夢なのかとも思う。

だけど、この夢には別の意味があるんじゃないかって思い出した。
夢の中で走っている時の感覚で覚えている一つに、足が空中で空回りしてる
感覚がある。

まさに地に足がついていない感覚。
ここから思うに、夢が伝えているのは、「地に足をつけなさい」というメッセージ
もあるのかもしれない。

夢の感覚にはもう一つ典型的な感覚があって、それは足が伸びきらない感覚。
漫画で見るような膝が曲がった状態でぐるぐる高速回転する(あたかも車輪が
回転するかのように回っている)シーンに似ているもの。

ここからは、足を延ばして縮めて足全体の伸縮を使うこと、そこから浮かぶのは
「自分自身が持っているものを自覚し、それを全て使い切る」というメッセージ
なのかもしれない。

「地に足を付ける」「自分自身の持っているものを自覚し使い切る」

これは私にとって、すごく重要なメッセージに感じる。

一番嬉しかったことは、かばんの中に傘が入っていたこと

2012-02-28 22:23:23 | 身近な出来事
今日一番嬉しかったことは、かばんの中に傘が入っていたこと。
こんなことが一番嬉しいのは喜べることか、悲しいことか考えながら雨降りの中を
歩いた。

傘があれば雨が降っていても歩いて帰れる。それが嬉しい。
電車やバスを待つこともなく、周囲でおきていることに惑わされることもなく
自分のペースで、一人の静かな時間を確実に一歩づつ前に進んでいける。

今朝も会社まで歩いて行った。

会社に入るまでは元気がいいのに、会社の敷地に入った途端に何か重苦しさを
感じる、その理由を考えた。

仕事が面白くない? 今日、会社で嫌なことがある?

考えていてわかったのは、自分のペースで進めないこと。
これには二つの意味がある。

一つ目は直接的なもので、会社の敷地に入った途端に、多くの通勤の列に加わり、
自分のスピードで歩けないこと。
二つ目は会社という組織の中で仕事をする上では、自分自身のペースで仕事を
進められない場面も多くあること。

私は自分のペースで進みたいんだなということをあらためて感じた。
わがままもあると思う、自然な感じがいいというのもあると思う。
他にも私の個性とか、私が大切にしていることとつながっているような気もする。

雨降りの中、かばんの中に見つけた傘をさし、いつしか今朝感じていたことを、
帰り道にもう一度感じていた。

ドイツからのメール

2012-02-27 22:42:45 | 大切な人
とても眺めがいい、日の光がたくさん入る場所にその人の部屋はあった。

天気のいい日は仕事の話をしながら、時々二人で外を眺めることもあった。

その人はいろんなことを教えてくれた。
会社にいるいろんな人のこと、そこで出会った人のこと、以前あった出来事
なども話してくれた。

自慢話はしない人、ただ一度だけ「若いころは人気があった」と話してくれた。

多くの人に愛されていた。

困った時はいつもその人のところに行った。
忙しい時でも、私の困った顔を見ると「話してごらん」といつも言ってくれた。
私の問題を解決してくれる人のところに連れて行ってくれたり、知り合いに
電話をしてくれたり、その人が動いてくれると私の問題は問題ではなくなった。

家にも招待してもらったことがある。

一人暮らしで、その人の性格のようにさっぱりとした部屋だった。
テラスに面して白い椅子とテーブルがあった。

テーブルにかけてあった絹のテーブルクロスはその方の年老いたお母様が
作られたものだった。

「こんなのが欲しい」と話すと、お母様に新たにに作ってもらったものを
何か月後かに手渡してくれた。

2年前に2度目のお別れをして、私はその方のことを忘れていた。
今日ドイツからメールがやってきた。

その方が亡くなられたことを知らせる悲しいメールだった。

あなたの中にあるもの

2012-02-26 22:15:03 | 身近な出来事
ふとした時にでてくる表情が気になる。
とても素敵な笑顔とそこにある大きなひとみ。

そのひとみは、目の前にあるものを写すだけでなく、心の中にあるものを写している。

心の中にあるもの。。。

人の痛みがよくわかる人。
だから、自身の中にあるものを、おきていることもよくわかっている。

言葉にしようとすると、出てきた瞬間に質感が変わる。
自分自身を表現したつもりなのに耳から伝わってくる言葉は自分の気持ちじゃない。

賢くて、芯が通っていて、自分自身に厳しくいられる人。
悲しいことや苦しいことがあったときも、これまで一人で頑張ってきたから、
強くなった。

とても優しくて思いやりがある人だから、自分のためじゃなくてきっと人のために
頑張ってきた。
弱いところをみせたらだめって、私は頑張らなくっちゃっていつも言い聞かせてきた
のかな。

頑張ってきたことはすごいこと。本当にすごいこと。
だからあなたはとっても美しい。

私にできること、それはよくわかっている。
話を聞かせてほしい。
あなたの中にあるものを、自分自身の言葉になってもならなくても、
あなたの中にある外に出たがっているすべてを。

優しいことは強いこと

2012-02-15 23:10:35 | 覚えておきたい考え
あなたに質問です。

「強い人」と聞くとどんな人をイメージしますか。身近にいる人で「強い人」とし
て誰をイメージしましたか?

あなたに質問です。
「優しい人」と聞くとどんな人をイメージしますか。身近にいる人で「優しい人」とし
て誰をイメージしましたか?

身近にいる「強い人」として私がイメージしたのは、私が通っている空手道場のS先生です。
先生は現在50歳。中学時代から空手を始めて以降ずっと空手を続け、20歳代
から指導者をされています。
空手の指導者と聞けば、その強さをおおよそイメージできるのではと思うものの、
恐らく想像以上です。とにかく強い方です。
私の学んでいる空手は護身術の要素を持ったもので、練習でも蹴りや突きは力を抜いて
相手の体に入れます。
S先生はとても熱心に指導をされる方なので、練習相手にもなってくれます。
そんな時、先生はかなり力を抜いて蹴りや突きをいれてくれるものの、たまにとっさの
攻撃で力が十分に抜けきらないこともあります。
そうすると、私は一週間は痛い思いをします。当たり所が悪かった時は一ヶ月以上
体を動かすと痛みました。
私が「強い人」として思い浮かべるのはこのS先生が一番です。

身近にいる「優しい人」として私がイメージしたのは、20年以上も前に出会った
女性のNさんのことです。Nさんは年のころは当時の私の母親よりも少し若いくらい
の年齢の方で、ボランティアで養護施設の子供たちのお世話をしていました。
Nさんから聞かせてもらった施設の様子、そこでの子供達のこと、そんな話から
Nさんの優しさがとってもよく伝わってきました。
私の話もよく聞いていただきました。私の話を聞きながら、時に驚き、喜び、
とても親身になって聞いてくれるので、他の誰にも話さないようなことも話しました。
私が困ったことや、自信をなくした話をするといつも「大丈夫、大丈夫、心配しなくて
もいいわよ」と言ってくれる方でした。
「優しい人」として思い浮かべるのはこのNさんが一番です。

「強い人」、「優しい人」として私がイメージしたS先生、Nさんはあなたが
イメージしたのと同じような人だったでしょうか?

もしかしたら「強い人」、「優しい人」どちらにもが同じ人が浮かんだかもしれませんね。

実は私もそうだったんです。
S先生もNさんも強いし、そして優しい人でした。

強いS先生は、とっても覚えが悪くて間違いばかりする私に熱心にそして心からの指導を
してくれます。
「エーね今の動き、空手だけでなく少しダンスもはいっとるみたいやけど、だんだん
エー動きになっとるよ」と冗談をいいながら指導をしてくれます。
厳しさとともに、大きな優しさを持ってる。
S先生は本当に優しい方です。この優しさに触れると、「よーしもっと頑張ろう、
強くなろう」という気持ちになれます。

優しいNさんは、実はご家族のことが原因で何年間もうつ病に悩んでいました。薬を
飲まないと感情のコントロールが難しい状況で、でも薬を飲むと体質ゆえの体調不良を
きたすのに、そんな薬を飲みながら施設の子供たちの世話をしていたのです。
自分にできることがあるから、自分はやりたいからやる。
優しいだけではない、Nさんは優しくて強い人でした。

Nさんが私に教えてくれた言葉があります。「優しいことは強いこと」。
私に何度も言ってくれた言葉です。

Nさんに対して私自身の弱さを話した時、「大丈夫よ、私はあなたが強いことを
知っているよ。あなたはとても優しい人だから」って話してくれました。
そして「あなたが、もっと強くないたいのなら、もっと優しくなったらいいよ。
もっと優しくなったらきっと強くもなってるよ」と教えてくれました。

「優しいこと」そして「強いこと」、Nさんの話を聞いてから、この二つの言葉が結び
つき、私の中にいつもあります。
「本当に強い人はとっても優しい」、そして「本当に優しい人はとっても強い」とい
うこと私は信じています。
私自身、まだ自分がなりたいほどに全く強くもないし優しくもないけれど、私は優し
く強い人になりたいと思っています。

そして私は誰かが優しさや、強さ(あるいは弱さ)のことで悩んでいたら、きっとお
話をします。
「もしあなたが自分自身のことを優しくないと思ったら、優しくなることを考えるこ
ともできるけど、強くなることを考えて、そして少しでも強くなるように努力をし
て。そうしたらきっとあなたは優しくなっていると思うよ」「もしあなたが自分自身
の弱さに悩んでいたら、強くなることを考えることもできるけど、優しくなることを
考えて、そして優しくなって。そうしたらあなたはきっと強くなっていると思う
よ。」

今日のToastmastersで私がスピーチをした内容をご紹介しました。