nakacli.blog

千里の道も一歩から

2016年クリニック診療終了

2016年12月28日 | クリニック情報

2016年も残すところあと3日となりました。

本日28日午前の診療で今年のクリニックの診療は終了致しました。

今年はインフルエンザの流行が11月頃からと例年より早かったですが、本格的な流行まではいかず年明けからが本格的流行となる可能性が高く要注意です。

夏ごろから4年ぶりに大流行したマイコプラズマ感染症は12月に入りやっと終息してきた感がありますが、まだ咳込みが強く熱っぽい人ではマイコプラズマの診断キットで陽性となる方もいますので、もうしばらく注意が必要です。

2006年以来10年ぶりの大流行となっているのが、ノロウイルスによる感染性胃腸炎です。

突然の嘔吐や下痢で発症しますが、多くの場合は安静と水分補給で数日間で改善します。しかし、感染力が強いため嘔吐の処理などの際には手袋をするなど周囲の人の感染対策も重要です。

いずれの感染症対策にもこまめな手洗いが大切であることには違いありません。

皆様、病気やケガに気をつけて素敵な年末年始をお過ごしください

年末年始のクリニック休診日は、12月28日午後~1月4日までとなります。

1月5日から通常の診療開始となります。

 


アデノ感染症増えてます!

2016年12月20日 | 医療情報

今年もあと1週間ちょっとを残すのみで、クリスマス、お正月までもうすぐです。

インフルエンザはA型が例年よりはやはり早目に流行し始めていますが、まだそれ程深刻な状況ではありません。

しかし乳幼児を含め少し目立った感染症が「アデノウイルス」です。

夏のウイルスと思われていますが1年中感染が見られます。

インフルエンザの検査をしても陰性で、発熱が長引くような場合にはアデノウイルス感染症も考慮しなくてはいけませんね。

週末はアレルギー専門医のための総合アレルギー講習会を受講するため横浜みなとみらいへ行ってきました

形式は学会のようでしたが、医師が積極的に参加できる実習も組まれており、最新知識のアップデートのために多くの刺激を受けてきました。

時間があればこのような講習会に出来るだけ参加したいと思っています

みなとみらいではクリスマスに向けてイベントがいろいろと行われており、ゆっくりと見学していたかったですが、勉強した後の解放感からか夜の忘年会へ足早に向かってしまいました

年末のクリニックの診療は12月28日(水)午前までとなります

通常水曜日は定休日ですが、最終日は午前中のみ内科、小児科ともに診療を行います。

新年は1月5日(木)から診療開始となりますので、お間違えないようお願い致します。


1歳未満のタミフル

2016年12月09日 | 医療情報

インフルエンザの流行は地域差があるようで、クリニック周辺ではまだそれほど流行っていない印象です。

11月24日、厚労省は抗インフルエンザ薬である「タミフル」ドライシロップを1歳未満へも処方可能な保険適応の対象としました

これまで1歳未満へのタミフルは、1歳未満の患児 (低出生体重児、新生児、乳児) に対する安全性は確立していない、との添付文書上の記載があり原則使用できませんでした。

今回新たな用法用量の追加で、新生児~1歳未満の乳児へもタミフルの投与が可能となりました。

アメリカでは2012年、欧州では2015年に1歳未満への用法用量が承認されており、アメリカ疾病対策センター(CDC)のガイドラインでも0歳児を含む2歳未満の小児インフルエンザの治療としてタミフルを推奨しています。

いつもながらの欧米追従型の形ですが、有害事象や副作用の発現などの報告はなく、小児のインフルエンザウイルス感染症による致死的な合併症が認められる場合もあることなどから、日本感染症学会などの関連学会も新生児および乳児へのタミフル使用を認めるよう要望していたことなども影響しているようです。

毎年もうすぐ1歳になる10か月、11か月の乳児のインフルエンザ感染者へタミフルを投与すべきか悩んでいましたが、今シーズンからは1歳未満へのタミフル投薬も使用出来るため治療の選択肢が増えて良かったです。

しかしこれから臨床の現場で1歳未満への使用例が増えてくると、予想し得なかった副作用の報告なども絶対ないとは言えないので1歳未満のタミフル使用はあくまでも慎重にしたいものです。

また、タミフルによる異常行動などで2007年に始まった10代への原則禁忌はまだ解除されていません。


笑いde充電・・・

2016年12月05日 | 日記

クリニックでは連日、繰り返す嘔吐と下痢を主訴に受診される成人、小児が多く認められています。

ノロウイルスなどの感染性胃腸炎に対する感染予防はなかなか難しいと思われますが、手洗いの徹底、糞便、嘔吐物の適切な処理が必要です。

詳しくは厚労省HPの「ノロウイルスに関するQ&A」をご参照下さい

 

土曜日は午後のインフルエンザ臨時接種終了後、幼馴染がトリを務める寄席を観に浅草演芸ホールへ

忙しい時ほど心に余裕を持ちたいものです

笑いと言うサプリで、不思議と疲労回復、免疫力アップする気がします。

いつ来ても浅草演芸ホールは下町独特のゆる~い感じが好きです

日曜日は、大学ラグビー対抗戦の中でも一番人気の伝統の早明戦(早稲田大学vs明治大学)へ

2万人を超える双方の応援団、学生、OB、ただのラグビー好きが集結しいつもながらの盛り上がり

今年はマッチDrの担当月に仕事や学会が重なりすべてのゲームと都合が合わず、秩父宮ラグビー場でのマッチDrの仕事が出来ませんでした

そのため今年の大学ラグビーはこの早明戦が秩父宮での初観戦

接戦のゲーム内容で、最後の最後にペナルティをもらった明治がゴールを狙って逆転というところでトライを取りに行く選択をしましたが、トライならずノーサイドで早稲田の辛勝

早稲田にとってはもうけもの1勝だったかも

帰り道に一緒に観戦した大学ラグビー部の大大先輩と現役プレヤー3人と一緒に

日々の診療の疲れを癒してくれた久しぶりにのんびりした週末でした