



今年買った『Tern』も、出番がなくお眠り状態でした。

試乗も殆ど無く、袋を被ったままです。
気候的にはまだ早い時期ですが、春前の京都をぶらり旅に出かけました。
出発は午前4時51分のJRで…。
列車は、快速列車です。
えらく、のんびりしてるように思えますが、特急では6時24分発のサンダーバードしかありません。
到着は8時ごろです。
快速列車はと言いますと、到着が7時27分と30分ほど速いですね。
それに、お財布にもやさしいです。


初めての輸行で、旅気分が満載。

なんだか、ワクワクして来ますね。
朝方、降っていた雨も草津あたりから、雨は上がってました。


青空にそびえ立つ、京都タワーです。

京都駅に着き、Ternを組み立てます。(所要時間15秒)
輸行バックをたたみ、ペダルを付けます。(脱着式です。)
片付けるまでの時間を入れても、5分とかかりませんね。
これが、折りたたみ式自転車のいいところです。

さて、ガーミンを取り付け、いざ出発です。
と、ところが、ここ京都に来てビックリしたことが…。

それは、通勤の時間帯なのか、ジテツウで通われる方も多いのだと思います。

しか~し、右側通行はないでしょ



それも、車が往来する中、斜め走行


いやぁ、京都の方って、もっと奥ゆかしいのかと思ってましたが、何だか大阪とかわらんような気がしてきました。

左側通行をしている自分としては、危なくてしょうがありません。

走行もスピードが出せず、まわりを気にする一方です。
また、この辺の走ってる車はクラクションも鳴らさないですね。
ちょっと、驚きの一面でした。

さて、この街中を抜け、堤防沿いにでます。
行き先は、嵐山をぐるっと回って、金閣寺に行く予定でした。
ただ、嵐山は今度、ゆっくり回ってみたいので、素通りです。
府内を回ると時間がかかって、距離を伸ばせないから、少し距離を稼ごうと思ったんですね。
ところが、嵐山手前付近から雨がポツポツ…。

早速、アメダスで見てみるとこのへん一帯は雨模様です。
大丈夫だろうと、少し進みましたが雨脚が強くなるばかりです。
空を見あげれば、府内方面は明るく、現在地点から嵐山の方向をみると滅茶苦茶暗いです。

朝から、対面に向かってくる、おばちゃんのママチャリを交わし、ようやく12kmを走ったところでした。
でも、雨には勝てませんので、京都駅に戻り、逆ルートを走ることにしました。
流石に、この辺は青空の広がるお天気です。

まずは三十三間堂の前を通り、東山七条から東山五条へと進みます。
五条坂を通り、清水新道の茶碗坂を上ります。
ここの坂は、結構足にきますね。
しかし、TernのSRAM 10 spd 11-36Tは軽々と上がれます。
上がってくる姿を見た、お店のおばちゃんがビックリしてました。

まずは、清水寺へと行くのですが、最後の坂が滅茶苦茶な勾配です。
なんとか、足つかずでクリアですが、汗ビッショリでしたね。



この最後の坂を上り切ると、『六花亭』という茶屋があります。
喉が渇いたのでラムネとみたらし団子をチョイスしました。

お団子は、ちっちゃいですが美味しかったです。
これなら、10本はいけますね。


人心地ついた所で、清水寺の門をパチリ。


ここからは、松原通りを通って行きます。
清水寺に上るには、道が2本あるんですね。
今日は、修学旅行の学生さんも多かったです。

さて、ここは以前、ヤスジロウさん達と来た通りです。


階段を降りて行くと、梅の木があり花が咲いておりました。

この時期、京の都は梅の花が咲いてる寺院が多いですね。

さて、ここから八坂の塔(法観禅寺)への坂を上ります。
ここも、ヤスジロウさん達と来たところですが、近くまで来なかったもので…。

この坂から見える五重塔も、凄く存在感がありますね。

近くに行く前に、八坂庚申堂(金剛寺)に…。


鳥居の上には、見ざる、言わざる、聞かざるの三猿が鎮座しています。


中に入ると、梅の花が咲いておりました。

この庚申堂を華やかに彩っているのが『くくり猿』です。
『くくり猿』は、お猿さんが手足をくくられて動けない姿を表したものです。
欲のままに行動する猿の姿を人間の欲望に喩えてあるそうで…。
この欲望が動かないように、庚申さんによってくくりつけられているのだそうです。

『くくり猿』に願い事を託して叶える秘訣は、欲を一つ我慢することなんだって。
私には物欲多すぎますからね~。
これを辞めれば、何か願い事叶うでしょうかね。。。



八坂の塔の前に来ました。
なんとも、大きな建物です。

この塔の前には、『いけばなプロムナード』があります。

八坂の塔をぐるりと回ってくると、こんなアングルからの塔が見えました。
で、この近くで舞妓さんの稽古場がありました。
中からは、外にまで聞こえる怒鳴り声が…。



以前、TVでも稽古場の様子を見たことがありますが、あのとおりでしたね。
それより、生の怒鳴り声は迫力を増します。

芸の道の舞妓さん、本当に大変なんですね。


ここからは、高台寺の前を通って行きます。
その通りすがりには、『ねねの道』というのがありました。

このお寺の前にも、『いけばなプロムナード』が…。
夜のライトアップは、さぞかし綺麗なんでしょうね。



さて、八坂神社の中を取り抜けると知恩院の南門に出ます。

ここの鳩はカメラがよっても逃げません。


この枝垂れ桜も、春になれば奇麗なんでしょうね。
見事な枝振りです。

ここも、りっぱな門構え。
知恩院って、ホントでっかいです。


知恩院の別の入り口。
さて、ここまでで午前中も終わりに近づきます。
実は、目的のお昼ご飯の場所は過ぎております。
雨が降らなければ、本来のコースでお昼過ぎに向かう予定でした。
逆回りのコースになって、見るところが先になっちゃいました。

ちょっとだけ、戻ってきたのは『ひさご』というお店です。

なんでも、ここの親子丼が有名らしいですね。
でも、11時30分だというのに、長~い行列です。

30分ほど待ちましたが、何とか入れました。

他にもお蕎麦とかあるんですが、ここはもちろん『親子丼』を注文いたしました。

とろ~り、フワフワ玉子がたまりませんね。
出汁も京出汁のようでまろやかです。
上には山椒がかかっております。
ただこの山椒は、お客さんの好みがあるからでしょうかね。
注文の前に掛けるかどうか聞いてくれます。
いやいや、美味しゅうございました。


さて、もと来た道を戻り『哲学の道』へと進路を取ります。
途中に親鸞聖人得度聖地というのがありました。
でっかい大木が…。


コースをたどっていくと、大きな鳥居が見えます。
本当はここのコースは入ってなかったのですが、ちょいと寄り道です。

『平安神宮』です。

いつ来ても奇麗ですね。
青空に朱色が映えます。

さてここから、コースに戻ろうとして、住宅地を通ります。
小川が流れており、とても風情がありますね。
ここらの住宅地はとても高そうな感じがしました。


南禅寺によります。

この道沿いも、由緒あるお屋敷のような…。



そして、『哲学の道』へと入って行きます。

ここからは、自転車を押しながら歩きました。

素敵なところですね。

春には桜も綺麗でしょうね~。

そんなふうに、のどかに歩いてると『銀閣寺』へと来ました。

本来は、この中に入りたかったのですが、予想より遥かに時間を超えています。
今回はここまでとして、次回の楽しみにとしました。
この後は、下鴨神社により、名物のみたらし団子と思い探しますが見つかりませんでした。

グルーッと一回りしたんですがね~。(どこか、見落としたんでしょうか?)
そんなこんなしてるうちに、またもや時間が過ぎる一方です。


ここは仕方なく、京都駅に向かうことにしました。
今回は、ガーミンにデータを落として、緻密に計画を練ったつもりでしたが、やはり天候には勝てなかったようです。
それと、右側通行のママチャリおばちゃんで走りのロスが…。

いろんなことも想定して、もう少し余裕と行き先を特定したほうが良いですね。
ガイドブックでは、ほんの十数キロでも、一日かけてるようです。
さて、帰りはというと、流石に快速電車では通勤の帰りとぶつかりそうなので、特急券を購入してサンダーバードで帰ることにしました。
京都ぶらり旅は、まだまだ続きます。
全部、制覇するにはどんだけかかるでしょうかね~。



時間をかけて、ゆっくり行きたいものです。

走行距離 56km