連日、新聞やニュースでは、今週末の衆議院選挙より新型インフルエンザについての報道が目立ちます
国産メーカー4社のワクチンの出荷は10月下旬から始まり、足りない分は輸入ワクチンに頼らざるを得ず、その際には国内での臨床試験などを省略できる薬事法の特例承認を検討することも明らかにしたと報道がありました。
国産+輸入でも、妊婦、乳幼児、持病のある高齢者などの優先者には行き届いても、それ以外の小中高生、持病のない高齢者などにはまだまだ足りないようです
そもそもインフルエンザワクチンは予防の効果があるのでしょうか?これが最大の疑問です。
インフルエンザワクチンの発症予防効果は成人などで50-60%、小学生以下の幼児で20-30%、1歳未満の乳児はさらに下回ると考えられています。
そのため、ワクチンンへの評価は、「感染そのものを防ぐというよりも、罹った場合に重症化を防ぐ効果」に留まっており、2類の努力義務を課さないワクチンに属しています。(要するに自分の責任のもとに自費で接種して下さいという事)
麻疹などの生ワクチンが発症そのものを予防する目的と異なって、肺炎などの重症化の予防を目的とするワクチンという認識を持たなければいけないと思います。
季節性インフルエンザワクチンは、例年の8割程度しか製造できない予想のため、今年は当クリニックにおいても完全予約制になる可能性があります。
新型インフレンザワクチンについては、いつ、どこで、どのような手続きで接種可能なのか、うわさしか聞こえて来ず全く不明です
また新しい情報が入ればブログなどでアップしたいと考えております。