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千里の道も一歩から

プレーヤーズファースト

2017年03月24日 | 日記

2020年東京五輪に向けてプレーヤーズ(アスリート)ファーストという言葉を良く耳にするようになりました。

日本体育協会情報誌の特集「コーチも親もプレーヤーズファースト」の中で、日本サッカー協会の素晴らしい取り組みが載っていました

勝利至上主義が過熱し、指導者や親が勝ちにこだわり過ぎて、リスペクトすべきレフェリーの判定へも批判するなど、選手の能力が最大限にいかされるはずの環境が整えられずプレーヤーズファーストが置き去りにさえている現状を、ジュニアのレベルから改善するための努力をしていることです。

日本サッカー協会がU-12 (12歳以下)選手の大会で、良い行為に対してグリーンカードを提示する取り組みがその一つです。

例えば、怪我をした選手への思いやりの行為、意図していないファウルプレーでの謝罪、ボールが境界線から出てしまった時の自己申告やボールが遠くに出た際、相手ボールであっても蹴り出したチームの選手が取に行く、などフェアプレー精神を発揮した選手に対してグリーンカード」が提示されます。

 

ネガティブなイエローカードやレッドカードではない、ポジティブでなかなか良いアイデアで子ども達ももらうと嬉しいカードのはずです

この取り組みをラグビースクールの子供たちにもぜひ導入出来ればと思います

まずは普及活動から


卒団

2017年03月21日 | 日記

春のこの時期は卒業シーズンです。

桜の開花ももうすぐと言うのに、クリニックではインフルエンザB型や嘔吐、下痢の胃腸炎がこの時期にしては多い印象です。

昨日はお天気に恵まれ、息子たちが所属していたラグビー少年団の小学部、中学部の卒団式に参加してきました

少年団なので卒業ではなく卒団なんですね~

今年もたくさんの小中学生が新たなステージに旅立って行くことになり、これからの活躍が本当に楽しみです

過去最高の人数じゃないかと思われるくらいの保護者、父兄、OB達が集まり、予定時間を大きく過ぎるまで交流試合などで盛り上がった感じです。

緑いっぱいの芝のグランドではありませんが、幼児から60歳代までのラガーマンとお母さんラガーウーマン?がグランドを走り回る姿を観ていると、いつもほのぼのとしてホームグランドに帰ってきた~!と思える瞬間です。

ラグビー人気の影響もあり、10年前と比較すると倍以上の団員数となりグランドも少し手狭になるほど嬉しい悲鳴も

将来の日本代表目指して頑張れ~、チビッコラガーメン

中村医師の休診のお知らせ;火曜日午前の一般外来担当医

 3月28日(火)、4月25日(火)

この両日は学会のため中村医師はお休みとなり、一般外来診療は院長が担当となります。


おたふくかぜ流行続く

2017年03月16日 | 医療情報

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は5年に1度くらいの周期で大流行が見られますが、2016年の夏以降に流行していたものが今年に入っても終息しないまま、いまだ流行中のようです。

最近3年間の調査では、おたふくによる難聴(ムンプス難聴)の合併症は以前までの報告よりも多く、およそ1000人に1人くらの発症とも言われています

年齢が高くなると髄膜炎・脳炎・難聴・膵炎・睾丸炎・卵巣炎などの合併症の率は上がってきます。

おたふくかぜの予防にはやはりワクチンでの予防しかなく、予防接種により約90%は感染を防ぐことができます。

おたふくかぜの予防接種は、1989~1993年の4年間にMMR(麻しん・風しん・おたふく)3種混合ワクチンの接種後に無菌性髄膜炎の副反応が多かったことから、それ以降現在まで定期接種から外れ任意接種のままとなっています。

おたふくかぜの予防接種が定期化されていないのは先進国の中では日本くらいとワクチンギャップが残念ながらまだ埋まっていない現状です

日本が使用しているおたふくかぜワクチンによる無菌性髄膜炎の発症は、初回のワクチン接種年齢が高くなると起こりやすくなる傾向があるため、1~2歳までには初回接種を終え、就学時前のMR(麻しん・風しん)ワクチンⅡ期と同じタイミングで2回目を接種すると良いと思われます。

しっかりと抗体を持続させるためにはやはり2回接種が勧められます

おたふくかぜ予防接種の定期化の再開が早く実現して欲しいものです