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千里の道も一歩から

B型肝炎ワクチン定期化へ前進

2015年01月23日 | ワクチン全般

厚労省インフルエンザ定点報告によるとインフルエンザの流行がピークになりつつあるようです。

現在はA香港型が流行中ですが、A型のピークが過ぎるとB型が4月ごろまで流行し始めます

A型に罹ってもB型にも罹りますので、しばらくは手洗いやせきエチケットなどを徹底しましょう

水痘ワクチンの定期化はすっかり定着した感じがありますが、B型肝炎ワクチンも定期化までもう少しです

厚労省は1月15日、予防接種・ワクチン分科会を開催し、B型肝炎ワクチンを定期接種化する方針を改めて示しました。

早ければ2016年4月にも定期接種が開始される見通しのようです

予防接種対象年齢:出生後~生後12か月まで(標準的には生後2か月から

ただし、「市町村の実施体制の整備、財源の確保、ワクチンの供給体制の整備」などの調整が必要で、まだこれからさらなる審議を重ねる必要があるようです。

現時点でのB型肝炎ワクチン定期接種化は見通しでしかありませんが、一歩前進したのではないでしょうか

感染リスク低減のためにも、早い定期化が望まれますね


2015スギ花粉情報

2015年01月16日 | 花粉症

今年も花粉症の話題の時期になってきました。

スギ花粉症の方にはつらい季節がやってきます

日本気象協会によると、2015年春のスギ花粉の飛散開始は例年並みか早く、2月上旬に九州・四国・東海地方から花粉シーズンが始まる見込みです。

2015年春のスギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本は例年より早く、北日本は例年並みとのこと

スギ・ヒノキ花粉それぞれのピーク時期は例年並みで、スギ花粉のピークは東京は3月上旬から中旬の見込み。

2014年の花粉の飛散数が少なかった北陸・関東甲信・東北地方では、2015年春の飛散数は前年の2~3倍になるようです。

一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州・四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少ないとのことです。

関東地方のスギ花粉の飛散量は、例年よりやや少ないものの昨年より多いようなので、花粉症の方はこれから万全の準備が必要です。

スギ花粉症は全国的には26.5%の人が罹っている国民病で、自分も他人事ではありません

自分の花粉センサーもすでに感知しており、目のかゆみが始まっています

花粉症の治療として、抗ヒスタミン剤の服用は何らかの軽い症状が出始めてから服用開始し、鼻づまりなどが始まったらステロイド点鼻薬、目のかゆみには抗ヒスタミンやステロイドの点眼薬などを併用していくと良いと思います。


グランド開き

2015年01月14日 | ラグビー

先日は毎年恒例のラグビースクールのグランド開きへ。

今年一年間、子供たちが怪我なく元気にラグビーが出来るようグランドで選手・コーチ・保護者全員で安全祈願を行いました

毎年この日には多くのOBも集まり、子供たちのみならず大人も懐かしい顔ぶれに賑わいます

今年花園で活躍した高校ラガーマン、スタメンでバリバリ活躍中の大学生など様々.....

安全祈願祭のあとは幼稚園、小学生、中学生のゲームやOB戦などが行われました。

いつもコーチ陣とOB達とのゲームは、お互いがついつい熱くなり怪我しないかとヒヤヒヤものですが、大きな怪我もなく無事終了。

楽しい時間はあっという間に過ぎました

グランドの神様、今年も一年間ラグビーを愛する子供たちの健康をどうぞお守りください


1歳未満のタミフル

2015年01月09日 | 医療情報

インフルエンザの流行がいよいよ本格化してきました

この流行は例年に比べかなり早いとのこと!

インフルエンザの予防接種をしていても感染してしまっている方々もいますが、やはり接種していない人から広がっているようです。

インフルエンザの治療薬としては、タミフル内服、イナビル吸入、リレンザ吸入、ラピアクタ点滴などがあります。

タミフルは「1歳未満の使用は安全性・有効性が確立していない」と年齢制限の添付記載があり、1歳未満の赤ちゃんに処方するかとても悩みます。

日本小児科学会インフルエンザ対策ワーキンググループ作成の2013/2104インフルエンザ治療指針では、「幼児や基礎疾患があり重症化する可能性が高い患者へは抗インフルエンザ薬を推奨する」、としている一方、「多くは自然軽快する疾患であり、抗インフルエンザ薬は必須ではない」、としています。

タミフル(オセルタミビル) に関しては

  新生児期から乳児期早期(6か月まで) → 推奨されない
  乳児期後期(7か月から11か月) → 推奨されない
 幼児(1歳から4歳) → 推奨
 小児(5歳~9歳) → 推奨 (吸入が可能なら吸入薬も可)
 10歳以上 → 原則として使用を差し控える (吸入薬を推奨)

しかし、1歳未満に関しては以下のような但し書きがあります。

新生児には,原則,オセルタミビルの予防投与を推奨しない.ただし,どうしても必要と認めた場合に限り,十分なインフォームドコンセントを得た上で,新生児へのオセルタミビルの予防投与(予防投与量:1 回量として2mg/kg を1 日1 回,10 日間内服)を検討する.

 乳児期後期(7か月から11か月)へは、タミフルの添付文書には記載はないが、安全性のデータが蓄積されてきており、十分な説明を行った上で、投与を考慮することが必要

このような情報から鑑みると、生後6か月までの赤ちゃんには基本タミフルは処方せず、7か月以上の場合は、グッタリとして元気のない子や基礎疾患を持っている子などは肺炎や脳症などの重症化予防のために、保護者としっかりと話し合ってからタミフル投与を決めるのが良いと思われます。

今シーズン、クリニックでは数名ほどインフルエンザに罹患した7か月~1歳未満の赤ちゃんがおり、保護者との話し合いでタミフルは使用しませんでしたが、今のところ皆さん元気に回復しています。

これからインフルエンザの流行がさらに本格化する時期です。

1歳未満のインフルエンザ治療はかかりつけ医としっかりと相談するようにしましょう!


花園観戦記

2015年01月05日 | 日記

年末はラグビーの聖地である大阪近鉄花園ラグビー場へ行ってきました

ほとんど知られていませんが、高校生の全国大会の合間に全国ジュニア(中学)大会も行われており、応援へ行ってきました。

花園ラグビー場は高校野球で言えば甲子園と同じで誰もがあこがれの競技場です

初めての花園だったので、行ったことのある方からは「死ぬほど寒いから完全防寒対策」を、と言われ物凄い厚着をして向かいましたが、気温は日中14-15度くらいあり拍子抜け

メイン競技場に入ると、お~、ここが毎年TVで観ている場所なのかぁ、と感動しました

芝の状態はばっちりで緑が大変キレイだったのが印象的です。

応援していた東京都選抜はスクール、中学校ともに残念ながら敗退

中学の決勝は長崎県選抜vs福岡県選抜、高校生と同じで西高東低の傾向があり、九州勢の強さが目立ちました。

ラグビースクールで一緒に頑張っていた子供たちが出場していることもあり、もちろん高校の全国大会も観戦しました。

今年の花園の目玉は、神奈川県で慶應義塾高校が桐蔭学園を破って出場していること!

初戦の沖縄コザ高校戦でしたが、マスコミからもかなりの注目度の中のゲームで、観客席も立ち見もいっぱいでした。間近で見た慶應ラグビーはやはり強い、うまい、すご過ぎ~

 

早稲田大学在籍中で日本代表の藤田選手が、弟が出ている東福岡高校へ応援に駆け付けていました。

藤田くん自身も何年か前に東福岡高校で出場し、花園を大きく沸かせたスター選手です。

よくTVで観るたくさんのスター選手がグランドまで足を運んでいました。

花園ってこんなにフレンドリーな感じの大会だったんだと、実際に行ってみて肌で感じられました。

10年前に花園でレフリーとして笛を吹けるチャンスも自分にもあったのが遠い過去となりましたが、またいちファンとして花園へ行ってみたいと思います