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千里の道も一歩から

経口補水液

2008年12月05日 | 医療情報

関西、山梨県とインフルンザが流行って来ています。
東京はもう少し寒くなってからでないと流行までは行かないのかもしれませんが、一部の地域では流行り始めているとか。

感染性胃腸炎の患者さんが多く、家族中に蔓延しているようです。
胃腸炎、特に嘔吐の時の水分の取り方では、以下のように注意しましょう

〇 おなかいっぱい飲んでしまうと嘔吐しやすくなります→少しずつ頻回にが基本
〇 嘔吐、下痢によって失われた水分と塩分を補うようにしましょう。。
〇 乳幼児の場合、母乳はやめる必要は特にありません。
〇 食事は、嘔吐が治まってから消化のよい食事から開始しましょう。

経口補水液とは、塩分や糖分が適切な割合で混ざった飲料水で、消化管で効率よく水分を吸収されるように考えられたものです。
これらの経口補水液を口から飲ませることで、点滴による苦痛を大幅に減らせます。

嘔吐があっても軽度~中等度の脱水なら、経口補水液を活用することで脱水を予防できます。

当クリニックでも、嘔吐時には市販されている大塚製薬のOS-1をお勧めしています。
嘔吐が頻回でも、スプーン一杯、もしくはペットボトルのキャップ一杯から、根気強く試してみることが必要です。

経口補水液 OS-1 http://www.otsukakj.jp/2products/02foods/index.html

【TV医療番組;放送予定】
12月5日(金)  NHK教育  PM8:30~
きょうの健康 『インフルエンザ徹底対策 Q&A』