1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

都合のいい話

2006-07-26 20:11:54 | 雑談の記録
母校の野球の応援は、どうしても熱が入ってしまう。

残念ながら、仕事で球場には行けなかったけど、移動中、車のラジオにかじりついて応援してた。

現場に出向いてたんで、状況を把握したり人にあったりで、中継を全て聞くことはできなかった。

仕事がおわり、帰路についたとき、母校の済々黌は8回の裏に1点を加えて4-3と1点差までつめよっていた。
車に乗り込んだとき、9回表の八代工の攻撃から中継を耳にしたんだけど、しばらくしたらアナウンサーが、この中継は6:50までで、続きは7:30分からなんて言いだした。

時計をみると6:50は2分後だった。

「ナンヤ!、ソレ!」激しく※〃▽〆←々った!。

9回表の1アウトまでしか聞けなかった。

6:30から会社に着くまで長~い空白の時間が過ぎるんだけど、ボクはあることに気がついた。

それは、母校の得点シーンを聞き逃していたということだ。

ということは、中継が聞けないってことは得点があるかもしれない、なんていう自分にとって都合のいいことを考えてしまっていた。

会社に戻って、PCを立ち上げて、速報を見た。

9回表に2点を追加されて逃げ切られていた。

残念だぁ~~~~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石ころ

2006-07-26 13:16:46 | 仕事の記録
出発の直前に、ボクは一つの石ころを子供達に託した。

この石ころは、今から数十万年前に阿蘇の大噴火によって流れでた火砕流が冷えて固まってできた岩石で、名前は「阿蘇溶結凝灰岩」って呼ばれている。最後の大噴火は約9万年前だけど、この噴火に伴った火砕流は北部九州の一円を覆ったと言われていている。また、この噴火によって九州一帯で大型生物の殆どが絶滅しただろうってことは、ボクら地質屋の間では有名な話になっている。

余談だけど、熊本に戻って仕事を始めてから、ボクはそんな石ころを研究対象にしていて、岩石の密度と強度及び岩石の内部構造の研究で、ある学会で優秀技術者賞ってのをもらったことがある。


それはさておき、子供に託した石ころは、ボクがまだビョーキだったころ、緑川の河岸に行って拾ってきたコブシ半分くらいの石ころだ。そして、ボクはそれを家に持ち帰って、耐水ペーパーで磨き上げたんだ。

ボクは、子供達にその石ころをアルプスの山に置いてくるように頼んだ。
そして、大きくなった誰かが、その石を拾いに行ったら楽しいだろうねぇなどと言ってみた。

ムスコは「大っきな石の下に隠してくるッ!」といって石をリュックに入れた。


ところで、アルプスの山々は今から4千万年前の大陸同士の衝突でできたもので、地質は花崗岩や片麻岩を主体としていて、「阿蘇溶結凝灰岩」とは生成時代も性質も全く別モノ。だから面つきも全く違う。このことに気がつく旅行者は極々限られた人物になるだろうが、ボクと似たようなイタズラをやっている旅行者は少なくないと思う。


最後に子供達に言った。
「アルプスの石を拾ってこい」と。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする