1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

国会議員のハナミにて

2006-04-02 10:10:23 | 友人の記録
昨日は,朝から最近チャリに乗れるようになったムスコが「動物園に行く,動物園に行く」ってあんまりウルサかったので,午後から出かけることにした。
家から動物園までは5,6キロくらいかな。そんで,道中は歩道のある大きな通りを,1年生になるムスコと4年生になるムスメと3人でチャリチャリしてたワケだ。

昨日は,薄曇で花見にはモッテコイとう日和ではなかったんだけど,近所の○○中央公園には花見客がケッコーいたりして,チャリチャリしつつ花見もいいねぇなんて言いながらその公園の中を覗いてた。すると,遠方に紅白の横断幕が広がってるのが見えた。当然,その幕下ではハナミが行われているようで,ド派手にやってるねぇなんて思いつつ,チャリはそのハナミに接近していくわけだが,だんだん電気音響までが聞こえてきた。コリャマスマスドハデにやってるね~なんて思いつつ,一旦,電気音響は最大値になり,そこから離れるに従って電気音響はだんだん小さくなるんだけど,その「だん」くらい小さくなった時,それが聞き慣れた声であることに気が付いた。

ボクは急ブレーキをかけた。それに突っこんでくるようにして子供達も止まった。そして振り向くと「○は○ダ」と子供達に言った。すると子供達も一様にビックリした表情になって,ムスコは「○は○み○る?!」と叫んだのだった。

実は,友人というか同級生に国会議員になっちゃったヤツがいて,もうヤツなんて言ったらダメなのは重々承知してるんだけど,ヤツの応援を昨年の夏頃は必死ぶっこいてやってたもんだから,子供達もヤツのことを知っていたのだ。

子供達は一瞬にして不安気な表情になった。ボクがチャリを降りてスタンドを立てたからだ。
「もうスグ,ゼッタイスグ,戻ってくるけん,ちょっとここで待っとってくれん?」とおがみ頼んだ。
ボクは紅白の横断幕に向かって走りだした。見えてきた,見えてきた,○は○はマイクをシカっと握って喋っている。しかし,横断幕の下には,そのハデさとはウラハラに,ボクの年齢を倍にしても足りないくらいのジミ目な年配の人達が集まっていた。だから,なんだか接近するのに躊躇してしまって,しょうがないから,横断幕の反対側に盛り土された小山に駆け上がって,そこから,○は○に向かって,こっち向け念力を送ってみた。
しかし,○は○は目下にあるジミ目の有権者に向かって喋っているため,こちらに気付く気配は全く無い。それで,ボクはその念力と一緒にある動作を加えてみた。頭上で手を合わせて三角を作り,スクワット気味にそれを上下させてみた。失敗だった。マジデ失敗だった。
幕下にいた何人かがボクに気付いたみたいで,「おめぇだれだぁ,あっち行け」光線を放っている。
ヤバイ,このまま,この場所を離れたら,マジデ不審者扱いされてしまう,ゼッタイゼツメイ!と思った瞬間,秘書の○つ○君が山すそに立っていることに気が付いた。ボクは山を駆け下ると,デジカメで撮影中の○つ○君の背中をつついた。振り向いたときの○つ○君の驚いた表情といったら・・,そこまで,驚くなよぉ,オレは犯人や不審者なんかじゃねぇって思いつつ,「近くを通っていたら見えたんでチョット寄ってみた,○は○によろしく!シュタッ(手を上げる音),」なぁ~んてナニゲなアイサツの試みも大失敗じゃね~かよ~と思いつつ,ボクは,ザリガニが敵から逃げるみたいに腰を折り曲げた状態でアトズサッたのであった。
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