1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

過程5

2010-10-27 08:49:48 | 雑談の記録
5年生の走幅跳びの競技開始時刻は12:30で練習跳躍は12時過ぎから始まった。
愚息の出番は26人中22番目だったけど、助走ピットには3番目くらいに出てきて、練習跳躍を行った。ボクはメインスタンドの中段付近からその跳躍を見ていたけど、その1回目の練習ジャンプを見て、これはひょっとするとひょっとするかもと思った。練習は実を結んでいたようで、跳躍力も空中姿勢もこの一月でずいぶん良くなっていたからだ。

だけど、本番の2回は体が硬くなった失敗のジャンプで、この時点で表彰台は難しかった。残すは1回だった。多くを語らない愚息の話によれば、1回目と2回目は相当緊張したそうで、2回目のジャンプのときは特に緊張したとのことだった。それは見ていたボクにもはっきりわかったから、2回目のジャンプが終わったあとに、スタンドから声を掛けて、肩をブルブル動かしてリラックスのジェスチャーをしてみせた。愚息はそれを見て少し微笑んだのだけれど、多くを語らない愚息の話によれば、ボクが声をかけた後から3回目のジャンプの着地の瞬間まで殆ど記憶がないとのことだった。・・・実は・・・、愚息の3回目のジャンプはボクも殆ど記憶に残っていないのだ。

1回目と2回目のときはハイスピード動画撮影をしていたのだけれど、3回目のジャンプのときは「念」を送らなくちゃいけないと思い、カメラの電源を切ったのだった。ただ、どんな「念」を送ったのかと言えば、今となっては、それもうまく思い出すことができない。気がついたら愚息がピットに立っていて、気がついたら着地をしていたのだ。距離については計測係のハンドマイクの「よんめーとるにじゅう・・・」という声で逆転優勝?と思ったくらいだった。

まぁ、ボクの一時的な記憶喪失は別にいいとして、愚息の記憶喪失については困惑してしまった。なんでかっていうと、「全力を出すことができた」ということについて検証することができなかったからだ。
だけど、ボクはこのことについて考えないわけにはいかなかった。
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