1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

誇り高き野球バカ×9

2012-05-02 08:46:22 | リトルリーガーの記録
息子は、現在、リハビリ中である。リハビリの若い先生には回復が早いと言われている。GW明けにはスローができるようだ。
息子の障害は端的言えば「野球肘」。いわゆる「少年野球肘」で、上腕骨内側上顆と呼ばれる骨の出っ張りの部分の成長軟骨が障害されるものである。息子の場合、剥離や変形には至ってないとのこと。身長がグングン伸びるような、骨端(成長軟骨)の活動が活発な成長時期に多発しやすいとか。確かに息子はこの1年で10cm以上身長が伸びたが、リハビリの先生の所見では、その骨端につながる筋肉の張りが強いらしく疲労の蓄積も原因の一つではなかろうかということであった。

チームの解散については、やはりショックだったようだ。
たとえ怪我をして試合に出られなくても、最後までリトルリーガーとしてこのチームを卒団したかったと漏らしていた。それはボクだって同じだった。

中学校が始まり、息子は7時前に家を出るようになった。
「こんなに早く行っても、学校、あいとらんどぉ?」
「だけん、キョートーに鍵ばもらいよるッ!」
中学校は、相当、イイトコらしい。部活に興味を持ち始めても仕方がない。
迷いは当然である。
ナント、担任が、野球部の顧問だったのだ!。
しかし、こないだの家庭訪問で先生はこう言ったらしい。
無理な誘いはできないと、ただし、学校ではリーダー的存在になってもらいたいと。
有り難い話しである。

当面の目標を記録しとこうと思う。
「5月20日 運動会1500m走 学年1位」
現在、一緒にトレーニングをしている。怪我をしているときこそ、親の出番なのである。
老体にムチを打ち、人に指を差されようが笑われようが、トニカク、己が体を張って範を示すことが大事だと思っている。モーチベーションを保つことができるようサポートすることがナニヨリも大事なのだ。
昨日行われたスポーツテストを兼ねた3クラス合同の予選レースでは2位。タイムは6分ジャスト。この時点の目標である6分10秒以内をクリアし、1ヶ月前より30秒もタイムを短くした。とりあえず4組の代表に選出され、「学年1位」が射程圏内に入ってきた。
なお、文科省のデータによれば、1500m走の中1男子平均は6分59.23秒、中2が6分14.75秒、中3が5分56.21秒である。

「うちは子供に任せてありますから」は、親の怠慢ということを前に書いたが、うちの息子はもう中学生だ。難しい時期とは言え、そろそろ「任せる」ことも必要だと思っている。
先日、息子に「与えられている選択肢」について話してみた。本人はピンとこない様子だった。ひょっとしたら、今後、こちらが想像もしないような選択をするのかもしれない。
将来の自分へ宛てた手紙というテーマで卒業生が書いたクラス文集がある。その中に、一人だけ「手紙」とい形式を完璧に無視してミニ小説を書いた輩がいた。
チープな雇われ写真家が撮った1枚の風景写真が脚光を浴びて、その場所が有名観光地と化し、数年後、其所を写真家が家族とともに訪れるというところから話しが始まり、写真家は、少しは役立つ人間になったという淡い満足感に浸っている。写真家は息子と手を繋いでいる。しかし、写真家はあるときその息子が12歳の自分であることに気付いて驚愕するという内容。
この暗示的なミニ小説を書いていたのは、ほかならぬ息子である。面白いと思った。
とりあえず野球は続けると思う。しかし、どのような野球をするのかは本人次第である。

・・・続く・・・
コメント
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