ランプシェード作家として、京都でも有名な和びデザインさんへ、また、教材研究に行かせていただける機会を得ました。
昨年度の3学期早々(1月21日)、行かせてもらって以来です。その時のブログ記事です。
http://blog.goo.ne.jp/hiraipotter/d/20070122
和びデザインさんのホームページです。
http://<wbr></wbr>www.wa<wbr></wbr>bi-des<wbr></wbr>ign.co<wbr></wbr>m/sale<wbr></wbr>s/tkxc<wbr></wbr>gi/sho<wbr></wbr>p/shop<wbr></wbr>_index<wbr></wbr>.cgi
作品を製作し出す前に、1月21日に、先生に初めてお会いして教えてもらってから、ランプシェードを作ったり、学校内でランプシェード展をしたことなどの、その後の話をしました。ランプシェード展の時のホームページは、
http://www1.kyoto-be.ne.jp/maizuru-s/tyuugakubu/tyuugaku-5/tyuugaku-5.html
今回は、実際に講習を受けさせてもらって、ABS板という、熱に強い樹脂で形を整えながら、藍染のハンカチをつかって、ランプシェードにできないかということで、ノウハウを教えていただきました。
この染め方は、福知山藍同好会で教えていただいた、注射器を使った、スプラッシュ染です。
スプラッシュというと、スプラッシュマウンテンとか、しぶきみたいな感じですが、注射器を使って、藍液を直に布にかけていって、染めています。
ちょっと、その時の染めたやり方を振り返ってみますと、ハンカチを16の扇折りにして、割り箸で板締めしておきます。
そこへ、80円の注射器から、すきまに振りかけていきます。
一カ所ができたら、水で洗って、次の場所を板締めしていきます。外から内側に向かって染めていきました。はなびらのような、幾何模様になるのがおもしろいですね。
ランプシェードの題材として使うとしたら、白っぽい方がよいので、このハンカチを使うことにしました。ハンカチにこだわらず、切って縫製した木綿の生地に、白影絞りを施して、白っぽい感じを出すとか、機械すき和紙(障子紙みたいな感じ)を直接染めても良いですね。
以前に、このABS板を、舞鶴の教育教材業者に注文しましたところ、手に入りませんでした。
それで、その時はポリエチレンを使って、円筒形のランプシェードを作ってみたのですが、どうも熱でゆがみが生じて失敗してしまいました。その時の写真です。今回と同じハンカチを巻いて作っています。
ABS板と木綿生地の中間に、和紙をはさむんですが、その和紙に、切り込みを入れました。
切り込みを入れたところと入れていないところで、映り方の変化を楽しむためです。 光の透け方が違うわけです。
和紙に切り込みを入れていく際に、気がつけば、自分の家の、細川九曜の紋を、また、あしらっていました。(ちょっと丸の位置が違いましたが)Tシャツにも、型染めしている、太陽みたいなマークです。
舞鶴のお殿様の細川幽斎も、これなんです。(ちょっと説明の順が違いました。細川家と、我が平井家が同じなんです。)
最後に、自分の染めた藍染ハンカチを巻きました。
そして、和紙に両面テープをしたもので、縁を固定していきました。その上を、クリップみたいな感じで、封をする感じにしました。
できあがったものを、さっそく点けてみました。
藍染の模様が、すかしの模様とダブるはずでしたが、ちょっと、ハンカチの方が上にずれてしまいました。
生徒も、よく、七夕飾りの中で、折り紙を折っておいて、はさみで切り込みを入れて、こんな細工をしているので、慣れています。
こういう、幾何学模様もおもしろいかもしれません。
ランプシェードを授業として組み込んでいく上での、教材観・生徒観についての話し合いの方も、うれしかったです。
いろいろなアイデアを頂ける、すばらしいお話でした。
先生自体が、さりげない中に、デザインのかたまりという感じでした。デザイナーの方って、一挙手一投足がデザインになるような、こういう存在なんだなと改めて感服しました。
また、私なりに、かみ砕いて作品作りをしたいです。また、生徒に還元していきたいです。