チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

声で勝負する

2005-09-22 23:55:52 | 身近な出来事
 「俳優になりたい!」

 テレビドラマ『金八先生』を見ていてそう思ったのは中学3年の時だった。
高校に入ってもその夢は消えず、俳優を育成する大阪の劇団に毎週末通い始めた。

 劇団の公演や、劇団が請け負ったイベント系の演劇に出演したり、関西地方限定の学園ドラマの出演者になったりもしたが、もらったのは全て脇役。同じ劇団の中から当時は少しは名の売れた役者もでたが、私にはそういう機会はやってこなかった。

 高校3年の夏休みのころ、そろそろ勉強をしないと大学にはいけないとの危機感から劇団をやめることを決めた。

 2年半の期間演劇を学んだが、基本的な発声や身体的動作などを学び、公演でもらった役の練習を通して役作りについて学んだのだと思うが、正直なところ何を学んだのかあまりよく覚えていない。

 「目が大きいほうが役者としては有利だから」と先生に言われたこと、そのために毎朝起きたら鏡の前に立ち大きく眼を見開く練習をしていたことくらいはよく覚えている。

 こんな過去があったからだと思う、いまもう一度声で勝負できるようになりたいと思っているのは。

 今晩は、「声で勝負をしたい」と思っている仲間で始めての食事会に行った。
実際は「声で も 勝負をしたい」と思っている人達だと思う。皆とても個性的で魅力がある。私が持っていないものをもっている人達。

 そんな食事会の場で先生が言われた、「皆仲間だけどライバルですよ」という言葉は深かった。

 魅力溢れる人達と仲間になりそしてライバルになれたことは幸せだ。