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千里の道も一歩から

ぜーぜーする咳

2014年09月29日 | クリニック情報

季節は秋に移り変わって過しやすいかと思いきや、昨日は思いの外、気温も高く暑い中で今シーズン初めての公式戦ラグビーのレフリーを担当しました

くせになっているフクラハギの肉離れもテーピングのお蔭か、ゲーム中少しの違和感のみで無事走り切ることが出来ました

年々体のいろんな箇所が故障し、無理は出来ない体になってきたんだなぁと悟りながらもついつい無理をしてしまいます

 

クリニック小児科では、朝晩の気温が下がり始めた頃からゼーゼーする咳を主訴とするお子さんたちが増えてきています。

一つは気管支ぜんそくの発作です。

例年、10月から11月が年間でもっとも症状が起きやすい時期と言われています。

その原因としては、朝晩の寒暖差や台風などの気圧変化、そして夏場に増殖したダニの死骸が増える時期であることなどが考えられています

そしてもう一つはRSウイルス感染です。

9月に入りRSウイルス感染と診断したお子さんは10名以上で、そのほとんどが2歳未満の乳幼児です。

発熱、咳、鼻水に加えて、ゼーゼーと音のする喘鳴があればRSウイルス感染を疑います。

RSウイルスに対する特効薬はなく、咳止めや気管支拡張剤などの吸入での対症療法となりますが、特に生後6か月未満の赤ちゃんは呼吸困難や肺炎を合併したりして入院が必要なこともありますので早めに医療機関を受診して下さい。

これまでRSウイルスは冬場の感染症と言われていましたが、ここ数年7月ごろから始まり9月~10月に急激に増えているようです。

RSウイルス感染症に関するQ&A(厚労省) ←ご参考までに


今年も残念...

2014年09月25日 | 日記

今年こそはと思って走り込んでいたのに...

残念

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◇◇ 東京マラソン2015抽選結果(落選)のご報告 ◇◇

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ナカゾノ ヒロキ 様
受付番号:2146710

このたびは東京マラソン2015にお申込みいただき、誠にありがとうございました。

定員を超えるお申込みがあり、厳正なる抽選を行いました結果、
誠に残念ながら今回はご意向に沿えない結果となりました。

 

いつかはフルマラソンと思っていてもなかなかエントリーする勇気がない自分が唯一東京マラソンだけはエントリーしています。

当選する日を夢見てこれからもコツコツと走り続けます


インフルエンザワクチンの講演@小児科医会

2014年09月18日 | インフルエンザワクチン

昨夜は定期的に行われている小児科医会にて、「ワクチン研究の最前線」と題したK大のN先生の講演がありました。

現在のインフルエンザワクチンの問題点や今後期待される新しいインフルエンザワクチンなど、主にインフルエンザワクチンに関する基礎データを用いての大変興味深い講演でした。

日本のインフルエンザワクチンの製造過程で混入する卵白タンパクであるオボアルブミンは1ng/ml以下と、欧米の2~15ng/mlに比べるとごく少量とのこと

卵アレルギーのあるお子さんでも生卵でアナフィラキシーを起こすくらいの強いアレルギーでなければ問題なく接種できる聞きさすがMade in JAPANと関心しました

また小児ではインフルエンザワクチンによる発熱と免疫原生は関連があるとの話も

これはどういうことかと言うと、小児ではインフルエンザワクチン接種後の「発熱」=「抗体が出来易い」とのこと。

接種後に腕が腫れあがる局所反応も抗体が出来易い人で、熱が出た、腕が腫れた、くらいの副反応では2回目の接種を控える必要はないようです。

毎回腕が腫れる人はワクチンに対する何らかの抗体を持っていて、一種のアレルギー反応を起こしているとも考えられますが、基本的には副反応と免疫の強さは比例していると思って良いようです。

さらに今後はインフルエンザワクチン接種の回数も欧米と同じように変わっていくでしょう、とも.....

インフルエンザに罹ったことがある小学生以下のお子さんは1回のワクチン接種でもOKとなる日はそう遠くはないようです。

注射嫌いには朗報ですね

しかし、もうしばらくは現行の通り12歳以下は2回接種が必要ですのでお間違えなく!

 

先週末のラグビーのお仕事@秩父宮ラグビー場

今シーズンの大学ラグビーもいよいよ開幕しました


皮下注射と鼻腔内噴霧ワクチン

2014年09月11日 | インフルエンザワクチン

日本ではインフルエンザ予防接種は注射タイプの不活化ワクチンしか今のところ認可されていません。

欧米などでは鼻腔内噴霧タイプの生ワクチンも使用されており、どちらかを選択出来るようになっています

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)では、特に2歳~8歳の子供たちへの有効性は鼻噴霧の生ワクチンの方が皮下注射の不活化ワクチンより高いため、鼻噴霧ワクチンを推奨しています。

CDC now recommends the nasal spray vaccine for healthy children 2 through 8 years old when it is available.

また6か月以上2歳未満のお子さんは皮下注射を

Children 6 months to 2 years of age should get a flu shot.

9歳以上の小児、成人に関してはどちらを接種しても良いと記載されております。

CDC does not recommend one vaccine over the other for children older than 8 years (that is, children age 9 years and older).

今年は当クリニックでもわずかではありますが、鼻腔内噴霧インフルエンザ生ワクチン(フルミスト)を輸入し、皮下注射かどちらかを選べるように準備中です。

輸入ワクチンのため今のところ10月中旬以降に納品、それからの接種予定となっています。

鼻腔内噴霧インフルエンザ生ワクチン(フルミスト)の特徴は、前記したように2~8歳のお子さんへは有効性が高いこと、そして何より痛みがないことが特徴です。

しかし、年齢制限があること(2歳~49歳)、ぜんそくや慢性疾患、重度のアレルギーなど接種出来ない疾患があること、鼻汁、頭痛などの副反応も少なからずあること、輸入ワクチンであるため国内の医薬品副作用被害者救済制度が利用できない、などを十分に理解しておく必要があります。

詳しくは当クリニックのホームページよりご一読頂き、ご検討の上ご予約下さい。

なおフルミストは本数に限りがありますので予定本数に達し次第予約打ち切りとなります。

毎年行っております皮下注射タイプの不活化インフルエンザワクチンの接種は10月からとなります。こちらもホームページにて予約方法、接種日などご確認下さい。


ラグビー関係のお仕事

2014年09月08日 | ラグビー

今週末もラグビー活動でアッという間に時間が過ぎて行きました

土曜日は秩父宮ラグビー場で行われたトップリーグ2試合のマッチDrを。

2試合目のゲームは、うちの息子たちもお世話になったラグビースクールのちびっ子たちがプレーヤーと一緒にエスコートキッズとして登場!

2試合とも激しいぶつかり合いでトップリーグらしい素晴らしいゲームでした

お隣の神宮球場では巨人vsヤクルト戦をやっており、途中に恒例の花火が

仕事でなければをと言った感じでしたが、プレーが激しいとやはりケガ人も多く、じっと観戦も難しく汗だくになりながら忙しく動き回った日となりました。

翌日の日曜日は午前中は関東(北海道~関東甲信越)ラグビー協会のメディカル総会へ

2019年ラグビーW杯日本招致の準備状況および医療体制の重要性や脳震盪などを含めた負傷者の対応など3時間をかなり濃密に過ごし、午後から夜までレフリー会議へ

2日間で頭の中がラグビーのことでいっぱいになり過ぎてさすがに帰ってからグッタリ

しかし全米テニスで活躍中の錦織圭の録画を観て感動し、そして元気をもらいました

世界ランク1位のジョコビッチを圧倒する精神力、体力には本当に脱帽

明日は絶対優勝だぁ

頑張れ~、KEI