1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

本当の収穫!?

2010-03-15 17:39:24 | リトルリーガーの記録
昨日、4年生以下のマイナー選手はOZUリーグと練習試合だった。

第一試合、リョー坊は先発投手としてマウンドあがった。初回、ランナーを出すもバックに助けられ、終わってみれば5回無四球無失点被安打1という内容だった(リョー坊談)。
バッティングも殆どの得点に絡むなど、マイナー選手の最上級生として十分な活躍だったと思う。
そしてナニヨリ良かったことは怪我がなかったことと、それと、新たに課題がいくつか見つかったことだ。

今だから言えるけど、実は、一作日に行われた陸上大会にリョー坊を出場させたくなかった。
翌日の、今期初の練習試合のことを考えると。

結論から言えば、怪我のリスクが高くなるから。
「そんな大袈裟な」という意見もあるかもしれない。

しかし、すこし考えてみて下さい。

大会で、小学校4年生が100mを15秒台で走ること、挑戦することのリスク。
小学4年生が4m台のジャンプへ挑戦することのリスク。
彼らは、彼らなりに彼らの限界に挑んでるってことなんです。

速いから速いのではありません。
跳べるから跳ぶのでもありません。

速く走るから、速い。
遠くに跳ぶように跳んでいるから、跳べているだけなのです。

成績優秀な子供たちが筋肉トレーニングをしているわけではありません。
ほとんど同じような体格、筋肉なのです。
違いは使い方です。

だから、好成績を残す選手ほど、同じレースであっても、大きな負荷がかかっていると考えることができるのです。

話しをもっと単純化してみます。
性能が同じ二つのエンジンがあります。
一つはレッドゾーンまで高速回転。
一つはセーフティーゾーンの中速回転。
壊れるリスクはどちらが高いか、・・・・そういうことなんです。

ボクは何年も子供の陸上競技を見てきています。
そして、好成績を残す選手の怪我もこの目で見てきました。




陸上大会があった土曜日、ボクは仕事があって会社に行かなければならなかった。
競技場にはカミさんが送っていった。

朝、ボクはカミさんに言った。
「競技場に着いたら、スグに大会冊子を購入して、出走時間を連絡してくれ」

先に連絡があったのは、同じお願いをしていた同僚の山ちゃんからだった。
「3、4年生の100mと幅跳びは同じ11時になってますよ」

外は雨模様。リョー坊はヤセッポチンで冷え症。
ボクはすぐにカミさんに電話すると、100mは棄権するよう言った。

時計が10時を回り、やはり、行こうと決めた。
イヤな予感がした。行かなければ後悔する。
競技場に到着したのは、ちょうど11時。

幅跳びの競技は既に始まっており、スタンド下では雨宿りをしながら出番は待つ選手たちが並んでいた。そこにリョー坊の姿はなかった。
「エ?、ナンデ?」

傍らにいたhhオヤジに尋ねた。
「さっきまで、幅跳びの練習をしてましたよ・・・・」
ボクは、幅跳びの学生コーチのことろに行き、息子の所在を尋ねた。
「あっ・・・、100mのほうに行ってますが・・・・」
「えッ?、妻には100mは棄権するように言っていたのですが・・・」
ボクはもの凄い表情になっていたと思う。
「そ、そ、そうなんですか・・・」
学生コーチは泣きそうになっていた。

バックストレート側では3・4年生男子の100mが始まっていた。
ボクはカミさんに電話した。
「なんで、リョー坊が100mに出るんだよ!」
「だって、コーチに連れて行かれたから・・・」
「バカヤロー、なんのための保護者だ!、バカヤロー!」

雨のせいもあり、スタンド側からは、バックストレート側にいる子供の判別はつかない。
今日はもうダメだと思いボクは競技場を出た。
だけど、もう一人のボクが言った。
「今出来る最善を尽くせ!」

ボクは場内に戻ると、傘を差してトラックフィールドの一番外側を歩いてバックストレートのスタート地点へと向かった。到着したとき、リョー坊はスターティンググリッドに立っていた。棄権させる余地はもうなかった。
・・・ならば、どうなるにせよ、データを取るしかないだろう・・・・・。
ボクは、ハイスピードモードで、リョー坊の走りを真後ろから撮影した。ガチガチの古い走りだった。ボクはゴール地点まで小走りし、記録員と話しているリョー坊に声をかけた。表情は良かった。
リョー坊は、そこから雨を除けるように小走りして跳躍場へと向かった。ボクも後に続いた。

走幅跳びの競技は、2回目の跳躍にはいっていた。
ボクは、リョー坊の濡れたシャツを着替えさせ、気温はあったけど、ボクの上着とニット帽を被せて体をさすった。
「体、あっためるぞ、それから、弛めるぞ、ユルユル・・」
ボクはリョー坊の体を左右に揺すった。本人もユルユルの努力をした。

時間は僅かしかなかった。
リョー坊の1回目のジャンプ。3m53cm。平凡な記録だったけど、余力を残したジャンプだった。
コーチからも助走をもっととっていいという指示を受けた。
2回目のジャンプが始まろうとするころ、次第に雨が上がり始めた。
2回目、3m73cm。まずまずのジャンプだった。
他競技との兼ね合いで跳躍本数が3本に足りていない選手の最後の跳躍が始まった。
「オレは、諦めとらんけんね」
「ウン!」
名前がコールされると、ボクはリョー坊の上着を受け取りながら、スタート地点に向かうリョー坊に言った。
「オマエのジャンプをすればいい」
だけど、心中穏やかではなかった。もう十分ではないのか・・・怪我なく終わってくれ!。

3本目、3m83cmの自己ベストをだした。
体格の一回り大きい本格女子選手には負けたけど、男子では1位。学童オリンピック覇者として面目を保った試合だった。でも本当は、怪我なく競技が終わったことに大きく安堵したのだった。

長引いた閉会式のあと、帰りの車中で何も語らないリョー坊に言った。
目標にしていた15秒台を出せなかったことを考えているようだった。それとも明日のことか・・。
「何か、言えよ、オマエ」
「・・・・・・」
「・・・・100m、硬くなってたな・・・・、・・・やっぱり、・・100mには出たかったのか?」
「・・・うん、・・・でも幅跳びの練習(試技)のときに雨に濡れてしまって・・・・、そのまま100mに呼ばれて・・・・、だんだん寒くなって・・・・体が硬くなっていくのがわかって・・・・ぜんぜん走れんかった・・・・」
「・・・・そういうときに、無理をするとケガをするんだよ・・・・、だけど、コンディション作りがいかに大事かがよくわかっただろ・・・、それが分かっただけでも、今日は収穫だよ・・ホント」
「・・・うん・・・」


帰宅後は、義父とともに温泉に行った。
もちろん、明日の練習試合に備えて、今日の疲れを取り除きリラックスしてもらうためだ。
夕食後は、毎日やっているけど、翌日のために入念なストレッチを行った。

日頃のトレーニングも大事だけど、怪我の予防に手を弛めてはいけない。


う~ん、なんか話しが硬くなってしまったなぁ~。
じゃぁ、下らない話しを一つ。

昨日、練習試合で主審を務めたわけですが、サポーターを履いてくるのを忘れてしまったので、仕方なく?キンカップをボクのアソコに生アテしたのでした!。最初はヒンヤリしてなかなかヨカッタのですが、試合も中盤になるころにはベタついちゃって、ボクの弛んだアソコの袋部分とプラッチク部分がベッタリ密着しちゃったりして、キモチワルイのなんのって、・・・・怪我予防のためとは言え・・・・、生アテについてもシッカリ学んじゃいました!
チ○コ周辺はいつもご安全に・・・と・・ご清潔に!。
コメント
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