チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

押しすぎず引きすぎず

2005-02-10 23:54:51 | Weblog
 昨年から取組んできた仕事の集大成となるイベントが来週から始まる。2ヶ月間で8000人近くの人たちが参加する大きなイベントは、私の小さなチームの力だけでは到底運営できないため多くの人たちが運営に参画する。運営に参画する一人一人が単に関わるというのではなく、より主体的に関わることではじめてイベントが成立し、良いイベントになる。

 運営上特に重要な役割を担ってもらう約400名の人達には、全員が主体的に参画してもらいたいが、なかなかそのように上手くはいかない。
 
 分類の話をする時によく「2・6・2」のルールの話しがされる。集団全体を1=100%として、良い集団が20%、悪い集団が20%、そして良い悪いの中間にあって、そこにとどまるもしくはやり方次第でどちらにでも流れてしまう集団が残りの60%という区分だ。
昨年も今回と同様に約400名の人達が重要な役割を担ったが、素晴らしい活躍をした人たちが160人(40%)、どうしようもない人が80人(20%)、残りの180人(40%)がまずまずだった。「2・6・2」のルールと比較すると比較的良い結果だったと思っている。

 私のチームは事務局として、イベントに関わり、400名の人達が少しでも多く素晴らしい活躍をする人たちになってもらうよう取組むが、ここには「押しと引き」の微妙なバランスが必要になる。

 事務局が押しすぎると、400名の人達の中には引く人達も出てくる。一方で、事務局が引きすぎると事務局が伝えたいと思っている情熱が伝わらなかったり、イベント全体としての統制が取れなくなってしまう。

 押しすぎず、引きすぎず、微妙な駆け引きの世界だ。