1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

液晶画面のような現実

2010-05-23 21:10:51 | 旅の記録
無事、熊本に帰って参りました。

いい夢から覚めた気分ですな。これが現実ですな。。。。


さて、せっかくだからパタヤについて記録しておこうと思う。

「パタヤ」で検索すれば、パタヤのことはいくらでもわかるのでボクが感じたパタヤを記録しておきたい。簡単に。

まず第一に、パタヤは要するに観光地なんだけど、観光のための観光地ではないってこと。

老若男女、オカマ、ゲイ、レズ、要するに「人間」の欲望が衝突炎上している街。
この狭い街には、おそらく南米を除く各国からの「人間」が蠢いている。
街からは様々な言葉が聞こえてくる。肌もいろいろ。手足の長さもいろいろ。顔もいろいろ。さながら、人種展示会の様相で、ボクは熊本代表だったかもしれない。
パタヤの魅力は、なんといってもその街の猥雑さ。
アジアの街の猥雑さって、ボクたちが小さいころ見ていた街の風景とよく似ている。
段差のある道路、腐臭のする側溝、汗臭い男たち、濡れた女たち、物乞いする老婆、不自由に歩く子供。傷痍軍人・・・。
懐かしさを感じる。

日本時間の未明にバンコクを発ち、午後1時前に自宅に着いた。
家族にお土産を渡し、風呂に入り、少しばかりの仮眠を取ったあと、所用で大型ショッピングモールに足を運んだ。

日本の街のなんと「キレイ」なこと。
熱帯魚が泳ぐ観賞用の大型水槽を眺めている気分になった。
たしかに、日本は繁栄している。それは否定しない。
しかし、「危うさ」と「ひ弱さ」を感じずにはいられない。

パタヤの街を歩きながら、こんな詩が頭に浮かんだ。

「液晶画面」

液晶画面が伝える世界は美しい
液晶画面が伝える世界は惨たらしい

液晶画面が伝える世界は楽しい
液晶画面が伝える世界は悲しい

見たことになるの? 
感じたことになるの?

囲まれた世界からみる風景は
いつだって液晶画面

閉じ込められているのか?
勇気がないだけなのか?

見たことのない
聞いたことのない
触れたことのない
感じたことのない

七つの海 七つの陸
凍てついた海 灼熱の砂漠
エメラルドグリーン ブラックレイン

魂が叫んでいる
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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なんだか (くさの)
2010-05-23 22:20:15
詩的ですね。
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Unknown (hiratakuwa)
2010-05-24 07:40:55
コメントありがとう。
くさの君からのメール見たよ。
岡山に異動なんだって。
体に気を付けてね。
返信する

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