新聞によれば、32種目からなる学童五輪の出場選手数は1008人だったそうだ。
開会式は8:30にはじまり、4年生のリレー予選は9:45分からだった。
リョー坊が所属するKURSは予選3組目。8チームでのレースは61秒台で1位ゴール。結局、24チーム1位のタイムで予選突破。しかし、2位とは0.1秒ほどの僅差。午後2:50分からの決勝レースはデッドヒートが予想された。
リレー予選で気をよくしたリョー坊の走幅跳の試技は、10:30分ごろから始まった。
出場選手は30人。ピットレーンから次々に選手が助走を開始しジャンプをしていく。ボクはその試技を眺めながら、これはイケルかもと思った。
いよいよ競技が始まった。走幅跳は3回のジャンプで記録を競う。ファウル等で失敗すれば記録はなし。陸上競技はどの種目(長距離走は別だけど)もそうだけど、勝負は一瞬。
23人目。リョー坊の番となった。競技員が白旗を降った。
リョー坊は自分のスタート位置につき、自分の間を作って助走を開始した。
ボクはFH20をハイスピードモードで撮影していて、液晶画面を見ながらリョー坊のジャンプを見た。4m近いジャンプだった。
「やった!」と思った。
しかし、係員がすぐに着地跡をトンボで整地した。
踏切位置を確認する競技員が赤旗を振っていた。
ファウルだった。
ハイスピード動画で確認したら、1cmほど白線を越えていた。
近くにいた走幅跳を担当している若い女性コーチの顔が強張ったのが分かった。コーチはスタンドを駆け降り、競技が終わったばかりのリョー坊にナニか指示を出したようだったけど、その強張った表情のまんまだから、それがリョー坊にも伝染して満足げだった表情が一瞬にして硬くなったのがわかった。
あ~しょうがねぇなぁ。こういうのはあんま好きじゃないんだけどなぁ。
ボクはカメラをシートに置き、スタンドを下りて競技者の準備席近くの上から声を掛けた。
競技者の準備席は、スタンド下のやや奥まったところにあって、スタンドからは競技者の足しか見えない。
「リョー坊!、リョー坊!、今のジャンプ、ナイス!、オッケー、オッケー」
リョー坊が顔を出した。
「今のジャンプ、すっごいヨカッタぞ、ナイスジャンプ、気にするな、イケルイケル」
リョー坊は軽く右手をふってワカッテルヨ、そんな仕草に見えた。
結局、リョー坊のジャンプは3回目の3m53cmのごく平凡な記録に終わったけど、ボクは1回目のジャンプで満足だった。ハッキシ言って、この記録で優勝はないなと思ったけど、神様の気まぐれで優勝させてもらったかんじだった。
とは言え、県No.1のタイトル。これからも、謙虚に真摯に取り組んでいってもらいたい。
開会式は8:30にはじまり、4年生のリレー予選は9:45分からだった。
リョー坊が所属するKURSは予選3組目。8チームでのレースは61秒台で1位ゴール。結局、24チーム1位のタイムで予選突破。しかし、2位とは0.1秒ほどの僅差。午後2:50分からの決勝レースはデッドヒートが予想された。
リレー予選で気をよくしたリョー坊の走幅跳の試技は、10:30分ごろから始まった。
出場選手は30人。ピットレーンから次々に選手が助走を開始しジャンプをしていく。ボクはその試技を眺めながら、これはイケルかもと思った。
いよいよ競技が始まった。走幅跳は3回のジャンプで記録を競う。ファウル等で失敗すれば記録はなし。陸上競技はどの種目(長距離走は別だけど)もそうだけど、勝負は一瞬。
23人目。リョー坊の番となった。競技員が白旗を降った。
リョー坊は自分のスタート位置につき、自分の間を作って助走を開始した。
ボクはFH20をハイスピードモードで撮影していて、液晶画面を見ながらリョー坊のジャンプを見た。4m近いジャンプだった。
「やった!」と思った。
しかし、係員がすぐに着地跡をトンボで整地した。
踏切位置を確認する競技員が赤旗を振っていた。
ファウルだった。
ハイスピード動画で確認したら、1cmほど白線を越えていた。
近くにいた走幅跳を担当している若い女性コーチの顔が強張ったのが分かった。コーチはスタンドを駆け降り、競技が終わったばかりのリョー坊にナニか指示を出したようだったけど、その強張った表情のまんまだから、それがリョー坊にも伝染して満足げだった表情が一瞬にして硬くなったのがわかった。
あ~しょうがねぇなぁ。こういうのはあんま好きじゃないんだけどなぁ。
ボクはカメラをシートに置き、スタンドを下りて競技者の準備席近くの上から声を掛けた。
競技者の準備席は、スタンド下のやや奥まったところにあって、スタンドからは競技者の足しか見えない。
「リョー坊!、リョー坊!、今のジャンプ、ナイス!、オッケー、オッケー」
リョー坊が顔を出した。
「今のジャンプ、すっごいヨカッタぞ、ナイスジャンプ、気にするな、イケルイケル」
リョー坊は軽く右手をふってワカッテルヨ、そんな仕草に見えた。
結局、リョー坊のジャンプは3回目の3m53cmのごく平凡な記録に終わったけど、ボクは1回目のジャンプで満足だった。ハッキシ言って、この記録で優勝はないなと思ったけど、神様の気まぐれで優勝させてもらったかんじだった。
とは言え、県No.1のタイトル。これからも、謙虚に真摯に取り組んでいってもらいたい。
新型インフルエンザと診断された長女ユーが39.5度の高熱を出した金曜の晩、我が家は厳戒態勢の中、翌日の学童五輪の準備をしなければならなかった。
ま、準備といっても十分な睡眠くらいなんだけど、その睡眠を導入するためにリョー坊の大好きな脚部マッサージを入念に施術したのだった。
子供にマッサージなんて早すぎなんじゃないのって意見もあるかもしれないけど、マッサージをしてもらいながらマットレスにヨダレを垂らして眠りこけてるリョー坊を見ると、スポーツマンにとって筋肉っていうか体と心をリラックスさせるのは重要なことと思えてくるのだ。ただ、ボクにとってはリョー坊の筋肉は興味の対象でもあるわけで、筋肉の図解書とマッサージの教科書を傍らに置いて、マッサージをしながら「コレがコレか、・・おおッ!、この筋肉が張ってるな、・・・なるほど、・・今日はそういうトレーニングをしたわけね・・」なんて考えながら筋肉の状態を確認するのは結構楽しい作業だったりするのだ。
今から、5、6年ほど前のことだけど、水前寺陸上競技場で行われた小体連の陸上競技会に学校から選抜された野球少年のリレーを応援しにいったときのこと。その年の学校野球部はそれなりに強くってしかも俊足ぞろい。なので彼らの4×100mリレーでの優勝が期待されていて、その瞬間を楽しみにボクは応援に行ったのだったけれど、決勝レースを前にチーム内の選手が肉離れや痙攣で、決勝は補欠の選手が出場するなどして満足なレースを見ることができなかったのだ。リレー選手たちは、その競技会ではリレーだけでなく他種目に出場していたのだった。
怪我でベンチに横になっている選手をみながら、子供とは言え筋肉のケアは重要なことなんだと深く心に刻んだのだった。
明けて土曜日。会場のKKウィングに向かう車中で、後部座席に座っているリョー坊に訊いてみた。
「なぁ、リョー坊、レースで走るときってどんなことを思って走るのがいいと思う?」
答えが返ってくるまでの間、車は500mくらい進んでいたかもしれない。
「キレイに走る」
「キレイかぁ、・・・ウ~ん・・、走るときには、もう、そんなことは考えんほうがいいかもしれんねぇ・・・・・、キレイとか強いとか速いとかって言葉は人間が作り出したものでしょ。それを思った瞬間に、人間はそれを意識しちゃうから、そうなったらもう自然な動きができなくなると思うとよ。・・・・だから逆に自然になればいいんじゃないのかなってお父さんは思うとよ。
・・・・リョー坊、今日は、オマエ、風になれ。・・・風を感じるんだ。・・・・大地を吹き抜ける風だ。なんとなくわかるだろ。・・・・それから、ジャンプのときは鳥だ。跳んだ瞬間に空に向かって羽ばたくんだ。たぶん、そうしたらね、大ジャンプになって着地が怖いくらいになるはずだから・・・・」
「ウン」
後部シートに笑みを湛えたリョー坊が座っていた。
ま、準備といっても十分な睡眠くらいなんだけど、その睡眠を導入するためにリョー坊の大好きな脚部マッサージを入念に施術したのだった。
子供にマッサージなんて早すぎなんじゃないのって意見もあるかもしれないけど、マッサージをしてもらいながらマットレスにヨダレを垂らして眠りこけてるリョー坊を見ると、スポーツマンにとって筋肉っていうか体と心をリラックスさせるのは重要なことと思えてくるのだ。ただ、ボクにとってはリョー坊の筋肉は興味の対象でもあるわけで、筋肉の図解書とマッサージの教科書を傍らに置いて、マッサージをしながら「コレがコレか、・・おおッ!、この筋肉が張ってるな、・・・なるほど、・・今日はそういうトレーニングをしたわけね・・」なんて考えながら筋肉の状態を確認するのは結構楽しい作業だったりするのだ。
今から、5、6年ほど前のことだけど、水前寺陸上競技場で行われた小体連の陸上競技会に学校から選抜された野球少年のリレーを応援しにいったときのこと。その年の学校野球部はそれなりに強くってしかも俊足ぞろい。なので彼らの4×100mリレーでの優勝が期待されていて、その瞬間を楽しみにボクは応援に行ったのだったけれど、決勝レースを前にチーム内の選手が肉離れや痙攣で、決勝は補欠の選手が出場するなどして満足なレースを見ることができなかったのだ。リレー選手たちは、その競技会ではリレーだけでなく他種目に出場していたのだった。
怪我でベンチに横になっている選手をみながら、子供とは言え筋肉のケアは重要なことなんだと深く心に刻んだのだった。
明けて土曜日。会場のKKウィングに向かう車中で、後部座席に座っているリョー坊に訊いてみた。
「なぁ、リョー坊、レースで走るときってどんなことを思って走るのがいいと思う?」
答えが返ってくるまでの間、車は500mくらい進んでいたかもしれない。
「キレイに走る」
「キレイかぁ、・・・ウ~ん・・、走るときには、もう、そんなことは考えんほうがいいかもしれんねぇ・・・・・、キレイとか強いとか速いとかって言葉は人間が作り出したものでしょ。それを思った瞬間に、人間はそれを意識しちゃうから、そうなったらもう自然な動きができなくなると思うとよ。・・・・だから逆に自然になればいいんじゃないのかなってお父さんは思うとよ。
・・・・リョー坊、今日は、オマエ、風になれ。・・・風を感じるんだ。・・・・大地を吹き抜ける風だ。なんとなくわかるだろ。・・・・それから、ジャンプのときは鳥だ。跳んだ瞬間に空に向かって羽ばたくんだ。たぶん、そうしたらね、大ジャンプになって着地が怖いくらいになるはずだから・・・・」
「ウン」
後部シートに笑みを湛えたリョー坊が座っていた。
昨日は午後3時から極道オリンピックじゃなかった学童五輪に出場する選手の特別練習ってことで、2時にチーム練習を引き上げ水前寺陸上競技場に向かった。
午前中は鎮西高校野球部のグランドで行われている1年生大会一回戦の熊工vs鎮西を観戦したのだけれど、そのときはFH20を持参してなくて悔しい思いをしていたから、陸上競技場には忘れずにシッカリ持って行ったのだった。
ちなみにその試合は延長10回4-3で熊工のサヨナラ勝ち。鎮西の投手は長崎北シニア出身の左投げ選手で、父さんのことはよく知っていて昨日も一緒に観戦、応援していたから残念だった。鎮西にはもう一人ピッチャーが欲しいところだった。一方、熊工のピッチャー陣はすべて左。ブルペンを含めて4人全てが左投手だった。ウ~ン。
最近、ひょっとしてと思うことがある。
それはナニかっていうと、ボクたちは回転しているものを見ているとき、それが同じ回転であっても右回転と左回転では、脳の中では違った処理をしているんじゃないのかなってこと。
このことについては、もう少し深く考える必要があるけど、昨日、左投手をズラリと見てフトそんなことを思ってしまったのだった。
さて、競技場ではメインスタンド中心付近からもっぱらハイスピード動画撮影を行った。
昨日は、怪我から復帰した全国クラスのTAG君がいて超ラッキーだった。
まさしくボクの理想とする「走姿」だった。
リョー坊はどうだったかっていうと、ズイブン良い走姿になってきたけど、リレー練習の最後のランは目も当てられないほどのメチャクチャな旧走姿だった。要するに新走姿がちゃんとプログラミングされていないってことなんだけど、これは反復練習と日頃の歩姿意識で修正・更新していかなくちゃいけない。
一方、幅跳びはどうだったかっていうと、助走ばかりで踏切が合わず砂地の走り抜けを連発。
その度に指導者の女性にアレコレ指摘されているようだった。
結局、跳躍に辿りついたのは練習終了間際の最後の2回。
しかし、ラストの跳躍で3m78cmの記録を計測。助走は「新走姿」だった。
ちなみに、昨年覇者の記録は3m83cm。なお、今期6月に行われた東京のクラブ対抗陸上競技大会の優勝者は3m87cm、神戸市記録会では3m98cmという成績がある。
4mを跳べば、今期日本一かもしれない。
ま、そんな記録は無理と思うけど、走姿をちゃんと身につけて踏み切りが合えば3m80cmは行くと思われる。
どうなることやら・・・。
午前中は鎮西高校野球部のグランドで行われている1年生大会一回戦の熊工vs鎮西を観戦したのだけれど、そのときはFH20を持参してなくて悔しい思いをしていたから、陸上競技場には忘れずにシッカリ持って行ったのだった。
ちなみにその試合は延長10回4-3で熊工のサヨナラ勝ち。鎮西の投手は長崎北シニア出身の左投げ選手で、父さんのことはよく知っていて昨日も一緒に観戦、応援していたから残念だった。鎮西にはもう一人ピッチャーが欲しいところだった。一方、熊工のピッチャー陣はすべて左。ブルペンを含めて4人全てが左投手だった。ウ~ン。
最近、ひょっとしてと思うことがある。
それはナニかっていうと、ボクたちは回転しているものを見ているとき、それが同じ回転であっても右回転と左回転では、脳の中では違った処理をしているんじゃないのかなってこと。
このことについては、もう少し深く考える必要があるけど、昨日、左投手をズラリと見てフトそんなことを思ってしまったのだった。
さて、競技場ではメインスタンド中心付近からもっぱらハイスピード動画撮影を行った。
昨日は、怪我から復帰した全国クラスのTAG君がいて超ラッキーだった。
まさしくボクの理想とする「走姿」だった。
リョー坊はどうだったかっていうと、ズイブン良い走姿になってきたけど、リレー練習の最後のランは目も当てられないほどのメチャクチャな旧走姿だった。要するに新走姿がちゃんとプログラミングされていないってことなんだけど、これは反復練習と日頃の歩姿意識で修正・更新していかなくちゃいけない。
一方、幅跳びはどうだったかっていうと、助走ばかりで踏切が合わず砂地の走り抜けを連発。
その度に指導者の女性にアレコレ指摘されているようだった。
結局、跳躍に辿りついたのは練習終了間際の最後の2回。
しかし、ラストの跳躍で3m78cmの記録を計測。助走は「新走姿」だった。
ちなみに、昨年覇者の記録は3m83cm。なお、今期6月に行われた東京のクラブ対抗陸上競技大会の優勝者は3m87cm、神戸市記録会では3m98cmという成績がある。
4mを跳べば、今期日本一かもしれない。
ま、そんな記録は無理と思うけど、走姿をちゃんと身につけて踏み切りが合えば3m80cmは行くと思われる。
どうなることやら・・・。
連休は北九州に1泊2日の遠征だった。8リーグによる巌流杯争奪リトルリーグ野球大会。
1回戦は、エースNGT選手の好投で終わってみれば16-0の完封コールド勝ちだった。だけど、翌日行われた2回戦(準決勝)はNSMリーグに2-5で逆転負けだった。
というわけで新チームの初公式戦(メジャー戦)で初勝利をあげることが出来た。
ところで、我がリーグは設立4年目なのだけれど、ボクの記憶が正しければ新チームの初公式戦は負け知らず。
ここまで毎年のことだったけど、6年生が殆どいないチームでよく勝ってきたなぁと思う。
しかし、春からはそういうワケにはいかない。ということで、今年も6年生選手求む!。
1回戦は、エースNGT選手の好投で終わってみれば16-0の完封コールド勝ちだった。だけど、翌日行われた2回戦(準決勝)はNSMリーグに2-5で逆転負けだった。
というわけで新チームの初公式戦(メジャー戦)で初勝利をあげることが出来た。
ところで、我がリーグは設立4年目なのだけれど、ボクの記憶が正しければ新チームの初公式戦は負け知らず。
ここまで毎年のことだったけど、6年生が殆どいないチームでよく勝ってきたなぁと思う。
しかし、春からはそういうワケにはいかない。ということで、今年も6年生選手求む!。
ボクとリョー坊は新しい走姿を手にいれる(足にいれる?)ことができたのだと思う。
それはスムーズな膝関節がもたらした結果だと思う。
つまりスムーズな膝関節がムチのような動きを足に与えた結果なのだと思う。
大前提は正しい姿勢であることなんだけど、足が地面に着地した瞬間、くるぶしと耳たぶを結ぶラインが地面に対し垂直であれば、全ての関節で体重を支えることになるから各関節の荷重負担は軽減されるし、また、各関節がバネのような役割を果たす結果、一端吸収した荷重に対して反発が生まれるのだ。その反発を利用すれば体は勝手にバウンドしてくれるし、そのバウンドを利用して足はたやすく折り曲げられ、さらに、折り曲げられたぶんだけ角速度が増すから容易に太腿がスイングでき、スイングの速度が増せば(膝関節がスムーズであれば)ムチ動きが増すってアンバイなのだ。そして、そのムチ運動の結果、膝が伸びた瞬間(着地した瞬間)に先端部(足裏)には回転運動が勝手に発生しているから、その強いエネルギーで地面を叩く=蹴る(意識して蹴ってはゼッタイダメ)ことができるのだ。
つまり、足が地面に着地した瞬間、正しい姿勢であれば体全体がバネの役割を果たして軽々とバウンドし、足裏はムチ運動によりもたらされた大きな回転エネルギーで地面を叩いてる=蹴ってるってそういうことなのだ。
だから、「走姿」を手に入れれば「疲れない」とそういことだったのだ。
ここまでくれば、さらにスピードアップを図るためには、どこをどう鍛えればいいか、おのずと見えてくると思う。また、野球の投打法を考えた場合、このムチ運動が重要なファクターであることに気付いた人は多いと思う。
近日中に、ピッチング、バッティングにおけるコントロールとムチ運動について記録しておきたいと思う。
乞うご期待!
それはスムーズな膝関節がもたらした結果だと思う。
つまりスムーズな膝関節がムチのような動きを足に与えた結果なのだと思う。
大前提は正しい姿勢であることなんだけど、足が地面に着地した瞬間、くるぶしと耳たぶを結ぶラインが地面に対し垂直であれば、全ての関節で体重を支えることになるから各関節の荷重負担は軽減されるし、また、各関節がバネのような役割を果たす結果、一端吸収した荷重に対して反発が生まれるのだ。その反発を利用すれば体は勝手にバウンドしてくれるし、そのバウンドを利用して足はたやすく折り曲げられ、さらに、折り曲げられたぶんだけ角速度が増すから容易に太腿がスイングでき、スイングの速度が増せば(膝関節がスムーズであれば)ムチ動きが増すってアンバイなのだ。そして、そのムチ運動の結果、膝が伸びた瞬間(着地した瞬間)に先端部(足裏)には回転運動が勝手に発生しているから、その強いエネルギーで地面を叩く=蹴る(意識して蹴ってはゼッタイダメ)ことができるのだ。
つまり、足が地面に着地した瞬間、正しい姿勢であれば体全体がバネの役割を果たして軽々とバウンドし、足裏はムチ運動によりもたらされた大きな回転エネルギーで地面を叩いてる=蹴ってるってそういうことなのだ。
だから、「走姿」を手に入れれば「疲れない」とそういことだったのだ。
ここまでくれば、さらにスピードアップを図るためには、どこをどう鍛えればいいか、おのずと見えてくると思う。また、野球の投打法を考えた場合、このムチ運動が重要なファクターであることに気付いた人は多いと思う。
近日中に、ピッチング、バッティングにおけるコントロールとムチ運動について記録しておきたいと思う。
乞うご期待!
大またスイング歩きを1周してもとの場所に戻り、軽くストレッチをしながら休憩をとった。
ひょっとして準備が整ったかもしれないと思った。運動する前は膝をちゃんと温めろと昔から言われてたけど、こういうことだったのかと思った。
「リョー坊、そろそろ走ってみるか・・」
「ウン」
「最初は歩くところから始めて、だんだんスピードを上げてってみようか・・・」
タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ、タ、タ、タ、タ タ タ タ タ タ タタタタタタタタタ・・・・・
気持ち~い!
70mくらい走っただろうか。今まで経験したことのない感覚の走りだった。自分で走っているというより体が勝手に走ってくれてるって感覚だった。足が勝ってにバウンドし自分の尻を蹴ってるようなかんじで、自分はただ足に乗っているようなかんじなのだった。
「なんか、こんなの初めてばい、リョー坊!、なんかスッゲー気持ちよかったバイ」
「リョー坊もッ!・・・足にお尻を蹴られてるみたいだった!・・・」
驚きと喜びと興奮で顔を見合わせたのだった。
「もう一回走ってみようか」
「ウン」
正しい姿勢の歩行から始めてぇ~
タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ、タ、タ、タ、タ タ タ タ タ タ タタタタタタタタタ・・・・・
次に気が付いたことは、足に疲れがほとんどないということだった。
特にふくらはぎにはマッタク疲れを感じなかった。
他のランナーには迷惑だったかもしれないけど、インターバルをもうけたこのダッシュでドーム内を2周したのだった。
つづく
ひょっとして準備が整ったかもしれないと思った。運動する前は膝をちゃんと温めろと昔から言われてたけど、こういうことだったのかと思った。
「リョー坊、そろそろ走ってみるか・・」
「ウン」
「最初は歩くところから始めて、だんだんスピードを上げてってみようか・・・」
タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ、タ、タ、タ、タ タ タ タ タ タ タタタタタタタタタ・・・・・
気持ち~い!
70mくらい走っただろうか。今まで経験したことのない感覚の走りだった。自分で走っているというより体が勝手に走ってくれてるって感覚だった。足が勝ってにバウンドし自分の尻を蹴ってるようなかんじで、自分はただ足に乗っているようなかんじなのだった。
「なんか、こんなの初めてばい、リョー坊!、なんかスッゲー気持ちよかったバイ」
「リョー坊もッ!・・・足にお尻を蹴られてるみたいだった!・・・」
驚きと喜びと興奮で顔を見合わせたのだった。
「もう一回走ってみようか」
「ウン」
正しい姿勢の歩行から始めてぇ~
タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ 、タ、タ、タ、タ、タ タ タ タ タ タ タタタタタタタタタ・・・・・
次に気が付いたことは、足に疲れがほとんどないということだった。
特にふくらはぎにはマッタク疲れを感じなかった。
他のランナーには迷惑だったかもしれないけど、インターバルをもうけたこのダッシュでドーム内を2周したのだった。
つづく
ベンチに座って休憩しながら第2弾を試すかどうか悩んだけど、やってみることにした。
「なぁ、リョー坊、こんなことできる?」
ボクは一端軽く膝を曲げ、足の自然な落下を利用して踵で地面を蹴る(こする)ような歩きをして見せた。
リョー坊にはそれができなかった。
「お、できんごたるね、膝から下の力ば抜けばよかったい」
なかなか力を抜くことができなかった。
ボクはリズムを取り入れて歩いてみた。
「トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン・・・」
トゥで左足を地面につき、ウッで軽く右足を曲げ、タ~ンで踵を地面にこするようなステップをしてみせた。
なんとなくできるようなかんじになってきたけど、左足がぎこちなくリズムを外すことが多かった。
「トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン、・・・オマエが声だして言わんかい!」
これでドーム内を2周した。ほぼできるようになった。
「リョー坊、歩いてみようか」
膝のスムーズな伸展ができるようになっていた。
「なんか違うかんじがするんじゃない」
「うん」
「だって、歩き方がさっきと全然ちがうもん」
姿勢よく1周歩いた。そして休憩をとった。
さて、いよいよ第3弾を試すときが来た。
「リョー坊、今度はこれをやってみようか、こんなふうに腿を大きく振ってさ、大またで歩くかんじなんだけど、膝より下はモノがぶら下がっているようなかんじで・・・・、こんなかんじ、こんなかんじ、・・・ブンって腿をスイングさえて足を勝手に放り出すようなかんじたい、・・・・・お、お、そんなかんじそんなかんじ、ウマイウマイ、・・・あ~ばってんもっと自然なかんじがよかごたぁ~・・・、あ~・・左右にはフラフラせんごつね・・・、足の向きはまっすぐばい・・・、あ~ほら今よそ向いた・・・、足の向きは注意しようっか~、・・・・まっすぐ・・まっすぐ・・・大きくスイ~ング・・・そうそう・・・」
インターバルをもうけながら、この大またスイング歩きを半周ほどやった頃、今まであまり感じたことのないことを感じ始めた。膝がぽかぽかしだしたのだ。膝がジワーっとあったかい感じがしだしたのだ。そしてそれがなんか気持ちいいのだった。ひょっとして、この感覚って、女性が感じちゃっているときのソレと似ているのかもしれないとHなことを想像しちゃったけど・・・、
「リョー坊、膝がぽかぽかあったかいんだけど・・・」
「ウン、リョー坊も」
つづく
「なぁ、リョー坊、こんなことできる?」
ボクは一端軽く膝を曲げ、足の自然な落下を利用して踵で地面を蹴る(こする)ような歩きをして見せた。
リョー坊にはそれができなかった。
「お、できんごたるね、膝から下の力ば抜けばよかったい」
なかなか力を抜くことができなかった。
ボクはリズムを取り入れて歩いてみた。
「トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン・・・」
トゥで左足を地面につき、ウッで軽く右足を曲げ、タ~ンで踵を地面にこするようなステップをしてみせた。
なんとなくできるようなかんじになってきたけど、左足がぎこちなくリズムを外すことが多かった。
「トゥ、ウッ、タ~ン、トゥ、ウッ、タ~ン、・・・オマエが声だして言わんかい!」
これでドーム内を2周した。ほぼできるようになった。
「リョー坊、歩いてみようか」
膝のスムーズな伸展ができるようになっていた。
「なんか違うかんじがするんじゃない」
「うん」
「だって、歩き方がさっきと全然ちがうもん」
姿勢よく1周歩いた。そして休憩をとった。
さて、いよいよ第3弾を試すときが来た。
「リョー坊、今度はこれをやってみようか、こんなふうに腿を大きく振ってさ、大またで歩くかんじなんだけど、膝より下はモノがぶら下がっているようなかんじで・・・・、こんなかんじ、こんなかんじ、・・・ブンって腿をスイングさえて足を勝手に放り出すようなかんじたい、・・・・・お、お、そんなかんじそんなかんじ、ウマイウマイ、・・・あ~ばってんもっと自然なかんじがよかごたぁ~・・・、あ~・・左右にはフラフラせんごつね・・・、足の向きはまっすぐばい・・・、あ~ほら今よそ向いた・・・、足の向きは注意しようっか~、・・・・まっすぐ・・まっすぐ・・・大きくスイ~ング・・・そうそう・・・」
インターバルをもうけながら、この大またスイング歩きを半周ほどやった頃、今まであまり感じたことのないことを感じ始めた。膝がぽかぽかしだしたのだ。膝がジワーっとあったかい感じがしだしたのだ。そしてそれがなんか気持ちいいのだった。ひょっとして、この感覚って、女性が感じちゃっているときのソレと似ているのかもしれないとHなことを想像しちゃったけど・・・、
「リョー坊、膝がぽかぽかあったかいんだけど・・・」
「ウン、リョー坊も」
つづく
行った先は運動公園内にあるパークドーム。パークドーム内には一周440mのジョギングコースがある。
下半身に重点を置いた入念な体操のあと、リョー坊と歩くことにした。
「りょうたろう選手、今日はカッチョよく歩くばい、・・・・、カッチョよく歩くってどういうことか分かる?・・・・、ぎゃぁ~んかんじタイ」
ボクはこれまで自分で学んできたつもりの歩きを披露した。威張るつもりはないけど胸を張り、腹部引っ込めるように軽く腹筋に力を入れ、それでいて脳天の髪の毛を上に引っ張られ、さらに足が着地するときは足首から耳を結んだ線が地面に垂直になるようなイメージで歩いてみたのだった。
話しはかわるけど、今度、学童オリンピックに4学年の代表として100m×4の4人のリレー選手のうち、リョー坊を含めた3人は野球選手。第一走者のNKG君と第四走者のGTO君がそう。
このNKG君とGTO君は100mで既に15秒台を出している。NKG君はリョー坊より一回り体が大きいけど、GTO君とは同じくらい。GTO君には今春行われた陸上大会のボーテックス投げで逆転負けを喫していて、リョー坊にとっては全てにおいて良きライバル。おそらく将来、GTO君はサウスポー投手として名を馳せることになると思う。ま、そんな将来予測はどうでもいいのだけれど、こないだ、リョー坊とGTO君が一緒に並んで歩いている姿をばっちりビデオ撮影することができたのだった。
ボクはそれをリョー坊に見せて、二人の歩き方は異なるものだということ教え、ついでにどちらがカッコいいか問いただしたのだった。
リョー坊の姿勢は、以前に指摘したとおり「腹突き出しやや猫背」系の姿勢。なので姿勢がいいGTO君と比べると見劣りは明らかだった。
ボクは正しい姿勢でパークドーム内を半周したところで立ち止まり、後ろからついてくるリョー坊を振り返った。しかし、リョー坊はヤル気ナシの雰囲気。ダラリと歩いているのみ。そこでボクはリョー坊の横に並び、アレコレと指摘したのだった。
「おいおい、腹は出すな、腹は・・・、腹はこう、引っ込めろ・・・、こんなかんじ・・・、それで頭は上に引っ張られるようなかんじ・・・・、いやいや肩は上げんちゃいいと、肩の力はぬかにゃぁだめばい・・・・、まてまて、ほぅ・・オマエたぁ・・・足が伸びとらんどがいた、着地すっときは足が伸びとらんとカッチョ悪かったい・・・・、あぁ~~、なんかヘンッもう!」
ドーム内を2周したところで、その練習は諦めた。ますます不自然な歩きになってしまったからだ。
つづく
下半身に重点を置いた入念な体操のあと、リョー坊と歩くことにした。
「りょうたろう選手、今日はカッチョよく歩くばい、・・・・、カッチョよく歩くってどういうことか分かる?・・・・、ぎゃぁ~んかんじタイ」
ボクはこれまで自分で学んできたつもりの歩きを披露した。威張るつもりはないけど胸を張り、腹部引っ込めるように軽く腹筋に力を入れ、それでいて脳天の髪の毛を上に引っ張られ、さらに足が着地するときは足首から耳を結んだ線が地面に垂直になるようなイメージで歩いてみたのだった。
話しはかわるけど、今度、学童オリンピックに4学年の代表として100m×4の4人のリレー選手のうち、リョー坊を含めた3人は野球選手。第一走者のNKG君と第四走者のGTO君がそう。
このNKG君とGTO君は100mで既に15秒台を出している。NKG君はリョー坊より一回り体が大きいけど、GTO君とは同じくらい。GTO君には今春行われた陸上大会のボーテックス投げで逆転負けを喫していて、リョー坊にとっては全てにおいて良きライバル。おそらく将来、GTO君はサウスポー投手として名を馳せることになると思う。ま、そんな将来予測はどうでもいいのだけれど、こないだ、リョー坊とGTO君が一緒に並んで歩いている姿をばっちりビデオ撮影することができたのだった。
ボクはそれをリョー坊に見せて、二人の歩き方は異なるものだということ教え、ついでにどちらがカッコいいか問いただしたのだった。
リョー坊の姿勢は、以前に指摘したとおり「腹突き出しやや猫背」系の姿勢。なので姿勢がいいGTO君と比べると見劣りは明らかだった。
ボクは正しい姿勢でパークドーム内を半周したところで立ち止まり、後ろからついてくるリョー坊を振り返った。しかし、リョー坊はヤル気ナシの雰囲気。ダラリと歩いているのみ。そこでボクはリョー坊の横に並び、アレコレと指摘したのだった。
「おいおい、腹は出すな、腹は・・・、腹はこう、引っ込めろ・・・、こんなかんじ・・・、それで頭は上に引っ張られるようなかんじ・・・・、いやいや肩は上げんちゃいいと、肩の力はぬかにゃぁだめばい・・・・、まてまて、ほぅ・・オマエたぁ・・・足が伸びとらんどがいた、着地すっときは足が伸びとらんとカッチョ悪かったい・・・・、あぁ~~、なんかヘンッもう!」
ドーム内を2周したところで、その練習は諦めた。ますます不自然な歩きになってしまったからだ。
つづく
リョー坊のトレーニング(自主練習)は1時間以上続いていたように思う。
ティー台にボールを乗せて1球1球丹念なティーバッティング。途中で雨が降り出したのでボールを途中から軟式球に替えたようだった。2度目に見たときは非常にゆっくりとしたスイングで軟式球を打っていた。
「あ、その練習いいんじゃない、お父さんもその練習いいと思う」
その練習をどのくらいやっていたのかわかんないけど、カゴ一杯分のボールを打ち終えると、ボールをカゴに拾い集め「ヨシ、終わり」と呟きネットを広げ始めた。
これでようやく「走り」のトレーニングに行けると思ったのだけど、「まだ、行かん」の返事。
次に始まったのが壁当て。小雨が降っていてボクは雨をしのぐため車に乗って練習が終わるのを待っていたのだけれど、ボクはいつの間にか眠ってしまっていた。目が覚めたとき、リョー坊はまだ壁当てをやっていた。相変わらず小雨が降っていた。硬式球がコンクリート壁に当たったカツーンという音が近所に響いていた。なんだか体がだるくなっていてもうトレーニングに行くのはやめようかと思った。
ようやく壁当てが終わり部屋に戻ったけど、次はビデオ鑑賞が始まった。
前日は運動会でバッテリーとテープが余っていたから、最初のティーバッティングの様子を録画していたのだった。それをリョー坊はスローでしばらく黙って眺めていた。
ビデオが終了してから尋ねてみた。
「リョー坊、どうする?、行くや? 別にムリせんちゃええぞ、行かんならお父さんが一人で行くだけのことだけん・・・、ま、研究よ、研究・・・」
「行く」
つづく
ティー台にボールを乗せて1球1球丹念なティーバッティング。途中で雨が降り出したのでボールを途中から軟式球に替えたようだった。2度目に見たときは非常にゆっくりとしたスイングで軟式球を打っていた。
「あ、その練習いいんじゃない、お父さんもその練習いいと思う」
その練習をどのくらいやっていたのかわかんないけど、カゴ一杯分のボールを打ち終えると、ボールをカゴに拾い集め「ヨシ、終わり」と呟きネットを広げ始めた。
これでようやく「走り」のトレーニングに行けると思ったのだけど、「まだ、行かん」の返事。
次に始まったのが壁当て。小雨が降っていてボクは雨をしのぐため車に乗って練習が終わるのを待っていたのだけれど、ボクはいつの間にか眠ってしまっていた。目が覚めたとき、リョー坊はまだ壁当てをやっていた。相変わらず小雨が降っていた。硬式球がコンクリート壁に当たったカツーンという音が近所に響いていた。なんだか体がだるくなっていてもうトレーニングに行くのはやめようかと思った。
ようやく壁当てが終わり部屋に戻ったけど、次はビデオ鑑賞が始まった。
前日は運動会でバッテリーとテープが余っていたから、最初のティーバッティングの様子を録画していたのだった。それをリョー坊はスローでしばらく黙って眺めていた。
ビデオが終了してから尋ねてみた。
「リョー坊、どうする?、行くや? 別にムリせんちゃええぞ、行かんならお父さんが一人で行くだけのことだけん・・・、ま、研究よ、研究・・・」
「行く」
つづく
みなさん既にお気付きのことと思うのですが、体をムチのように使うには、接合部(関節)をスムーズに動かすことが肝要です。もっとボクのイメージに近い言い方をすれば“接合部を自由に遊ばせる”になるような気がします。また接合部をさらに自由に遊ばせるためには、接合部の遊び場を広くしちゃえばいいということになります。
つまり接合部(関節)の可動域を拡げ、かつスムーズに動かすことができれば、ムチのような動きを獲得できると思うワケです。
可動域を拡げるための取り組みの一つが柔軟体操とかストレッチと呼ばれるものです。一方、関節をスムーズに動かすためのトレーニングは・・・・・、
そんなトレーニング、無いと思います。
自由に遊ばせるのにナニかさせる必要ってあるのでしょうか。
無いと思います。
それを言っちゃぁおしめぇよぉ~って声が聞こえてきそうですが、話しを進めていきます。
スムーズに動かそうと意識した途端にスムーズに動かなくなるのが普通です。みなさんそういう経験はお持ちのはずです。
ならば、意識しなければいいだけのことです。
しかし、ここからがちょっと難しくってややこしいのですが、動かそうという意識を持つのと違って、接合部が自由に遊んでいる状態を体から感じちゃえばいいのです。
うまく表現できないのがとてももどかしいのですが、体を意識から解放すると、自由に動く自分を感じることができると思うのです。
体を意識から解放するテクニックがあればいいのですが、それを普通の人が手に入れるのは難しいそうですね。ですが、逆に考えれば、ハイパフォーマンスを見せるアスリートはそのテクニックを使っているはずで、それを彼らの無意識の動きから学ぶことができるのではないかと思うのは「有り」だと思います。
そういうワケでトップアスリートの無意識の動きをずいぶん観察さて頂きました。テレビをみたり、陸上競技場に行ったり、藤崎台野球場に行ったり、ズイブン身銭を切りました(超格安ですが・・・)。
そこで着目したのが、彼らの歩き方でした。彼らの無意識の歩き方でした。
トップアスリートまたはトップアスリートのタマゴに違いない子供たちの歩き方に共通していたのは、やはり、しなやかさと滑らかさでした。
そのしなやかさと滑らかさとの発生源の一つは、彼らの自然な力みの無いまっすぐなバランスの取れた姿勢ではないかと思いました。また、彼らが歩くときに主に使っている部位は大腿部で、膝を含める大腿部やより下部は全くフリーな状態であるということに気が付きました。
人はみな歩きますが、各個人で歩き方が千差万別だと気づいている人は少ないと思います。私達は遠方からやってくる知人を見分けるとき、顔で見分けているわけではなく、その知人特有の歩き方や動作の癖で見分けているのではないのでしょうか。しかも、その人の歩き方でその人の気分や健康状態まで察知しているのではないでしょうか。
話しは変わりますが、ボクは今年の春頃からウォーキングを始めています。ダイエットがその大きな目的ですが、正しく歩くこと(トップアスリートの歩きを会得すること)の延長線上に理想の走姿を得ることができるのではないかと考えたからです。
つづく
つまり接合部(関節)の可動域を拡げ、かつスムーズに動かすことができれば、ムチのような動きを獲得できると思うワケです。
可動域を拡げるための取り組みの一つが柔軟体操とかストレッチと呼ばれるものです。一方、関節をスムーズに動かすためのトレーニングは・・・・・、
そんなトレーニング、無いと思います。
自由に遊ばせるのにナニかさせる必要ってあるのでしょうか。
無いと思います。
それを言っちゃぁおしめぇよぉ~って声が聞こえてきそうですが、話しを進めていきます。
スムーズに動かそうと意識した途端にスムーズに動かなくなるのが普通です。みなさんそういう経験はお持ちのはずです。
ならば、意識しなければいいだけのことです。
しかし、ここからがちょっと難しくってややこしいのですが、動かそうという意識を持つのと違って、接合部が自由に遊んでいる状態を体から感じちゃえばいいのです。
うまく表現できないのがとてももどかしいのですが、体を意識から解放すると、自由に動く自分を感じることができると思うのです。
体を意識から解放するテクニックがあればいいのですが、それを普通の人が手に入れるのは難しいそうですね。ですが、逆に考えれば、ハイパフォーマンスを見せるアスリートはそのテクニックを使っているはずで、それを彼らの無意識の動きから学ぶことができるのではないかと思うのは「有り」だと思います。
そういうワケでトップアスリートの無意識の動きをずいぶん観察さて頂きました。テレビをみたり、陸上競技場に行ったり、藤崎台野球場に行ったり、ズイブン身銭を切りました(超格安ですが・・・)。
そこで着目したのが、彼らの歩き方でした。彼らの無意識の歩き方でした。
トップアスリートまたはトップアスリートのタマゴに違いない子供たちの歩き方に共通していたのは、やはり、しなやかさと滑らかさでした。
そのしなやかさと滑らかさとの発生源の一つは、彼らの自然な力みの無いまっすぐなバランスの取れた姿勢ではないかと思いました。また、彼らが歩くときに主に使っている部位は大腿部で、膝を含める大腿部やより下部は全くフリーな状態であるということに気が付きました。
人はみな歩きますが、各個人で歩き方が千差万別だと気づいている人は少ないと思います。私達は遠方からやってくる知人を見分けるとき、顔で見分けているわけではなく、その知人特有の歩き方や動作の癖で見分けているのではないのでしょうか。しかも、その人の歩き方でその人の気分や健康状態まで察知しているのではないでしょうか。
話しは変わりますが、ボクは今年の春頃からウォーキングを始めています。ダイエットがその大きな目的ですが、正しく歩くこと(トップアスリートの歩きを会得すること)の延長線上に理想の走姿を得ることができるのではないかと考えたからです。
つづく
夕刻、陸上競技場にリョー坊を迎えに行った。現在、リョー坊が通っているKURSっていう陸上クラブにどのくらいの数の選手・子どもが所属しているかわかんないけど、たぶん、たくさんなのだと思う。今日はリレーの練習がみっちり行われてたみたいだったんだけど、4年生のリレー選手で野球選手のNKG君とGTO君の足元を見たら、ナナナナナント、陸上短距離用のスパイクがっ!
「NKG君、いつからスパイクはいとると?」
「一ヶ月くらい前からです」
「やっぱ、ちがう?」
「はい」
「速くなった?」
「はい」
「どのくらい」
「1秒くらい」
「マジで~っ!」
NGT君は学童オリンピックで100mの代表選手。
頑張ってもらいたい。
練習終了後、NGT君のお母さんやGTO君のお父さんと話してたら、黒縁のメガネをかけた男性から突然「hiratakuwaさんですか」と声を掛けられた。男性はボクより大柄で年齢不詳といったところ。
話しを聞けばボクのバカブログを読んだことがあるとのこと。そういう話しを真顔でされると超こっぱずかしいんだけど、なんか褒められるみたいに言われると、なんかチョッピリ嬉しいもんなんですね。その男性はSNGさんっていう人なんだけど、友人KHRと知り合いとのこと。そんなことを話してたら目の前に見知った親子が突然現れたからビックリポックル。
「アレ?、FGM君、KURSに入ってたの?」
「はい」
「エ?いつから?」
「今日が2回目です」
FGM君はリョー坊と同じ小学校の6年生なんだけど、軟式のJNNクラブで主将を務めていて、確か、今夏行われたRKK旗選抜野球大会で優勝したんじゃなかったけ。
KURSで野球チームができるかもしれない!。
「NKG君、いつからスパイクはいとると?」
「一ヶ月くらい前からです」
「やっぱ、ちがう?」
「はい」
「速くなった?」
「はい」
「どのくらい」
「1秒くらい」
「マジで~っ!」
NGT君は学童オリンピックで100mの代表選手。
頑張ってもらいたい。
練習終了後、NGT君のお母さんやGTO君のお父さんと話してたら、黒縁のメガネをかけた男性から突然「hiratakuwaさんですか」と声を掛けられた。男性はボクより大柄で年齢不詳といったところ。
話しを聞けばボクのバカブログを読んだことがあるとのこと。そういう話しを真顔でされると超こっぱずかしいんだけど、なんか褒められるみたいに言われると、なんかチョッピリ嬉しいもんなんですね。その男性はSNGさんっていう人なんだけど、友人KHRと知り合いとのこと。そんなことを話してたら目の前に見知った親子が突然現れたからビックリポックル。
「アレ?、FGM君、KURSに入ってたの?」
「はい」
「エ?いつから?」
「今日が2回目です」
FGM君はリョー坊と同じ小学校の6年生なんだけど、軟式のJNNクラブで主将を務めていて、確か、今夏行われたRKK旗選抜野球大会で優勝したんじゃなかったけ。
KURSで野球チームができるかもしれない!。
ボクは波を見るのが好きです。特に、静かな湖面に大きな石をドボンと投げ込んで湖面に広がる波紋を見るなんてことができれば、一日中、石を投げ込んで観察しちゃうかもしれません。
さて、話しはかわりますが、波の伝わり方に滑らかさを感じる人は結構多いと思います。また、そんな波がちゃんとエネルギーを伝えていることを多くの人は知っていると思います。
しかし、波のような動きが特徴的な「ムチ」でお仕置きをされた経験を持つ人は少ないと思います。
えッ?ボクですか?。そういうシュミはありません。
ですが、ムチで打たれたら、それは悲鳴をあげるほど痛いことは容易に想像できます。
ムチ自身には強さや強靱さはありません。
ですが、その先細った先端部に確実にエネルギーは伝っており、その強いエネルギーの出力を私達は激しい痛みとして感じているに過ぎないと思うのです(感じたことないっつうの!)。
ハッキシ言って、ムチを発明した人はエライと思います。
つづく
さて、話しはかわりますが、波の伝わり方に滑らかさを感じる人は結構多いと思います。また、そんな波がちゃんとエネルギーを伝えていることを多くの人は知っていると思います。
しかし、波のような動きが特徴的な「ムチ」でお仕置きをされた経験を持つ人は少ないと思います。
えッ?ボクですか?。そういうシュミはありません。
ですが、ムチで打たれたら、それは悲鳴をあげるほど痛いことは容易に想像できます。
ムチ自身には強さや強靱さはありません。
ですが、その先細った先端部に確実にエネルギーは伝っており、その強いエネルギーの出力を私達は激しい痛みとして感じているに過ぎないと思うのです(感じたことないっつうの!)。
ハッキシ言って、ムチを発明した人はエライと思います。
つづく
「肘がやわらかい」という表現はあまり好きじゃないんだな。なんでかっていうと、肘は接合部を指す言葉であって、そのモノを表している言葉じゃないと思うから。つまり「やわらかい」という表現は、あるモノに対するそのやわらかい状態を言っているワケだから、肘はモノでない以上、肘に対して「やわらかい」というのはヘンと思うの。
なんかグダグダ言ってるけど、じゃぁ「肘がやわらかい」という表現をボク的に言い換えるとどうなるかというと・・・「肘がスムーズ」あるいは「肘の動きが滑らか」・・・・となるのかな。
さて、ここ1年くらい、速く走ることについて考え続け、書物を読んだり、アスリート達の走りや肉体的特徴を観察し、自分なりの結論が見えてきたような気がするのです。
まず始めに、ハイパフォーマンスを見せてくれるアスリート達に共通して見出されたものはナニかというと・・・・、「身体動作に見られる滑らかさ」なのです。このほかイロイロ共通点について探しましたが、この中には肉体的な強靱さだとかそういった「強さ」に類するものが殆ど見出されませんでした。正しく言えば、「強靱さや強さが無いのではなく、滑らかさの方が圧倒的に目立つ」が適当なのかもしれません。
では、「滑らかさ」とは一体なんなのだろうと思うのです。滑らかに見える動きとは一体どういったものなのでしょうか。
つづく
なんかグダグダ言ってるけど、じゃぁ「肘がやわらかい」という表現をボク的に言い換えるとどうなるかというと・・・「肘がスムーズ」あるいは「肘の動きが滑らか」・・・・となるのかな。
さて、ここ1年くらい、速く走ることについて考え続け、書物を読んだり、アスリート達の走りや肉体的特徴を観察し、自分なりの結論が見えてきたような気がするのです。
まず始めに、ハイパフォーマンスを見せてくれるアスリート達に共通して見出されたものはナニかというと・・・・、「身体動作に見られる滑らかさ」なのです。このほかイロイロ共通点について探しましたが、この中には肉体的な強靱さだとかそういった「強さ」に類するものが殆ど見出されませんでした。正しく言えば、「強靱さや強さが無いのではなく、滑らかさの方が圧倒的に目立つ」が適当なのかもしれません。
では、「滑らかさ」とは一体なんなのだろうと思うのです。滑らかに見える動きとは一体どういったものなのでしょうか。
つづく