今年スギ花粉の飛散量は、例年より多いと予測されています
日本気象協会によると、今年のスギ花粉の飛散開始時期は2月中旬で、3月上旬~中旬がピークになりそうです
関東地方では例年の約1.5倍、昨年の約2倍の飛散が予想されております。
それでは、いつごろから抗アレルギー薬を服用すれば良いのでしょうか?
以前までアレルギーの薬は効果までの発現が、2~4週間と長かったので、「1月中旬頃には予防投薬開始~」という感じでした。
しかし、現在主に使われている第2世代の抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ザイザル、クラリチン、ジルテックなど)やロイコトリエン受容体拮抗薬(シングレア、オノンなど)は服用後、治療効果が現れるのが早いことが知られています。
そのため、症状が出始めたなぁと思ってから服用しても十分効果があります。
花粉症の鼻症状が強い場合は、ステロイド点鼻薬の併用が効果的です。
点鼻薬の使用開始は、「症状が軽めの早い時期に開始し継続する」が基本です。
鼻症状がひどくなってから点鼻すると、刺激になりかえってくしゃみ連発という事になってしまいます
目薬も同様に、「症状が軽めの早い時期に開始」を!
昨年まで処方箋がなくてはもらえなかったアレグラなどの第2世代の抗ヒスタミン薬は、薬局でも手に入るようになっています。
花粉症の治療開始は、「軽い症状が出てから」が基本ということです
スギ花粉症持ちとしては、減感作療法のひとつ、舌下免疫療法(現在承認申請中:年内にも登場?)が手軽に外来で出来る日が待ち遠しいです