チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

DEODEOでの経験

2005-02-13 22:45:28 | Weblog
 5年間長期修理保障、充実した商品知識を持つセールスパーソン(店員)が気に入って電器製品を購入する時はほとんどいつもDEODEOを使っていた。たまに浮気をしてヤマダ電器で購入したが、店員は商品のことをあまり知らないためか、不十分な説明の後に値段で売ろうとする。殺伐として価格交渉の後にそれでも、価格にだけは満足して商品を購入した。しかしそういう時に限って商品が故障する。それもメーカー保証期間の1年が過ぎてまもない時期の故障。DEODEOだったら、「故障したといって持ち込むことができるものをヤマダ電器では修理代を取られる。こんな経験をするとやっぱりDEODEOと思ってしまう。

 でも最近は状況が変わってきた。HDD付DVDを購入したいと思い価格の下調べにヤマダ電器に行くと、店員がとても感じが良くなっていた。値札には他店比較の数字が並ぶが、以前のように価格だけで売るような雰囲気は見られなくなっていた。商品のことをしっかりと説明し、その上でお買い得な価格であることを強調してくる。思わず買ってしまおうかと思ったがDEODEOファンの私はすぐには決められない。

 ヤマダ電器の後に、よりよい体験を求めてDEODEOを訪れる。

 しかし、そこで待っていたものは過去のDEODEOでは経験することのなかったような低品質のサービス。商品を見ていても説明にこないので、まるでディスカウントストアで購入するように説明も受けずにレジで代金を支払ったり、別の商品では説明にきても値段の話になるとヤマダ電器の値段より15%程度高い値段を少しでも歩みよろうという気持ちがみられなかったりを経験する。これらはたまたまだったのだろうと思うか、こんな経験が続くとDEODEOではもう購入しないと思うようになってくる。

 これまでは、DEODEOの天下だったところに、ヤマダ電器が入り、BEST電器が入り、コジマも入り、それらが複数店舗化を図るにつれ、DEODEOのおかれている状況は非常に厳しくなったことはよくわかる。しかし、DEODEOの強みである、セールスパーソの能力やそれを含む高品質のサービスがなくなればDEODEOの存在意義は揺らいでしまう。

 購入する商品が安いにこしたことはないが、多少の値段の違いならば、多少高くてもより満足感が得られる場所で購入したいと思っている人も多いと思う。殺伐とした価格交渉やその結果としの商品購入ではなく、購入するプロセスや体験も一緒に楽しみたいと思っている人がいることを意識して、そのためにDEODEOは何をやるべきかをもっと考えてもらいたいと思った。

リラックスの方法

2005-02-12 23:13:46 | Weblog
 同じ年代の知人で毎日の睡眠時間が平均3時間の人がいる。そしてこの生活を3年以上続けているという。特異な例だろうと思っていたら、別の知人もここ半年は平均で3~4時間程度だという。2人ともとても忙しい人なので、睡眠時間を削らないと時間が作れないのはよくわかるが、6時間は眠らないと身体がもたない私にとってみれば驚きだ。

 昨年秋以来睡眠時間が短かった疲れがでたのか、仕事が少し落ち着きだした今になって身体のだるさと変な頭痛が出ている。温泉にでもゆっくりとつかりに行きたい気分だが、そこまでは余裕がない。こんな時には身体のバランスが崩れていることが多いので、これを修正するためにカイロプラクティックに行った。

 施術をしてくれる先生は相撲取りのような体格をしていた。力があるだけでなく、身体に脂肪が付いているのがいい。うつ伏せになって足のマッサージからはじめてもらうが、5分も経たないうちに眠りに入ってしまった。しばらくして仰向けになるために一度目覚めるが、目覚めても直ぐに眠りに入る。
さすがに首や背骨をバキバキやってもらうときには、寝ている間に間違って骨が折れてしまっては悲しいので目を覚ましたが、40分間しっかり寝て過ごした。

 カイロプラクティックの後は散髪に行ったが、ここでも最初の洗髪から眠ってしまい、時々髪型をどうするかという質問に答える以外はずっと寝て過ごした。

 リラックスした姿勢で受けるカイロプラクティックや散髪は身体の疲れを癒すのにとてもよい。疲れた人にはお薦めだ。
疲れが取れてくるとどんどん欲張りになってきて、サウナに行こう、映画に行こうと思ったが、今日ははこれで打ち上げ。

4人の祖父母

2005-02-11 23:04:33 | Weblog
 しまなみ街道を走って祖父母の墓参りに行った。車で3時間位の距離だが、なかなか訪れる機会を作れず、そのことが心の中でひっかかっていた。

 中学生くらいまでは毎年のように訪れていた場所。高速道路を降りてからは、地図よりも昔の記憶をたよりに走った。古い建物がなくなり新しい建物が建っている場所などは街並みが以前とずいぶん変わっているが、頭の中にある昔の記憶と比較し、記憶の中にある道路をたどりながら車を走らせた。

 小さいころの道路の記憶は、そこを歩いたり自転車で走った記憶。だから、車で走るとあっという間にその光景が過ぎていった。

 父方の祖父母の家は昔の場所に昔とかわらないままにあった。かくれんぼをしたり鬼ごっこで走りまわりよく祖父にしかられた家だ。祖父にはしかられた記憶だけでなく、2つの鮮明な記憶がある。田舎にくるといつも玄関のところで「よくきたな!」と大声で出迎えてくれたこと。小学校入学前の冬には、いつものように家に中を走ってしかられた直後に外につれだされた。どこにつれていかれるのかと、恐る恐る祖父の後をついていくと、祖父は文房具やさんに連れて行ってくれ、入学祝いだといって電動鉛筆けずりと鉛筆を買ってくれた。とても嬉しかった。
 祖母の記憶はたくさんある。とても私のことを可愛がってくれた。でも勝負には厳しかった。
正月にお年玉をもらった夜にはお年玉の少しのお金をかけて花札で勝負をしたが、私が勝負に負けた時には、決して許してはくれず掛け金は取り上げられた。でもその後でたくさんのお菓子を買ってくれたような気がする。そんな優しい祖母だった。

 母方の祖父母の家は今はもうないが、家があった場所の前を車で走っていて、どこに家があったかはすぐにわかった。
祖父は私が小さい頃に亡くなったので記憶があまりないが、いつもニコニコ笑っている顔が印象として残っている。
祖母はいつも調理場に立って料理を作っていた。従兄弟が多くいる父方の祖父母の家が好きだった私は、母方にきて直ぐに「早く帰ろう!」と駄々をこねていた。祖母は少し悲しい顔をして、でも「ご飯を食べていきなさい」といって食事の用意をしてくれた。食事をしたら直ぐに帰ったから祖母の記憶は調理場に立っている記憶になっている。
もう少し思いやりがある子供だったら祖母を悲しませることはなかったのにと、後悔の気持ちが残っている。

 久しぶりの4人の祖父母の墓参り。じっくり時間をかけて対話をするつもりだったが、墓前に立つとそれだけで気持ちがすっきりして「来たよ」くらいしか言えなかった。

押しすぎず引きすぎず

2005-02-10 23:54:51 | Weblog
 昨年から取組んできた仕事の集大成となるイベントが来週から始まる。2ヶ月間で8000人近くの人たちが参加する大きなイベントは、私の小さなチームの力だけでは到底運営できないため多くの人たちが運営に参画する。運営に参画する一人一人が単に関わるというのではなく、より主体的に関わることではじめてイベントが成立し、良いイベントになる。

 運営上特に重要な役割を担ってもらう約400名の人達には、全員が主体的に参画してもらいたいが、なかなかそのように上手くはいかない。
 
 分類の話をする時によく「2・6・2」のルールの話しがされる。集団全体を1=100%として、良い集団が20%、悪い集団が20%、そして良い悪いの中間にあって、そこにとどまるもしくはやり方次第でどちらにでも流れてしまう集団が残りの60%という区分だ。
昨年も今回と同様に約400名の人達が重要な役割を担ったが、素晴らしい活躍をした人たちが160人(40%)、どうしようもない人が80人(20%)、残りの180人(40%)がまずまずだった。「2・6・2」のルールと比較すると比較的良い結果だったと思っている。

 私のチームは事務局として、イベントに関わり、400名の人達が少しでも多く素晴らしい活躍をする人たちになってもらうよう取組むが、ここには「押しと引き」の微妙なバランスが必要になる。

 事務局が押しすぎると、400名の人達の中には引く人達も出てくる。一方で、事務局が引きすぎると事務局が伝えたいと思っている情熱が伝わらなかったり、イベント全体としての統制が取れなくなってしまう。

 押しすぎず、引きすぎず、微妙な駆け引きの世界だ。

シャラポワと同じ気持ち

2005-02-09 23:06:11 | Weblog
 『人類史上最高のアスリート頂上決戦』という番組で、シャラポワがサービスエリアにある9枚の的を狙う競技に挑戦していた。12個のボールで9個の的を狙うので4球以上の失敗は許されない。

 シャラポワは「難しいけど、全部狙うわ」といってスタートした。
まずまずのスタートだったが、後半に残り球が少なくなってきた時、少し真剣な目つきになったが終始笑顔を絶やさなかった。最終的には9枚中5枚で競技を終えた。

 「残念でしたね」というインタビューアーに対して、シャラポワは笑顔で「難しかったけど精一杯やって5枚倒せたから満足よ!」

 本当の気持ちはわからない。どうせお遊びだからという気持ちだったかもしれない。

 でも、私にはシャラポワが本当に心から「精一杯やって満足」と言っているように聞こえた。
そして最近急に強くなっている理由の一つがこの前向きさにあるのだろうと勝手に納得してしまった。

 先日研修に参加して学んだことに前向きでいることの大切さがあった。前向きな状態とは、困難に直面した時にそれを経験することの価値や課題の解決策を考えたり、仮に失敗してもそこから何を学ぶのかを考えたり、何が上手くいったのかを考える姿勢や意識のこと。
逆に後ろ向きな状態とは、困難に直面した時に誰かを責めたり困難な状況にばかり意識がいき、失敗をすれば失敗そのものや失敗した理由にばかり意識がいき、何が上手くいかなかったのかにとらわれる考えや姿勢のこと。

 「人間はひとつの考えにとらわれる」から、後ろ向きなことではなく、前向きなことに意識を集中することが大切ということも先日学んだ。

 今日一日私もできるだけ前向きなことに意識を集中しようとして取組んだ。そしてシャラポワと同じように「難しかったけど精一杯やったから満足」という気持ちだ。 

ゆっくり考える

2005-02-08 22:22:27 | Weblog
 昨年の10月から先週までたいへん多忙な時を過ごした。余裕が本当になく、一所懸命、めいいっぱい働いていた。一昨年のこの時期も近年まれにみる忙しさだったが、今年の方がさらに忙しかった。そのせいか生え際が少し後退したようにも思える。

 やれやれ。

 少しだけ落ち着きが出てきて、忙しかった時期を振り返ることができるようになった。今思うと、この4ヶ月ほどは日々こなしていくことに精一杯でせいぜい1週間先のことまでしか見えない、考えられない状態だった。

 一所懸命、めいいっぱい働いてはいたが、努力がたりなかったように感じている。もっと先を見る努力。2ヶ月、3ヶ月先を見るということではなく、もっともっと先を見ること、その努力が足りなかった。

 3年先、5年先、10年先に自分自身がどうなりたいのかということを考えて、その姿を想像する。そのために今やるべきことは何なのか、今やっていることから何を学ぶのかを考えて、努力を積み重ねる。このことが全くできていなかった。

 今からでも遅くない、日々流されるままに生きていくのではなく、しっかりと目標を持ってやっていきたい。また、しばらくすると忙しくなる。今月末にはまた私自身がためされる機会がやってくる。その間の一時のおちつける時間。ゆっくり考えよう。

人は皆グレートになりたい

2005-02-07 21:46:23 | Weblog
 "People feel good about themselves."~「人は皆グレート(素晴らしい人)になりたいと思っている」

 先週のリーダーシップ研修で教えてもらった言葉だ。調査によるとアメリカで仕事につく人は100%が「グレートになりたい」と思って仕事につく。しかし1年経つと55%の人は並の仕事しかしておらず、19%の人は並以下の仕事をして周りの足を引っ張っているらしい。

 並みの仕事をしている人と、周りの足を引っ張っている人を足すと74%の人がグレートな仕事をしていないことになる。ただ、ここで重要なのは、74%の人の話ではなく、100%の人の話し。100%の人がグレートになりたいと思っていることだ。

 リーダーは皆がグレートになりたいと思っているということをしっかりと意識して、皆がグレートになれるような環境を作ることが求められる。皆を仕事の意思決定や重要な決定に巻き込み、しっかりと動機付けを行う。

 またリーダーは後ろ向きなエネルギーではなく、前向きなことにエネルギーを使うことが必要。問題が起きれば、なぜそれが上手くいかなかったのかの原因究明や犯人探しにエネルギーを割くのではなく、その失敗から何を学んだのか、何が上手くいったのかに意識を向け、問題解決やこれからのことのためにエネルギーを割く。

 とても判りやすく納得感も高く、しかも頭に残る考え方だが、知っているから実践できているとの間にある壁はとても高い。

失敗の連続だ。

偶然の出会い

2005-02-06 23:29:47 | Weblog
 土曜の夜から日曜の朝にかけてテレビ付けの時間を過ごした。普段はあまりテレビを見ないが、一度見出すととまらない。「魔界潜入怪奇心霊マル秘ファイル」から始まって「アルマゲドン」を見た後はいろいろな番組を次から次に見て、最後は題名のわからないスペイン映画を見終わった頃には4時半になっていた。

 「魔界潜入怪奇心霊マル秘ファイル」は、その気持ち悪さから見なければよかったと途中で後悔したが、途中でやめてしまうと後で余計に気持ち悪くなりそうなので最後まで見た。この話しがやらせでないとしたら世の中には本当に恐ろしいものがある。怖い怖い。

 「アルマゲドン」を見るのは4度目だと思うが、ついつい見てしまった。印象に残るシーンはリブ・タイラーの少し強い表情とその背景に星条旗が映りこんでいるシーン。私のアメリカという国に対して持つイメージがそのシーンに凝縮されている。強さ、情熱、自由ほかにもいろいろなイメージがあるが、アメリカという国、そのイメージが強いリブ・タイラーと星条旗の組み合わせは強く印象に残った。星条旗の似合う女性だ。

 このシーンを見ながら日本を代表する女性のイメージを考えた。最近では仲間由紀恵と小雪が私の日本のイメージと会う。小雪といえば電器屋にはってあるPanasonicのポスターが私のお気に入りで、電器屋でよくこのポスターに見とれている。
 仲間由紀恵といえばJRのICOCAのポスターがお気に入りだ。今日も電車に乗っている間中何度もこのポスターに何度も目がいった。

 生の仲間由紀恵に会いたいと思っていると、思いは通じるのか不思議なことがおきた。

 見た目の雰囲気が仲間由紀恵にそっくりな女性にであい、そして話をした。
これだけで今日一日とても幸せな気持ちになれた。

2月の課題

2005-02-05 23:37:54 | Weblog
 私には早口の傾向がある。伝えたいことが多くて、またそれが十分に整理されないままで限られた時間内におさめて話そうとするからついつい早口になってしまう。

 早口がよくないことは良くわかっている。話すことは自己満足で話しているのではなく、コミュニケーション、相手に伝えたいから話すのだから、早口になったせいで相手に伝わらないとすると話している意味が全くない。

 この問題解決には入念な準備と。落ち着いてゆっくりと話す練習をする必要があると思っている。

 一方で前もっての準備はあまり好きではない。私には.面倒くさがりやで、ぎりぎりまで準備をしないという性格がある。そしてこれと同時にライブ感が好きで、現場の反応を見ながら話の内容を組み立てたいという思いもある。

 今気になっているのはマインドマップ。石川の石川さんから教えてもらったマインドマップの本を読んで、強力なツールでかつ私の性格によくあったツールだということはわかっている。

 ぜひマスターして使いこなしたい。マインドマップを使いこなすことを2月の目標として取り組む。加えて昨日まで学んだ研修の内容について継続的に学び、自分のものにしていく取組も2月の課題だ。

人を感動させる力

2005-02-04 23:15:26 | Weblog
 4日間の研修が終わった。研修の終わりに参加者全員が椅子で円状に座り、お互いの4日間の学びと自分自身の変化を話し合った。一人一人が初日の雰囲気とはずいぶんと違っていた。

 人が変わるきっかけとなる瞬間のことを、この研修のなかでは”Magic Moment”と名づけているが、皆がこの瞬間を4日間のどこかで経験したことが感じられた。

 この気持を皆が持続させることができれば、一人一人がとても幸福になれる気がするし、周囲に対して非常に良い影響を与えることができそうな気がする。そして、今日のメンバーがとてもよい仲間になれそうな気がした。
 
 講師のVannoy氏も自分自身の体験を話してくれた。今回学んだことを自分自身が実践した非常に印象に残る話だった。熱い気持がこみ上げてきた涙を流しながら話してくれた。思わず私も感動して貰い泣きしそうになるが、なんとかこらえた。

 今回の研修の内容は、Vannoy氏自身がビジネスマンとして、夫として、父親として、そこでの成功体験やどんぞこの体験から学んだことを体系化しプログラムにしたものだった。

 だから、プログラムの内容に対して強烈なコミットメントを持っているし、それをメンバーにしっかりと理解してもらいたいという強い気持を持っている。休憩もろくに取らせてくれないたいへんハードなものだったが、Vannoy氏の熱い気持がすごく伝わった。参加者が疲れるくらいだから、長時間たって熱く語る講師の疲れはたいへんなものだっただろうと思う。

 リーダーシップ、リーダーにとって重要なものを多く学んだ研修だったが、その中にでてこなかった内容、一方でたいへん重要なものをVannoy氏は教えてくれていたようにも思う。

 リーダーにとって必要なもの大切なもの、それは人を感動させる力。

偏った見かた

2005-02-03 23:46:36 | Weblog
 研修も3日目になると、いろいろな収穫が増えてくる。研修で学んでいるリーダーとしての心構えや知識そのものも収穫だが、研修を通じてよりよい自分を出し周囲のよい部分に意識を向けることを学び実践することを通じて、メンバーの一人一人がとても大切に思えてくる。

 今回研修に一緒に参加しているメンバーの中には私が以前から少し苦手に思っている人がいる。今回の研修がなければ私の方から親しくなろうとすることはなかったと思うし、どちらかといえばその人から避けるような行動をとっている気がする。

 その人のよくない面を見てそこに意識が集中し、偏った見かたをしてことが原因だと思う。

 この研修を通じて、その人の良い面も見えてきた。そうすると好奇心がわいてきて、私自身がその人に何か役立てることはないかと思うようになってきた。そして実際に行動を起してみた。

 以前から私自身が心の中にもっている感情を引きずっている面もあり、また、相手側もひょっとしたら私に対す何らかの感情があるせいか、距離感はすぐには縮まらない。でも、まだチャンスはあるのであきらめず取組んでいくつもりだ。
 
 メンバーの中に人を楽しませるプロがいる。プロといっても努力家タイプのプロで、どうやれば楽しませることができるかについて一所懸命に考えて真面目に考えている。この人のことも私は少し誤解していた。見た目の印象で、あまり他人のことは気にしないどちらかといえば強引な性格の人だとどこかで思っていような気がする。

 実際はそれとは大違い。とても愛すべき人、私が持っていない、強くて優しい心をもつ人だった。

 あるがままを受け止めるスタンスで私はこれまでもいたつもりだったが、偏った見方をしていることに改めて気付かされた。

爽やかな酔っ払い

2005-02-02 23:11:35 | Weblog
 昨日まで降り続いていた雪がやみホテルの外の様子が見えた。このホテルは周囲の山よりは少し標高が高い山頂付近の平坦な場所に建っている。中国山地の山並みが近くに迫り、少し遠くには瀬戸内海も見える。

 ウインズコートというホテルの名前が示すように、このホテルの建っている場所は風の通り道になっている。昨日まで30cmくらい積もっていたホテルの裏庭の雪が、部分的に風で吹き飛ばされて芝生が見えていた。

 周囲の山や遠くの海を見渡せる庭には、ガーデンチェアがいくつもおかれていた。冬は少し寒いかもしれないが、暖かい季節になると、とても気持ちのよい風をかんじられそうな場所だ。

 風が通り抜ける場所のイメージは、『風の谷のナウシカ』の風の谷を連想させる。何度もビデオで見た映画なので、いろいろなシーンが鮮明におもいだされてくる。爽やかさや透明感を感じるとともに熱い気持ちになれる映画だった。

 今日も朝7:30~18:30までリーダーシップ研修を受けた。研修のムードにも慣れてきた。一方で昨日一日慣れない研修になれようと必死だったせいか、これまでのいろいろな疲れが溜まっているのか、一日中眠気が常にあった。研修がつまらないわけではない、多くの学びがあったが、とにかく油断はすると居眠りしそうになる。

 一緒に研修に参加したメンバーにも何人がそういう人たちがいた。救いは座りっぱなしの聞きっぱなしの研修ではないということだ。頻繁にパートナーやグループで話し発表したり、普通にたつ、つま先立ちするなどして話を聞くような場面がある。
また、ダンスタイムやゲームの時間などもあり子供のように楽しめる場面がある。

 研修終了後はプールで泳ぎ、大浴場につかった後、参加者やスタッフ全員でのディナーがあった。参加者には以前から親しくしているメンバーも何人かいるが、2日間の研修を通じて全員の距離感がずいぶんと縮まった気がする。

 こんな雰囲気で飲むのはとても楽しい。ワインをたくさん飲んで酔っ払いになったが、いつもの酔っ払いとは少し違う。風の通り道にふさわしく、今日の酔っ払いは気分が少しリフレッシュされた、爽やかな酔っ払いだ。

リーダーシップ研修

2005-02-01 23:24:44 | Weblog
 朝目覚めて外を見ると、ホテルの周りは予想通りの一面雪景色。外に出て雪だるまでも作りたい気分だったが、今日から始まる4日間のリーダーシップ研修初日は7:30からスタートする。あわただしく一方で少し優雅なホテルの朝食の後、同じ建物内にある研修会場に向った。

 研修会場でこれから4日間お世話になる講師のSteven Vanoy氏と対面した。少し神経質そうな面も見える一方で、教育者らしい雰囲気が漂うナイスなアメリカ人。そして研修は英語で、使用するテキストも英語、研修スタイルも講師ののりもアメリカン。頭のスイッチが切り替わるまでは少し違和感を感じながらも、この研修で最初に学んだ気持のありかた ”On a Roll(波に乗る)” に自分自身を導いていく。

 欧米のリーダーがおかれた環境を踏まえた教材の内容は一部違和感を覚えるが、リーダーシップスキルの多くは日本でも十分に通用する普遍的な内容で学びが多い。これまでにもコーチング研修や他のリーダーシップ研修で学んだ内容も多く、目からうろこというほどではないが、これまでいろいろな機会に学んできたことが充実され体系的にまとめられている印象を受ける。

 初日から多くのスキルを学んだが、今日一番頭に残っていることは「3つの心理的要因」というもの。

「3つの心理的要因」
・Only focus on one thing at a time. “一度に集中できることは一つのことだけ”
・Can’t avoid a don’t. “人に対する禁止は、その人が禁止されたことをやらないことにつながらない”
・Go towards our focus on “人は関心が向ったほうにいってしまう”

 これらはリーダーが意識することというよりは、誰もがみな意識しておけば役立つことだと思う。

 研修は18:30まで続きくたくたになったが、夕食までのひと時をプールで泳ぎ、大浴場の大きな湯船につかる。相変わらずホテルの外は雪が降り続いており、一切外にはでられない。外にでても山奥にあるこのホテルの周りには店などはない。缶詰状態だが、こんな缶詰なら腐りはしないし悪くない。