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千里の道も一歩から

反復性耳下腺炎

2008年07月24日 | 医療情報

昨夜は岩手で大きな地震があり、その影響でこちらもかなり揺れました。まだ先月、岩手・宮城内陸地震が発生したばかりでびっくりです。

おたふくかぜと紛らわし病気で「反復性耳下腺炎」というのがあります。おたふくかぜと同じで耳下腺部が腫れるので、幼稚園や学校へ行って良いのか判断を迷う事があります。

耳下腺は何をしているかというと、ステノン管と呼ばれる管を通して口の中に唾液を送り込んでいます。顎下腺や舌下腺も同様です。小さな頃は、全般的に免疫力が弱いことに加え、このステノン管がうまく機能しないために、口の中の雑菌などが逆行して感染を起こすと考えられています。そのため、成長して12-13歳過ぎると自然に起こさなくなるようです。

問題のおたふくかぜとの違いを触っただけで判断するのは難しいですが、印象として耳下腺の腫れは”おたふくかぜでは大きく腫れ比較的やわらかい”、”反復性耳下腺炎では表面がごつごつする感じでちょっと固い”といった違いがあります。

いずれにしても耳下腺が腫れたらクリニックや病院で診察してもらわないといけないですね。

反復性耳下腺炎を繰り返すような場合には、普段から「うがいをよくする」、「耳下腺をマッサージする」などが知られています。
耳の後ろからほっぺにかけて、後ろから前に押してあげるようなマッサージで、口の中に唾液が出てくるのがわかるかと思います